豆知識
日本薬剤師会認証局とは?発行できる資格証や証明書を紹介
16 days ago

「日本薬剤師会認証局とは何を行っている機関かよく分からない」という方もいるのではないでしょうか?日本薬剤師会認証局は、薬剤師に関する資格証や証明書の発行を行う機関です。この記事では、日本薬剤師会認証局が発行する資格証や証明書の種類を紹介します。薬剤師資格証(HPKIカード)の申請方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
日本薬剤師会認証局とは
公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「日本薬剤師会認証局・薬剤師資格証について」によると、日本薬剤師会認証局とは、公益社団法人日本薬剤師会内に設置されている「薬剤師資格証」を発行する組織のことです。日本薬剤師会認証局は、厚生労働省より認証を受けた機関の一つとして、HPKIを使用した薬剤師資格証(HPKIカード)の発行を行っています。
HPKIとは、「Healthcare Public Key Infrastructure」の略で、保健医療福祉分野の公開鍵基盤のことです。日本薬剤師会認証局が発行する薬剤師資格証には、HPKIが組み込まれており、公的資格の確認機能を有する電子署名や電子認証ができる仕組みとなっています。
参考:公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「日本薬剤師会認証局・薬剤師資格証について」
日本薬剤師会認証局が発行する資格証・証明書の種類
日本薬剤師会認証局では、「薬剤師資格証(HPKIカード)」に加え、「デジタル薬剤師資格証」や「HPKIセカンド電子証明書」の発行も行っています。
ここからは、それぞれの資格証・証明書について詳しく見ていきましょう。
薬剤師資格証(HPKIカード)
公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「日本薬剤師会認証局・薬剤師資格証について」によると、薬剤師資格証とは、国が発行する薬剤師免許証を基に発行される、薬剤師であることを証明する物です。
薬剤師資格証はカード式のため、紙で発行される書類サイズの薬剤師免許証と比べて携帯しやすく、緊急時や災害時にも簡単に薬剤師の資格保有者であることを提示できます。
また、薬剤師資格証はICチップ内蔵で、電子的なHPKI証明書としても機能するため、電子署名にも活用が可能です。
e-Gov法令検索「薬剤師法 第26条」によると、薬剤師が薬を調剤した際には、調剤済みであることが分かるよう、処方箋に記名押印または署名しなければなりません。近年では、医療機関や薬局で電子処方箋の導入が進められているため、薬剤師資格証(HPKIカード)を利用した電子署名が求められる場面も増えていくことが予想されます。
参考:e-Gov法令検索「薬剤師法」
デジタル薬剤師資格証
公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「日本薬剤師会認証局・薬剤師資格証について」によると、デジタル薬剤師資格証とは、前述の「薬剤師資格証」の情報をスマートフォンなどの画面上で確認・提示できるものです。
マイナポータルより薬剤師資格証の発行を申請する場合、カードの資格証は発行されません。その代わりとして、券面を提示する場面では「デジタル薬剤師資格証」を利用できます。
デジタル薬剤師資格証は、ブラウザ上での表示だけでなくPDF版のダウンロード・印刷もできるため、災害時などで通信が使えない際にも、薬剤師資格の保有者であることの証明が可能です。
ただし、デジタル薬剤師資格証には、HPKI電子署名機能が備わっていません。よって、カードの薬剤師資格証を持たない方が電子署名を行う場合は、「HPKIセカンド電子証明書」を使用する必要があります。「HPKIセカンド電子証明書」については、次項をご覧ください。
HPKIセカンド電子証明書
公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「セカンド電子証明書」によると、HPKIセカンド電子証明書とは、「HPKI電子署名」を行うための電子証明書のことです。薬剤師資格証(HPKIカード)を保有していない方も、HPKIセカンド電子証明書を利用すれば電子署名を行えます。
HPKIセカンド電子証明書は、クラウドサーバ上で保管されており、生体認証機能付きスマートフォンやマイナンバーカードなどで認証を行うことで利用可能です。
そのため、薬剤師資格証を紛失・破損した場合でも、HPKIセカンド電子証明書を利用すれば、滞ることなく薬剤師の業務に従事できます。
参考:公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「日本薬剤師会認証局・薬剤師資格証について」
公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「セカンド電子証明書」
薬剤師資格証の申請方法
薬剤師資格証の申請方法は、紙(郵送)とマイナポータルの2つに分けられます。前述のとおり、マイナポータルから申請する場合は、カードの薬剤師資格証は発行されません。よって、薬剤師資格証(HPKIカード)が必要な場合は、紙による申請を行いましょう。
ここからは、それぞれの申請方法を解説します。
紙による申請の方法
公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「薬剤師資格証の取得方法について」によると、紙による薬剤師資格証の申請方法は以下のとおりです。
- 必要書類を揃える
- 申請書データ入力・申請書作成を行い、ダウンロードした申請書を印刷する
- 申請書に暗証番号の記入・署名を行い、顔写真を貼り付ける
- 申請書を必要書類とともに郵送する
- 案内メールに従って発行費用を支払う
申請書の作成は、公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「薬剤師資格証を申請する」から行います。
薬剤師資格証の発行申請には、住民票・本人確認書類のコピー・薬剤師免許証のコピー・顔写真が必要です。申請者の条件によっては、ほかの書類も必要となるケースがあります。必要な書類は、申請書作成を行う上記サイトの「申請前の準備」で確認できるため、事前に確認して漏れがないように準備しましょう。
なお、薬剤師資格証の発行費用は、非会員は2万6400円、日本薬剤師会会員は1万9800円です(2026年5月時点、税込)。
参考:公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「薬剤師資格証の取得方法について」
公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「薬剤師資格証を申請する」
マイナポータルによる申請の方法
公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「マイナポータルを利用したHPKI電子証明書発行申請(マイナポ申請)について」によると、マイナポータルによる申請方法は以下のとおりです。
- マイナポータルにログインし、「医療等分野の電子署名利用申請について」を開く
- マイナポータルにて必要な情報を入力し、本人確認書類の画像・薬剤師免許証の画像・顔写真の画像を添付して申請する
- 審査事務局から届く留意事項の確認メールに返信する
- 発行費用の支払いに関する案内のメールに従って発行費用を支払う
HPKI電子証明書の発行費用は、非会員は1万9800円、日本薬剤師会会員は1万3200円です(2026年5月時点、税込)。
マイナポータルから申請を行う際は、公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「日本薬剤師会認証局 マイナポータルを利用したHPKI電子証明書発行申請(マイナポ申請)の事前チェックリスト」に掲載されている注意点もあわせて確認しておきましょう。
参考:公益社団法人日本薬剤師会 日本薬剤師会認証局「マイナポータルを利用したHPKI電子証明書発行申請(マイナポ申請)について」
日本薬剤師会認証局は薬剤師資格証を発行する機関
- 日本薬剤師会認証局は、厚生労働省の認証を受けてHPKIカードを発行する機関の一つ
- 日本薬剤師会認証局では、薬剤師資格証や電子証明書などを発行している
- 薬剤師資格証(HPKIカード)を用いると、資格情報の提示や電子署名が可能
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