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業務効率化をIT技術でサポート!医療機関へ製品・システムを提供する企業
正看護師6 months ago
医療現場には、業務効率に関する課題が多く存在しているのではないでしょうか。解決策としておすすめなのは、IT技術を用いた製品やシステムを導入し、手間や業務時間を削減すること。IT業界では、医療機関向けにさまざまな製品やシステムが開発されています。
本記事で紹介するのは、会計をスムーズに行うことができる「クリニック向けスマート自動精算機」を生み出した企業、医療機関のさまざまな課題を解決する「統合プラットフォーム」を提供する企業。ぜひ業務効率化の参考にお役立てください。
株式会社 APOSTRO
株式会社 APOSTRO(アポストロ)は、ネットワーク・システム構築からソフトウエア開発やコンサルティングまで、ITの基幹となる業務を行っている企業です。日々進歩するIT業界の新しい技術を取り入れ、ITというツールを通してクライアントがより効率的に仕事ができるよう貢献しています。
同社が特に力を入れているのは、医療機関向けシステムの企画・開発。クリニック向けの自動精算機や医事会計データ連動型の卓上自動精算機、待合室の案内表示システムといった医療現場の効率化を図れる製品を生み出しています。
クリニック向けスマート自動精算機「Clinic KIOSK」
クリニックのニーズから生まれた同社製品、スマート自動精算機「Clinic KIOSK」。付き合いがあったクリニックより、2011年頃に「自動精算機を探してほしい」と依頼されたことが開発のきっかけです。当時は病院向けの大きな自動精算機しかなく、クリニックに置くにはサイズが大きかったり、コストがかかったりなどの問題がありました。そのため、同社ではコンパクトサイズの自動精算機を開発。2015年の販売以来、筐体デザイン変更ごとに製品サイズをよりコンパクトにして、クリニックのニーズに応え続けています。
同製品は、電子カルテやレセプトコンピュータとデータを連携し、会計業務を自動化しています。会計だけでなく、来院登録や受診内容を選択できる「再来受付機能」や家族の診療代をまとめて支払える「まとめて会計機能」といったオプションも充実。各クリニックに適した機能を追加できることもうれしいポイントです。
スタッフを介さず患者のみで会計・受付が可能な同製品は、会計時間の短縮につながります。受付から診療、会計までの流れを円滑に進めることができ、患者の待ち時間軽減はもちろん、スタッフの業務負担軽減も叶うでしょう。
導入効果
同製品の導入効果として、以下の内容が挙げられます。
1.会計時間短縮
会計を患者自身で行うので、スタッフはほかの業務に時間をかけることが可能です。また、会計がスムーズになることによって、患者の待ち時間が減り、診療の効率化を図れます。
2.人員不足を解消
スタッフが会計・受付の対応に時間をかけずにすむため、人手が足りないときも安心です。また、従来より少ないスタッフ体制で診療を回せるようになることによって、人員を確保できないといった採用面の問題解決にもつながるでしょう。
3.レジ作業の負担軽減
電子カルテやレセプトコンピュータとのデータ連携により、請求金額の打ち間違いがなくなります。ほかにも、現金の受け渡しミスがなくなることで現金の過不足が減り、レジ締め業務の負担が軽減。人為的なミスが減ることで患者とのトラブルも減ると考えられます。
4.感染症対策
患者とスタッフの接触を減らせるため、感染リスクの低減につながります。また、会計時間短縮により院内での待ち時間が減るので、院内感染を抑えることができるでしょう。
「患者を待たせず、診療の流れをスムーズにしたい」「スタッフの業務負担を軽減したい」とお考えの方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
■詳細情報
株式会社 APOSTRO
Clinic KIOSK
株式会社サザンウィッシュ
野村総合研究所と鹿児島銀行の合弁会社である株式会社サザンウィッシュ。オープンソースを積極的に活用した独自の開発を行っており、受託開発やシステムコンサルティングサービス、クラウドサービスを中心に幅広く事業を展開しています。
BtoB分野を得意とし、医療・介護業界や金融業界など多岐にわたる業界の業務課題へのソリューションを開発。出資母体の業務ノウハウも活用し、クライアントのニーズに沿った解決方法を提供しています。
医療機関向け統合プラットフォーム「Mediboard」
同社が開発した「Mediboard」は、医療機関のバックオフィスで起こりうる課題を解決する統合プラットフォームです。主な機能を以下でご紹介します。
-
お伺い書(稟議)機能
稟議書やお伺い書など紙でやり取りされていた書類を、簡単にペーパーレス化。自由な書式設定のため、既存の書類をそのままデジタル化することが可能です。
書類は、書式を選び記入するだけで簡単に作成できます。承認経路は複数ルートを設定可能。申請書に合わせて承認経路を自動判定するので、申請者側の手間を省けます。
承認者はオンライン上で対応可能。承認後は押印形式で表示されるので、進行状況が分かりやすいことも特長です。また、申請や承認状況はメールで通知されるため、対応漏れを防げます。 -
契約・資産管理機能
稟議書と契約書の一括管理ができます。保険やリース、保守などさまざまな契約形態を網羅しており、稟議と紐づけて管理可能です。期日の管理もでき、契約終了日前にメールで通知し、更新漏れを防ぎます。
そのほか、検索機能が備わっており、確認したい契約書を絞り込み検索やキーワード検索で探し出すことができます。 -
購買管理機能
申請や決済、発注から納品までの業務工程をデジタル化。申請は、数クリックで簡単かつ迅速に行えるため、現場の負担を軽減できます。また、商品画像や詳細情報を表示できるため、誤発注防止にもつながるでしょう。
GS1バーコード対応のため、商品のバーコードを読み込むことで、申請・納品登録が可能。業務の効率化を図れます。そのほか、在庫数の自動チェックや発注書の作成をシステム上で行えるため、作業の手間を抑えることも可能です。
部署や施設ごとの仕入額や在庫推移をグラフ化する機能も備わっています。蓄積データを見える化することで、経営分析にも役立つでしょう。
ほかにも、勤怠管理や外部との連携など医療機関経営に特化した機能を今後も拡大予定とのことです。
導入事例
同システムを導入した団体・法人の声をお届けします。
導入背景
・年間2500件ちかくの稟議書類を処理しているが、すべて紙で作成されており、とにかく紙が多かった
・紙だと紛失や情報漏えいリスクがある
・複数施設をまたいだ回覧の場合、紙だと時間がかかる
・処理が終わった書類の保管や探すことに手間がかかっていた
・医療材料や消耗品に関して支出管理の統一性がなく、終始総額しか分からない状況で詳細がブラックボックス化していた
導入例
・ペーパーレスを見据えて「お伺い書機能」を活用し、稟議書をデジタル化
・「購買管理機能」を導入し、各事業所の購入内容を可視化
導入効果
・8割の書類をペーパーレス化することができた
・紙の削減ができ、情報漏えいリスクを抑えることもできた
・導入時に承認経路の明確化や不要な業務の洗い出しができ、業務を整備できた
・承認までのタイムラグを解消
・施設間や仕入先間で発注価格の差があることが判明した
・コストへの意識の補完ができた
導入事例から、ペーパーレス化や見える化が実現し、業務効率の改善につながっていることが読み取れます。バックオフィスの業務改善策をお探しの方は、ぜひ同システムの情報をチェックしてみてください。
■詳細情報
株式会社サザンウィッシュ
Mediboard
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