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看護師の面接質問と回答例、逆質問について紹介!

正看護師転職4 months ago

「看護師の面接質問にはどのようなものがあるの?」と不安に思う方もいるでしょう。看護師の面接質問では自己紹介や志望動機といった基本的なものから、自身の看護観やキャリアプランについての質問まで、さまざまなことを聞かれる可能性があります。この記事では、看護師の面接質問と回答例について紹介。逆質問がないか聞かれたときの回答例や、質問に答えるときのポイントについても触れていますので、ぜひご覧ください。

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看護師の面接質問と回答例:基本編

看護師の面接質問でほぼ聞かれる、基本の質問と回答例を紹介します。以下の質問はどの面接でも聞かれるものになりますので、面接の前に回答を必ず用意しておきましょう。

自己紹介

自己紹介は、フルネーム・最終学歴・職務経歴を短く述べます。志望動機やアピールポイントを一言付け加えても良いでしょう。長くても1分程度にまとめるのが理想的です。

回答例

看護ミカルと申します。〇〇看護大学を卒業後、××市民病院に6年間勤務致しました。呼吸器内科病棟に3年、整形外科病棟に2年、出産・育休を挟んで眼科外来に1年間居りました。その後、△△こどもクリニックで2年間勤務致しました。子どもから高齢者まで、病棟も外来も経験させていただく中で再び大きな病院で地域に根差した看護提供を行いたいと思い、志望致しました。よろしくお願い致します。

志望動機

志望動機は、履歴書に書いた内容から展開して話すようにしましょう。今までの経験や自分の希望を踏まえて、なぜ応募先の病院を志望するに至ったかにつなげます。
志望動機の最後は、応募先の理念やサービス内容を踏まえ、今後どのような働き方をしていきたいかで締めるのが自然な流れです。「患者さまのために頑張りたい」「看護師の資格を活かしたい」など、どの応募先にも当てはまるようなことに重きを置かないようにしましょう。

回答例

この度御院を志望致しました理由は、「子どもから高齢者までに寄り添った医療を提供する御院で、広く地域に貢献したいから」です。
今までの経験で、幅広い年齢層の看護に携わらせていただき、どの職場でも違ったやりがいや新しい学びを得られました。御院は子どもから高齢者まで地域の患者さまが幅広く利用されているとのことで、私の今までの知見を活かせる環境ではないかと考えております。また、介護現場で活躍する看護師の業務にも興味があり、御院が同法人で特養やグループホームを経営されている点も魅力的に感じ、志望致しました。

自己PR

自己PRでは、自分の長所や強みといえるポイントを伝えます。最初にアピールポイントを一言で述べたあと、それが裏付けされるエピソード、今後どのように仕事に活かしていきたいかを述べると良いでしょう。

回答例

私は「明るい性格」に自信があります。特別に意識していたわけではないのですが、同僚や患者さまが「あなたはいつも明るいね」と声をかけてくださることが多く、同僚評価において「ムードメーカー」と言われることもありました。当時配属されていた病棟にて、師長に「あなたのスキルと明るさで、リーダーとしてみんなを引っ張ってほしい」と、チームリーダーに任命されたこともあります。
御院でもこの明るい性格を活かし、病気を治すだけでなく、患者さまに元気を届けられる看護師として勤務していきたいと考えております。

前職の退職理由

「人間関係が悪かった」「残業が多かった」「給料が少なかった」などの理由で退職したという方もいるでしょう。しかし、このようなネガティブな不満を面接でありありと述べると、「同じ理由で退職してしまうのでは」と思われてしまいます。
ネガティブな退職理由は、「新しいチャレンジをしたい」など、ポジティブな志望動機に言い換えるようにしましょう。出産や転居などやむを得ない理由の場合は、そのまま伝えても構いません。

回答例

前職のクリニックは小児科で、子どもやその親御さんに接することが多い職場でした。大人や高齢者と接するのとは違った難しさややりがいがあり、楽しく仕事を続けていたのですが、以前、総合病院で経験したことが十分に活かせていないのではないかと思うこともありました。子どもから高齢者まで幅広く対応している医療機関で、今まで培った知識やスキルを総合的に活かせる職場で、スキルアップを目指したいと考え、退職に至りました。

