まとめ

妊婦さんと赤ちゃんの命を救う遠隔分娩監視システムを開発する企業

医師16 days ago

本記事では、妊婦さんと赤ちゃんの命を守る遠隔分娩監視システムを開発する企業を紹介します。
妊婦さんと赤ちゃんの命を守るには、早期の異常発見・対策が欠かせません。本記事で紹介するシステムを活用すれば、万が一異常が発生した場合も早期に発見できます。事前スクリーニングにも対応しているため、医療機関側はすぐに受け入れ体制を整えることが可能。産婦人科医など医療従事者の負担軽減にもつながるでしょう。
気になる方はぜひ、本記事を一読してみてください。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

メロディ・インターナショナル株式会社

メロディ・インターナショナル株式会社は、医療と健康をICTの力でサポートする企業です。「世界中のお母さんに、安心・安全な出産を!」を企業理念に掲げ、世界中の妊婦さんと医師のコミュニケーション・プラットフォームの構築を目指しています。

周産期遠隔医療プラットフォーム 「Melody i」

周産期遠隔医療プラットフォーム 「Melody i」
▲画像提供:メロディ・インターナショナル株式会社


Melody iは、遠隔で医師と妊婦さんをつなげるコミュニケーションプラットフォームシリーズです。モバイル「分娩監視装置iCTG(以下「iCTG」)」と「Melodyiクラウドサービス」で、遠隔から妊婦さんと赤ちゃんの健康状態を把握できます。さらに、「分娩監視セントラルシステムCentral i(以下「Central i」)」を利用すれば、複数台のiCTGのデータを一括でモニタリングが可能です。

Melody i シリーズの製品概要は以下のとおりです。

  • 「分娩監視装置 iCTG」
    周産期医療の新しいカタチをサポートする、小型のモバイル型CTGです。2つのトランスデューサで胎児の心拍と妊婦さんのお腹の張りを計測できます。妊婦さんが自分で装着(医療従事者の指導のもと)でき、医師や看護師との接触を減らせるため、感染症対策にもつながるでしょう。スマートフォンほどの重量で、完全コードレスなのもうれしいポイント。妊婦さんの移動を制限せずに計測できる点が魅力です。

計測したデータは、Wi-Fiやモバイルデータ通信でインターネットを通じてリアルタイムで閲覧できます。スマートフォンやタブレットなどのデバイス機器があれば、院外からも計測データの閲覧が可能です。
データはサーバに保存できるため、大量の計測紙を管理する必要がなく、紙資源のコスト削減につながるでしょう。もし紙のデータが必要な場合は、必要な部分だけをプリントアウトできます。

  • 「分娩監視セントラルシステム Central i」
    「iCTG」から送られてくるデータを複数同時に画面表示できるシステムです。
    院内にWi-Fi環境があれば、専用サーバの設置やネットワーク工事不要で利用可能。低コストかつ短期間で導入できます。
    院内ネットワークの構築はもちろん、インターネットを経由した広域セントラルの構築も可能。周産期センターに「Central i」を導入し、提携するクリニックに「iCTG」を導入することで、救急搬送時の胎児モニタリングも含めた周産期地域連携ネットワークの構築が可能です。
妊婦さんイメージ

海外活動

同社では「安心・安全な出産を世界の全てのお母さんへ提供する」という理念を掲げ、日本の優れた先進的な周産期医療を世界に広げる取り組みを実施しています。

発展途上国や新興国では、分娩監視装置(CTG)の普及率が低いこと、CTGのデータから結果を診断できる専門医が不足しているなどの理由から、周産期医療の医療体制に格差が生じているそうです。また、従来型のCTGは据置型で、かつ紙によるデータの印刷を前提として設計されているため、妊婦さんは専門の産婦人科医のいる医療施設まで足を運ばないといけません。しかし、「医療施設までの距離が遠すぎる」「医療機関までの車代や診察代を捻出できない」「医療機関まで付き添ってくれる人がいない」などの理由から、適切な診察を受けられない妊婦さんが多く存在するそうです。このことが、発展途上国・新興国における妊産婦の死亡率・周産期死亡率を押し上げる要因になっています。

同社では、さまざまな協力機関と手をたずさえ、タイや南アフリカ、ブータン王国などの新興国に赴き、周産期遠隔医療プラットフォーム「Melody i」と、遠隔医療対応の「Fetal Monitor iCTG」の導入を実施。さらに、遠隔妊婦健診システムや、SNSを使ったCTG情報共有システムなどを導入し、医療資源の格差解消につなげています。

周産期医療の体制整備の問題は、海外だけの話ではありません。
日本国内においても体制が十分とはいえず、妊婦さんの受け入れ拒否が起こったり、周産期医療を担当する医師が不足していたりと、多くの課題を抱える現状があります。
同製品は、国内の周産期医療の現場が抱える課題の解決の一助となることでしょう。気になる方はぜひ、同社のWebサイトを訪れてみてはいかがでしょうか。

■詳細情報
メロディ・インターナショナル株式会社
Melody i

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

関連記事

介護福祉業界に関わるすべての人を笑顔にするサポートサービス

NEWまとめ

介護福祉業界に関わるすべての人を笑顔にするサポートサービス

紙カルテなどの機密文書を安心して保管・廃棄できるサービス

NEWまとめ

紙カルテなどの機密文書を安心して保管・廃棄できるサービス

現場と患者さんとのコミュニケーション力アップに寄与する組織

NEWまとめ

現場と患者さんとのコミュニケーション力アップに寄与する組織