業務効率アップと患者さんの負担軽減を叶える3つのITサービス

医療機関の業務には、事務的なものも多くあります。たとえば、入院や手術時に発生する資料や同意書の作成、診療予約の対応、医療費の精算など。これらの業務は思った以上に作業工数がかかり、医療従事者だけでなく、患者さんにとっても大きな負担になっているのが現状です。
そこで本記事では、業務負担を軽減させ、さらに患者さんを笑顔にする画期的なサービスに注目しました。
ご紹介するのは、院内文書を管理できるアプリケーションサービス、医療機関向けの支援サービス、医療費専門の会計決済サービスです。
「現場の業務効率化を図りたい」「患者さんの待ち時間を削減したい」といった悩み対策の一環として、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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株式会社ジェイメック

1995年の創設当時から株式会社ジェイメックが守り続けているのは、「for the patients’ smile（患者さんの笑顔のために）」という信念です。その想いのもと、「医療と美容の融合を通じて人々の『美と健康』への願いを実現する」ことを理念として掲げ、日々尽力しています。
同社で展開しているメイン事業は、医療用機器の輸出入・卸売および開発・製造・販売です。臨床現場を支える医科・歯科向けの医療機器やホームケア、診療サポートなどの製品提供を行うほか、導入後のサポート支援にも対応。また、常に最新情報を発信するべく、学術的な活動も活発に行っています。

同社は国内企業であるがゆえに、商社として輸入医療機器を提供するだけでなく、国産医療機器メーカーとして自社製品の開発も行っていることが大きな特徴です。特定メーカーの日本法人ではないことを強みに、医療現場の多様なニーズに応える多くの製品を取り扱っています。
今回ご紹介するのは、院内業務のサポートサービスとして2023年4月にリリースされた院内文書管理アプリ「Digitab x Sign」。同アプリは、医療従事者の業務効率化を図ることを目的に開発されました。

院内文書管理アプリ「Digitab x Sign」

Digitab x Sign（デジタブサイン）は、同意書から美容医療契約書まであらゆる医療文書を電子化・ペーパーレス化して管理・保存できるアプリです。
タブレットPCを使用して簡単に、かつスムーズに書類管理を行えるのが特長。印刷の準備や版の管理、患者さんへの受け渡し、ファイリングなど、これまで膨大な業務時間を費やしていた書類管理がタブレットPC1台に集約できます。
また、情報はクラウドサーバーに保管されるため、必要なときに簡単に探し出せることも同アプリの魅力です。

導入によるメリット

デジタブサインを導入すると、書類を保管する労力だけでなく、控えのコピーを取るという手間も省くことができ、書庫を確保する必要もありません。そのため、業務の効率化を図れるだけでなく、院内の環境美化にもつながるなど、さまざまなメリットを得ることが可能です。
さらに、状況によっては、書類作成に必要なプリンター機器の準備やメンテナンス料、書類の配送・郵送費、廃棄費といったコストの削減も叶えられます。また、保管・管理業務で発生する工数も削減でき、仕事の生産性向上や職員のパフォーマンス向上も期待できるでしょう。

オンライン上で行われる電子署名・電子契約のニーズは年々高まりつつあります。ペーパーレス化による恩恵は大きく、何より紛失するリスクがないという点も導入メリットの一つです。
同アプリには、長期的に電子保存できる電子証明書やタイムスタンプ機能が搭載されているため、医療情報システムに関するガイドラインをクリアしていることも注目ポイント。セキュリティ対策が万全なため、安全に書類管理を行えます。

デジタブサイン誕生のきっかけは、とあるクリニックからの「同意書・契約書の管理に時間がかかって困る」という相談だったそうです。
リリースまでの開発期間は約1年。今後、さらに同アプリが広く活用されれば、多くの医療現場で人手不足解消にも役立つことでしょう。

■詳細情報
株式会社ジェイメック
Digitab x Sign

株式会社テクノクレア

目まぐるしい変化を遂げるAI時代。株式会社テクノクレアでは、最新技術に遅れを取らぬよう常に技術力を磨き、現場目線のサービス提供に注力しています。また、顧客のニーズに寄り添うシステム開発に尽力している同社。Webシステム・スマホアプリの企画や提案をはじめ、設計、実装、運用に至るまでトータルサービスを展開しています。

豊富な事業の中から本記事で取り上げるのは、医療機関向けの支援サービス「医療DX」です。ITによるワンストップサービスを実現し、さまざまな業務の効率化を図ることができます。

ITのチカラで開業をサポート「医療DX」

多くの医療機関で近年、業務のIT化が進んでいます。カルテや資料作成など、あらゆるアナログ作業がどんどんデジタル化し、医療従事者の業務効率が日々改善しているところも多いでしょう。
そのITのチカラに注目した同社では、クリニックや病院の開業支援を行うITサポートサービスを確立。開業する際のホームページやリーフレットなどの制作から、運営、ブランディングまでトータル的なサポートを提供しています。

