職種・資格情報
サービス提供責任者になるには?資格要件や必要なスキルを紹介
4 months ago

「サービス提供責任者になるにはどうすれば良いかよく分からない」という方もいるでしょう。サービス提供責任者になるには、介護福祉士の資格取得や介護福祉士実務者研修の修了などが必要です。この記事では、サービス提供責任者の資格要件や仕事内容について紹介します。サービス提供責任者として働くメリットについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
サービス提供責任者になるには資格が必要?
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「訪問介護のサービス提供責任者」によると、サービス提供責任者になるためには、以下のいずれかの資格要件を満たす必要があります。
- 介護福祉士
- 介護福祉士実務者研修修了者
- 旧介護職員基礎研修修了者
- 旧ホームヘルパー1級課程修了者
介護職員基礎研修とホームヘルパー1級課程は、すでに廃止となっているものの、すでに取得している場合は、資格要件として有効となります。
よって、現在、上記のどの資格も有していない方がサービス提供責任者を目指す場合は、「介護福祉士」または「介護福祉士実務者研修了者」の要件を満たすことが必要です。
介護福祉士資格
厚生労働省「ページ5:介護福祉士の資格取得方法」によると、介護福祉士の資格を取得するには、「養成施設ルート」「実務経験ルート」「福祉系高校ルート」「EPAルート」のいずれかの条件を満たし、介護福祉士国家試験に合格することが必要です。
社会人から介護福祉士の資格を取得する場合は、介護職の実務経験を3年以上を積み、介護福祉士実務者研修を修了した後、介護福祉士国家試験を受けるルートが主流でしょう。
介護福祉士実務者研修
厚生労働省「制度改正の概要」によると、介護福祉士実務者研修とは、介護福祉士養成施設(2年以上の養成課程)と同等水準の到達目標が設けられた研修です。
介護福祉士実務者研修には、受講要件がないため、誰でも受講できます。ただし、未経験で介護職に入職した方や介護職の経験が浅い方の場合、難易度が高いと感じる可能性もあるでしょう。
介護福祉士実務者研修の研修時間は、450時間以上となっており、研修修了に6ヶ月程度かかるのが基本です。なお、訪問介護員研修や介護職員基礎研修など、特定の研修をすでに修了している場合は、一部の科目の受講が免除となります。そのため、場合によっては、より短い期間で、介護福祉士実務者研修を修了することが可能です。
また、介護福祉士実務者研修は、昼間課程以外に、夜間課程や通信課程などもあるため、働きながらの資格取得もしやすいでしょう。
参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「訪問介護のサービス提供責任者」
厚生労働省「ページ5:介護福祉士の資格取得方法」
厚生労働省「介護福祉士養成施設等における『医療的ケアの教育及び実務者研修関係』」
最短でサービス提供責任者になるには?
社会人からサービス提供責任者になる場合は、介護福祉士実務者研修修了者の要件を満たすのが最短ルートです。そのため、サービス提供責任者になりたいと考えている方は、介護福祉士実務者研修の受講・修了を視野に入れ、日々の業務をとおして知識や技術を身に付けていくと良いでしょう。
また、介護職の基礎知識から確実に身に付けていきたい方は、介護福祉士実務者研修を受講する前に、介護職員初任者研修を受講するのもおすすめです。厚生労働省「実務者研修における『他研修等の修了認定』の留意点について」によると、介護職員初任者研修とは、介護の入門的な研修の一つです。介護職員初任者研修は、介護福祉士実務者研修と比べると科目数が少なく、難易度も低いため、介護職未経験の方も受講しやすいでしょう。
なお、介護職員初任者研修を修了すると、介護福祉士実務者研修における130時間分の研修受講が免除されます。
参考:厚生労働省「介護福祉士養成施設等における『医療的ケアの教育及び実務者研修関係』」
サービス提供責任者になるにはどんなスキルが必要?
