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mikaruおすすめブログ紹介_vol.3

3 hours ago

クリニックが発信するブログには、患者さんにとって役立つ情報や院長が抱く想いなど、さまざまな内容が綴られており、なかには医療従事者の学びになる記事もたくさんあります。
本記事では、そんなクリニックブログのなかから、特に医療従事者の知見を広げるのに役立つ記事を複数ピックアップしてご紹介。興味のある方は、ぜひ覗いてみてくださいね。

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ませき耳鼻咽喉科の院長ブログ

名古屋市中川区に拠点を置く「ませき耳鼻咽喉科」は、2023年5月にリニューアル開院したクリニックです。大学病院や地域の基幹病院で20年間勤務した院長が、「基幹病院と同じ医療を地域の皆様に提供したい」という理念を掲げ、質の高い医療の提供に尽力。特に、痛みの少ない診療や子どもにやさしい診療を心がけており、地域に根差したクリニックを目指しています。

そんな同院の姿勢は、院長ブログの記事からも垣間見ることができます。今回はそのなかから、《アレルギー検査機器「ドロップスクリーン」を導入しました!》の記事に注目しました。

ドロップスクリーン
▲画像提供:ませき耳鼻咽喉科


同院が導入したドロップスクリーンは、わずか一滴の血液で41種類ものアレルギー項目を一度に調べられるという優れた性能を持っているそうです。最大の利点は、採血量がごく少量で済む点。これにより、注射に強い恐怖心を持つ子どもや血管確保が難しい乳幼児であっても、心身への負担を最小限に抑えながら検査を受けることが可能になります。
同記事では「0歳でも可能」と明記されており、これまで検査を躊躇せざるを得なかった低年齢層の患者さんとその保護者にとって、大きな安心材料の一つとなるのではないでしょうか。この機器導入は、同院が掲げる「痛みの少ない診療」「子どもにやさしい診療」という理念を、まさに具現化した取り組みといえます。

また、同記事では患者さんから寄せられやすい質問に対して、Q&A形式で丁寧に回答。たとえば、「検査だけしたい」という要望には、「まず医師の診察が必要です」と適切な医療提供のプロセスを明確に示しています。さらに、「食物アレルギーの診療は耳鼻咽喉科では行っていないため、必要時は小児科やアレルギー科へ紹介する」といった専門領域の線引きも明示しており、医療連携の観点からも参考になる点が多いかもしれません。

患者満足度の向上と検査の効率化を両立させるドロップスクリーンの導入事例は、他科の医師やクリニック経営者にとっても有益な情報となりそうです。患者への寄り添いと先進的な医療提供を両立させる同院の取り組みは、多くの医療従事者にとって日々の診療におけるヒントを与えてくれるでしょう。
小児患者へのアプローチや、患者負担の少ない医療機器の導入を検討されている方は、ぜひ同記事を参考にしてみてください。

ドロップスクリーン_導入写真
▲画像提供:ませき耳鼻咽喉科


■記事詳細
アレルギー検査機器「ドロップスクリーン」を導入しました!

さいとう内科・循環器クリニックの院長ブログ

東京都中央区日本橋にて、“親切で思いやりのある医療”の提供に尽力する「さいとう内科・循環器クリニック」。内科・循環器内科をはじめ、糖尿病内科や睡眠時無呼吸症などの診療に対応しています。また、心筋梗塞や狭心症などの心臓病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病を起因とする疾患の診療にも注力しているのが特徴です。

さいとう内科・循環器クリニックの院長ブログTOP

循環器専門クリニックである同院にはさまざまな疾患の患者さんが来院します。そのなかには、足の浮腫みによる症状で受診する人も多いそうです。最近では、10代~40代の女性に比較的よくみられる「好酸球性血管性浮腫(Angioedema with eosinophilia)」という疾患による来院もあるとのこと。
そこで同院のブログでは、気になる症状の一つとして《好酸球性血管浮腫とは》というテーマの記事を取り上げていました。

好酸球性血管浮腫は、1984年にはじめて報告された疾患の一つです。その特徴は、“突然の手足の浮腫み”と“強い痒み”を感じるのが主な症状とのこと。記事内では、なぜ引き起こされるのかといった機序や、主な治療方法を伝えています。
治療は症状の程度や個人差にもよりますが、自然軽快するケースが多いことから予後は良好なのだとか。掻痒感が強いときにはステロイド薬を投与する、といった治療を行うそうです。また、血液検査で好酸球の増加が認められるため、ほかの病気との判別も可能とのこと。好酸球性血管性浮腫ではない重大な疾患が隠れている場合も考えられるため、血液検査は診断の決め手になるといいます。
立ち仕事や座り仕事の多い人によく見られがちな”浮腫み”の症状ですが、好酸球性血管性浮腫の可能性もある、と知っておくことも大事ですね。

