まとめ

妊産婦さん・患者さんのニーズに寄り添う組織を紹介

正看護師准看護師助産師8 months ago

妊産婦さんは、妊娠・出産による身体やホルモンバランスの変化などにより、ストレスが溜まりやすくなったり、気分が落ち込んだりしやすくなりがちです。また、若い世代のがん患者さんも、病気の不安や将来への不安を抱えながら生活しているのではないでしょうか。
本記事では、妊産婦さんや若い世代のがん患者さんのニーズに寄り添う組織を紹介します。妊産婦さんに喜ばれるサポート方法を探している、若い世代のがんについてより詳しく学習したいという看護師・助産師の方は、ぜひ本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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Maternity Therapist School

Maternity Therapist Schoolは、妊産婦のケア・アロマトリートメントに特化したスクールです。同スクールの特徴は、産婦人科医の視点でケアを構築していること。医師の指導に基づき、多角的な視点で妊産婦ケアを構築しています。

記事スクショ

代表の原田氏は、現在も産婦人科にて妊産婦さんのケアに携わっている現役のセラピスト/出産ドゥーラです。これまでに1万症例のトリートメント経験を有しているほか、1,000名ほどのセラピストに講座を実施しています。

法人では主にセラピストを対象に講座を開設していますが、看護師や助産師など医療者を対象とする講座も開催しています。

アロマで妊産婦さんのストレス軽減

アロマテラピー学会誌の研究発表によると、過去に「妊婦さんと産後5日目の方がアロマの香りを吸入し、どのくらいストレスが減るか」という実験をした結果、妊婦さん・産後の方ともにストレスの自覚が減り、ストレスを感じると分泌されるコルチゾールの値も減少したそうです。

原田氏もその効果を実感しており、予定日が近くなり緊張した妊婦さんに精油の染み込んだムエットを手渡すと、無意識のうちに鼻先で嗅いで落ち着こうとする光景を見かけるといいます。

妊娠中の芳香浴には、つわりを緩和できたり、気持ちを沈めて安心感を得られたりとメリットも多いとのこと。医療機関によっては、待合室でアロマディフューザーによる芳香浴を取り入れたり、分娩時にアロマケアを行っているところもあるようです。

「妊娠・分娩中のアロマセラピー講座」

同講座は、助産師や看護師など、産婦人科領域に携わる医療従事者を対象に開催している講座です。受講期間は1日(2.5時間)。遠方の方も気軽に受講できるよう、オンライン受講となっています。受講者には事前に教材の「ミニ精油セット」を送付しており、実際にアロマを感じながら受講できることも特徴的です。

記事スクショ

1.国内外から集めた文献を元に、エビデンスを重んじた内容になっていること
2.原田氏自身が、長年周産期の分野でアロマセラピーを活用した経験
この2点から安全性と効果を導き、助産師や看護師がクリニック・病院ですぐに実践できる内容となっています。

受講生の声

・妊娠期のアロマ利用は流早産の危険性が高いので、使える精油はかなり限られていると思っていたが、正しく使えば大丈夫というエビデンスがあることを初めて知り、恐怖心がやわらいだ
・妊婦さんに使用する精油は、成分をきちんと確認する必要があることが分かった
・産科で実際にアロマトリートメントを行っている先生から話が聞け、とても参考になった
・今後、自分が働く病院でもアロマを取り入れたいと思う
・とても勉強になり、自分のレベルアップにもつながった

妊娠中はホルモンバランスの変化が激しく、心身ともに不安定となることも多くなります。分娩時は陣痛・産痛などで緊張状態が続くため、上手にアロマを活用することで、妊産婦さんもリラックスしてお産に臨めるでしょう。
アロマセラピーに興味がある、もしくは勤務先の病院・クリニックでアロマの導入を考えているという助産師・看護師の方は、ぜひ同法人のサイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。

