まとめ

介護現場の声を反映!業務効率化や人材育成に力を注ぐ組織

介護職・ヘルパー6 months ago

介護業務を行うなかで「業務の効率化を図りたい」「介護士としての知識を身に着けたい」と考えている介護士はきっと多いでしょう。本記事では、介護現場の声をもとに業務効率化に役立つシステム・製品の開発を行う企業や認知症予防に関するプログラム・認定資格を展開している法人をご紹介します。

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エヴォーブテクノロジー株式会社

広島県福山市に拠点を置くエヴォーブテクノロジー株式会社。介護施設向けアプリケーション開発や電子機器の設計、製造を行っている企業です。同企業では、介護支援システム「Mine’sシリーズ」や移動式洗面台「てあらいふ」など介護現場で役立つ製品やサービスを展開し、介護士の業務負担軽減や利用者さまの快適な生活をサポートしています。

持ち物を簡単・正確に管理できる「持ち物チェックくん」

短期や中期の滞在期間で利用されるショートステイ。入退所の多さに比例して持ち物チェックに要する時間も増えており、介護士の業務負担が大きいことが問題となっています。そんな問題点を解消するために開発されたのが、同社の介護支援システム「持ち物チェックくん」。利用者さまの持ち物管理システムとして活躍しています。便利かつ操作が簡単な同システムの使い方は以下の通りです。

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▲画像提供:エヴォーブテクノロジー株式会社


カメラで持ち物を撮影

入所時に利用者さまの持ち物を専用のカメラで撮影します。写真なので細かい特徴を記入する手間を省けることがうれしいポイントです。一度撮影した写真はデータとして残るので、入所の度に撮影する手間も省けます。

一覧画面で編集

持ち物の写真リストが自動で作成されます。持ち物編集ページでは、持ち物名やメモ、色、柄などの情報も入力可能。写真だけでも分かりやすいのですが、情報を登録することで退所時のチェックや管理がさらに楽になるでしょう。

退所時の持ち物チェック

退所時は持ち物一覧を表示し、準備ができたものにチェックを入れることが可能です。現物と写真を見比べながら行えるので、スムーズにチェックができて業務時間の短縮が叶います。

持ち物チェックの時間を短縮することで、利用者さまとの時間をしっかり確保でき、介護ケアの充実にもつながるでしょう。

さまざまな場面に合わせて使える「マルチサニタリー」

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▲画像提供:エヴォーブテクノロジー株式会社


洗髪や清拭、口腔ケア、手洗いなどサニタリーを必要とする業務を1台で完結できる移動式洗面台「マルチサニタリーハイグレード(昇降付FRP)」。使用する人の体格に合わせて昇降レバーで洗面台の高さを調節可能なので、子どもから高齢者まで幅広い世代の方が快適に利用できます。また、車椅子に乗ったままでも利用可能。介護士の移乗による負担や利用者さまの転倒リスクなどの軽減が期待できるでしょう。
そのほか、同製品の特徴として設置場所を自由に変えられることが挙げられます。背面のタンクから給水・排水を行うので、水道工事は不要です。また、ポータブル電源搭載でコンセントが不要なため、設置場所の選択肢が広がるでしょう。キャスター付きで移動が楽に行えるので、朝は玄関先、昼は食堂など必要に応じた場所への設置が叶います。
感染対策や衛生管理に力を入れていきたい介護士の方は、同製品の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

■詳細情報
エヴォーブテクノロジー株式会社
持ち物チェックくん
マルチサニタリー

特定非営利活動法人認知症予防サポートセンター

認知症の共生と予防に注力しているNPO認知症予防サポートセンター。認知症予防支援や認知症予防に関わる人材育成、調査研究開発、普及啓発に取り組んでいる法人です。
同法人では、自治体などに向けて認知症予防に関する情報提供や技術的支援、人的支援を実施。各地域の住民の方々に、認知症予防の輪が広がっていくことを目指しています。

