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医療事務の志望動機には何を書く?例文や記載ポイントを解説
7 months ago
「医療事務の志望動機には何を書けばいい?」と悩んでいる方もいるでしょう。医療事務の志望動機を履歴書に書くときは、応募先での業務内容や施設の規模を理解しておく必要があります。この記事では、医療事務の志望動機におけるポイントと注意点を解説。医療事務の志望動機のケース別例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
医療事務とは
医療事務とは、病院やクリニックなどの医療機関で、受付・会計業務や診療報酬請求のためのレセプト作成などを行う職種です。来院した患者の受付や問診表の受け渡し、診察室への呼び出しなどを行います。
診察後は実施された医療行為を確認して計算・会計をするだけでなく、診療報酬請求に必要なレセプトを作成するのも医療事務の重要な仕事です。患者が医療機関に来院して最初に接する職員が医療事務ですので、病院の顔としての役割も求められるでしょう。
医療事務として働くのに資格は必須ではなく、無資格・未経験からでも働けますが、レセプト作成において医療保険に関する専門的な知識が必要となります。そのため、医療事務には知識やスキルを証明するための民間資格が数多く存在しており、資格を持っていると転職に有利です。
医療事務の志望動機におけるポイントと注意点
医療事務の志望動機を履歴書に書くときは、どのようなことに気を付けると良いでしょうか。ここでは、医療事務の志望動機におけるポイントと注意点を解説します。
医療事務という職業や応募先を選んだ理由を書く
職業や応募先を選んだ理由は、採用担当者が最初に気にする部分のため、医療事務の仕事に初挑戦する方は、医療事務という職業を選んだ理由を志望動機に入れるようにしましょう。医療事務の経験がある方であれば、応募先の医療機関を選んだ理由を書くようにします。
応募先の医療機関を受診した経験があったり、お見舞いなどで訪れたりといった接点があれば、そのエピソードを絡めて書くのがおすすめです。どの医療機関にも当てはまるような理由にならないよう、応募先の医療機関についてよく調べ、理念や施設の特徴を踏まえた内容になるよう心がけましょう。
応募先の医療事務の業務内容を把握しておく
医療事務の志望動機を書くときには、応募先の業務内容を把握しておくことが大切です。受付や会計、レセプト作成はどの施設でも医療事務に任されますが、それ以外の業務は施設により異なります。備品管理・経理などの一般事務業務や、同じ部署に属している医療クラーク・医療コンシェルジュの業務を医療事務職員が担当する場合もあるようです。
求人書類の医療事務の仕事内容欄をよく確認して、応募先での業務がどのような感じになるのかイメージしておきましょう。求人内容を見る中で疑問点が生まれた場合は、面接時に逆質問して確認するのがおすすめです。
応募先の施設の規模を理解しておく
医療事務の志望動機を書く前に、応募先の施設規模を理解する必要もあります。応募先の施設規模により、医療事務の仕事内容や求められるスキルが異なるためです。
例えば、クリニックの医療事務の場合は、基本的に受付にいて患者対応を行うのが主な仕事になります。患者に対する親切・丁寧な対応や、診療が終わってから会計までお待たせしないよう素早く処理を行うことなどが求められるでしょう。レセプト作成は、診療時間外や月末月始にまとめて行われるのが一般的です。
大規模病院の医療事務であれば、入院のレセプト作成業務が必ずあります。診療時間中は受付と会計窓口、窓口以外の場所でレセプトの計算を行う担当が分かれていて、日によって担当が入れ替わるのが一般的です。また、診療科や入院・外来ごとに担当の医療事務が決められ、レセプト作成期間は担当診療科・部署のレセプト作成に集中するといった決まりの病院もあります。
あまりにも応募先の医療機関の現状とかけ離れているような内容を記載すると、採用担当者からは「うちの施設について理解していないのかな?」と思われてしまう可能性もあるので、注意しましょう。
待遇面については志望動機に書かない
医療事務の志望動機を書くときは、給与や福利厚生といった待遇面については書かないようにするのが基本です。志望動機で待遇面について言及することで、「医療事務という職業自体には魅力を感じていないのか」「仕事への意欲が低い」と思われてしまうことがあります。シフトや残業についての希望も、志望動機には入れないようにしましょう。
医療事務の志望動機の例文
医療事務の志望動機について、「新卒」「未経験・無資格」「経験あり」のケース別に例文を紹介します。
新卒の方の志望動機の例文
大学や短大、専門学校を卒業して医療事務になる新卒の方は、応募先の医療機関に魅力を感じた理由や、医療事務になりたい理由を志望動機に入れるようにしましょう。新卒者の志望動機の例文は以下のとおりです。
新卒であれば、在学中に医療事務の関連資格を取得していることがほとんどでしょう。無資格で医療事務の仕事に就く人もいますので、資格を持っている場合はアピール材料として志望動機に入れるのがおすすめです。
医療事務未経験・無資格の方の志望動機の例文
前述のとおり、医療事務の仕事は未経験・無資格からでもチャレンジできます。医療事務が未経験で無資格の方は、今までほかの仕事を経験してきた中で、なぜ医療事務の仕事に就きたいと思ったのかも交えて書くようにしましょう。
また、医療事務の資格取得に向けて勉強を始めている、もしくは資格取得への意欲があることも盛り込むと、仕事への意欲が見える志望動機になります。
例文1:資格取得に向けて勉強中であることを示す場合
例文2:未経験・無資格で資格取得の意欲を示す場合
医療事務の経験がある方の志望動機の例文
医療事務の経験がある方は、志望動機の中で今まで培った経験やスキルをアピールしましょう。人間関係や職場への不満を理由に転職する場合でも、前職についてネガティブな記載をするのはNGです。
例文1では前職と同様の施設に転職するケース、例文2では前職とは違った形態の施設に転職するケースの例文を紹介します。
例文1:前職と同様の施設に転職する場合
例文2:前職とは違う形態の施設に転職する場合
医療事務の志望動機の書き方をマスターして転職を成功させよう
- 医療事務の志望動機を書くときは職業や応募先の医療施設を選んだ理由を入れる
- 医療事務の志望動機を書くときは応募先の業務内容や施設規模を理解しておいた方が良い
- 医療事務の志望動機を書くときは、待遇面について書かないようにする