お役立ち情報
mikaruおすすめブログ紹介_vol.6
a month ago
医療機関が運営するブログには、仕事に役立つ知識やヒントが数多く散りばめられています。今回は、自分らしい看護とは何かを考えさせてくれる訪問看護ステーションのブログ、多職種間連携で質の高い口腔ケアを目指す病院のブログ、皮膚科領域の知識を深めたい方におすすめの皮膚科クリニックブログをピックアップしてみました。
ぜひ、お時間ある際にチェックしてみてくださいね。
株式会社SUNFACE さんふらわぁ訪問看護リハビリステーションのブログ
東京都東村山市を中心に近隣地域で、訪問看護サービスを提供する「さんふらわぁ訪問看護リハビリステーション」。利用者とその家族に寄り添い、一人ひとりの「自分らしさ」を尊重したケアを行っています。
同ステーションの特徴は、精神科と一般科の両方の領域をカバーしていること。精神的ケアから身体的ケア、看取りまで幅広く対応しています。また、認知症ケアの専門資格保有者やリンパドレナージ、フットマッサージといった専門スキルを持つ看護師など、多彩なスタッフが在籍。それぞれの強みを活かし、利用者の健康と生活をサポートしています。
同ステーションは、訪問看護師に役立つ情報や看護の豆知識をブログで発信しています。今回はそのなかから《看護は誰でもできる?!》の記事に注目。この記事では、「看護」と「看護業務」の違いや「自分らしい看護」について綴られています。
記事によると、「看護」は人の心に寄り添う思いやりの行為であり、資格の有無や場所を問わず、誰もが行えるものだとされています。一方、「看護業務」は看護師が行う専門的な医療行為を指すそうです。
しかし、看護師であっても日々の「看護業務」に追われるあまり、「看護」の本質を見失ってしまうことがあるとのこと。特に、訪問看護を希望する看護師のなかには、「患者とじっくり向き合いたい」という思いを、「看護業務」を自分のペースで行いたいという希望と混同している場合があると、警鐘を鳴らしています。
患者とじっくり向き合うためには、「看護業務」だけでなく、思いやりに基づいた「看護」の実践が不可欠です。また、「看護」と「看護業務」の違いを理解し、自分が本当にやりたいことは何かを探すことも重要。「看護」と「看護業務」、どちらが得意なのか、どちらにやりがいを感じるのかを把握することで、「自分らしい看護」のスタイルが見えてくるかもしれません。
同ステーションのブログに触れ、改めて「自分らしい看護」について考えてみてはいかがでしょうか。
■記事詳細
看護は誰でもできる?!
医療法人寛正会 水海道さくら病院のブログ
内科や外科など15の診療科を展開する「医療法人寛正会 水海道さくら病院」。2024年度から総合診療科の医師が3名入職し、コミュニティホスピタルとして、より地域に密着した「治し、支える」医療を提供しています。また、超急性期以外の医療(在宅医療を含む)やリハビリ、食支援、予防医療など幅広いケアをワンストップで実践しているのも特徴の一つ。質の高い医療提供のために、画像のデジタル化や各種医療機器の更新など設備の充実化を図るとともに、地域連携の強化にも努め、地域住民の健康を支えています。
同院では、VE検査や嚥下検査入院などを実施し、地域における「摂食嚥下機能」への取り組みに力を入れています。院内でも質の高い口腔ケアを提供するため、2023年3月に歯科衛生士を採用。2024年時点では、歯科衛生士1名、言語聴覚士4名が在籍し、入院患者の摂食嚥下機能の向上に努めているそうです。
この取り組みの一環として、院内ブログで紹介されている《院内勉強会【口腔ケア】》の記事では、歯科衛生士による看護師・ナースエイド向けの勉強会の様子が報告されています。勉強会では、口腔ケアの基本から誤嚥性肺炎や口腔内細菌の全身への影響、事例に基づいた口腔ケアの手順、義歯のケアの方法までと多岐にわたる内容が取り上げられたそうです。また、活発な質疑応答や勉強会後も続く多職種間でコミュニケーションを図る姿からも現場の関心の高さがうかがえます。
質の高い口腔ケアの提供には、歯科衛生士や看護師、ナースエイドなど現場における連携が大切です。また、歯科衛生士が行う口腔ケアを看護師やナースエイドが再現できるようになることで、継続的な口腔ケアの提供と誤嚥性肺炎の予防につながると綴られています。
同記事のほかにも、摂食・嚥下に関する情報が発信されています。興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
■記事詳細
院内勉強会【口腔ケア】
医療法人社団香雪会 香雪医院の皮膚科ブログ
東京都江戸川区に位置する「香雪医院」。2012年の開院以来「手を抜かない。丁寧に。」をモットーに、正確な診断と丁寧な説明を心がけ、患者一人ひとりに寄り添った診療を行っています。標榜科目は、内科・整形外科・皮膚科です。これらの診療科目の外来治療に加え、訪問診療やリハビリテーションにも注力し、地域医療に貢献しています。
同院の皮膚科は、2022年に皮膚科専門医である女性医師を迎え、新設されました。患者の年齢層は乳幼児から高齢者まで幅広く、さまざまな皮膚トラブルに対応可能です。さらに、膿疱性乾癬や水疱性類天疱瘡など皮膚科領域の指定難病への対応も行っています。
今回、同院の皮膚科ナースが発信している皮膚科ブログより《子どもに多い『水いぼ』とは》の記事をご紹介します。
水いぼは「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」のことを指しており、皮膚のバリア機能が未熟な7歳以下の子どもに多い病気だそうです。ウイルス感染によって、皮膚と同じ色もしくは赤色の小さないぼが症状として現れます。水いぼをかいてしまったり、肌同士が触れ合ったりすると、周りの皮膚に移り、増えてしまう恐れもあります。そのため、同院では早めに取ってしまうことをおすすめしているそうです。処置には、麻酔のテープを使用しますがピンセットで一つずつ取り除くので、痛みが伴います。そのため、数が少ないうちに処置することを呼びかけています。
同記事の文面からも、患者に寄り添った医療・看護を提供されていることが読み取れます。そのほか、皮膚科ブログでは、ニキビや紫外線対策など皮膚科領域の症状に関する情報もまとめられています。皮膚科看護に関心がある方は、ぜひご覧ください。
■記事詳細
子どもに多い『水いぼ』とは
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