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2交代制とは?シフトや勤務時間の例・3交代制との違いを紹介
7 hours ago

「2交代制について知りたい」という方もいるのではないでしょうか?2交代制とは、「日勤と夜勤」のように全体の勤務時間を2つに分け、従業員が交代制で働く仕組みのことです。この記事では、2交代制の仕組みやシフトの例、3交代制との違いを紹介します。2交代制はやめとけといわれる理由や向いている人の特徴も解説するので、ぜひ参考にしてください。
2交代制とは?
2交代制とは、1日の勤務時間を「日勤と夜勤」や「早番と遅番」のように2つの時間帯に分け、従業員が交代で勤務する仕組みのことです。主に医療・介護や製造業、インフラ・セキュリティなどの業界で導入されています。24時間稼働している現場や、稼働時間が比較的長い職場を中心に採用されているのが特徴です。
2交代制における勤務時間のパターン
2交代制における勤務時間は、稼働時間の長さや忙しい時間帯などを考慮し、職場ごとに決められています。
たとえば、24時間稼働する製造業の職場では、24時間を2等分した「1回12時間」のシフトが基本パターンの1つです。法律上、労働時間が8時間を超える場合は1時間以上の休憩をとることが義務付けられており、実際の現場では1.5~2時間の休憩が設けられるケースが多くみられます。このような場合の実働時間は「10~11時間程度」になるでしょう。
職場によっては、1回の勤務を「13時間」とし、日勤と夜勤が重なる時間を1時間作ることで、引き継ぎや片付けに対応できる体制にする場合もあります。
2交代制が導入されている現場としては、24時間稼働の職場以外に、稼働時間が10~14時間程度となる「商業施設」や「認可外保育園」なども挙げられます。これらの職場では、ピークタイムに合わせて、2つのシフトを重複させるスタイルが主流です。
たとえば、稼働時間が12時間の場合、各勤務を「8時間」として早番と遅番が重なる時間を4時間と長めに設定することで、忙しい時間帯をカバーする職場が多い傾向にあります。
また、医療や介護の現場では、日勤と夜勤の時間を均等に分けない「変則2交代制」が多く採用されているのが特徴です。
変則2交代制とは
2交代制のなかには、日勤と夜勤の長さが異なる「変則2交代制」と呼ばれる働き方があります。変則2交代制は、病院や介護施設、警備会社など、夜間に仮眠や待機の時間が発生する職場に多い勤務形態です。
たとえば、24時間稼働の現場では、日勤は拘束9時間(実働8時間/休憩1時間)で働く一方、夜勤は拘束18時間(実働16時間/休憩2時間)の枠でシフトが組まれることがあります。夜勤の拘束時間が日勤の倍ほどと長時間の場合、2日分の勤務とみなされ、その分勤務日数が減るのが一般的です。
なお、1日8時間や週40時間以上の勤務となる場合、企業・法人側は変形労働時間制について明確に定め、労働基準監督署に届出を行う必要があります。
求人に「2交代制」と書かれていても、実際には勤務時間の長さに違いがある「変則2交代制」が採用されているケースもあるでしょう。そのため、勤務形態が「2交代制」の職場で働く場合は、具体的な勤務スケジュールや休憩時間などを確認しておくことが重要です。
2交代制と3交代制の違い
2交代制と同じく長時間稼働する職場に多い勤務形態に、「3交代制」があります。3交代制とは、「日勤・夕勤(準夜勤)・夜勤(深夜勤)」のように、1日の勤務時間を3つに分割し、交代制で働く勤務形態です。
2交代制と3交代制の主な違いとして「1回の勤務時間」と「引き継ぎの回数」が挙げられます。24時間稼働の職場の場合、2交代制では「12時間勤務・1日2回の引き継ぎ」で回す一方で、3交代制では「8時間勤務・1日3回の引き継ぎ」で24時間をつなぐケースが一般的です。
3交代制は交代回数が多く、引き継ぎの手間や伝達ミスのリスクが高まる反面、1回の勤務時間が短く体力的な負担を抑えやすい特性があります。一方の2交代制は、1回の勤務が長く体力・精神面の負担が大きくなりやすいものの、引き継ぎが最小限で済むため、情報の共有漏れを防ぎやすいのが特徴です。
そのため、夜間も昼間と同じペースで稼働する「工場」や「インフラ」の現場では3交代制、細やかな情報共有が重要となる「医療」や「介護」の現場では2交代制が選ばれる傾向にあります。
2交代制のシフトの例
ここでは、職場の稼働時間や勤務時間別に、2交代制における1日のシフトの例を紹介します。
| 稼働時間 | 勤務時間 | シフト例 |
|---|---|---|
| 24時間 | 12時間 (実働10.5時間/休憩1.5時間) |
- 日勤:午前8時~午後8時 - 夜勤:午後8時~午前8時 |
| 24時間 | 13時間 (実働11時間/休憩2時間) ※引き継ぎに1時間重ねる場合 |
- 日勤:午前8時~午後9時 - 夜勤:午後8時~午前9時 |
| 14時間 | 9時間 (実働8時間/休憩1時間) ※ピークタイムに4時間重ねる場合 |
- 早番:午前8時~午後5時 - 遅番:午後1時~午後10時 |
2交代制の職場では、稼働時間やシフトの重複の有無によって、従業員の実働時間が変わるのが特徴です。
