豆知識
脈拍数の正常値(基準値)は?数値や測り方を解説
5 months ago

「脈拍数の正常値はどのくらい?」と疑問に思う方もいるでしょう。脈拍数(心拍数)の正常値(基準値)は、1分間に60~100回程度といわれています。この記事では、脈拍数(心拍数)とは何かについてや、異常な数値・リズムについて解説しています。脈拍数(心拍数)の正しい測り方も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
脈拍数(心拍数)とは?
日本心臓財団「心拍数と心臓病」によると、脈拍数とは「心臓が血液を送り出す際に動脈に生じる脈動の回数」のことで、バイタルサインのひとつです。また、同資料によると、心拍数は「心臓が血液を全身に送り出す際の拍動の回数」を指します。
心拍が動脈に伝わって脈拍が生じるため、心拍と脈拍は同じリズムを刻んでいるのが正常な状態です。脈拍数を数えることで心拍数がわかるため、脈拍数と心拍数は同じような意味で用いられています。
引用:日本心臓財団「心拍数と心臓病」(p.2)
バイタルサインとは
厚生労働省「在宅療養技術指導マニュアル」によると、バイタルサインとは、人が生きている状態を示す生命徴候のことです。バイタルサインとして測定される項目は施設や部署によって多少違いがありますが、一般的には体温・脈拍数・呼吸数・滅圧・酸素飽和度などがバイタルサインとされています。
バイタルサインを測ることで患者の健康状態を把握できるため、病棟では1日に数回、患者のバイタルサインを測るのが一般的です。ICUなど重症患者が入院している病棟や手術室であれば、患者の身体にモニターをつけて常にバイタルサインを測定するケースもみられます。
参考:厚生労働省「在宅療養技術指導マニュアル」
脈拍数の測り方
日本心臓財団「心拍数と心臓病」によると、脈拍数の測り方は、以下のとおりです。
「手首の動脈に人差し指、中指、薬指を当てる。そして、1分間きちんと数える(30 秒数えてて2倍してもよい)。」
引用:日本心臓財団「心拍数と心臓病」(p.1)
なお、看護師がバイタルサインを測るとき、パルスオキシメーターや自動血圧計で脈拍数を把握する場合もあるようです。
脈拍数を測るときは、安静時の脈拍数を数えることが重要となります。患者が5分以上、座っているかベッドに横たわってリラックスしている状態から計測を開始するようにしましょう。
脈拍数の正常値(基準値)は?
厚生労働省e-ヘルスネット「心拍数」では、「健康な成人の安静時の脈拍数は、個人差はありますが、1分間に60~100回となっています」と述べられています。
脈拍数の正常値(基準値)は、年齢や罹患している疾患によっても異なるため、看護師は数値だけにとらわれず、総合的に患者の状態を評価することが求められるでしょう。
引用:厚生労働省e-ヘルスネット「心拍数」
脈拍数の異常値は?
日本心臓財団「心拍数と心臓病」によると、安静時であるにもかかわらず1分間の脈拍数が「100回を超えていたり、50回以下だったり、打ち方のリズムが乱れて」いる場合、不整脈とされています。また、同資料によると、「脈が規則的でも異常に速い場合や遅い場合は不整脈と呼びます」と記述されています。
看護師として患者のバイタルサインを測った際、異常値や不整脈を認めた場合は放置せず、適切にアセスメントすることが大切になります。
引用:日本心臓財団「心拍数と心臓病」(p.2)
脈拍数の正常値(基準値)は60~100回/分程度
- 脈拍数とは、心臓が血液を送り出すときに動脈に生じる脈動の回数
- 心拍により脈拍が生じるため、脈拍数と心拍数はほぼ同義で評価される
- 脈拍数の正常値(基準値)は患者の年齢や状態によっても異なる
- 脈拍数が異常なときは不整脈の可能性がある
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