今までの経歴

経歴を聞かれたら、最終学歴から今までの勤務先・所属先を省略せずに伝えましょう。省略すると、「何か言えないことがあるのか」と思われてしまいます。面接での受け答えは何も見ずに答えるのが基本ですが、転職回数が多い方は「履歴書を見てもよろしいでしょうか」と一言伺いを入れて、メモや履歴書を見ながら話しても構いません。

前項の退職理由と同じく、ネガティブな理由を入れずに経験したことや学んだことを挟みながら経歴を話します。リーダーや主任など、マネジメントや指導の経験がある場合は付け加えると良いでしょう。

回答例

〇〇看護大学を卒業後、××市民病院に6年間勤務致しました。呼吸器内科病棟では3年勤務し、呼吸器系のがんや喘息、特定疾患の患者さまの看護を主に行いました。
その後整形外科病棟に異動となり、関節リウマチや脊柱疾患などの患者さまの看護を2年間経験しました。交通外傷で緊急入院される方に対応したり、リハビリに参加したりという経験を積むことができました。2年在籍したうちの2年目はチームリーダーとなり、後輩看護師への教育・指導も行っておりました。
その後、1年間の産休・育休を挟んで眼科外来に1年間勤務しました。入院で手術を予定している方の検査や、術後の経過観察で訪れる方のケアを行うことが多い職場でした。
その後、△△こどもクリニックで2年間勤務致しました。主に小児の内科系疾患を診ているクリニックで、風邪や喘息、感染症などの小児患者の検査・診療介助をおこなっておりました。

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看護師の面接質問と回答例:よく聞かれるもの編

ここでは看護師の面接質問で、よく聞かれる質問と回答例を紹介します。応募者自身の性格や看護師としての在り方について尋ねられることが多いようです。

自分の性格について

性格もほかの質問と同様、結論・エピソード・まとめの3部構成でまとめると良いでしょう。まとめでは、その性格が仕事でどのように役立っているのか、今後どのように役立てていきたいかを述べると良いでしょう。

回答例

私は、自身は「冷静な性格」だと考えております。
入職1年目に経験した総合病院での内科病棟勤務時には、夜勤時に初めて急変を経験し、ショックバイタルになった患者さまがいらっしゃいました。訪室時には吐血とけいれんを認め、ほかの看護師は慌てている方もいたのですが、私は内心は驚きながらもやるべきことを冷静に判断し、すぐに適切な対応ができました。
整形外科病棟では交通外傷の受け入れも多く、出血の多い方や傷の深い方を目にすることも珍しくありませんでした。一連の緊急処置が終わって患者さまの病状が落ち着いたあとに、「びっくりしたな」と思い返すことはありましたが、対応の最中は慌てることなく迅速に対応しておりました。
経験を重ねるごとに、より緊急時への対応も冷静に迅速にできるようになっていると実感するため、今後の勤務でも活かしていきたいです。

自分の長所

長所も3部構成でまとめましょう。特に看護師の仕事に活かせる長所や、エピソードとして勤務中の出来事を挙げられるものを選ぶのがおすすめです。

回答例

私の長所は「向上心があること」です。分からないことがある状態が好きではないので、関わった診療科や疾患についてはとことん勉強して、知識を付けるのが楽しいと感じています。
異動や退職をするたびに専門に特化した参考書を新たに購入し、応用的な知識を身に付けられるよう、業務時間外に読み込んで勉強していました。本を読んでもわからないところは、先輩看護師や医師へ質問させていただき、理解を深めるようにしていました。セミナーや勉強会が行われるときにはできるだけ参加し、知識だけでなく手技のスキルも向上できるよう積極的にデモンストレーションに参加しておりました。
看護師は、生涯勉強が必要な職業であると感じております。今後もこの長所を生かして、学ぶことを辞めずに知識やスキルを向上させていきたいです。

