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薬剤師の薬局での業務内容と働き方は?年収や向いている人も

13 hours ago

「薬剤師の薬局での仕事がよく分からない」という方もいるのではないでしょうか?薬局で働く薬剤師の業務は、調剤業務・服薬指導・薬歴管理・在宅訪問業務などです。この記事では、薬剤師の薬局での仕事や働き方、年収事情を紹介します。薬剤師が薬局で働くメリット・デメリットや向いている人の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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薬剤師の薬局での仕事とは

薬剤師の薬局での仕事は、主に以下の4つに分けられます。

  • 調剤業務
  • 服薬指導
  • 薬歴管理
  • 在宅訪問業務

ここからは、それぞれの仕事内容を詳しく見ていきましょう。

調剤業務

調剤業務とは、医師が発行する処方箋に基づき、適切な種類・量の薬を安全に患者へ提供することです。
まず、処方箋の内容と患者の情報(症状・年齢・アレルギーの有無など)を照らし合わせ、薬学的な視点からチェックします。疑問点や不明点がある場合は、処方医に直接問い合わせる「疑義照会」を行い、処方ミスや健康被害を未然に防ぐことも、薬剤師の役割です。

処方箋の内容に問題がないことを確認できたら、実際に薬を準備する「調製」の工程に入ります。調製とは、薬の計量や混合、分包・一包化などの作業を行うことです。最後に、調製した薬と処方箋の内容の照合・再確認を経て、患者への提供を行うのが、調剤業務の大まかな流れです。

服薬指導

服薬指導とは、処方薬の飲み方や服薬上の注意、副作用などを患者に説明し、安全に服用できるようサポートする業務です。
薬の提供を行う前には、現在の病状やほかの薬の服用状況などをヒアリングし、適切な薬を準備できているかを再度確認します。ほかの薬やサプリメント、健康食品などとの飲み合わせに関する説明を行ったり、患者からの質問に答えたりすることも、服薬指導の業務の一部です。

また、服薬中の患者からの質問や体調の変化に関する問い合わせに対応することもあります。

薬歴管理

薬歴管理とは、患者の服薬に関する履歴(薬剤服用歴)を作成・管理する業務のことです。調剤薬局では、薬による事故や副作用を未然に防げるよう、過去に合わなかった薬や、ほかの医療機関で処方されている薬、アレルギーの有無などの情報を一元的に記録・管理しています。

薬歴管理を行うことで、服用後の体調の変化や残薬の状況などの情報を正確に把握できるため、患者一人ひとりにより適切な服薬の提案が可能となる仕組みです。
薬剤師は、薬の提供前に薬歴を確認したり、服薬指導時のヒアリングをとおして得た情報を記録したりします。

在宅訪問業務

在宅訪問業務とは、在宅で療養を行う患者の居宅を訪問し、薬の提供や服薬指導を行うことです。在宅医療へ対応する体制を整えた一部の調剤薬局で実施されています。

在宅訪問業務における薬剤師の役割は、服薬の状況(残薬の有無)や、薬の効果・副作用の有無などを確認したうえで、新しい薬をセットすることです。飲み忘れや飲み間違いを防ぐために、カレンダーやケースを用いて薬を管理します。
訪問時の患者の体調や服薬の状況などで気付いた点を記録に残し、担当医や訪問看護師、ケアマネジャーなどに共有することも必要です。

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薬局薬剤師と病院薬剤師の違い

薬局と病院の薬剤師の違いの一つは、取り扱う薬の種類です。薬局薬剤師は、飲み薬や塗り薬のように、主に患者自身が自宅で使用する薬を中心に扱います。
一方、病院薬剤師は、麻酔薬や点滴薬、抗がん剤など、医療行為に用いる注射薬や専門薬の調剤も行うのが特徴です。病院薬剤師のほうが扱う薬の幅が広く、専門的な薬を扱う機会が多いでしょう。

また、薬局薬剤師と病院薬剤師は、関わる職種も異なります。薬局薬剤師の場合、処方箋を発行した医師だけでなく、訪問看護師やケアマネジャーなどとも連携をとりながら、在宅生活を支援するのが特徴です。
一方の病院薬剤師は、医療機関でチームの一員として働きます。そのため、医師や看護師、管理栄養士、理学療法士などと情報共有や意見交換を行う場面が多いようです。

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薬剤師の薬局での働き方

薬剤師の薬局での働き方は、職場によって異なることがあります。
ここでは、「大手チェーン薬局」と「個人薬局」を例として、薬剤師の働き方の違いを見ていきましょう。

大手チェーン薬局

大手チェーン薬局における薬剤師の働き方として、以下のような特徴が挙げられます。

  • 待遇が良い傾向にある
  • 業務の効率化が進んでいる職場もある
  • ほかの店舗への異動が発生する可能性がある

大手チェーン薬局は、マニュアルがきちんと整備されている傾向にあるため、研修制度やキャリアアップ制度が充実している職場を見つけやすいでしょう。
また、書類の記録や管理、情報の共有をデータで行うなど、業務の効率化が進められている職場もあります。

異動が発生する可能性がある点は、人によってはデメリットと感じるかもしれません。しかし、引越しや人間関係の悩みなど、転職・退職の理由になり得る事柄が発生した際に「異動」という選択肢を選べる点は、メリットにもなり得ます。