■詳細情報
Maternity Therapist School
妊娠・分娩中のアロマセラピー講座

一般社団法人 AYAがんの医療と支援のあり方研究会

一般社団法人AYAがんの医療と支援のあり方研究会は、思春期・若年成人(AYA)世代のがん患者に包括的な医療と支援の提供を行っている組織です。

AYA世代(Adolescent&Young Adult=思春期・若年成人)とは、おおよそ15歳から39歳までの若い人たちのことを指し、国内では年間に約2万人の方がこの世代で「がん」と診断されています。AYA世代のがんの特徴は、小児に好発するがん・成人に好発するがんのどちらも発症する可能性があること、AYA世代に多い特徴的ながん(肉腫など)も存在することなどが挙げられます。就学や就職、結婚、出産などライフステージが大きく変化する世代ということもあり、患者さん一人ひとりの意向に合わせたきめ細やかなケアやサポートが必要です。また、この世代は一般的にがんへの罹患率や死亡率が最も少ない世代ということもあり、公費での医療や介護の支援制度などが整備されておらず、経済的な負担が生じることが課題となっています。

同法人では、「がんと共に生きる若者を応援できる医療と社会」をビジョンに掲げ、AYA世代でがんを経験した方や患者さんの医療・支援に関わる人たちと共に、AYA世代のがんに関する学術活動や教育活動、社会啓発、人材育成を行っています。

医療と支援の向上に寄与する活動

記事スクショ
▲画像提供:一般社団法人 AYAがんの医療と支援のあり方研究会


同法人では、がんと診断されたAYA世代の若者の想い・願いについて幅広く知ってもらうべく、さまざまな取り組みを実施しています。

定期的に開催している学術集会では、自ら活動するAYA世代のがんの経験者さんとの討論会を実施。医療者・研究者とAYA世代のがんの経験者が対等の立場で討論し、学際的交流を通して新たな連携やネットワークが生まれることを目指しています。
また、学会誌の発行や研修会、教育セミナーの開催などのイベントも開催。なかでも研修会では、医師や看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど、がんと診断されたAYA世代の支援に携わる方を対象に、「AYA世代がん患者の支援ニーズに気づき、自分にできることを学び、支援の窓口を知ること」を目的とする研修会を実施しています。

さらに、AYAがん患者さんの支援を行うさまざまな組織と協働し、年に1度AYA世代のがんとその課題について社会に発信する啓発週間「AYA week」を開催。
2024年は「知ろう、一緒に。誰かが、誰かの勇気になる。」をスローガンに掲げ、交流会や関連イベントを3月2日(土)〜10日(日)まで開催する予定です。

がんと共に生きる若者の支えに。一緒に知ろう、共に語ろう「AYA」

記事スクショ

AYA世代は、親から自立したり、生活の中心が社会での活動に移行するなど、大きな転換期を迎える世代です。人生の中で一番夢と希望を持って奮闘している時期で、大きな未来がある一方、非常に不安定な状態にあるといえるでしょう。
そんな最中にがんと診断され、病気と向き合わざる得ないことに理不尽な思いを感じますし、他の世代のがんに比べて情報が少ないため、大きな不安を感じます。

そんなAYA世代の当事者の思いに応え、同法人ではSNSの公式アカウントを開設。「AYA世代のがんの経験者に会いたい」「仕事をどうしたらいいだろう」「将来子どもを持つことを考えたい」など、AYA世代のがんの当事者が知りたいと思う情報をSNSで発信しています。
また、同法人が開設している情報サイト「AYA」では、AYA世代のがんの特徴や周囲との関係性、医療費、治療が終わってからのことなど、患者さん本人・ご家族が知りたい情報が掲載されています。今後、AYA世代でがんを経験した方々が、経験談を投稿・掲載できるようにしていく予定です。

AYA世代のがんは頻度が少ないこともあり、医療者の中にも「知識や対応経験が少ないので、どうしたら良いか分からない」という方がいらっしゃるかと思います。
同法人の取り組みを知ることによって、AYA世代のがんの当事者が置かれている現状や悩みを理解でき、看護師としてどのような支援ができるかを導き出せるかもしれません。

■詳細情報
一般社団法人 AYAがんの医療と支援のあり方研究会
AYA(アヤ)

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