お役立ち情報
スキマ時間に記録・学習できる!アプリやオンラインサービスを提供する企業
a year ago
近年では、アプリやオンラインを活用して情報収集する様はどこでも見られる光景になってきました。多くの医療現場においても、AIを導入して業務効率化や利便性を図るところが増えてきています。
そこで本記事では、アプリの開発やオンラインセミナー・学習などのサービス提供を行う企業に注目してみました。アトピーの経過を記録できるアプリや、学びながら国際交流ができるオンラインセミナー、医療従事者の自己学習におすすめのオンライン学習サービスなど、医療現場での活用につながるサービスばかりです。スキマ時間を有効活用して学習に取り組みたい看護師の方はぜひチェックしてみてください。
アトピヨ合同会社
アトピヨ合同会社は、2021年3月に設立されたアトピー患者向けアプリ「アトピヨ」の開発・運営を担う企業です。アトピー性皮膚炎の分野において、医療機関や製薬会社と連携し合い、アトピー分野の調査・研究・製品開発・疾患啓発に役立て、アトピー患者に還元することを目指しています。
アトピーの経過が分かる記録アプリ「アトピヨ」
同アプリは、画像記録によりアトピー症状の経過をたどることができるものです。日本初の「アトピー見える化アプリ」として、2018年7月にスマートフォン向けアプリがリリースされました。2023年8月時点で2.4万ダウンロードを記録。5.5万枚に上る投稿画像を有し、同じ疾患の悩みを抱えるユーザーと情報を共有し合える場として多くの患者に利用されています。また、2023年8月に新たなリリースの拡充が行われ、さらに多くのアトピー患者に利用してもらうことを目指しています。
同アプリの特徴は経過を記録できることだけに留まりません。ほかのユーザーが投稿した画像の中から同じ症状を見つけて、悩みを解消につなげることができます。さらに、利用料は無料で、匿名で気軽に投稿できるのも魅力ポイント。薬の記録として利用したり、非公開設定で自分だけの記録用として活用することも可能です。かゆみの強度は6段階で表示でき、部位や症状の画像と一緒に記録できます。そのため、診察の際に医師に皮膚症状の経過を細かく伝えられることもメリットの一つです。
厚生労働大臣賞など数々の賞を獲得した同アプリ。ユーザーからの高い指示も得ており、今後も革新的なイノベーションを起こしていくことでしょう。
アトピー患者の悩みに寄り添ったアプリ開発
年々増加傾向にあるアトピー性皮膚炎の患者数。日本には約125万人ものアトピー患者がいると言われています。幼児期・小児期・思春期の発症をきっかけに寛解・再発を繰り返し、大人になっても慢性的症状に悩んでいる人も多いことでしょう。
同社代表も幼少期にアトピー性皮膚炎を発症していたうちの一人です。幼少期よりアレルギー疾患に苦しんできた経験からアプリ開発に着手。スマートフォン向けアプリを開発するために、プログラミングを一から学びはじめたそうです。制作時には、アンケート調査で得たアトピー患者の生の声を参考にしたり、悩みを抱えた人と話をしたり、独自の方法で情報収集を行い、改良を重ねて現在のアトピヨが完成しました。実体験に基づいて誕生したアプリは、多くのアトピー患者の闘病生活に役立てられています。
また、現在では、国立研究開発法人AMED支援の下、京都府立医大・慶大などの教育機関と共にビッグデータ解析も進めています。今後、アプリによる新薬の開発やマーケティング、オンライン診療などが実現すれば、医療現場で広く活用される日も近いかもしれません。
※同アプリは、治療や医療行為をするアプリではありません。
■詳細情報
アトピヨ合同会社
株式会社トラベル・パートナーズ
株式会社トラベル・パートナーズは、看護師や助産師・医療系学生向けの海外研修・留学、介護研修、オンライン海外研修などを企画・手配している企業です。看護関連以外に、日本と中国間の視察交流や、海外・国内のゴルフツアーなどの旅行企画も行っています。
視野を広げたい看護師の方は、同社が提供する「ナース海外研修プログラム」や「高齢者ケア海外視察ツアー」への参加を検討してみてはいかがでしょうか。
海外の介護事情が学べる「高齢者ケア海外視察ツアー」
超高齢化社会を迎えた日本ですが、海外においても介護問題に頭を悩ませている国があります。各国の取り組みを視察することで、介護政策に役立てることができるでしょう。
同社が実施しているのは海外への介護視察ツアーです。南欧の福祉国家であるスペイン、終末期医療・介護に強いフランス、介護者への給付制度に取り組むドイツのほか、イタリアやオランダ、イギリス、オーストラリアなど、さまざまな国への海外視察ツアーを開催。認知症ケアの課題や看取りの在り方、プライマリケアの重要性、在宅医療・介護への取り組みなど、各国独自の医療・介護政策を学ぶことができます。
また、スウェーデンで実際に高齢者ケア施設などで介護・看護などを体験できるプログラムもあり、看護師・介護士にとって貴重な経験となることでしょう。
海外の医療看護を学べる「看護学生・ナースのための海外研修」