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▲画像提供:NPO認知症予防サポートセンター


仲間と一緒に取り組む「認知症予防プログラム」

同法人が実施している「地域型認知症予防プログラム」は、認知症予防(発症遅延)の効果が期待できる行動の習慣化と、高齢者が活動を継続し普及することを目標としたグループ活動です。プログラムは、サポートや役割の遂行など集団としての機能を発揮できるように少人数グループで実施。プログラムを通して「エピソード記憶」「注意分割機能」「計画力」を鍛えます。
同法人では、従来の「地域型認知症予防プログラム」をもとに「脳いきいきシリーズ」を開発し、ウォーキングやSNSを使って認知機能を鍛えるプログラムも展開しています。
また、高齢者用集団認知機能検査「ファイブ・コグ」の実施用ビデオを販売し、オンデマンド研修も行っています。
そのほか、認知症予防事業に関するオンライン研修を開催。場所や時間を問わず、自分のペースで学べることもうれしいポイントです。

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▲画像提供:NPO認知症予防サポートセンター


「認知症予防ファシリテーター®」

「認知症予防ファシリテーター®」は、認知症予防のための取り組みやプログラム活動の支援を行う人材育成のために同法人が創設した認定資格です。「認知症予防ファシリテーター®2級」「認知症予防ファシリテーター®1級」の2段階があり、資格認定試験は年に1回実施。認知症予防やプログラムの運営に必要な知識が問われる内容が出題されます。
介護の知識やスキルアップを図りたい方は、資格取得を視野に入れてみるのも良いかもしれません。

※ 「認知症予防ファシリテーター®」はNPO認知症予防サポートセンターの登録商標です。

■詳細情報
特定非営利活動法人認知症予防サポートセンター
認知症予防プログラム
認知症予防ファシリテーター®

株式会社リリアム大塚

株式会社リリアム大塚は、医薬品や食品・飲料の物流を中心に事業展開している大塚ホールディングス株式会社のグループ会社です。同社では、腎領域に関する医療機器および関連商品の研究開発、製造販売を実施。大塚グループ企業理念「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」のもと、日本だけでなく世界中の人々の健康に貢献する製品開発に取り組んでいます。

排尿タイミングの予測を支援「リリアムスポット®2」

測定シーン
▲画像提供:株式会社リリアム大塚


同社の超音波を用いた医療機器製品の開発・製造ノウハウを活かし、介護領域向けに開発された「リリアムスポット®2」。膀胱内の尿のたまり具合を確認できるヘルスケア家電(非医療機器)です。膀胱の位置に超音波を当てることで、尿のたまり具合や排尿後に尿が出し切れているかを確認できます。
同製品は操作が簡単で、初めての方も使いやすい工夫が施されていることも魅力の一つ。音声ガイダンス機能を搭載しており、音声に沿った操作を行うだけで尿のたまり具合が分かります。また、操作ボタンが1つのみのシンプルなデザインなので、操作方法に迷うこともないでしょう。さらに、10段階の目盛り表示で膀胱内の尿のたまり具合の確認が可能。介護士はもちろん利用者さま自身も排尿タイミングを把握でき、トイレ誘導など排泄ケア業務の効率化を図れるでしょう。

目盛り表示
▲画像提供:株式会社リリアム大塚


アプリと連携して記録も可能

「リリアムスポット®2」は、通信アプリ対応版もあります。同製品に対応した通信アプリ「ノコポ®・パーソナル」をインストールすることで、製品本体に搭載されているスピーカーの音波を活用し、スマートフォンへ測定結果を送ることが可能です。同アプリでは、1回毎の測定結果の記録だけでなく排尿前後で測定・記録することで、次回の排尿タイミングの目安を知らせてくれます。また、毎回の排尿量や排尿後の尿のたまり具合を記録することで、排尿日誌としても活用できるでしょう。
同製品は7日間や30日間の短期有償貸出サービスを行っています。実際に使用したうえで導入を検討したい方にもおすすめです。

※「リリアムスポット」および「ノコポ」は株式会社リリアム大塚の登録商標です。

■詳細情報
株式会社リリアム大塚
リリアムスポット®2

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