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医療事務の面接質問!回答例・逆質問の例を紹介

転職転職Q&A医療事務23 days ago

「医療事務の面接質問では何を聞かれるの?」と分からない方もいるのではないでしょうか。医療事務の面接質問では自己紹介や志望動機はもちろん、医療事務になったきっかけやPCスキルなどについて聞かれることもあるようです。この記事では、医療事務の面接質問と回答例について紹介しています。答えにくい質問への対策やうまく受け答えするコツについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

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医療事務の面接質問:よく聞かれるもの

医療事務の面接質問でよく聞かれるものを紹介します。以下の質問はどの施設でもほぼ聞かれますので、緊張している中でもきちんと答えられるように準備しておきましょう。

自己紹介

自己紹介は面接の最初に必ず聞かれます。フルネームと経歴を簡単に伝え、最後は挨拶で締めましょう。話す長さは1分以内がベストです。自己紹介の例は、以下のとおりです。

  • <フルネーム>と申します。本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。総合病院と耳鼻科のクリニックで医療事務の経験があり、レセプト作成や窓口業務を主に担当しておりました。よろしくお願いいたします。

  • <フルネーム>と申します。お忙しい中お時間をいただきありがとうございます。前職では食品加工会社の営業として働いておりました。そのほか、飲食店の店員や通信会社の一般事務の経験もあり、パソコンスキルとコミュニケーション能力には自信があります。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

医療事務の経験者の場合は、以前勤めていた医療機関の施設形態や経験した業務について述べるとよいでしょう。未経験者の場合も前職について触れ、上記のように自信のあるスキルや能力に触れて自分をアピールするのもおすすめです。

志望動機

志望動機も面接では必ず聞かれます。履歴書に書いた志望動機をそのまま話すのではなく、より掘り下げて詳しく話すようにしましょう。履歴書と矛盾する内容にならないよう注意が必要です。

志望動機を尋ねることで、担当者は応募者の熱意や長く働く気があるか、応募施設に対する理解があるかをみています。そのため、どこの施設にも当てはまるような動機は避けましょう。

医療事務の経験者の志望動機の回答例は、以下のとおりです。

  • 私が御院を志望した理由は、新しいスキルを身に付けて医療事務としてより成長したいからです。前職は新卒で就職した病院で、消化器外科と整形外科の入院担当としてレセプト作成や会計業務の基本的なスキルを身に付けることができました。しかし、外来業務を担当する機会がなかったため、外来のレセプト作成や受付を経験したいと思うようになりました。御院は13年前より地域に根ざした整形外科クリニックとして、いつも多くの患者様が来院されているのを目にします。私は前職で整形外科のレセプト作成の経験がありますので、これまでの経験を活かしながら、御院で成長させていただくとともに、生まれ育った地域に貢献したいと思い、志望いたしました。

未経験者の志望動機の例は、以下のとおりです。

  • 私が御院を志望した理由は、病気の方に寄り添い、貢献する仕事で活躍したいと思ったからです。私は前職で製薬会社の営業職をしておりました。自分の仕事にやりがいを感じていたのですが、仕事で医療機関に出入りするたびに患者様を目にする機会が多く、「直接患者様のために働ける仕事がしたい」という思いがありました。医療事務は無資格からチャレンジできる職種であると知り、今は通信講座で資格の勉強を始めています。3年前に半年だけ貴院の営業担当としてお伺いする機会があり、いつも医師や看護師、対応いただく事務の方が快い対応をしてくださる病院という印象がありました。この度御院の求人を目にし、以前のことを思い出してぜひ御院で医療事務として勤務したいと思い、志望いたしました。

経験者が志望動機を述べるときは、前職の仕事内容に触れ、転職のきっかけや今後やりたいことに触れると良いでしょう。未経験者の場合は、なぜ医療事務を選んだのか理由を必ず盛り込みます。医療事務の仕事で活かせそうなスキルや、現在勉強を始めている場合はそのことも伝えるのがおすすめです。

なお、面接の際、応募先を指す言葉は「御院」「御施設」のように、頭に「御」をつけるのが正しい表現です。「貴院」のように「貴」をつける表現は書き言葉になりますので、面接では使わないようにしましょう。

転職理由

上記のように、未経験者の場合は志望動機の中で転職理由を述べることが自然です。逆に、前職でも医療事務で働いていた方は、転職の理由を改めて聞かれることがあるでしょう。経験者が転職理由について聞かれたときの回答例は、以下のとおりです。

