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医薬品管理を強化!現場の課題を解決する製品・サービスを紹介
an hour ago

医療現場において、医薬品を安全かつ安定的に供給することは、質の高い医療を提供するうえで不可欠です。その実現のためには、日々の業務における正確性の向上や効率化、そして予期せぬ事態への備えといった、多角的な視点が欠かせません。
本記事では、現場が抱える課題に対し、「医薬品管理」という側面から強化に貢献する注目の製品・サービスをご紹介します。
株式会社エボリューションクリエイト
大阪市北区に本社を構える株式会社エボリューションクリエイト。2006年の設立以来、システム開発・構築から監視カメラ・指紋照合装置などのセキュリティ業務まで幅広く手がけています。
同社には、システムアナリストをはじめとする有資格者が在籍しており、専門性の高い技術力が強みです。その技術力を活かし、薬剤発注・在庫管理システム「e-MEG3」を通じて、医療機関の業務効率化をサポートしています。
薬局業務の効率化をサポートする薬剤発注・在庫管理システム「e-MEG3」
日々の薬剤発注や在庫管理、店舗間の医薬品融通など、薬局業務は多岐にわたります。「発注数が把握しきれない」「デッドストックを減らしたい」「薬局間で在庫情報をスムーズに共有したい」といった悩みを抱えている薬剤師の方も多いのではないでしょうか。そんな現場の課題を解決するのが、薬剤発注・在庫管理システム「e-MEG3(イーメグスリー)」です。

「e-MEG3」は「e-Medicinal-Evolution-Group」の略で、医薬品管理の進化をサポートするシステムです。最大の特長は、クラウドを活用することで、医薬品の発注から在庫管理までを一元化できる点。一店舗の薬局から複数店舗を展開するグループ、さらには病院まで、規模を問わず柔軟な運用が可能です。各店舗の在庫状況をリアルタイムで正確に把握し、店舗間での在庫移動もスムーズに行えるため、デッドストックの大幅な削減が期待できます。
また、昨今の医薬品供給が不安定な状況下で注目される「地域支援体制加算」の追加加点要件、「同一グループではない薬局への医薬品融通」にも対応。近隣薬局と連携し、在庫を共有・売買する機能も備えているため、地域医療への貢献にも繋がります。
さらに、ハンディターミナルの活用により、発注・入庫・出庫・棚卸といった作業負担を軽減できるのも魅力です。JANコードやGTINコードを読み取るだけで作業が完了するため、手入力によるミスを防ぎ、事務作業時間を短縮できるでしょう。
同システムがもたらすメリットはそれだけではありません。複数ある取引卸業者への発注も、システム上でボタン一つで完了します。業者ごとに発注方法を変える手間やミスを減らせるでしょう。そして、在庫管理機能も充実しています。品目ごとに発注点を設定しておけば、自動で発注が必要な医薬品をリストアップし、品切れや過剰在庫を防止。万が一、不動在庫となってしまった場合でも、グループ薬局間や近隣薬局との連携機能を使えば、在庫の融通がスムーズに行えるため、デッドストックの軽減に大きく貢献するでしょう。
ほかにも、バラバラだった業務の運用ルールを統一でき、経営分析に役立つさまざまな帳票やCSVデータの出力も可能です。医薬品の購入価格も一括で変更できるなど、管理業務全体の効率化を実現します。
医薬品在庫の適正管理を実現し、煩雑な業務から薬剤師を解放する同システム。患者への服薬指導や専門業務に集中できる環境を整え、薬剤師の心強いパートナーとなるでしょう。

■詳細情報
株式会社エボリューションクリエイト
薬剤発注・在庫管理システム e-MEG3
株式会社吉田印刷所
「世界で一番ムダの無い印刷会社」という目標を掲げる株式会社吉田印刷所は、大正9年に創業した新潟県五泉市にある印刷会社です。
100年以上にわたる歴史のなかで培われた高い印刷技術に加え、業務を効率化する管理システムを自社で構築する開発力も強み。ビジネス向け印刷から薬袋、おくすり手帳などの製造まで幅広く対応し、技術力を活かして社会的な課題にも目を向けたソリューション提案を行っています。
災害時の初動に特化した特別仕様の薬袋「災害備蓄用薬袋【防災用品】」
地震や水害など、いつ起こるか分からない大規模災害。災害時、薬局ではどのような事態が想定されるでしょうか。停電による電子機器の停止で普段の薬袋が印刷できなかったり、限られた人員で患者から正確な服薬情報を聞き出すことも困難になったりするかもしれません。そんな極限状況下での医療活動を支えるために開発されたのが、同社の「災害備蓄用薬袋」です。

同製品は、東日本大震災での支援活動を機に開発されたもので、そこには現場の医療従事者たちの声も反映されています。電力・人員・物資が著しく不足する「災害時の初動」に特化して作られた本製品の特長は、主に以下の3点です。
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おくすり手帳の役割を果たす
患者が避難所を移動しても、薬袋を見れば医師や薬剤師が服薬状況を把握できます。これにより、薬の重複投与や副作用のリスクを軽減し、より適切な治療へと繋げることが可能です。 -
「一人一枚」で完結する効率性
内服薬と外用薬の両方を一枚に記入できる様式のため、物資が限られるなか効率的に使えます。日付欄も複数あり、繰り返し使用できる点も、現場の負担を減らす工夫の一つです。 -
現場のニーズに応えた大容量サイズ
「現場では大容量の袋が必要」という被災地からのリアルな声をもとに、B5サイズを採用。かさばりがちな吸入薬なども含めて複数の薬を一つにまとめられるため、患者への手渡しもスムーズに行えるでしょう。

実際に東日本大震災の際には、被災地の薬剤師会へ数十万枚が緊急支援されました。当時を知る薬剤師からは「最初は見慣れない薬袋だと思ったが、使ってみると非常に便利だった」「薬剤師の知恵の結集だ」といった声が寄せられています。
災害は、いつどこで起こるか予測できません。だからこそ、備えが重要になります。同製品を防災用品として備蓄しておくことは、いざというときに迅速かつ適切な医療を提供する一助となり、地域の患者の命と健康を守ることに繋がるでしょう。
同製品について、さらに詳しく知りたい方はWebサイトをチェックしてみてください。
■詳細情報
株式会社吉田印刷所
災害備蓄用薬袋【防災用品】
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