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薬剤師の給料はどのくらい?勤務形態別や職場別の平均を紹介
13 hours ago

「薬剤師の給料はどのくらいなのかよく分からない」という方もいるでしょう。薬剤師の給料は、勤務形態や年齢、職場などによって相場が異なる場合があります。この記事では、薬剤師の給料を性別・年齢別・地域別・職場別に紹介します。薬剤師の給料をアップさせる方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
薬剤師の給料の平均はどのくらい?
薬剤師の給料は、雇用形態によって平均が異なります。ここでは、一般労働者と短時間労働者の場合の薬剤師の平均給与額をみていきましょう。
一般労働者
政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」によると、企業規模計が10人以上の企業における、薬剤師の給料の平均は、以下のとおりです。
- きまって支給する現金給与額:43万800円
- 年間賞与その他特別給与額:82万3600円
上記の金額から年収換算(きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額)すると、薬剤師の平均年収は約599万円となっています。
短時間労働者
政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 短時間労働者 職種」によると、企業規模計が10人以上の企業において、短時間労働している薬剤師の給料の平均は、以下のとおりです。
- 1時間当たり所定内給与額:2639円
- 年間賞与その他特別給与額:9万5000円
短時間労働者の場合、一般労働者と比べて、年間賞与その他特別給与額が低いのが特徴です。短時間勤務では、賞与が支給されないケースも多くみられます。そのため、年収換算した場合に、一般労働者との給料の差が大きくなることもあるでしょう。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」
政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 短時間労働者 職種」
薬剤師の給料:性別
政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」によると、企業規模計が10人以上の企業における、男女別の薬剤師の給料は以下のとおりです。
| 性別 | きまって支給する現金給与額 | 年間賞与その他特別給与額 |
|---|---|---|
| 男性 | 47万2500円 | 84万1200円 |
| 女性 | 39万5800円 | 80万8800円 |
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」
女性の場合、妊娠・出産・育児などのライフイベントによって、退職したり、雇用形態を短時間勤務に変更したりするケースが多い傾向にあります。そのため、給料や年間賞与の平均金額が、男性に比べると低くなりやすいと考えられるでしょう。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」
薬剤師の給料:年齢別
政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」によると、年齢別にみた薬剤師の給料は以下のとおりです。
| 年齢区分 | きまって支給する現金給与額 | 年間賞与その他特別給与額 |
|---|---|---|
| 20~24歳 | 33万2300円 | 1万1400円 |
| 25~29歳 | 36万7900円 | 59万4900円 |
| 30~34歳 | 40万9100円 | 73万4900円 |
| 35~39歳 | 42万7000円 | 101万7400円 |
| 40~44歳 | 44万9100円 | 107万1900円 |
| 45~49歳 | 47万1900円 | 100万9700円 |
| 50~54歳 | 52万5600円 | 114万100円 |
| 55~59歳 | 52万4300円 | 80万1000円 |
| 60~64歳 | 50万900円 | 84万1900円 |
| 65~69歳 | 41万3700円 | 62万9700円 |
| 70歳~ | 36万2400円 | 31万900円 |
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」
薬剤師の給料は、年齢が上がるにつれ、金額も高くなる傾向にあるようです。なお、上記の調査の場合では、薬剤師の給料は50~54歳でピークに達しています。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」
薬剤師の給料:都道府県別
政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 都道府県別」によると、都道府県別にみた薬剤師の給料は、以下のとおりです。