  • 前職ではレセプト作成や受付、会計など基本的な業務は一通り経験させていただいたのですが、単科の診療所であったため、5年間勤務してやり切った気持ちになりました。そのため、ほかの診療科の経験や医療クラークの業務にも興味があり、そのような経験をさせていただけるような医療機関で経験を積みたいと思い、転職することといたしました。

給与への不満や人間関係などマイナスな理由は避け、前向きな理由を話すようにしましょう。もちろん、転居や出産、家族の介護などやむを得ない理由で退職した場合は、正直に話して良いでしょう。

自己PR

自己PRするように言われたときは、仕事に活かせる自分の強みと、それを裏付けるエピソードを話すようにします。具体例は以下のとおりです。

  • 私は、レセプト作成の速さに自信があります。前の職場では消化器内科と眼科の入院を担当しており、ひと月に100名近くのレセプト作成を任されていました。手術やがん治療の患者様も多く、レセプト1つひとつのボリュームも大きかったのですが、いつも毎月3日までにはすべての担当レセプトの作成・確認を終え、ほかの担当者の手伝いに着手していました。また、私の担当したレセプトは返戻も少なく、後処理もほとんどなく進められていました。

上記の記載例では業務に関することについて触れていますが、「仕事に活かせる自分の強み」に当てはまっていれば、前職のエピソード以外でも構いません。

長所・短所

応募者の性格をより把握するために、長所と短所について質問されることがあります。回答例は以下のとおりです。

  • 私の長所は、集中力があることです。小学生の頃に書道教室に通っていたことがあり、そこで培った集中力が社会人になっても仕事に活かされていると感じます。特にレセプト作成をする際は、集中して速さや正確さもある状態で作業ができます。ただし、集中力が高すぎる点が短所でもあると感じており、作業に集中していると周りが見えにくくなったり、時間を忘れてしまうことがあったりします。そのため、作業に入るときは時間を決めてタイマーをかけたり、20分毎にリマインダーがつくようにしたりして、定期的に周りを見ながら作業するように心がけています。

長所を述べるときは、裏付けるエピソードを必ず付け加え、短所を述べるときは直せるように努力している旨を付け加えましょう。上記のように、長所でもあり短所でもある面を取り上げて1つにまとめて述べるのもおすすめです。

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医療事務の面接質問:業務について

ここでは、医療事務の面接質問で業務について聞かれるものを紹介します。

今まで経験してきた業務・前職について

前職について聞かれた場合の回答例は以下のとおりです。

  • 前職では、耳鼻科のクリニックに勤務し、医療事務業務とクラーク業務を行っておりました。医療事務業務としては窓口での受付・会計業務やレセプト作成、カルテ管理などを経験しております。クラーク業務はメイン業務ではなかったのですが、医学管理料等のカルテ代理記載や院内診断書作成、特定疾病・高額療養費など各種書類の案内・作成などの経験があります。

  • 前職では、通信機器メーカーで営業職と総務職を経験しました。営業では法人営業を、総務では給与・社会保険に関する業務を担当しておりました。業務内ではExcel・Word・PowerPoint・データベースを日常的に使用しており、社内独自の顧客・発注管理システムも使用しておりました。

経験者の方は、レセコンの操作経験やレセプト作成の経験について具体的に述べると良いでしょう。未経験者の方は前職での職種と仕事内容、身についた知識やスキルを述べます。

医療事務になったきっかけ

未経験者であれば、志望動機を述べるときに医療事務を選んだ理由について触れますが、経験者の場合、医療事務になったきっかけについて改めて聞かれることがあります。医療事務になったきっかけについて、経験者の方の回答例は以下のとおりです。

  • 私が医療事務になったきっかけは、PCスキルを活かして医療現場で活躍したいと思ったからです。私は母親と叔母が看護師として働いており、子どもの頃から「患者さまのためになる仕事がしたい、医療現場で働きたい」という思いがありました。また、中学生の頃からパソコンを触るのが好きで、高校在学中に独学で日商PC検定を取得するほどでした。将来について考えていた時に、母より「医療事務は医療現場でPCをよく使う職種だ」ということを教わり、医療事務として働きたいと思うようになりました。

医療事務になったきっかけを述べるときは、具体的なエピソードを交えて話しましょう。待遇や給与面などを理由として述べるのは好ましくありません。

医療事務にとって大切なことは何か

医療事務にとって大切なことは何か聞かれたときは、経験者であれば今までの経験から考えてみましょう。未経験者であっても、医療事務の業務内容から感じたことや実際に窓口で医療事務の方と接したときに感じたことなどから考えてみるのがおすすめです。