医療DXの特長

医療DXは、開業医の先生の声により誕生したサービスです。
特長は、「制作プラン」と「運用プラン」によるワンストップサービスを実現できること。ホームページの制作から運用まで一貫したサポート体制により、IT知識の有無に関わらず安心して依頼することができます。
また、クリニックや病院のコンセプトを意識した、想いをカタチにするブランディング戦略も魅力の一つといえるでしょう。ユーザーへ想いをリアルに伝えられることで、個々で抱く印象のミスマッチを回避することができます。
そのほかに、社内デザイナーが制作に携わっていることも注目すべきポイントです。スムーズな連携により、スピーディな対応を可能としています。

制作プランは、［ライトプラン］［スタンダードプラン］［プレミアムプラン］の3つを展開。完全おまかせコースをはじめ、オリジナルのページを複数制作することも可能です。こだわりあふれるホームページや、充実したコンテンツを作成したい場合にも臨機応変に対応しており、要望を叶えたい方にとって最高のサービスといえるでしょう。

スタッフも患者さんも使いやすい診療予約システム「PLASIC」

PLASICは、医療DXサービスの一つであるオンライン診療予約システムです。
ホームページに同予約システムを組み込むことで、オンラインによる診療予約が可能。24時間対応を実現させることができるため、患者さんの待ち時間を削減できるだけでなく、スタッフの業務負担も軽減できます。
最大の特長は、管理がとてもラクな点。予約や患者さんの情報などを一括管理できます。予約のキャンセルもオンラインで簡単にできるため、患者さんも連絡しやすいと好評です。医療機関側にとっては直前のキャンセルを回避でき、電話対応の手間を省けるという大きなメリットを得られるのも魅力といえるでしょう。

導入を検討する際は、6ヶ月の無料お試しプランの利用がおすすめです（2024年1月現在実施中）。実際に使用する患者さんやスタッフの意見を取り入れつつ、じっくりと検討してみてはいかがでしょうか。

■詳細情報
株式会社テクノクレア
医療DX
PLASIC

株式会社メディカルファイナンステクノロジーズ

医療費あと払い事業を担う株式会社メディカルファイナンステクノロジーズ。2004年に開始した「医療費あと払い」サービスは、2023年11月時点で3,000超の医療機関や薬局などに導入されています。
どのような医療受診形態であっても、すべての患者さんに対応できるようなサービスの拡充に尽力している同社。診察券だけで受診できる本当のキャッシュレス時代の実現化に向けて取り組み続けています。

医療費のキャッシュレス化を実現した「医療費あと払い」

同サービスは、通院時の支払いを「あと払い」にできる医療費専門の会計決済サービスです。
患者さんの医療費を同社が立て替えて支払う、というシンプルな点が特長。導入することで、患者さんの会計の待ち時間を省けるだけでなく、医療業務や集金業務の負荷を軽減できるなど、さまざまなメリットを得られます。
また、Webブラウザ上で完結するサービスなので、導入コストの負担を気にすることなくすぐにキャッシュレス化を実現できることも大きな利点です。

多くの医療機関・薬局で同サービスが選ばれるのには、以下のような「理由」が挙げられています。

・立て替え払い100％による未収対策
・会計の待ち時間短縮による患者満足度の向上
・医事業務の分散化による医療従事者の負担軽減
・時間外診療時の活用

患者さんにとって、会計時の待ち時間を短縮できるのは大きなメリットといえるでしょう。
特にがんの治療で通院している方などは、病院に留まる時間が長くなるほど身体的な負担がかかってしまいます。治療後すぐ帰宅できることで身体的負担を軽減でき、感染症などのリスクも回避できるのは非常にうれしいことです。

同サービスはオンライン・電話診療時の決済にも対応しており、来院の有無に関わらず導入を検討できます。コロナ禍では感染対策の一環として、サービス導入に踏み切った施設も多くあったようです。

導入いただいたお客様の声

医療費のキャッシュレス化を実現した導入施設の声をご紹介します。ぜひ導入を検討されている方は参考にしてみてください。

・金融機関の制限なく、患者さまにご案内できる点が良い
・導入前と比べて、集金業務にかかる時間が短くなった
・患者さま宅で料金の精算をする必要がなくなり、大きなメリットを感じる
・口座振替に付随する経理や事務業務が削減され、圧倒的に楽になった
・観光シーズン中に訪れる来院者の待ち時間の問題を解消できた

やはり多数の医療機関で聞かれた声は、「患者さんの会計時の待ち時間を解消したい」というものでした。
課題解決に向けて導入に踏み切った病院や薬局では、大きな導入効果を実感。発熱外来での活用を検討したり、さらなる利便性の向上に努めたりと、さまざまな取り組みに期待を寄せています。

■詳細情報
株式会社メディカルファイナンステクノロジーズ
医療費あと払い

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