| 都道府県 | きまって支給する現金給与額 | 年間賞与その他特別給与額 | 平均年収(※) |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 37万5100円 | 78万5000円 | 528万6200円 |
| 青森県 | 42万8900円 | 61万7100円 | 576万3900円 |
| 岩手県 | 48万8800円 | 78万7900円 | 665万3500円 |
| 宮城県 | 39万2900円 | 100万2800円 | 571万7600円 |
| 秋田県 | 42万6600円 | 117万3400円 | 629万2600円 |
| 山形県 | 42万1500円 | 91万3100円 | 597万1100円 |
| 福島県 | 39万1900円 | 99万100円 | 569万2900円 |
| 茨城県 | 42万7300円 | 115万800円 | 627万8400円 |
| 栃木県 | 45万900円 | 126万6300円 | 667万7100円 |
| 群馬県 | 39万1900円 | 93万9500円 | 564万2300円 |
| 埼玉県 | 39万7000円 | 70万3300円 | 546万7300円 |
| 千葉県 | 48万3500円 | 51万6500円 | 631万8500円 |
| 東京都 | 41万6300円 | 109万6900円 | 609万2500円 |
| 神奈川県 | 40万9600円 | 80万5100円 | 572万300円 |
| 新潟県 | 49万3600円 | 94万6200円 | 686万9400円 |
| 富山県 | 40万7300円 | 96万8600円 | 585万6200円 |
| 石川県 | 43万7900円 | 95万900円 | 620万5700円 |
| 福井県 | 42万5600円 | 102万900円 | 612万8100円 |
| 山梨県 | 49万5400円 | 15万200円 | 609万5000円 |
| 長野県 | 47万5200円 | 88万1500円 | 658万3900円 |
| 岐阜県 | 42万6200円 | 100万1800円 | 611万6200円 |
| 静岡県 | 45万2800円 | 121万8800円 | 665万2400円 |
| 愛知県 | 48万100円 | 55万2600円 | 631万3800円 |
| 三重県 | 45万8500円 | 91万6000円 | 641万8000円 |
| 滋賀県 | 40万9700円 | 91万1200円 | 582万7600円 |
| 京都府 | 41万8500円 | 92万5700円 | 594万7700円 |
| 大阪府 | 40万8800円 | 79万2200円 | 569万7800円 |
| 兵庫県 | 37万1600円 | 104万3100円 | 550万2300円 |
| 奈良県 | 41万4300円 | 97万4100円 | 594万5700円 |
| 和歌山県 | 43万6300円 | 123万2900円 | 646万8500円 |
| 鳥取県 | 42万100円 | 96万3600円 | 600万4800円 |
| 島根県 | 36万4000円 | 101万7200円 | 538万5200円 |
| 岡山県 | 35万9200円 | 82万5100円 | 513万5500円 |
| 広島県 | 54万100円 | 67万6000円 | 715万7200円 |
| 山口県 | 46万5400円 | 129万4600円 | 687万9400円 |
| 徳島県 | 41万1200円 | 95万1700円 | 588万6100円 |
| 香川県 | 43万6600円 | 109万7700円 | 633万6900円 |
| 愛媛県 | 43万3600円 | 98万6500円 | 618万9700円 |
| 高知県 | 45万4700円 | 55万2300円 | 600万8700円 |
| 福岡県 | 40万300円 | 59万7600円 | 540万1200円 |
| 佐賀県 | 44万6700円 | 86万2500円 | 622万2900円 |
| 長崎県 | 39万300円 | 91万6300円 | 559万9900円 |
| 熊本県 | 58万3800円 | 61万2800円 | 761万8400円 |
| 大分県 | 47万2500円 | 110万2000円 | 677万2000円 |
| 宮崎県 | 38万6700円 | 46万9500円 | 510万9900円 |
| 鹿児島県 | 46万7700円 | 36万9400円 | 598万1800円 |
| 沖縄県 | 39万7900円 | 70万1500円 | 547万6300円 |
(※)きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額で換算
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 都道府県別」
きまって支給する現金給与額が高い都道府県は、1位が熊本県、2位が広島県、3位が山梨県、4位が新潟県、5位が岩手県です。なお、平均年収の金額順でみると、1位が熊本県、2位が広島県、3位が山口県、4位が新潟県、5位が大分県となっており、一部順位が変わる結果となっています。
