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医療事務のレセプト業務ができないと感じる理由と対処法を紹介

3 days ago

「医療事務のレセプト業務ができない」と悩んでいる方もいるでしょう。医療事務のレセプト業務が「できない」と感じる主な理由には、ミスが重なったり、業務に時間がかかったりすることが挙げられます。この記事では、医療事務のレセプト業務ができないと感じる理由や対処法について紹介します。医療事務のレセプト業務についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

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医療事務のレセプト業務ができないと感じる理由

医療事務のなかには、「レセプト業務ができない」という悩みや不安をもつ方もいるでしょう。ここでは、医療事務のレセプト業務ができないと感じやすい主な理由を3つ紹介します。

医療事務が未経験でレセプト業務が覚えられない

医療事務が未経験で入職した場合、レセプト業務に関して覚えることが多く、「自分にはできない」と感じることもあるでしょう。
医療事務のレセプト業務を行ううえでは、診療報酬の制度や病気・薬の名称など、多くの専門知識を身に付けることが必要です。それに加え、基本的なレセプト作成方法や点検方法などを覚える必要もあります。

そのため、レセプト業務に関する十分な知識が身に付くまでは、途中でつまずくこともあるでしょう。特に、医療事務未経験の場合は、経験者との知識の差を感じることも。その結果、「レセプト業務はできないかも」と、自信をなくすケースもあると考えられます。

レセプトの作成に時間がかかる

医療事務が、「レセプト業務ができない」と感じる理由には、レセプトの作成に多くの時間がかかることも挙げられるでしょう。医療事務が作成するレセプトは、原則翌月の10日までに審査支払機関へ提出する必要があります。そのため、月末から月初にかけて、レセプトの業務に追われる医療事務も多く、職場によっては残業が発生することもあるでしょう。

このように、特に業務が多い期間において、自身のレセプト業務の進捗が悪いと、「周囲に迷惑がかかる」と不安になることも。そのようなプレッシャーから、レセプト業務に対して「できない」と考えるようになる場合もあると考えられます。

レセプトが差し戻しになる頻度が多い

自身が作成したレセプトが差し戻しになる頻度が多いことも、レセプト業務ができないと感じる理由の一つです。医療事務が作成したレセプトは、審査支払機関へ提出後、内容の審査が行われます。そして、内容に問題がないことが確認された後、医療機関へ診療報酬が支払われるのが基本の流れです。なお、審査支払機関での審査において、レセプトの内容に不備が確認された場合は返戻(差し戻し)されるため、再請求するには訂正などの処理が必要となります。

このように、レセプト業務におけるミスは、診療報酬の支払時期の遅れや業務の増加につながることも。そのため、レセプトが返戻されることが続くと、「レセプト業務は自分にはできない」と感じやすくなるでしょう。

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医療事務のレセプト業務とは

レセプト業務とは、医療機関などで行った保険診療に対する費用を、保険者に請求する際に必要となる「レセプト(診療報酬明細書)」を作成・提出する業務のことです。レセプト業務に携わる医療事務は主に、患者の診療情報を入力したり、入力データの点検を行ったりします。なお、レセプト業務では、レセコン(レセプトコンピュータ)と呼ばれるレセプト専用のコンピュータを使用するのが特徴です。

レセプトには、患者の基本情報や保険証の情報、診療に関する内容、診療点数などを記入します。そのため、レセプトは患者ごと、来院ごとに作成するのが基本です。なお、外来患者の場合は来院・診療を行う日に、入院患者の場合は月末にまとめてレセプトを作成するのが一般的でしょう。

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医療事務のレセプト業務ができないと感じたら?

