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医療事務の履歴書の項目別書き方や志望動機の例文を紹介
23 days ago

「医療事務の履歴書の書き方が分からない」と悩む人もいるでしょう。医療事務の履歴書は和暦・西暦表記を統一し、敬称には「貴」を使用するなど記載には多くのポイントがあります。この記事では、医療事務の履歴書を書くときのポイントや、項目別の書き方を紹介しています。新卒者向けや経験者向けなどシチュエーション別の志望動機の例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
医療事務の履歴書を書くときのポイント
医療事務の履歴書を書くときに押さえておきたいポイントを紹介します。これから医療事務の履歴書を書く方は、これらのポイントを意識して記載しましょう。
黒のボールペンで記載する
履歴書を書くときは、黒のボールペンで記載しましょう。
書く途中で文字がかすれたり、インクが無くなってほかのペンに変えて記載したりすると、書かれた文字の太さがバラバラになり、まとまりのない印象を与えてしまうことも。書き始める前に、インクの残量やかすれずに書けるかを確認するのがおすすめです。
また、ラバーで擦ることで文字が消えるタイプのボールペンは、履歴書の作成に使用してはいけません。文字が消えるタイプのボールペンの多くは、熱でインクが消える仕組みのため、日の当たる場所に置かれた場合などに文字が消えてしまう恐れがあります。
指定がない場合は手書き・PC作成のどちらでも良い
以前は、「医療事務の履歴書は手書きでなければならない」とする医療機関が多くありましたが、最近ではその傾向はあまりみられなくなってきました。履歴書の作成において、特に手書き・PC作成の指定がない場合は、どちらで作成しても良いでしょう。
PCで作成する場合はフォントを統一し、太字や色は使用せず記載します。フォントは明朝体、サイズは10.5~11ポイントにすると見やすいですが、名前や書類名などはやや大きい13~15ポイントにしても良いでしょう。医療事務はPCを使用する仕事のため、PCで作成した履歴書を提出することで、PCスキルをアピールできます。
なお、PCでの作成が難しい方は、従来通り手書き作成でも問題ありません。ただし、手書きの場合はPCのように容易に修正できないため、誤字脱字に注意が必要です。万が一書き間違えてしまった場合、基本的には一から書き直したほうが良いでしょう。やむを得ないときは、修正液や修正テープは使用せず、二重線の上に訂正印を押し、訂正箇所の上部に正しい内容を記載します。
和暦・西暦表記を統一する
履歴書内の「年」表記は、和暦または西暦のどちらかに統一しましょう。
履歴書には提出年月日や学歴・職歴、資格欄など「年」を書く項目が複数あります。和暦と西暦のどちらを選んでも問題ありませんが、表現を統一することが大切です。
履歴書のサイズはA4がおすすめ
販売されている履歴書のサイズは、A3二つ折りのA4サイズと、B4二つ折りのB5サイズが多くみられます。なかでもA4サイズは記入欄が広いため、医療事務の履歴書のサイズは、A4サイズのほうがおすすめです。
PC作成の場合も、A3サイズで出力し二つ折りにすると良いでしょう。なお、応募先からサイズの指定がある場合は、指定に合ったサイズを使用します。
敬称には「貴」を使う
履歴書内の敬称には「貴」を使うようにしましょう。
医療機関に対して「御院」「貴院」などの敬称を使うことがあります。「御院」も「貴院」も敬称として正しい表現ですが、「御」は話し言葉、「貴」は書き言葉のため、使い分けが必要です。
「貴法人」「貴社」など、ほかの敬称においても、履歴書に書くときは頭に「貴」を付けるようにしましょう。
医療事務の履歴書の項目別書き方
医療事務の履歴書には、記載する項目が多くあります。ここでは、各項目の書き方について確認しておきましょう。
提出年月日
提出年月日は、氏名や住所を書く欄の上にあることが多くみられます。履歴書の提出方法により記載する日付が異なるため、注意しましょう。
郵送で提出する場合はポストに投函する日付、応募先へ持参する場合は提出する日付を記載します。
写真
写真は撮影から3ヶ月以内のカラー写真で、サイズは40mm×30mmのものを履歴書に貼ります。
撮影時、男性はスーツのジャケットとネクタイ、白いカッターシャツを着用し、髪は眉や耳周り、肩にかからないようにすると好印象です。撮影前に髭は剃り、ネクタイの曲がりや肩のフケにも注意しましょう。
女性は白いカッターシャツかブラウスの上にジャケットを着用し、前髪は目にかからないようにします。髪が長い場合は後ろで低い位置に1つにまとめるのが理想的です。髪色は黒か暗い茶色にすると好印象になるでしょう。メイクはナチュラルなものにし、派手なメイクにならないようにします。
