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知識・スキルを磨きたい方へ!セミナーや人材育成に注力している組織
6 days ago

「知識やスキルを磨きたいけど、どこで学べるのだろう」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。本記事では、看護師のスキルアップに特化したオンラインセミナーを立ち上げた企業や医療従事者を対象としたセミナーを開催している企業、「診療情報管理士」の人材育成に尽力する法人、セミナーを通して保健指導力向上を目指す企業など、スキルアップに役立つ取り組みを行う組織をご紹介します。医療・看護の知識の幅を広げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社Phronesis
株式会社Phronesisは、看護師向けのオンラインセミナー「Caring(ケアリング)」を企画・運営し、現場で働く看護師の学びと成長を支援しています。医療現場の第一線で活躍する医師・看護師が講師を務め、自身の経験や実践知を共有することで、参加者の知識向上とキャリア形成を後押し。現場に根ざした実践的な学びを通じて、看護師としての専門性を高め、医療の質の向上にも貢献しています。
臨床で役立つ基礎を学ぶオンライン学習サービス「看護師セミナーCaring」

同社が運営する「看護師セミナーCaring」は、看護師のためのオンライン学習サービスです。
セミナーは大きく分けて、医師が約1時間で要点を解説する「N’sトレ(ナストレ)」と、診療看護師や認定看護師など専門性の高い看護師が講師を務め、約4時間かけてじっくり学ぶ通常セミナーの2種類。平日を中心に毎日3講座前後、開催されています。
学習テーマは、救急や循環器、小児、高齢者など多岐にわたり、全20分野を網羅。個人での学習はもちろん、病院や施設単位での受講にも対応しています。幅広い学習テーマにより、新人から経験豊富な看護師まで、看護師一人ひとりのレベルやニーズに応じた活用が可能です。
また、個人向けプランでは2週間の見逃し配信、病院・施設向けプランでは過去アーカイブのオンデマンド配信が利用可能。時間や場所を問わず、自分のペースで繰り返し学べるため、忙しい看護師にとっても無理なく学び続けられる環境が整っています。
さらに、出張セミナーによる対面での学びの提供もスタート。現場の看護師が抱える疑問や課題をその場で解決できるだけでなく、つまずきやすいポイントをチームで共有する機会にもなり、教育や支援の方向性を見直すきっかけにもつながります。
「看護師セミナーCaring」で学べるセミナー例
同サービスのセミナーを一部ご紹介します。
- N’sトレ(ナストレ)
『心臓血管外科医から学ぶ~心臓術後ケアの要点・術直後から術翌日まで編~』
・帰室時チェック項目
・循環動態安定化
・出血コントロール
・麻酔からの覚醒
・呼吸器離脱
このセミナーでは、心臓術直後から術翌日までの過程における知識や重要ポイントを学ぶことができます。そのほかにも、「心臓術翌日からICU退室までの過程」や「ICU退室後から退院までの過程」といった全3回にわたるシリーズ構成となっており、段階的に学びを深められる内容です。
- 通常セミナー
『急性期の子どもの「みかた」~ワンランク上のフィジカルアセスメントと家族看護~』
・急性期の子どもの症状、観察のポイント
・急変時対応と書くべき記録
・急変した子どもを発見したら?どう伝える?周りを動かす報告方法
・子どもだけじゃない!急変時の家族への看護
このセミナーでは、症状をうまく伝えられない子どもの小さなSOSに、明日からすぐ気づけるようになるための観察ポイントを解説しています。さらに、急変時の対応や記録の書き方、家族へのケアなど、現場で迷いがちなポイントもカバー。小児看護に携わる方に役立つ内容です。

ほかにも、日々の看護に役立つセミナーがたくさん開催されています。Webサイトをチェックして、ぜひ自分に合った学びを見つけてみてくださいね。
※セミナー内容は2025年5月時点の情報です。
■詳細情報
株式会社Phronesis
看護師セミナーCaring
株式会社 医学書院
株式会社 医学書院は、医学および看護・介護領域の専門書籍や雑誌、電子媒体の出版を行っている企業です。1944年の創業以来「専門情報を伝えることを通して医学の発展に寄与する」という理念を守り、医学に関する最新の専門情報を掲載した書籍や雑誌を発行。同社の書籍や雑誌は、学生から教員、研究者、医療従事者まで幅広い層に支持されています。