医療事務のレセプト業務ができないと感じたら、勉強方法を見直したり、資格の取得を目指したりするのがおすすめです。ここでは、医療事務におすすめのレセプト業務の勉強方法と資格を紹介します。

医療事務におすすめのレセプト業務の勉強方法

レセプト業務ができないと感じる医療事務の方は、できないポイントを明確にし、その作業に対する知識を深めたり、慣れるまで練習したりするのがおすすめです。

たとえば、専門用語や診療報酬に対する知識が不足しており、レセプト業務がうまくできないと感じている場合は、まず参考書やインターネットなどを活用し、十分に知識を身に付ける必要があります。一つひとつの知識を深めたうえで業務に取り組むと、どのような点に注意すべきかを理解しやすくなり、効率良く業務を進められるようになるでしょう。

医療事務におすすめのレセプトに関する資格

医療事務のレセプト業務は、資格の取得を目指して勉強すると、不足している知識や技術を補えることもあるでしょう。ここでは、レセプトに関する知識が身に付く、医療事務におすすめの資格を紹介します。

医科2級医療事務実務能力認定試験

医科2級医療事務実務能力認定試験とは、全国医療福祉教育協会による認定資格の一つです。全国医療福祉教育協会「医科2級医療事務実務能力認定試験」によると、医科2級医療事務実務能力認定試験では主に、診療報酬明細書作成技能を含む診療報酬に関する知識や、医療関連法規に関する知識が問われます。

上記Webサイトに公表されている、医科2級医療事務実務能力認定試験の概要は以下のとおりです(2025年11月17日現在)。

                                                
項目概要
試験日時年に3回実施(2025年度は6月・11月・3月)
試験時間120分
試験内容学科問題(マークシート)
- 医療関連法規に関する知識:10問
- 診療報酬請求に関する知識:10問
実技問題(診療報酬明細書作成)
- 外来:1問
- 入院:1問
受験資格なし
合格基準正答率6割以上

参考:全国医療福祉教育協会「医科2級医療事務実務能力認定試験」

医科2級医療事務実務能力認定試験は例年、1年に3回実施されているため、自身の勉強の進捗に合わせて受験しやすいのが特徴です。また、一般受験の場合は原則、自宅での受験となります。そのため、試験地まで赴く必要がなく、地方に住んでいる方も受験しやすいでしょう。

医療事務技能審査試験

医療事務技能審査試験とは、一般財団法人日本医療教育財団による認定資格の一つです。一般財団法人日本医療教育財団「技能審査認定 医療事務技能審査試験(メディカル クラーク (R))」によると、医療事務技能審査試験では主に、医療機関などにおける受付業務や診療報酬請求事務業務に関する知識が問われます。

なお、医療事務技能審査試験には、医科と歯科の2種類あるのが特徴です。医療事務技能審査試験に合格すると、合格した試験の種類によって、「メディカルクラーク (R)(医科)」または「メディカルクラーク (R)(歯科)」の称号が付与されます。

医療事務技能審査試験の概要は以下のとおりです(2025年11月17日現在)。

                                                
項目概要
試験日毎月(土日を中心に複数回実施)
試験時間計120分(学科:50分、実技:70分)
試験内容学科問題(入力・選択方式)
- 医療事務知識:60問
実技問題(入力・選択方式)
- 患者接遇:2事例
- 診療報酬明細書(出来高請求)の作成:2症例
- 基本診療料および特掲診療料の計算:15問
- (医科)1日分の外来会計の点検・病名との突合:2症例
- (歯科)治療の流れの点検・病名との突合:2症例
受験資格なし
合格基準学科試験および実技試験の各々の得点率が70%以上

参考:一般財団法人日本医療教育財団「技能審査認定 医療事務技能審査試験(メディカル クラーク (R))」

医療事務技能審査試験は実施頻度が高いうえ、学科と実技の2科目の試験終了後、直ちに試験結果を確認できます。そのため、万が一不合格となった場合も、再受験の計画を立てやすいのが特徴です。
また、医療事務技能審査試験は、前述の「医科2級医療事務実務能力認定試験」と同様に、個人受験の場合は自宅のパソコンで受験できます。そのため、医療事務として働きながらの受験もしやすいでしょう。

参考:全国医療福祉教育協会「医科2級医療事務実務能力認定試験」
一般財団法人日本医療教育財団「技能審査認定 医療事務技能審査試験(メディカル クラーク (R))」

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医療事務のレセプト業務ができないときは勉強法を見直そう

  • 医療事務のレセプト業務ができないと感じる理由の一つには、知識の不足が挙げられる
  • 医療事務はレセプト業務を行うのに時間がかかり、「できない」と感じることもある
  • 医療事務のレセプト業務ができないと感じたら、資格取得を目指すのもおすすめ

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