もし、履歴書を書き間違えた場合、写真の替えがないとのり付けしたものをはがすことになり、きれいに再利用するのが難しくなるでしょう。そのため、履歴書をすべて記載したあとに写真を貼るのがおすすめです。
また、写真は提出後にはがれてしまう場合があります。しっかりのり付けすることに加え、写真の裏に氏名を書いて貼ると安心です。
氏名
氏名は特に丁寧な字で書くようにしましょう。
履歴書では、氏名欄のスペースが大きいフォーマットが多くみられます。そのため、ほかの項目に記載する文字より、やや大きめに記載するとバランスが良くなります。
姓と名の間は少しスペースを空け、旧字体や画数の多い漢字は簡略化せずに正式な漢字を記載しましょう。
ふりがなはフォーマットに「ふりがな」とあればひらがなで、「フリガナ」とあればカタカナで記載します。
現住所
現住所は、応募先が現住所と同じ市町村内であっても、都道府県から記載します。番地や建物の名称、部屋番号まで省略せずに正式な形で記載しましょう。
住所欄にふりがなを求められるフォーマットの場合、ひらがな・カタカナで書くかは氏名欄と同様に判断します。
連絡先
連絡先に住所欄がある場合で、現住所と連絡先が同じの場合、空欄にすると記入漏れと思われることもあるため、「同上」か「現住所に同じ」と記載しましょう。
電話番号は固定電話である必要はありません。連絡がつきやすい番号を書く必要があるため、携帯番号を記載しても良いでしょう。
学歴・職歴
学歴と職歴は同じ欄になっていることが多いでしょう。
まず、「学歴」と記載して高校卒業以降の学歴を書いたあと、「職歴」と記載して職歴の記載に移ります。それぞれ時系列で記載し、最後の行の右側に「以上」と書いて締めるのを忘れないようにしましょう。
学校の法人名や会社の法人名などは、省略せずに正式名称を記載します。
資格欄
資格欄には、現在持っている資格を取得年月順に記載します。
資格名は短縮せず書くようにし、主催団体まで記載しましょう。
趣味・特技
履歴書のフォーマットによっては、趣味・特技を書く欄が設けられていることがあります。
面接のときにアイスブレイクとして記載したことを取り上げられることもあるため、特に趣味や特技がないという方も空欄は避け、できるだけ記載するようにしましょう。なお、政治や宗教に関わる活動については、書かないのが無難です。
本人希望記入欄
本人希望記入欄に書くことがない場合も空欄にせず、「貴院の規定に従います」と書くようにします。
ここで待遇面の希望を書くのは、好ましくありません。「保育園のお迎えがあるため、18時以降の残業は難しいです」など、譲るのが難しい条件だけ記載しましょう。
医療事務の履歴書の志望動機で書くべきこと
医療事務の履歴書の中でも、志望動機は特に記載欄が大きく、内容を文章で記載しなければなりません。そのため、志望動機を書くことに苦手意識を持っている人や、何を書けば良いか分からない人もいるでしょう。医療事務の履歴書の志望動機に、どのようなことを書くと良いか解説します。
医療事務という職種を選んだ理由
新卒の方や医療事務が未経験の方は、医療事務の履歴書の志望動機に、医療事務という職種を選んだ理由を記載しましょう。医療事務になりたいと思ったきっかけのエピソードを入れると、具体的な内容になります。
「無資格・未経験でもなれると聞いたから」「満足できる待遇だったから」など、熱意が伝わりにくい理由は好ましくありません。
応募先の医療機関を選んだ理由
医療事務の履歴書の志望動機には、応募先の医療機関を選んだ理由を必ず盛り込みましょう。ありきたりな理由だったり、医療機関を選んだ理由の記載がなかったりすると、応募先からは「特にうちがいいという熱意はないのかな」と思われてしまいます。
患者やその家族として応募先の医療機関を利用したことがある場合や、就職説明会や施設見学会に参加したことがある場合は、そのときに感じた応募先の医療機関の魅力をヒントにするのがおすすめです。このような経験がない方は、医療機関のWebサイトなどから診療理念やその医療機関の特徴、力を入れているポイントなどを調べ、自分の思いと共感した部分をみつけて取り上げると良いでしょう。
こちらも「自宅から近かったから」「昔からある病院だから」など、熱意が伝わりにくい理由は避けて書く必要があります。
アピールできるスキルや経験
履歴書の志望動機欄は、フォーマットによって「志望動機、自己PR」と書いてあることもあります。そのため、純粋に志望した動機だけを書くのではなく、アピールできるスキルや経験を入れるのも良いでしょう。
医療事務経験者の方は、前の職場で行っていた業務や身に付けたスキル、経験したことをアピール材料にするのがおすすめです。
新卒者・未経験者の場合は医療事務の経験でアピールできることがないため、部活動やボランティア活動などで身についたスキルで、仕事にも活かせるものをアピールすると好印象になります。