ここでは、未経験者の方が面接で答える際の例文を紹介します。

  • 医療事務にとって大切なことは、「思いやり」だと考えています。以前、ノロウイルスにかかり近所の内科クリニックを受診した際に、吐き気が強くて待合室で座っていられなくなったことがありました。診察まで何とか我慢しようと座っていたのですが、私の様子を見た医療事務の方がすぐに駆け寄ってくださり、看護師さんに声をかけて診察までベッドで横になるよう案内してくださいました。その日は患者様が多く忙しそうだったにもかかわらず、私に目を配って対応してくださったのがとても嬉しかったのを覚えています。この方のように、忙しいときでも思いやりを忘れずに行動できる医療事務になりたいと思います。

この質問には正解がなく、答えるのが難しいという方もいるかもしれません。面接官がこの質問をする真意は、「応募者が仕事で大切にしていることを知りたいから」でしょう。「医療事務にとって」という点にあまりとらわれすぎず、仕事で大切にしていることからイメージするのがおすすめです。

今までの仕事で印象に残っているエピソード・失敗談

仕事において今まで何を学んだのか、また応募者が今までどのように成長してきたのか知るために、今までの仕事で印象に残っているエピソードを聞かれることがあるようです。エピソードだけを話すのではなく、自分はその時どう思ったか、そのあとどのように仕事に活かしたかまで回答しましょう。具体的な回答例は、以下のとおりです。

  • 前職で医療事務1年目として働いていたときに、患者さまから預かった保険証を返し忘れたことがありました。本来は来院時に保険証を確認したらすぐに保険証をお返しするのがルールだったのですが、会計を終えてからもお返しを忘れていることに気づかず、患者さまが一度建物を出られてから「保険証を返してもらってないかもしれない」と戻って来られ、気が付きました。その頃は仕事に慣れておらずいつもあたふたしていて、さらにその日は来院が多く忙しい日でした。その日から、速さよりも正確さを重視するように心がけ、心の中で指さし確認を行うようにしました。すると同じようなミスをしなくなり、次第に速さも身についてきてスムーズに仕事ができています。

経験者であれば医療事務の仕事の中でのエピソードを、未経験者であれば医療に関係ないことでも構いません。「失敗談」と指定がない場合は、仕事で嬉しかったことやうまくいった出来事を話しても良いでしょう。

PCや電子カルテのスキルについて

現在、多くの医療機関では電子カルテやレセコンが使用されており、医療事務の面接質問で「パソコンはどのくらい使えますか?」と聞かれることは珍しくありません。回答例をみてみましょう。

  • 今まで医療事務として3ヵ所の職場で勤務経験がありますが、すべての職場で電子カルテとレセコンが導入されていたため、滞りがなく業務が行える程度のスキルがあります。3ヵ所の職場はすべてメーカーが異なっていたため、新しいソフトに順応するスキルもあるほうだと思います。
  • 医療事務の経験がないため、電子カルテやレセコンの使用経験はないですが、前職ではExcel・Word・PowerPoint・データベースの経験があります。

経験者であればレセコンや電子カルテの使用経験を述べ、未経験者であれば一般的なパソコンのスキルについて答えましょう。

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医療事務の面接質問:答えにくいもの

医療事務の面接質問では、答えにくい質問をされることもあります。答えにくい質問をされてもある程度対応できるよう、具体的な質問例を見ていきましょう。

残業できるか

医療事務は、月末から月始にかけてはレセプトを作成する時期となり、残業が発生することが多い仕事です。残業できる場合はアピールするのが良いですが、家族の事情などで残業が難しい場合は正直に伝えましょう。回答例は以下のとおりです。

  • レセプト時期の残業は可能です。
  • できる限り残業に協力したいと思っておりますが、未就学児の子どもがいるので、18時には帰宅させていただきたいです。残業が発生する日は事前にお知らせいただけると、保育園のお迎えを夫と代わりますので、対応できます。

残業が難しい場合は「できません」とだけ伝えるのではなく、理由を述べつつできるだけ残業できるよう寄り添う姿勢をみせると、角を立てずに回答できます。

結婚・出産の予定があるか

医療事務は女性が多い職種となっています。本来、就職面接でこのようなプライベートな質問はするべきではないですが、結婚や出産について実際に聞かれる場合もあるようです。どのように回答するか考えるために、回答例を見てみましょう。