このように、東京都や大阪府、福岡県などの都市部より地方都市のほうが、薬剤師の給料は高くなりやすい傾向にあるようです。その背景には、地方都市における薬剤師不足や人口に対する薬剤師の人数のバランスなどの問題が関係していると考えられます。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 都道府県別」
薬剤師の給料:職場別
薬剤師の給料は、職場によっても相場が異なります。職場別にみた薬剤師の年収の相場は以下のとおりです。
- 病院:400~600万
- 調薬局:450~650万
- 製薬会社:600~800万
- ドラッグストア:500~700万
製薬会社やドラッグストアの場合、病院や薬局に比べると、薬剤師の給料が高く設定されているところが多い傾向にあるようです。ただし、職場のある地域や企業規模などによって、給料の相場や昇給の幅が変わることもあるでしょう。
また、調剤薬局やドラッグストアで働く薬剤師の場合、店舗の運営や管理に携わる管理薬剤師になると、給与がアップする傾向にあります。
厚生労働省「第25回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告(令和7年11月26日公表)の概要」によると、2024年度の保険薬局における管理薬剤師と薬剤師の「平均給料年(度)額+賞与」の金額は、以下のとおりです。
- 薬剤師:480万2997円
- 管理薬剤師:726万1788円
管理薬剤師の場合、一般的な薬剤師と比べると、平均年収が200万円以上高くなっています。そのため、年収をアップさせたい薬剤師は、薬局やドラッグストアで働き、管理薬剤師を目指すのもおすすめです。
参考:厚生労働省「中央社会保険医療協議会 総会(第630回)議事次第」
薬剤師とほかの医療従事者の給料の違い
政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」によると、薬剤師以外の医療従事者の給料の平均は、以下のとおりです。なお、ここでは、企業規模計が10人以上の場合の金額としています。
| 職種 | きまって支給する現金給与額 | 年間賞与その他特別給与額 |
|---|---|---|
| 医師 | 102万5900円 | 106万9300円 |
| 歯科医師 | 90万9200円 | 44万4800円 |
| 助産師 | 39万9600円 | 101万400円 |
| 診療放射線技師 | 37万5600円 | 99万1300円 |
| 看護師 | 36万3500円 | 83万5000円 |
| 臨床検査技師 | 34万3300円 | 92万3800円 |
| 参考:薬剤師 | 43万800円 | 82万3600円 |
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」
薬剤師は医療職の中でも、給料が比較的高い職種であるといえます。
ただし、職場によっては、残業時間が多く、「勤務量に対して給料が低い」と感じる方もいるようです。そのため、薬剤師が就職先を探す際は、給料の金額だけでなく、勤務時間や業務量などに見合った給料が設定されているかどうかも、事前に確認しておくことが大切でしょう。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」
薬剤師の給料をアップさせるには
ここでは、薬剤師の給料をアップさせる方法を2つ紹介します。
職場の昇給の条件を確認する
薬剤師の給料をアップさせたい場合は、職場の昇給の条件を確認することが大切です。たとえば、薬剤師が管理職などに昇進した場合、職場によっては、基本給がアップしたり、役職手当がついたりすることもあるでしょう。
ただし、昇給の条件や金額などは職場ごとに異なります。そのため、薬剤師が給料アップを目指して転職する場合は、昇進・昇給制度が整っている職場や、昇給の幅が大きい職場などを選ぶのがおすすめです。
資格を取得する
薬剤師は、業務で活かせる資格を取得することで、給料をアップさせられることもあるでしょう。
薬剤師に関する資格の代表的なものに、認定薬剤師や専門薬剤師の資格があります。認定薬剤師とは、専門分野に関する一定の知識があることを認定するための資格です。一方、専門薬剤師は、専門分野に関して、より高度で専門性の高い知識を身に付けていることを認定する資格となっています。認定薬剤師や専門薬剤師の資格については、複数の認定団体が存在し、領域・専門分野ごとに資格の種類が分けられているのが特徴です。
職場によっては、認定薬剤師や専門薬剤師をはじめとする、特定の資格を保有している場合に、資格手当が支給されることがあります。そのため、給料が高い職場で働きたいと考えている薬剤師は、資格手当の制度が設けられている職場を探したり、資格取得を自身のキャリアプランに組み込んだりすると良いでしょう。
薬剤師の給料は職場や勤務形態などによって異なる
- 薬剤師の給料の平均は、年齢・働く地域・職場の種類などによって異なる
- 薬剤師の給料は、医療職の中でも比較的高い傾向にある
- 薬剤師は資格を取得することで、給料がアップすることがある
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