応募先に貢献できること・キャリアプラン
志望動機の締めに持ってくると良いのが、採用されてから応募先に貢献できることや考えているキャリアプランです。志望動機や今までの経験、アピールポイントを踏まえ、自分が貢献できることを記載しましょう。
応募先も、「この人を採用することでこのようなメリットが得られそう」とイメージしやすくなります。また、キャリアプランを述べることで、長く働く意思があるというアピールになるでしょう。
医療事務の履歴書:志望動機の例文
ここまで、医療事務の履歴書の志望動機の書き方について解説してきました。実際どのような文章を書けば良いのか、キャリア別の例文を紹介します。
新卒者の医療事務の志望動機の例文
新卒者の医療事務の志望動機の例文は、以下のとおりです。
私は、大学時代に学生ボランティアとして幼稚園での読み聞かせや、老人ホームでの寸劇上演などを行いました。住み慣れた地域で子どもから高齢者まで幅広い年齢層の人と関わるのが楽しく、将来も地域の人のために働く仕事をしたいと考えていました。貴院の小児病棟でのボランティアに参加した際、受付の医療事務の方が窓口から出てこられて、来院される方に優しく対応されている姿を見て、私もこちらで医療事務員として地域の人々のために働きたいという思いが芽生えました。
地域の幅広い年齢層の患者さまが訪れる貴院で、地域に根差した医療事務員として活躍したいと考えています。
志望動機の文の組み立て方が分からない方は、上記のように結論・エピソード・まとめの3段構成で書くのがおすすめです。
新卒者は医療事務としての経験がないため、医療事務を選んだきっかけとなるエピソードや学生時代に取り組んだことなどを軸に志望動機を考えてみましょう。
未経験・無資格者の医療事務の志望動機の例文
未経験・無資格の方が医療事務の求人に応募する場合、志望動機の例文は以下のようになります。
3年ほど前から、私や子どもの体調不良時・ワクチン接種などで貴院を受診しておりました。子どもの高熱と吐き気で受診した際、医療事務の方が子どもの様子にすぐ気づいて、エチケット袋を用意してくださり、ベッドのある奥の部屋に通していただいたことが非常に嬉しかったです。いつ受診しても、医療事務の方が丁寧に対応してくださり、私もこちらで働きたいと思うようになりました。
貴院では、未経験者向けの教育プログラムがあるとお聞きしております。私は医療事務の経験がありませんが、OJTで勉強をさせていただきながらゆくゆくは資格を取得し、ほかの医療事務の方のように患者さまのために行動できる医療事務として従事したいと考えております。
未経験の方の場合、応募先側は特に「なぜ医療事務を選んだのか」という点を知りたいと思っています。そのため、医療事務を選んだ理由は必ず述べるようにしましょう。
また、医療事務の資格を持っていない方は、これから医療事務の知識を付けたい・資格を取りたいという意欲が伝わる志望動機にするのがおすすめです。
経験者が転職する場合の医療事務の志望動機の例文
医療事務の経験がある人が転職する場合の志望動機の例文は、以下のとおりです。
貴院は25の診療科と400床の入院病棟があり、経験者向けの研修も用意されているとお聞きしました。
今までの経験を活かしつつ、より多くの患者さまや多くの種類のレセプト作成に携わり、自分自身を成長させるとともに、地域医療に貢献したいと思い、貴院を志望いたしました。
医療事務の経験がある方は、今までの経験や身についたスキルなどを述べ、そのうえで「なぜ転職を選んだのか」「なぜこの病院を選んだのか」を明確に記載しましょう。
経験を語るうえで、過去の職場について触れることになりますが、「人間関係が悪く退職した」「スキルアップできない環境だった」などのように、マイナスな内容や悪口のような書き方にならないよう注意が必要です。
ブランクがある人の医療事務の志望動機の例文
しばらく医療事務の仕事から離れていた人の志望動機の例文は、以下のとおりです。
貴院では子育て中の医療事務の方も多いとお聞きしました。仕事と子育てを両立できる貴院で、医療事務として再び地域医療に貢献したいと考えております。
ブランクがあることは職歴を見ると分かるうえ、応募先としても理由が気になる点になります。そのため、志望動機にはブランクの理由を正直に書くのが良いでしょう。
「ブランクを経ても再び医療事務として働きたい」という熱意が伝わる内容にしつつ、ブランクの間に勉強や資格取得など取り組んだことも盛り込むと、やる気が伝わる志望動機になります。
医療事務の履歴書はポイントを押さえて記載しよう
- 医療事務の履歴書は黒のボールペンで記載し、敬称には「貴」を付ける
- 医療事務の履歴書の学歴・職歴、資格欄は時系列で記載する
- 医療事務の履歴書の志望動機には、応募先の医療機関を選んだ理由を記載する