同社では書籍や雑誌の出版のほか、医療従事者を対象としたセミナーを開催しています。また、日本の医学・看護領域における最新の知見を紹介する「医学界新聞」や医療従事者向けに役立つ情報を集めたコラム「医学書院 Column」も発信。さまざまな手法で情報を迅速かつ的確に伝え、医学・医療の発展に貢献しています。
専門雑誌と書籍を幅広く展開
専門領域に特化した雑誌『精神看護』『訪問看護と介護』『助産雑誌』『保健師ジャーナル』『看護管理』などを展開しています。臨床にすぐに役立つテーマから医療政策といったマクロなテーマも取り扱っています。
専門書籍は臨床向けのほか人気シリーズの「シリーズ ケアをひらく」を発行しており、毎日出版文化賞など多くの受賞歴を誇ります。医療職の基礎教育にも力を入れており、定番教科書シリーズを発行するとともに、電子教科書化したサービス「医学書院eテキスト」も展開しています。スマートデバイス・PCを活用し、重い教科書を持ち運ばずに最新の教科書をいつでも閲覧可能。提供しているコンテンツは個人購入が可能な「標準医学シリーズ」、養成校向けの「看護師・保健師・助産師養成テキストシリーズ」「リハビリテーションテキストシリーズ」と多岐にわたります。

実際に導入している看護学校の学生や教員の声をご紹介します。
・冊子の教科書を持ち運ばなくていいから、実習先でも便利
・動画で実技を確認できるので、技術の習得が早くなった
・複数の教科書から横断検索が可能なので、検索の仕方を工夫するとさまざまな情報を集めることができる
・マーカーやメモ機能があり、使いやすい
・卒業後も閲覧可能なので、業務の際に疾患や薬の知識を確認したり、辞書のように調べたりするのに役立てている
医学書院のセミナー
同社では、医療従事者を対象に臨床現場・教育に関わるテーマで各専門分野の講師が、対面またはWeb上でのセミナーを開催しています。Webセミナーの場合、リアルタイム配信のほか一定期間視聴できるアーカイブ配信も実施。場所や時間を問わずに学べるといった選択肢があることも魅力の一つです。
過去のセミナーでは、救急・集中治療領域の医師や看護師向けに「緊急ACP 悪い知らせの伝え方,大切なことの決め方」、訪問看護師向けに「在宅ケアのための判断力トレーニング」、助産師向けに「母乳外来で心をほぐす助産力 乳房ケアからはじまるファミリーケア」などバラエティ豊かな内容が行われています。自分に合ったセミナーを受講して、知識やスキルを磨いてみてはいかがでしょうか。
■詳細情報
株式会社 医学書院
一般社団法人日本病院会
一般社団法人日本病院会は、病院と病院で働く人のために設立された法人です。質の高い病院医療を提供し続けられる環境づくりを目標に、公的病院から私的病院まで、さまざまな病院が集結し活動しています。全国約8000病院のうち2500病院ほどが加盟する日本を代表する病院団体です。
同法人の活動内容は、医療制度・病院制度の調査研究や医療従事者の教育・指導・養成など。病院経営定期調査や看護師の確保状況に関する調査を実施し、政府へ要望・提言を行います。また、医療・病院・経営の質を高めるための講習会や医療従事者向けのスキルアップに役立つセミナーを開催。人材育成にも尽力しています。

知識・技術を磨ける!多彩なセミナーや講習会
多彩なセミナーや講習会を開催している同法人。院長や看護部長など幹部の方を対象とした「病院長・幹部職員セミナー」や医療従事者を対象とした「医療安全管理者養成講習会」「感染対策担当者のためのセミナー」を実施しています。また、「診療情報管理士通信教育」や「病院経営管理士通信教育」といった教育プログラムも展開。知識や技術を磨き、スキルアップを図りたいとお考えの方は、受講してみてはいかがでしょうか。
「診療情報管理士」とは
「診療情報管理士」とは、医師や看護師、メディカルスタッフなど医療に関わる全職種が共有するカルテをはじめとした診療情報を管理し、医療現場をサポートする専門職種です。診療情報管理士の業務は多岐にわたります。情報の点検・保管・管理はもちろん、情報の収集やデータベース化、分析などにも対応。医療機関や患者さまのニーズに合わせた情報提供を行います。
「診療情報管理士」の育成
同法人では、診療情報管理士を育成するため「診療情報管理士通信教育」を実施しています。カリキュラムは、基礎課程12科目各2単位・専門課程12科目各2単位の計24科目48単位。詳細は以下の通りです。
基礎課程
①医療概論
②人体構造・機能論
③臨床医学総論(外傷学、先天異常等含む)
④臨床医学各論Ⅰ(感染症および寄生虫症)
⑤臨床医学各論Ⅱ(新生物)
⑥臨床医学各論Ⅲ(血液・代謝・内分泌等)
⑦臨床医学各論Ⅳ(精神・脳神経・感覚器系等)
⑧臨床医学各論Ⅴ (循環器・呼吸器系)
⑨臨床医学各論Ⅵ(消化器・泌尿器系)
⑩臨床医学各論Ⅶ(周産期系)
⑪臨床医学各論Ⅷ(皮膚・筋骨格系等)
⑫医学・医療用語
専門課程
①医療管理総論
②医療管理各論Ⅰ(病院管理)
③医療管理各論Ⅱ(医療保険・介護保険制度)
④医療管理各論Ⅲ(医療安全・医療の質管理)
⑤保健医療情報学
⑥医療統計Ⅰ(統計理論)
⑦医療統計Ⅱ(病院統計・疾病統計)
⑧診療情報管理Ⅰ(法令・諸規則)
⑨診療情報管理Ⅱ(診療情報管理士の実務)
⑩診療情報管理Ⅲ(DPC・医師事務作業補助者・がん登録の実務)
⑪国際統計分類Ⅰ
⑫国際統計分類Ⅱ
受講期間は、基礎課程1年・専門課程1年の計2年間。医師や看護師など医療系の国家資格をお持ちの方は基礎課程が免除となり、専門課程へ編入可能です。学習方法は、テキストとeラーニングによる「Web授業」と「練習問題」。自己学習を行い、各課程の科目試験に合格すると単位を取得できます。診療情報管理士認定試験の受験資格付与には、全単位を修得し通信教育全過程を修了することが必要です。また、日本病院会の指定大学および指定専門学校60校ほどに進学し、必要な指定単位を修得すれば受験できます。

