お役立ち情報
mikaruおすすめブログ紹介_vol.2
24 days ago
クリニックの院長ブログには、これまでの取り組みや研究の成果、院長の思いなどが記されている記事が多く見受けられます。
本記事で紹介するブログも、院長が自ら研究や調査を重ねたり、実体験の感想を綴ったりと、参考になる内容ばかりです。
興味がある方は、ぜひ目を通してみてはいかがでしょうか。
たしろ代謝内科クリニックのブログ
福岡市城南区にある「たしろ代謝内科クリニック」は、甲状腺や糖尿病の診療、訪問診療などをとおし、地域の方々の健康増進に貢献しています。専門領域に限らず、患者さんの抱えるさまざまな身体の不調や不安にも親身に対応。笑顔で帰ってもらえるような温かい診療を心がけています。また、夜間診療を午後8時まで行っており、子どもの急な体調不良にも対応するなど地域に寄り添った医療を提供しているのも特徴です。
医療やクリニックに関する情報をブログで発信し、地域の医療知識向上にも寄与しています。たとえば、《安全確認までの長い道のり ~治験・臨床試験~》という記事では、新しい治療法や医薬品の開発に不可欠な臨床試験について解説しています。
医療機関では、来院された一部の患者さんに、治験や臨床試験への参加をお願いする場合があります。記事によると、患者さんを対象に行われる治験は、試験管や動物実験、人への検証を経て、安全性を確認された薬剤を用いるものであるとのこと。一般的にイメージされやすい、危険性が高く人体に悪影響が発生するものとは異なる趣旨を述べています。また、患者さんにお願いする臨床試験は、新薬を用いるものではなく、アンケート調査など健康に害を及ぼす可能性のないものであることを明記しています。
こうした情報発信は、医療機関にとって重要です。なぜなら医療の安全性や有効性などを分かりやすく発信することで、患者さんとの信頼関係、医療に対する理解促進、円滑な診療体制の構築などに貢献できるからです。また、治験や臨床試験への協力を呼びかけることで、未来の医療の発展にもつながるでしょう。
同院は、誰でも参加できるイベント「心臓マッサージ・AED体験」などの活動も行っており、ブログで発信しています。このような体験も、患者さんが医療を身近に感じ、医療への興味・関心を高める貴重な機会となるでしょう。
■記事詳細
安全確認までの長い道のり ~治験・臨床試験~
医療法人進純会 さいとう内科クリニックのブログ
大阪府高槻市に位置する「医療法人進純会 さいとう内科クリニック」は、内科・アレルギー科・泌尿器科を専門とし、患者さんの抱える健康問題のトータルケアを目指しています。オンライン診療やAI(人工知能)を活用した診断など先進的な取り組みにも力を入れており、地域医療に貢献しているクリニックです。患者さんにとって身近なかかりつけ医として、分かりやすく丁寧で正確な診療を心がけ、健康面のあらゆる相談に対応できる体制を構築しています。
同院では、最新の医療技術を導入・活用している様子をブログで発信中です。今回紹介する記事《AI(人工知能)による胸部X線画像診断》では、AI技術を活用した「胸部X線の画像診断支援ソフトウェア」について掲載されていました。医師の負担軽減と診断精度の向上を両立していると綴られている当記事、ぜひご注目ください。
胸部X線検査は、咳や胸痛といった症状の診断や健康診断で広く用いられる一般的な検査です。しかし、医師は、日々多くの画像を読影する必要があり、負担が大きくなっています。そこで、同クリニックでは、このソフトウェアを日常診療で活用し、医師の読影業務のサポートに役立てているそうです。
このソフトウェアは、大量の画像データを学習したAIが、検査画像を解析することで、肺がんが疑われる結節影や肺炎、結核といった感染症を示唆する浸潤影の検出を支援します。AIは1枚の画像につき約20秒で解析するため、特に限られた時間で多数の画像を読影する健康診断において医師の負担を大幅に軽減できるとのこと。
こうしたAIによる客観的な解析は、見落としのリスクを低減し、診断の確信度を高め、より正確な診断へとつなげます。
同院では、インフルエンザに関するAI診断も活用しているとのこと。他の医療機関の皆さんも、AI技術の導入を検討してみてはいかがでしょうか。事例のように、取り入れやすいツールから試してみると良いかもしれませんね。
■記事詳細
AI(人工知能)による胸部X線画像診断
すずきクリニックの院長ブログ
秋田県秋田市に位置する「すずきクリニック」。内科や外科、小児科など幅広い診療科目を標榜しているほか、禁煙指導や生活習慣病相談にも対応するなど、地域のニーズに則した診療に力を入れているクリニックです。
鈴木院長のモットーは「一診一笑」。患者さんとのコミュニケーションを大切にし、患者さんが安心して受けられる医療、無理のない安全な医療、患者さん自身が納得できる医療の提供を目指しています。
鈴木院長は、自身が運営するブログの中で「患者さんの診療や、ネット上にあるさまざまな論文内容の蓄積などから、健康長寿(心身とも健康なまま長生きする)の秘訣が見えてきた」と話しています。そして、院長は健康長寿を目指すべく、生活習慣としてとある取り組みを実施しているとのこと。果たしてその取り組みとは一体何なのでしょうか。今回は《腸内細菌叢を考えた健康長寿作戦》という記事から、院長の健康長寿の秘訣を紐解いていきましょう。