循環器イメージ

同院の院長ブログでは、「断熱と高血圧」や「狭心症・心筋梗塞の症状について 」といったさまざまな疾患の記事も発信中です。短時間で読める記事ばかりなので、多忙な医療従事者の方もスキマ時間を使って気軽に知見を広げられるでしょう。ぜひほかの記事も一読してみてください。

■記事詳細
若い女性に多い手足の浮腫み 好酸球性血管性浮腫について

天白たかさかの森クリニックの院長ブログ

愛知県名古屋市天白区にある「天白たかさかの森クリニック」。内科・循環器内科の診療を専門とする院長と、小児科・アレルギー科の診療を専門とする副院長による2人体制で医療を提供しています。
また、予防医療にも注力している同院。将来、心臓病や糖尿病を発症するリスクを見える化できる「My Nightingale(マイ ナイチンゲール)」という画期的な検査にも対応しています。

天白たかさかの森クリニック外観
▲画像提供:天白たかさかの森クリニック


さらに、開院当初から院長が感じていた“タスクシフトの必要性”を研究・実践する「タスクシフト研究会」という活動も行っています。医療関係者同士の情報共有の場として定期的に開催されており、研究会の様子を同院のブログで発信中です。
タスクシフト研究会は、2023年6月8日に第1回目を開催。毎回違うテーマで開かれており、直近の第7回では「治療継続率を上げるには?<ノバルティス(Medical Field Partner)とのディスカッション>」という興味深い内容で対談が行われました。

本記事で注目したのは、《●医療関係者向け●第4回タスクシフト研究会》で取り上げられた「機械へのタスクシフト<WEB問診・事前患者情報入力>」というテーマです。WEB問診を導入するとどのようなメリットが生まれるのか、といった内容が考察されました。
来院から診察開始までの待ち時間は、従来の流れだと患者さんの体感で「20分くらい」なのだとか。それ以上時間がかかると満足度が下がったり、イライラや怒りの感情に変わったりする可能性があることから、近年では医療DXを推進する動きが活発化しているそうです。

WEB問診を導入した場合の研究結果では、1人あたり約7分の時間短縮を実現できることがわかったとのこと。この7分間は、これまで来院後に記入していた問診票やカルテ作成、保険証の登録などの時間にあたります。これらの作業をそれぞれ患者さんと医療機関側で空いた時間に対応できれば、来院後の時間短縮につながるというわけです。

Web問診導入時の短縮時間
▲画像提供:天白たかさかの森クリニック


ブログ記事では、従来の流れとWEB問診を導入した場合の比較を図を用いてわかりやすく解説されています。どの時間を短縮できるのかを一目で確認できるため、導入を検討する際にも役立つでしょう。ぜひ記事内容を参考にしてみてください。

医療機関では医療従事者の人手不足が懸念されており、将来的には電子カルテの標準化を目指す動きに加え、さらなる医療DXの推進が予想されます。医療DX化に備えて、タスクシフト研究会の今後の新たなテーマからも目が離せなくなりそうです。

■記事詳細
●医療関係者向け●第4回タスクシフト研究会

おち内科・ペインクリニックのブログ

愛媛県松山市にある「おち内科・ペインクリニック」は、内科・麻酔科・ペインクリニック内科の診療を行う専門クリニックです。院長はこれまで培ってきた経験をもとに、麻酔科専門医として地域医療に貢献。また、訪問診療やオンライン診療にも対応し、患者さんのさまざまなニーズに寄り添った医療提供に努めています。

本記事で注目した同院のブログ記事は、《新棟増設にかける想い》というもの。
なぜ増設することを決意したのか、といった院長の熱い思いが綴られています。
増設するきっかけになったのは、「自院で検査できたら患者さんにとってどんなに良いことだろう」と考えるようになったからとのこと。患者さんが訴える痛み・痺れの原因や状況をはっきりさせるために、診療時にMRIやCT検査を必要とする場面が多かったといいます。しかし当時、同院にはこれらの検査機器はなく、協力医療機関への紹介といった連携方法をとっていたそうです。その際に、「治療がワンテンポ遅れてしまうこと」や「患者さんが腰や脚の痛みを抱えたまま病院間を行き来しなければならないこと」が心に引っかかっていた、と当時の想いを綴っています。
また、MRI検査であれば正確な診断ができるだけでなく、放射線被ばくのリスクも回避できるといった導入によるメリットが大きいとのこと。さらに、急性症状の相談が多く、CT検査の必要性が高いと感じていたこともあり、2つの検査機器を導入する決断に至ったといいます。

CT・MRI機器
▲画像提供:おち内科・ペインクリニック


2020年4月の開院後、およそ3年半ほどで新棟の増設をスタートさせた同院。患者さんのことを第一に考え、思い切って運用を開始したことで、利便性や有用性を日々感じているそうです。また、増設した新たな新棟では屋外からの入室や個室の対応も可能なため、感染症の流行時にも柔軟に対応できる点もメリットの一つといえます。
医療機器の導入を検討している方や、地域医療に貢献したい医療従事者の方は、ぜひ当記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

医療機器イメージ

■記事詳細
新棟増設にかける想い

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