看護師になったきっかけ

看護師になったきっかけは、応募者の仕事への熱意や姿勢をはかるために聞かれることの多い質問です。エピソードを入れながら、簡潔に話しましょう。

回答例

私は、祖母を看てくださった看護師さんをみて、看護師を志しました。
私が中学生のときに祖母は肺炎を患ってしまい、長期入院を余儀なくされました。お見舞いに行くたびに担当の看護師さんが私にも優しく接してくださり、祖母にも丁寧にケアをしてくださって祖母が喜んでいる姿を見ておりました。祖母が危篤になったときも、主治医や病棟の看護師さんは最期まで祖母に手を尽くしてくださり、亡くなったあとは私たち家族に寄り添ってくれました。その時私は、「看護師は病気を治す手伝いをするだけじゃなく、患者や家族のケアもしてくれる仕事なんだ」と思い、自分もたくさんの人の病気を治す手伝いや生活の手伝いをして、人のためになる仕事がしたいと感じ、看護師になろうと思いました。

自分の看護観について

看護観とは、看護師として働くうえでの信念・信条・最も大切にしていることを指します。自分が仕事の上で大切にしていることとそれにまつわるエピソード、自分の看護観を今後働く中でどのように活かしていきたいかを述べましょう。

回答例

私が大切にしている看護観は、「患者さまを型にはめないこと」です。
新人のころ、与えられた仕事をこなすのに精一杯できちんと患者さま一人ひとりをみられていないことがありました。胃がんの人、大腸憩室の人、というように患者さまを疾患でみるようになり、処置やケアも正確にこなすことを第一として画一的なケアしかできなくなっていました。ある日、カルテを書くときに、患者さまときちんとコミュニケーションが取れていないせいで主訴が書けないことがあり、はっとしました。私たちは病気にアプローチしているのではなく、人にアプローチしているということを忘れていたことに気づき、それ以降は患者さまの病気以外の部分もよく理解して、一人ひとりにあったケアを提供できるよう努めてきました。
今後も自分の経験やスキルから「この場合はこうすればよい」と決めつけるのではなく、患者さま一人ひとりをよく理解して、きめ細かいケアを行いたいと考えております。

今後のキャリアプラン

キャリアプランを聞かれたら、入職後に何を成し遂げたいかを述べます。長期で勤めたいことや、マネジメント・後輩育成・管理職にも興味がある場合は、ここで述べるとよいでしょう。

回答例

今後、看護師としてキャリアを重ねていくうえで、チームリーダーや主任などを経験させていただきたいと考えております。
以前、総合病院勤務時代に1年間チームリーダーを経験し、楽しさややりがいを感じていたのですが、産休・育休を経て未経験の部署に異動となり、不完全燃焼で終わってしまいました。御院に採用頂けましたら長期にわたり勤めたいと考えておりますので、再度一から経験を積み、ゆくゆくは後輩の育成や部署のマネジメントに携わりたいです。

成功談・失敗談・印象的なエピソード

エピソードを述べる質問では、そこから何を学んだのかと、志望先でも学びを活かして働いていきたいことを付け加えます。特に失敗談の場合、事例のみ詳しく述べていては、「何も学べなかったのか」と思われてしまうことも。エピソードではなく、学んだことや活かしていきたいことに重きを置くようにしましょう。

回答例

私がプライマリーナースになった患者さまで、「つえを使って自力で歩けるようになりたい」とおっしゃる80代の患者さまがいらっしゃいました。大腿骨骨折により人工骨頭置換術を施行された方で、体力も落ちていたので車いすでの退院を検討しているところでした。希望を叶えるのは難しいと思われましたが、ご本人の頑張りたいという気持ちに押され、PTとも連携して毎日歩行訓練のサポートを行いました。退院時には補助者付きなら自立歩行可能な状態まで回復したため、自宅に帰る前に特養に入居し、更なるリハビリを行うことになりました。
退院の時に患者さまより感謝の言葉を頂き、嬉しかったと同時に、希望を聞き入れてよかったと思いました。医療現場では、患者さまの希望に応えられないこともありますが、何でも最初から「できない」と断るのではなく、可能性を探ってみることが大切だということを学びました。

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看護師の面接質問と回答例:答えづらいもの編

看護師の面接では、答えづらい質問をされることもあります。ここでは、答えづらい質問の例と回答例を紹介します。

休みの日の過ごし方

アイスブレイクとして、プライベートの過ごし方を尋ねられることもあります。応募者が休みの日に何をしているのかに興味があるのではなく、場の雰囲気を和らげるためや、仕事のストレスをうまくリフレッシュしているかを知りたいという意味合いでよく聞かれるようです。趣味や特技に絡めた返答をしましょう。