記事によると、健康長寿の秘訣には、食事や運動、社会生活が複雑に関係しているそうです。なかでも、腸内細菌叢は健康長寿に大きな影響を与えるようで、「腸内細菌叢の中で善玉菌が多い人ほど、健康長寿の方が多いというデータが数多く発表されている」といいます。
鈴木院長は、腸内に善玉菌を増やす取り組みとして、以下の取り組みを10年以上続けているそうです。
・ヨーグルトから善玉菌を摂取(プロバイオティクス)
・善玉菌の栄養となる食物繊維を野菜から供給(プレバイオティクス)
記事内では、野菜摂取のポイントやヨーグルト選びのポイントにくわえ、院長が習慣としているヨーグルトの食べ方などが記されています。この取り組みこそが、いつも笑顔を絶やさない鈴木院長の健康の秘訣であるといえるでしょう。「いつまでも元気なまま歳を重ねていきたい」と考えている方は、記事本文で確かめてみてはいかがでしょうか。
また同ブログには、院長の日々の出来事や発見、想いを綴っている記事も数多く掲載されています。どの記事も院長の温かい人柄や考えに触れられる内容ばかりです。ぜひ、併せての一読をおすすめします。
■記事詳細
腸内細菌叢を考えた健康長寿作戦
医療法人秀浩会 かねしろ整形外科リウマチクリニックのブログ
「かねしろ整形外科リウマチクリニック」は、大阪府寝屋川市でリウマチ・骨粗鬆症の専門治療を提供するクリニックです。また、一般の内科診療や整形外科、リハビリ、在宅診療などにも対応し、かかりつけ医として地域の方々から厚い信頼を寄せられています。
同院では、内科や整形外科などさまざまな疾患に関する情報を「院長ノート」として公開しています。今回こちらで紹介するのは、《骨の治療と歯の健康〜7年ぶりにポジションペーパーが改定されました!~》という記事です。
記事によると、顎骨壊死検討委員会は顎骨壊死への対策として、2016年に骨吸収抑制薬関連顎骨壊死のポジションペーパー(方針書)を作成したとのこと。しかし、その後も顎骨壊死の患者さんの数が増加傾向であること、予防や治療に関するエビデンスの蓄積ができたことなどから、2023年に新たなポジションペーパーが作成されたといいます。
院長の金城氏は、2023年版のポイントとして以下の3つを挙げています。
・顎骨壊死発症の契機として歯性感染症を重視
・原則として抜歯時に骨吸収抑制薬を休薬しないことを提案
・医歯薬連携の充実を図り、骨吸収抑制薬投与開始前に歯科の受診を強く推奨
同院では、抜歯などの治療が必要な方は、先に歯科での治療を完了させてから骨粗鬆症の治療を開始することにしているとのこと。しかし、骨吸収抑制剤の治療中に口腔治療が必要になった場合でも、基本的に薬の中止は考えず、かかりつけ歯科医と密に連携を図りながら治療を進めていくことが重要であると話しています。
記事本文には、2023版のポイントについての詳細や、それらに関する院長の考えなどが記されています。一見関係なさそうに見えて、密接なつながりがある骨粗鬆症と口腔ケア。整形外科医療に関わる方はもちろん、歯科医療に携わる方にとっても役立つ内容となっているため、興味がある方は記事内で確かめてみてはいかがでしょうか。
■記事詳細
骨の治療と歯の健康~7年ぶりにポジションペーパーが改定されました!~
がんコーディネートくりにっくの院長のブログ
「がんコーディネートくりにっく」は、宮城県仙台市でがん専門のセカンドオピニオン相談や医師・施設の仲介などを実施している診療所です。オンライン診療にも対応し、さまざまな悩みを抱える全国のがん患者に寄り添い、一人ひとりに適切な診療を実施しています。
今回紹介するブログは、《勇気と覚悟:化学陽子線治療数年後の感謝状》です。
記事には、院長が数年前に主治医として陽子線治療を担当した患者さんの奥さまからいただいた手紙について書かれています。
記事によると、その患者さんは高齢であることにくわえ、心臓疾患や肺・代謝系の病気も抱えており、紹介元の大学病院から「手術などの根治療法はギブアップ」と診断され、「ワラをも掴む思い」で診察に来られたそうです。
院長は、紹介元である大学病院からのデータや検査結果などを検討した結果、「放射線治療(特に陽子線)なら治療できるかも」と判断しました。
診察した当時(現在も)、抗がん剤同時併用の陽子線治療は十分なデータがなく、診療ガイドライン上は国内標準治療の評価に至っていなかったとのこと。しかし、検査結果のデータと患者さんの元気度から考察した結果、ギリギリではあるものの根治の可能性が見えたため、院長は患者さんに陽子線治療を提案したといいます。
記事本文には、上記の内容の詳細にくわえ、その後患者さんが治療を進めていき、無事自宅退院ができたこと、その後元気に過ごされていることなどが綴られています。
さらに、記事の最後には、今回の患者さんの治療を振り返り、院長が考えたことについても書かれていますよ。患者さんの大事な命を預かる医療従事者の方は、きっと院長と同じ気持ちを抱かれるかもしれません。院長の想いに触れたい方は、記事を一読してみてください。
■記事詳細
勇気と覚悟:化学陽子線治療数年後の感謝状
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