サービス提供責任者になるうえで必要なスキルには、以下のようなものがあります。
- コミュニケーション能力
- アセスメントスキル
- 情報処理能力
- 指導力
サービス提供責任者は、利用者や家族、介護職員や事業所外の他職種など、多くの人と関わる場面があります。そのため、業務を円滑に進めるうえでは、高いコミュニケーション能力が必須となるでしょう。
また、サービス提供責任者は状況を正しく把握し、利用者に適したサービス内容を提案したり、職員に必要な指示を出したりする役割を担っています。そのため、アセスメントスキルや指導力、情報処理能力などがあると、業務で役立てられるでしょう。
サービス提供責任者の仕事内容
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「訪問介護のサービス提供責任者」によると、サービス提供責任者の主な仕事内容には、以下のようなものがあります。
- 訪問介護計画の作成
- 利用者との面談
- サービス担当者会議への出席
- 訪問介護員との同行訪問
- 事務作業(文書や集計表の作成など)
サービス提供責任者は、利用者一人ひとりにあったサービスを提供できるよう、サービス利用に関する計画書を作成したり、定期的に利用者や家族との面談を行ったりします。また、質の高い介護サービスを提供するため、職員への情報共有や指導を行うのも、サービス提供責任者の役割の一つです。
さらに、事業所によっては、サービス提供責任者の業務として、事業所のサービス提供実績のとりまとめや介護報酬の請求に関する事務作業などを行うこともあります。
このように、サービス提供責任者の仕事内容は、主に事業所での業務が中心となるのが特徴です。そのため、一般の介護職員と比べると、利用者の居宅を訪問し、介護サービスを提供する場面は少なくなるでしょう。
サービス提供責任者とサービス管理責任者の違い
サービス提供責任者と混同されやすい職種の一つが、「サービス管理責任者」です。サービス提供責任者とサービス管理責任者は、主に活躍する場所や扱うサービスの内容に違いがあります。
厚生労働省「障害福祉サービスにおけるサービス管理責任者について」によると、サービス管理責任者とは、主に障がい福祉サービス事業所において、サービス提供全般の管理や職員に対する指導などを行う責任者のことです。サービス管理責任者は、障がい者福祉サービス事業所への配置が義務付けられており、主に療養介護や生活介護、就労支援などの障がい福祉サービスの提供に関わる業務に携わっています。
一方で、サービス提供責任者は、主に訪問介護事業所で、訪問介護に関するサービス計画の作成や介護職員の管理・指導などを行うのが特徴です。
参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「訪問介護のサービス提供責任者」
厚生労働省「障害福祉サービスにおけるサービス管理責任者について」
サービス提供責任者として働くメリット
サービス提供責任者として働くメリットには、「スキルアップやキャリアアップにつながる」ことや、「給与アップが期待できる」ことなどが挙げられます。
スキルアップやキャリアアップにつながる
サービス提供責任者は、サービスの利用計画の作成やサービス事業所全体の管理などを行います。一般の介護職員と比べると、より幅広い業務に携わる必要があるため、サービス提供責任者の仕事をとおして、介護に関する知識を深められたり、自身のスキルアップにつなげられたりすることもあるでしょう。
また、サービス提供責任者は、働くなかで身に付けた知識や経験を活かして、ケアマネジャーや管理者を目指すことも可能です。そのため、サービス提供責任者として十分に経験を積んだ後は、ケアマネジャーや管理者へのキャリアアップを目標とするのも良いでしょう。
給与アップが期待できる
サービス提供責任者として働くメリットの一つは、給与アップが期待できることです。厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、訪問介護事業所において、月給・常勤で働く介護職員の平均給与額は、以下のとおりとなっています。
- サービス提供責任者:36万7190円
- サービス提供責任者でない介護職員:32万2800円
2024年の調査では、サービス提供責任者と一般の介護職員の平均給与額は、4万円ほど差がある結果となっています。昇給の条件は職場によって異なるものの、介護職員からサービス提供責任者になると、基本給がアップしたり、資格手当が支給されたりする可能性が高いと考えられるでしょう。
参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」
サービス提供責任者になるには特定の資格の取得が必要
- サービス提供責任者になるには、介護福祉士資格の取得や実務者研修の修了が必要
- 社会人からサービス提供責任者になるには、介護福祉士実務者研修の修了が最短ルート
- サービス提供責任者になるには、コミュニケーションスキルや情報処理能力が重要
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