回答例

休みの日は買い物に出かけたり、家で裁縫をしたりしています。特に裁縫は高校時代からの趣味で、最近は手芸店へ買い出しに出かけたあと、姪の洋服作りやパッチワークをして1日過ごすことが多いです。

夜勤・残業はできるか

シフトや残業については答えづらいという方もいますが、聞かれることが多い質問です。できない場合でも採用されたいあまり「できる」と答えてしまうと、入職後のトラブルの元になるため、「なるべく対応できるようにしたい」という旨を伝えるようにしましょう。「絶対できない」とはっきり伝えると角が立つため、事情がある場合は理由を必ず付け加えるようにします。 
夜勤や残業OKという方も「いつでも入れます」と答えてしまうとトラブルの元になりますので、「対応できます」という答え方がおすすめです。

回答例

保育園児がおりますので、基本的には日勤で勤務させていただきたいと思います。ほかの方との勤務の都合上、残業や夜勤の必要がある場合は、できる限り対応させていただきたいと考えております。

自分の短所

短所を聞かれたときは、長所の裏返しになるようなものを選ぶのがおすすめです。短所を改善するために取り組んでいることも合わせて述べるようにしましょう。

回答例

私の短所は、「集中すると周りが見えなくなることがある点」です。
記録記載に集中しているときに、トイレコールが鳴っているのに気が付かないことがあったり、消毒・ガーゼ交換の際に、患者さまのご家族がいらしたのに気付かずすぐに挨拶を返せなかったりしたことがありました。
業務において集中力も必要ですが、看護師はマルチタスクをこなしていかなければならないため、自分が「集中しているな」と思ったときこそ周りにも気を配るように心がけています。

インシデントの経験の有無

看護師の仕事をしていると、重大度のレベルに関わらずインシデントを起こしてしまうことは少なからずあります。ここでは、ミスを認める姿勢についても見られているため、インシデントを起こしてしまった経験がある場合は、正直に話すのが賢明です。
まず、起きた事象を一言で説明し、インシデントに対しどのように対処したのか、再発防止のために行ったことを述べましょう。医療ミスと認定されてしまうほどの重大インシデントや、患者の生死に関わるものは印象が悪くなってしまうため、面接での言及は避けるのがベターです。

回答例

病棟にいた際に、昼食後の与薬を誤って別の患者さまのところに持って行ってしまったことがありました。患者さまより「初めて見る薬ばかりでいつもの薬がない」と申告いただいたおかげで誤飲は免れました。与薬確認の際に午後からの検査と処置、オペ出しのことを考えながら一人で作業を進めてしまい、別の患者さまの薬を用意してしまっていることに気づかなかったことが原因でした。
その後は必ずその日のペアの方に声出し・指さしでWチェックを頂くようにし、準備の際にもほかのことを考えながら作業しないようにしています。

希望する配属先・配属先の希望が通らなかったら

配属先の希望を聞かれたら、そこでどのような経験を積みたいかも具体的に伝えましょう。もし希望が叶わなかったとしても、どこに配属されても精一杯頑張りたいという気持ちを示すのが大切です。

回答例

希望の配属先は、耳鼻咽喉科です。今まで耳鼻科の配属経験がない中、小児科のクリニックでは鼻や喉の不調で受診される方が多く、より耳鼻科領域のケアも経験したいという思いがあります。
もし、希望部署への配属が叶わなかったとしても、与えていただいた環境で精一杯頑張りたいと考えております。

ほかにも選考を受けているか

ほかにも受けている医療機関がある場合は、正直に答えましょう。ほかも受けていることを言うと評価が下がるのではないかと心配される方もいますが、必ずしもそうではありません。ほかの応募者との採用スケジュールを調整するために、状況を把握しておきたいという意味合いで聞いていることもあります。

回答例

ほかには耳鼻科のクリニックと、内科病院に応募しております。
耳鼻科のクリニックは来週、面接選考があり、内科病院の方は最終面接後で合否の連絡待ちです。

内定を出したら内定を受けてくれるか

ほかに受けている病院がなければ、入職するよう答えても問題ありません。ほかの医療機関も受けている場合、面接中の医療機関が第一志望であっても「必ず入職します」「他は考えていません」と断言してしまうとトラブルの元になりますので、「前向きに考えている」といった表現が良いでしょう。