グローバルな人材育成に取り組む同社では、コロナ禍において、日本国内で気軽に海外研修や国際交流ができるオンラインセミナーを開催していました。対象とされた地域は、アメリカ(ハワイ)、ベトナム、スウェーデンなどです。
海外旅行が制限されていた時期には、Web会議ツールを使ったオンラインセミナーを実施し、海外の学生たちとリアルタイムに交流できる場を提供。オンラインでの交流で1番大変だったことは、時差があるなかでの同時開催だったそうです。この取り組みにより、多くの学生が大きな学びを得られたことでしょう。
アフターコロナ後の現在では、医療系の大学や専門学校の学生向けの実地研修をメインとした研修プログラムを提供。海外の医療看護にふれ、幅広い知見を身につけることができます。また、医療英会話を習得する絶好のチャンスでもあり、将来は海外で看護師として活躍したい方にもおすすめです。参加募集中のツアーは、同社ホームページの最新情報にてご確認ください。
■詳細情報
株式会社トラベル・パートナーズ
株式会社メディカ出版
株式会社メディカ出版は、医学書・看護書・介護書など医療従事者向け書籍の出版を担う企業です。2004年からは看護学生向けの教科書「ナーシング・グラフィカ」を刊行。近年は、医療従事者向けのオンライン学習サービスによる教育事業も手掛けています。
医療従事者向けオンライン学習サービス「FitNs.」
インターネットで膨大な情報のなかから正解を自力で見つけ出すのは大変ですよね。しかも医療・看護という専門分野であればなおさら慎重になってしまうことでしょう。
そんなときに、正しい情報を短時間で効率よく見つけ出せるのが、オンライン学習サービス「FitNs.(フィットナス)」です。
同学習システムには、19の看護系専門誌から得た1万件以上の記事・動画が搭載されているので、調べたいキーワードを入力するだけですぐに見つけることができます。記事は図解やイラスト付きでわかりやすいのも魅力。さらに、検索ワードに関連するおすすめ記事がピックアップされるため、学びを深めることも可能です。
また、書店や図書館に足を運ぶことなく、すぐに検索して調べられることも大きなメリットといえるでしょう。「知りたいことをピンポイントで見つけられる」「スキマ時間に学習ができる」と、多くのユーザーから喜びの声が聞かれます。新人看護師の学びの場としてはもちろん、最新の知識を身につけておきたい多くの医療従事者に選ばれている学習サービスです。
看護管理者向けWeb講義&オンラインで看護部の“人と経営”を学ぶ「看護トップリーダーサロン」
看護部のトップとして看護師をまとめるのは簡単ではありません。責任と重圧に不安を抱き、悩みを抱えている方も多いでしょう。
「看護トップリーダーサロン」では、人材育成・組織運営・収益化の3つのマネジメントコースを提供。人材育成コースでは、次世代の看護管理者を選抜・育成する方法を学ぶことができます。組織運営コースは、タスク・シフト/シェアを実行するために必要な人を動かす理論を学び、実践例をもとに進め方を学習できます。収益化コースでは、病院経営や診療報酬改定に向けて必要な知識を習得できます。
上記コースのほかに、看護部長・副看護部長、次世代を担う看護師長向けのオンライン塾や、ここでしか聞けない豪華講師陣による「生き方・働き方」を学ぶコースもあります。看護管理者に必要な知識を身につけたり、参加者同士のグループワークで自分の悩みを語り助言を得たりと、看護管理者に寄り添った教材や交流の場を提供するサイトです。自身のキャリア構築のために、同オンラインサロンへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。
看護部の教育をサポートするeラーニング「CandY Link」
CandY Linkは、「続く(Continue)・成果が上がる(Yield)・つながる(Link)」というコンセプトのもと、看護部教育をサポートするeラーニングシステムです。
特長は、休憩時間などの空き時間にサッとできるマイクロラーニング(短い動画、クイズ、テキストなどを使った短時間でできる学習方法)で個別学習が進められる面と、集合研修にも活用できる両面性があるところです。
教材は、看護部全体で学べる1,500タイトル。状況を想定しやすく実践に活かせるシナリオ形式や、各小テーマを詳しく解説したポイント解説、視覚的に覚えられる手技動画などでわかりやすく、学びを継続しやすい構成です。また、クイズ形式の問題や、学習を進めるごとにカラフルになるバッジなどで、楽しく学びを進められることでしょう。
管理者は、学習者の進捗状況を管理画面で確認できるので、学習者の進度に合わせて課題を提示、指導することができます。看護部教育の効率化や学びの継続に役立つeラーニングです。
■詳細情報
株式会社メディカ出版
オンライン学習「FitNs.」
オンライン学習「看護トップリーダーサロン」
eラーニング「CandY Link」
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