  • そのような予定は今のところありません。
  • 今のところ出産の予定はありませんが、子どもが生まれた場合も仕事は長く続けていきたいと考えています。

この質問の本意は、「採用したら長く働いてもらえるかが知りたい」というものです。予定がないのであればその旨を伝え、結婚・出産の予定があるときは今後のビジョンも添えて答えると良いでしょう。

他社の選考状況

採用担当者は応募者のスケジュールを調整するために、他社の選考状況について尋ねることがあります。ほかにも受けているところがあれば、正直に伝えましょう。回答例は以下のとおりです。

  • ほかは2社受けており、内科のクリニックが結果待ち、皮膚科のクリニックが面接の日程調整中です。
  • 昨日、1社内定の連絡がありましたが、御院が第1志望ですので、そちらは保留させていただいております。

具体的な施設名を出す必要はないですが、回答例のように診療科を述べて分かりやすくしても良いでしょう。

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医療事務の面接で使える逆質問8選

医療事務の面接ではひととおり質問が終わった後、「何か質問はありますか?」と逆質問がないか聞かれることがあります。適切に逆質問を行うことで、仕事への意欲や応募先への関心をアピールすることも可能です。どのような質問をするのが良いのか、例を見てみましょう。

  • 1日の仕事の流れ
  • 医療事務の在籍人数
  • 1日の来院患者数
  • ひと月のレセプト作成数
  • 子育てと両立している職員の勤務状況
  • 産休・育休の取得状況
  • 入職までにどのような準備・勉強をしておくべきか
  • 未経験者の採用状況、教育体制

もし、面接中に聞きたいことが説明されて、逆質問がない場合、「詳しくご説明いただいたので、質問したかったことは理解できました」「先ほどの受け答えの中でご説明いただけましたので、今は質問はございません」のように回答しましょう。

医療事務の面接でNGな逆質問の例

逆質問の機会をもらったからといって、何でも質問してよいわけではありません。以下のような逆質問はしないようにしましょう。

  • 求人情報や医療機関のWebサイトに書いてある内容
  • すでに説明されたことに関する質問
  • 給与など待遇に関する直接的な質問
  • 業務に直接関係のない質問

行われている診療の特徴などWebサイトに書いてあるような情報を尋ねると、「本当はあまり当院に興味がないのでは」と思われてしまいます。また、面接の中ですでに説明のあったことに関して質問すると、「話を聞いていない」と悪い印象を与えてしまうことも。
事前にどのような逆質問をするか考えておき、上記のNG例に当てはまっていないかチェックしておきましょう。

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医療事務の面接質問にうまく受け答えするコツ

面接質問への対策をしっかり行っていたとしても、うまく受け答えできなければ内定をもらうことは難しいでしょう。ここでは、医療事務の面接質問にうまく受け答えするコツを紹介します。

面接官の目を見てはきはきと明るく話す

医療事務は、病院に来院する患者や家族と接することが多い職種です。患者だけでなく、医師や看護師などほかのスタッフと連携して仕事を進めていくことが求められるため、面接官は応募者のコミュニケーション能力や協調性、気持ちよく仕事ができる仲間になれるかを見ています。

面接となると緊張してしまうのは仕方ないですが、できるだけ面接官の目を見て、はきはきと明るく話すことを心がけましょう。

結論を最初に話すようにする

緊張していると、話しながら自分でも何が言いたいのか分からなくなってしまうこともあります。質問されたら、まずは結論を一文で述べてから、その理由や裏付けとなるエピソードを話すと良いでしょう。そのように答えると聞き手も分かりやすく、途中で言い淀んでも言いたいことは伝えられます。

面接質問の想定や面接練習をしておく

準備が不完全のままで面接に向かってしまうと、「うまく答えられるだろうか」「緊張して何も言えなかったらどうしよう」と不安になってしまい、自分を充分にアピールできないことも考えられます。当記事を参考にして、面接質問にどう答えるか想定しておきましょう。家族や友人に協力を依頼して模擬面接形式で練習するのもおすすめです。

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医療事務の面接質問対策を行って転職を成功させよう

  • 医療事務の面接質問ではPCスキルや職種を選んだきっかけを聞かれることがある
  • 医療事務の面接質問では残業できるかや他社の選考状況を聞かれることもある
  • 医療事務の面接の逆質問では1日の流れや月のレセプト作成数などを聞くのがおすすめ
  • 医療事務の面接質問にうまく答えるには、回答の想定や練習を行っておくと良い

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