回答例

内定を頂きましたら、ぜひ前向きに検討させていただきたいと思います。

結婚・出産の予定

本来なら医療機関側がそのような質問を避けるべきですが、聞かれたら濁しつつ答えるのがベターです。「結婚・出産によりすぐ辞めてしまうのでは」という思いからの質問ですので、「今は仕事を頑張りたい」「結婚・出産を経ても仕事は続けたい」という意欲を見せるのが良いでしょう。

回答例

現在は結婚の予定はなく、仕事を頑張りたいと考えております。ゆくゆくは結婚・出産も経験したいと考えておりますが、出産後も看護師として復帰し、長く看護師を続けていきたいと思います。

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看護師の面接で尋ねる逆質問の例

看護師の面接では、「何か質問はありませんか?」と聞かれることもあります。逆質問の機会があるときは、以下のような質問をするのがおすすめです。

  • 入社後はどのような研修が行われるのか
  • 看護師間での教育制度はどのようになっているのか
  • どの年代の看護師が多いか
  • 産休・育休取得時の福利厚生
  • 子育て中の看護師はどのように働いているか
  • (病棟の場合)1人あたりの受け持ち患者数
  • (外来・クリニックの場合)1日あたりの来院患者数

逆質問がないと、働く意欲や応募先に関する興味が薄いのかと評価されることもあるため、
最低でも2~3個は用意しておきましょう。調べればわかるような質問や、面接の中ですでに説明されたことを聞くのはNGです。福利厚生・待遇面に関することを聞きたいときは、手当や給与などお金に関する質問は避けましょう。

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看護師の面接で質問に答えるときのポイント

面接において、一つひとつの回答が良いだけでは合格できないこともあります。ここでは、看護師の面接で質問に答えるときのポイントについて確認しておきましょう。

明るくはきはきと答える

回答内容が素晴らしくても、小さな声で表情も固いと良い印象が残せません。看護師は対人スキルも必要な職業のため、印象の良さやコミュニケーションスキルもみられています。うまく答えられなかったとしても、明るくはきはき回答できるように意識してみましょう。

ポジティブな表現を使う

前職の退職理由や失敗談などを話すときは、ついネガティブな表現を使いがちです。そのような時は、「今は(今後は)〇〇しようと考えています」などポジティブな表現に言い換えるのがおすすめです。ネガティブな発言をしていると、応募者自身にもネガティブなイメージがついてしまいます。

嘘をついたり誇張したりしない

面接の中でエピソードを話す機会において、良く思われたいと嘘をついたり誇張したりするのはやめましょう。詳しく突っ込まれたときにばれてしまう可能性もあり、その際に非常に印象が悪くなります。面接を乗り切れたとしても、入職後に「話していたことと違う」と思われると苦労する原因にもなるでしょう。

一貫性を持ったつじつまの合う回答をする

面接で聞かれそうな質問と回答を整理したら、それぞれ一貫性のある回答になっているか確認しましょう。

例えば急性期病院への就職希望の場合、志望動機では「多忙な環境の中でさまざまな患者さまのケアを経験し、看護師としてのスキルを向上させたい」と答え、看護観について聞かれたときに、「じっくり患者さまのお話を傾聴して、ケアを進めるように心がけています」と答えたとします。
どちらも向上心や意欲が見られる回答で、一つ一つをみると素晴らしい回答ですが、面接官には「急性期の忙しい環境で働きたいのに、じっくり傾聴を行うのが信条であれば、急性期病棟には合わないのでは?」と思われる恐れも。自分の考えや信条を曲げる必要はありませんが、つじつまのあった内容になっているか確認しましょう。

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看護師の面接質問への対策を行って転職を成功させよう

  • 看護師の面接質問では志望動機や前職の退職理由、経歴はほぼ聞かれるので用意が必要
  • 看護師の面接で逆質問があるか聞かれることもあるため、最低2~3個用意すると良い
  • 看護師の面接ではネガティブ表現や嘘、誇張表現を避け、一貫性のある回答を心がける

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