なお、24時間稼働の場合、長期的なシフトスケジュールは「4勤2休」「5勤2休」「3勤3休」など、現場の特性に合わせてローテーションが組まれます。「4勤2休」の場合のシフト例は以下のとおりです。
- 1~4日目:日勤
- 5~6日目:休み
- 7~10日目:夜勤
- 11~12日目:休み
- 13~16日目:日勤
工場のような2交代制の職場では、出勤日がある程度連続するスケジュールになるのが一般的です。その代わりに連続した休日が設定され、次のシフトに備えられるような仕組みとなっています。
変則2交代制のシフトの例
変則2交代制のシフトの例は以下のとおりです。
- 月曜日:日勤(午前9時~午後6時)
- 火曜日:夜勤入り(午後4時~)
- 水曜日:夜勤明け(~午前10時)
- 木曜日:休み
- 金曜日:日勤(午前9時~午後6時)
- 土曜日:休み
- 日曜日:日勤(午前9時~午後6時)
医療・介護業界では、夜勤の勤務時間(拘束時間)が長い「変則2交代制」を採用する職場が多くあります。変則2交代制の場合、夜勤における身体的な負担が大きくならないよう、夜勤明けの翌日は休みとする場合が多いのが特徴です。
2交代制はきつい?やめとけといわれる理由
「2交代制はきついからやめとけ」という声を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。そういわれる背景には、主に以下のような理由があります。
- 勤務時間や拘束時間が長くなりやすい
- 生活リズムが不規則になる
- 家族や友人と予定を合わせにくい
2交代制の働き方においてデメリットになりやすいポイントは、「勤務時間の長さ」と「勤務スケジュールの不規則さ」です。1日の稼働時間が長い職場で2交代制で働く場合、勤務時間や拘束時間が長くなりやすい傾向にあります。そのため、体力的にきついと感じる方もいるようです。
また、2交代制は日勤と夜勤の両方に対応する働き方のため、生活リズムが乱れやすかったり、家族や友人との予定を合わせにくかったりすることも懸念されます。その結果、仕事とプライベートの両立が難しくなるケースもみられるため、「やめとけ」というネガティブな意見があると考えられるでしょう。
2交代制で働くメリット
2交代制で働くうえでは、以下のようなメリットがあります。
- 休日が多い
- 残業が発生しにくい
- 給与が高い職場が多い
2交代制は1回の勤務時間が長い分、出勤日数が少なく休日数が多くなる傾向にあります。製造業の職場で多く導入されている「4勤2休」の場合、年間休日数は120日以上となり、一般的な企業における休日数と比べて不足のない水準です。
また、2交代制では2つのチームが交代で働くため、仕事が終わらないという理由で長時間の残業が発生する可能性は低いでしょう。
さらに、給与が比較的高い職場が多い点も、2交代制で働く大きなメリットです。2交代制のシフトに「夜勤」が含まれる場合、企業・法人側は午後10時~午前5時の勤務に対して、最低でも通常より賃金を25%割増で支払う必要があります。また、人手を確保するために基本給や各種手当が厚く設定されている職場も多く、日勤のみの働き方と比べて高給与が望めるのが魅力です。
2交代制で働くときのポイント
2交代制で働くときのポイントは、体調管理を徹底して行うことです。日勤と夜勤を繰り返す職場の場合、休日をうまく活用して体調を整えたり、生活リズムを切り替えたりすることが欠かせません。
特に夜勤が続く期間は、明るい時間帯に睡眠をとることになるため、十分に疲れがとれなかったり、体調を崩しやすくなったりすることも考えられます。よって、自身の体調を正しく把握し、うまく管理しながら働くことがポイントといえるでしょう。
また、「2交代制」といっても、1回の勤務時間や休日の日数などは職場によって異なります。立ち仕事で1日中動きっぱなしの職場もあれば、座り作業で集中力が求められる職場もあり、人によって疲れやすさは違うでしょう。
そのため、2交代制の職場を選ぶ場合は、勤務条件や仕事内容などを細かくチェックし、無理なく働けそうかを見極めることが大切です。求人情報だけでは不十分だと感じるときは、応募前に不明点を担当者に確認したり、職場見学をしたりする情報収集の方法があります。
2交代制に向いている人
2交代制に向いている人は以下のとおりです。
- 体力に自信がある人
- 体調管理がうまくできる人
- 効率良く稼ぎたい人
- 平日休みを希望する人
2交代制では、生活リズムが不規則になりやすいなかで、体調を崩さずに働くことが重要です。体力に自信がある人や、休養や食事をきちんととって体調管理を徹底できる人は、2交代制の職場でも無理なく長く活躍できるでしょう。
また、2交代制の職場の特徴を考えると、高収入の仕事に就きたい人や平日休みを希望する人にとって、理想の働き方を叶えやすいといえます。特に「プライベートの時間を確保しながらしっかり稼ぎたい」と考えている人は、2交代制の働き方が合っていると感じるかもしれません。
2交代制とは勤務時間を2つに分けて交代で働く仕組み
- 2交代制は、24時間稼働の現場や稼働時間が長い職場で多く導入されている
- 2交代制では「日勤と夜勤」や「早番と遅番」のように、シフトが2つに分けられる
- 2交代制には、シフトによって勤務時間の長さが異なる「変則2交代制」もある
- 2交代制のメリットは、出勤日数が少なく休日が多い傾向にあること