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多角的な視点でリハ対象者のQOLを向上!専門職の研鑽にも有用性あり

リハビリテーションに関わる専門職には、日々の介入において、常に多角的な視点と柔軟なアプローチが求められています。
本記事では、質の高い支援を形づくるためのツール、臨床の一助となるような知見について幅広くご紹介します。みなさまの新たな気づきや支援となれば幸いです。

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第一医科株式会社

第一医科株式会社は、1953年の創業以来、耳鼻咽喉科領域に特化した医療機器専門メーカーとして日本の医療現場を支え続けている企業です。現場のドクターやメディカルスタッフの声に真摯に耳を傾け、医療機器開発に取り組み、“真に求められる製品づくり”に尽力してきました。近年では産官学連携を通じた新たなアイデアの創出にも注力しており、その誠実かつ柔軟な姿勢は多くの医療従事者から高い評価と信頼を得ています。

目まぐるしい変化を伴う医療環境の中で、同社では現場と患者さまのニーズに応える製品開発を続けるとともに、さらなる海外展開の推進を目指しています。

喉頭摘出術後の嗅覚困難感にアプローチする「嗅覚リハビリテーション器具 りすめる」

喉頭摘出後は手術前と呼吸の通り道が変わるため、鼻を通した呼吸ができなくなり、匂いの成分が鼻の奥にある嗅覚細胞へ届かなくなり嗅覚障害が生じます。そのため、喉頭摘出術後の患者さまに関わる言語聴覚士は、「声(発声)」の再獲得だけでなく、「においが分からない」「食事がおいしくない」という切実な悩みを訴える方に直面することが多いといわれています。このような嗅覚困難感を抱えている喉摘者の割合は86%を超え(九州喉摘会の調査より)、患者さまのQOL(生活の質)を大きく低下させる要因となっています。

そんな現場の課題解決として、言語聴覚士とタッグを組み、国内で製品化されたのが「嗅覚リハビリテーション器具 りすめる」です。同器具は、患者さまが諦めずに前向きなリハビリに取り組めるよう、以下の優れた特徴を備えています。

欧米で有効性が報告されている「NAIM法」を採用

りすめるボトル

▲画像提供:第一医科株式会社


「りすめる」には、喉頭摘出後に再び鼻へ気流を誘導するための方法である「NAIM法(Nasal Airflow Inducing Maneuver)」が採用されています。NAIM法は、口を閉じた状態で下顎を下に引き下げて口腔内に陰圧を作り、鼻腔へ空気を引き込みます。同手法は、欧米で有用性が報告されている訓練法であり、この手法を安全かつ効果的に習得できる点が「りすめる」の最大の魅力です。

匂いを嗅ぐ動作を「視覚的」に確認できる

りすめるボトルで嗅覚リハビリを行う様子

▲画像提供:第一医科株式会社


これまでの嗅覚リハビリにおける最大の壁は、患者さま自身が「見えない空気の流れ(正しい気流)を作れているか分からない」という点でした。
その悩みに寄り添う構造になっている点も「りすめる」の特徴の一つです。鼻先オリーブを鼻孔に当てて正しく気流を生み出すと、ボトル内に「弾ける泡」が発生します。「泡が出る=正しく空気を引き込めている」と直接目視で確認でき、同時に空気の気流を鼻でしっかりと体感できる仕組みです。匂いを嗅ぐという動作を視覚的に確認しながら嗅覚機能の再習得につなげます。正しい訓練を実感しやすいため、患者さま自身がモチベーションを高く保ちながら毎日のリハビリを行えるようになるでしょう。また、言語聴覚士やご家族など周りのサポートが、継続的なリハビリに繋がります。
※指導している様子「りすめるブログ

匂いのある生活は、季節の移ろいを感じたり、毎日の食事の喜びを取り戻したりと、日常の豊かさにも直結します。嗅覚困難感ゼロを目指し製品化された同社の嗅覚リハビリテーション器具「りすめる」は、多くのリハビリ現場の心強い味方となってくれるはずです。

■詳細情報
第一医科株式会社
嗅覚リハビリテーション器具 りすめる

一般社団法人キネシオテーピング協会

一般社団法人キネシオテーピング協会は、加瀬建造氏が考案した「キネシオテーピング®法」の普及を目的に、1984年に設立された団体です。現在は日本国内の7支部に加え、米国本部を中心に世界90か国以上で活動を展開しています。「キネシオテーピング®で世界の健康を創る」というミッションのもと、健康に問題を抱える人々の課題解決に寄与し、新しい人生や生活を創り出すことを目指しています。また、正しい知識と技術を広めるため、指導員の育成や資格認定制度の運営にも注力しています。

キネシオテーピング®法とは

キネシオテーピングを貼付している画像
▲画像提供:一般社団法人キネシオテーピング協会


キネシオテーピング®法は、伸縮性のある専用テープを貼付することで、身体本来の力を活かし、良好な状態を保つアプローチです。主に「筋肉の動きを補う」「健やかな巡りをケアする」「違和感を和らげる」「身体全体のバランスを整える」といった働きが期待されます。
皮膚層への刺激を通じて体内環境を健やかに導く独自のメカニズムは、滑らかな動作の維持に寄与。医療や介護の現場では、専門的な知見に基づく手法として、リハビリテーションや日々のメンテナンスに広く取り入れられています。

ADLの質向上に寄与する技術を証明「CKTT資格試験 キネシオテーピング協会認定トレーナー」

キネシオテーピング®法を受講
▲画像提供:一般社団法人キネシオテーピング協会


「CKTT」は、キネシオテーピング®法の基礎を修得し、適切に実践できることを証明する協会公認の資格です。日常生活や職域での活用を目指す方を対象としており、上位資格である「CKTP(療法家)」や「CKTI(指導員)」へと繋がるキャリアの出発点に位置付けられています。

リハビリスタッフが本資格を取得する臨床的メリットは、皮膚・筋肉・筋膜・リンパなど多角的な視点により、身体機能を見立てる評価技術を習得できる点です。講習では「スクリーニングテスト」による全体像の把握から、「関節可動域検査」「整形外科テスト」や筋肉テストを用いた機能不全部位の特定まで、根拠に基づいたアプローチの手順を学びます。

こうした確かな「見立て」に基づいたテーピング技術は、対象者のADL(日常生活動作)の質向上に大きく貢献します。単に違和感のある部位に貼るだけでなく、スムーズな動きを妨げている部位を評価し、適したテーピングを選択。身体が持つ本来のポテンシャルを引き出し、スムーズな動作獲得を力強く後押しします。

また、CKTT取得のための基礎講座は、基本的なキネシオテーピングを習得できる内容で構成されています。実技を深く学べる対面実習はもちろん、通信制基礎講座も完備。多忙な医療・介護従事者も場所を選ばず自分のペースで挑戦できる環境が整っています。
理論と実習を体系的に学ぶ経験は、臨床における対応の幅を広げ、質の高いケアを実現する自信へと繋がるでしょう。

※「キネシオテーピング®」は、KINESIO IP, LLC(加瀬建造氏が中心となり設立:キネシオテーピングに関する知的財産を管理・保有する企業)の登録商標です。

■詳細情報
一般社団法人キネシオテーピング協会
CKTT資格試験 キネシオテーピング協会認定トレーナー

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