認定資格に合格すると「診療情報管理士」として活躍できます。IT化していく医療業界を支える存在として、今後さらに需要が高まる診療情報管理士。資格を取得することで、看護師としての知識を活かしながら、診療情報管理士としてもキャリアを形成できるでしょう。
■詳細情報
一般社団法人日本病院会
診療情報管理士 通信教育
株式会社サクセスフルエイジングサポート
神奈川県横浜市に拠点を置く株式会社サクセスフルエイジングサポート。代表取締役である金原嘉子氏が看護師・保健師としての勤務経験を活かし、設立した企業です。
同社では、産業保健サービスや特定保健指導・指導者研修、スマートダイエット®︎事業、ラジオ体操普及事業など多岐にわたる事業を展開。企業・個人のヘルスリテラシーの向上に力を注ぎ、人々が健康で充実した生活を送れるようにサポートを行っています。
リバウンドしないダイエット「スマートダイエット®︎教室」
「スマートダイエット®︎」とは、筑波大学名誉教授の田中喜代次氏が開発した科学的根拠に基づいたダイエットメソッドです。女子栄養大学で考案された「四群点数法」を基本に、カロリーを抑えるだけでなく、不足している栄養素をバランスよく補った食事をすることで減量を目指します。

同社が開催している「スマートダイエット®︎教室」では、「何をどれだけ食べればいいか」を計算して食事を行い、食事内容や体重変化、体調などを記録します。1〜2週間ごとにスマートダイエット®︎指導者が記録をもとに個別でアドバイス。2〜3ヶ月繰り返し実践していくことで、体重を自己管理できるようになり、リバウンドしづらくなります。
このように、食事や栄養バランスの知識が習得できる「スマートダイエット®︎教室」。受講を通し、食事面から患者さまや利用者さまの健康サポートに役立ててみてはいかがでしょうか。
保健師のための保健指導力向上セミナー
同社では、スマートダイエット®︎を保健指導版に監修した「成果を上げる!スマートダイエット®︎式保健指導」を実施しています。同セミナーで学べる内容は以下の通りです。
・スマートダイエット®︎の誕生秘話
・スマートダイエット®︎式の食事
・対象者の食習慣の把握
・目標設定の仕方
・減量効果を高める習慣
・バランスよく適量を食べるポイント
・不足している食材を見つける(演習)
同セミナーは、月に1回オンライン上で開催しています。単発の講座で、2時間半ほどの受講時間で学ぶことが可能。遠方の方や忙しくてなかなか時間が取れない方も気軽に参加できることがうれしいポイントです。

なお、同社では「スマートダイエット®︎」の開発者である筑波大学名誉教授の田中喜代次氏と株式会社THFの協力のもと、「スマートダイエット®︎」のメソッドをベースとして保健指導用のリーフレットを作成しました。特定保健指導のみならず、健康診断後の保健指導や日ごろの健康相談でも活用できる内容となっています。
受講生の声
・食事のバランスを大切にすることがダイエットにつながると意識してなかったから学びになった
・痩せていても悪玉コレステロールの数値が高い人の理由が分かった
・保健指導内容がマンネリ化していたが、スマートダイエット®︎は簡便で対象者も取り組みやすいと思うので、相手に合わせて活用したい
・減らすことばかりを指導していたが、足りない栄養素を足すという新しい考え方が身についた
・参加型なので質問タイムがあり、保健師のさまざまな声を聞くことができ、知識が深まった
多くの保健師から「苦手に感じている」との声が挙がる食事指導。同セミナーを受講することで知識が身につき、時間や支援回数が限られた健康指導のなかで、対象者へスムーズに食事指導ができるようになるでしょう。
※「スマートダイエット」「SMART Diet」は株式会社THFの登録商標です。
■詳細情報
株式会社サクセスフルエイジングサポート
スマートダイエット®︎式保健指導
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