個人薬局

個人薬局での薬剤師の働き方には、以下のような特徴があります。

  • 患者との距離が比較的近い
  • スタッフの入れ替わりが少ない
  • 一般的な薬剤師業務以外の仕事を任されることがある

個人薬局の場合、かかりつけ薬局としての役割が大きく、長期的に利用している患者が比較的多いようです。そのため、患者一人ひとりとの距離が近く、親身なコミュニケーションを図りやすいでしょう
職場環境の面では、大手と比べて薬剤師をはじめとするスタッフの人数が少なく、スタッフの入れ替わりも少ない傾向にあります。

また、医薬品の在庫管理や発注、経理などの仕事を任されることがある点も、個人薬局の特徴です。個人薬局は職場ごとの特色が強く、職場によって業務や環境は異なる場合があります。

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薬局で働く薬剤師の年収事情

厚生労働省「第25回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告 -令和7年 実施 -(p.341)」によると、2024年度における、調剤薬局で働く薬剤師の給料・賞与・年収の平均は以下のとおりです。

  • 平均給料年(度)額:424万5802円
  • 賞与:54万8881円
  • 年収(※合計値):479万4684円

また、同資料(p.342)によると、保険薬局の店舗別数に見た薬剤師の給与内訳(2024年度)は、以下のようになっています。

店舗数 平均給料年(度)額 賞与 年収(※)
1店舗 403万3571円 37万941円 440万4512円
2~5店舗 447万6115円 47万2041円 494万8155円
6~19店舗 437万5118円 56万2740円 493万7858円
20~49店舗 464万1891円 51万1155円 515万3047円
50~99店舗 424万4287円 56万7859円 481万2146円
100~199店舗 367万2067円 70万3298円 437万5365円
200~299店舗 360万4684円 95万7292円 456万1976円
300店舗以上 409万888円 58万9001円 467万9889円

(※)平均給料年(度)額+賞与

参考:厚生労働省「第25回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告 -令和7年 実施 -(p.342)」

薬局薬剤師の給料を店舗数別に見ると、2~99ヶ所の店舗を展開する中小チェーンが比較的高い傾向にあります。一方で、1店舗のみの個人薬局や100店舗を超える大手チェーンの平均年収は、全体平均より低い結果です。

参考:厚生労働省「第25回医療経済実態調査の報告(令和7年実施)」

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薬剤師が薬局で働くメリット

薬剤師が薬局で働くメリットの一つは、かかりつけ薬剤師として地域住民の生活を支えられることです。薬局薬剤師は患者と直接コミュニケーションをとる機会が多いため、日々の業務のなかでやりがいを感じられます。また、継続的に薬局を利用する患者の症状が改善していく様子を見届けられる点も、薬局薬剤師の仕事の魅力です。

働き方の面では、ワーク・ライフ・バランスを保ちやすいことがメリットとして挙げられます。薬局薬剤師の仕事は、基本的には夜勤や当直が発生しません。さらに、時短勤務をはじめとするフルタイム以外の働き方を選択できる職場も多いため、仕事と私生活のバランスをとりながら無理なく働き続けられるでしょう。

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薬剤師が薬局で働くデメリット

薬剤師が薬局で働くデメリットは、業務がルーティン化しやすく、場合によってはやりがいを見出しにくいと感じることがある点です。薬局薬剤師の仕事は調剤業務と服薬指導が中心です。よって、安定性をメリットと捉える人がいる一方で、日々の業務が単調でモチベーションにつながりにくいと感じる人もいると考えられます。

また、扱う医薬品の種類に偏りが出やすく、最先端の臨床知識を学びにくいこともデメリットの一つです。薬局の場合、病院のように他職種と意見を交わし合うチーム医療の現場や、最新医療に触れる機会は限られるため、得られる知識の幅が狭くなりやすいでしょう。そのため、医療の専門職としてのスキルアップにつながる場面は、病院薬剤師と比べると少ない可能性があります。

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薬局薬剤師に向いている人の特徴

以下のような特徴に当てはまる場合、薬局薬剤師に向いている可能性があるでしょう。

  • 細かい作業が得意
  • ワーク・ライフ・バランスを重視した働き方をしたい
  • 地域医療に貢献したい

薬剤師の仕事では、ミリグラム単位の計量や複数の薬の一包化など、正確さが求められる仕事が多くあります。そのため、細かい作業が得意な人や慎重な性格の人に向いているでしょう。

また、薬局薬剤師の仕事は、ワーク・ライフ・バランスを重視して長く働き続けたい人や、地域住民の健康を長期的に支えたい人にもおすすめです。柔軟なシフトで働ける職場もあるため、理想に近い形で働ける求人を見つけやすいでしょう。

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薬局薬剤師は処方薬の調剤・販売や服薬指導を行う

  • 薬局薬剤師の主な仕事は、調剤業務・服薬指導・薬歴管理・在宅訪問業務の4つ
  • 薬剤師の働き方は、薬局の種類や規模によって変わることがある
  • 薬局薬剤師の平均年収は約480万円(2024年度)
  • 薬局薬剤師に向いている人は、細かい作業が得意な人や地域医療に貢献したい人など

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