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2026年度歯科医師国家試験の概要は?過去の合格率や勉強法も
19 hours ago

「歯科医師国家試験について知りたい」という方もいるのではないでしょうか?歯科医師国家試験は、例年1月下旬から2月上旬に実施される、歯科医師になるための試験です。この記事では、歯科医師国家試験の概要や合格率の推移を紹介します。試験に合格するためのポイントも解説するので、歯科医師を目指す方はぜひ参考にしてください。
2026年度実施・第120回歯科医師国家試験の概要
厚生労働省「歯科医師国家試験の施行について」によると、2026年度に実施される第120回歯科医師国家試験の概要は、以下のとおりです。
| 試験日 | 2027年1月30日(土)・1月31日(日) |
| 試験地 | 8都道府県 (北海道・宮城県・東京都・新潟県・愛知県・大阪府・広島県・福岡県) |
| 合格発表日 | 2027年3月16日(火) |
| 受験手数料 | 1万8900円(収入印紙を願書に貼付して納付) |
参考:厚生労働省「歯科医師国家試験の施行について」
歯科医師国家試験は年に1回、例年1月下旬から2月上旬ごろの土日に、2日間かけて実施されます。
厚生労働省「第119回歯科医師国家試験受験者留意事項(東京都)(p.4)」によると、第119回歯科医師国家試験は両日とも午前・午後の2部制で、以下のスケジュールで実施されました。
- 午前9時45分~正午(2時間15分)
- 午後1時45分~4時(2時間15分)
第120回歯科医師国家試験も、同様のスケジュールで実施される可能性が高いと考えられます。試験時間は2日間で計9時間と比較的長いため、集中力や体力が求められるでしょう。
受験資格
厚生労働省「歯科医師国家試験の施行について」によると、歯科医師国家試験を受けるには、歯学の正規課程を修めて大学を卒業しなければなりません。歯学部における修業年数は6年です。
また、外国で歯科医学校を卒業した方や歯科医師免許を取得した方が、日本で歯科医師として働く場合は、日本の歯科医師国家試験に合格して免許を取得する必要があります。
厚生労働省「歯科医師国家試験受験資格認定制度」によると、日本の歯学部卒業生と同等以上の学力が認められる方は、歯科医師国家試験を受験可能です。
試験の受験資格がないものの、歯学に関する一定の教育を受けており、修業年数や履修時間の要件を満たす方は、予備試験の対象。予備試験に合格して1年以上の実地修練を経ることで、歯科医師国家試験の受験資格を得られます。
なお、歯学の正規課程における「共用試験」が2024年度に公的化されたため、2026年度以降の卒業生が歯科医師国家試験を受験する場合は、共用試験への合格が求められます。共用試験に合格したうえで臨床実習に参加する流れはこれまでと変わりません。
共用試験とは、臨床実習を行うにあたり、修得すべき知識・技能が身についているかを評価する試験です。
受験手続き
厚生労働省「歯科医師国家試験の施行について」によると、歯科医師国家試験を受験するには、以下の書類の提出が必要です。
- 受験願書
- 証明写真
- 返信用封筒
- 卒業証明書・卒業見込証明書など、受験資格を証明する書類
受験に関する書類の提出期間は、基本的に11月ごろに1ヶ月ほど設けられます。2026年度(第120回)歯科医師国家試験の申し込みは2026年11月2日(月)からで、11月30日(月)の消印まで有効です。早めに提出できるよう、前もって必要な書類を確認して準備をしておきましょう。
受験資格ごとの具体的な提出書類は、厚生労働省のWebサイトから確認できます。
参考:厚生労働省「歯科医師国家試験の施行について」
厚生労働省「受験者留意事項」
厚生労働省「歯科医師国家試験受験資格認定制度」
歯科医師国家試験の出題内容・合格基準
厚生労働省「歯科医師国家試験制度改善検討部会報告書(p.4)」によると、2026年度実施の第120回歯科医師国家試験より、出題基準が変更となります。ただし、今回の改定は、社会情勢の変化に応じた出題内容の変更が中心で、出題数や出題区分などの変更はありません。
具体的には、以下の2項目について内容の充実が図られています。
- 情報倫理およびデータ保護に関する原則
- 病院歯科の役割
近年、マイナ保険証の導入や診療録の電子化など、臨床現場における情報の電子化が進んでいます。また、病院歯科と地域の歯科診療所の連携が推進されている現状を受けて、出題内容の調整が行われるようです。
歯科医師国家試験の出題基準は、歯科医療や歯学教育の変化に合わせて、およそ4年ごとに改定されます。次回は2029年度に出題基準の変更が予定されているので、歯科医師国家試験を受ける場合は、受験年の出題基準をチェックして対策を行うことが重要です。
なお、厚生労働省「第119回歯科医師国家試験の合格発表について」によると、歯科医師国家試験は、「領域A(総論)」「領域B(各論)」「必修問題」の区分ごとに設けられた合格基準をすべて満たすと合格となります。
配点は、一般問題(必修問題を含む)が1問1点、臨床実地問題が1問3点です。合格ラインは実施回によって変動しますが、「領域A(総論)」と「領域B(各論)」は6~7割程度が目安、「必修問題」は8割以上の得点が基準となります。
参考:厚生労働省「令和9年版歯科医師国家試験出題基準について」
厚生労働省「第119回歯科医師国家試験の合格発表について」
歯科医師国家試験の合格率の推移
厚生労働省「国家試験合格発表」によると、2023~2025年度における歯科医師国家試験の合格率の推移は、以下のとおりです。
| 実施回(実施年度) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第117回(2023年度) | 3117人 | 2060人 | 66.1% |
| 第118回(2024年度) | 3039人 | 2136人 | 70.3% |
| 第119回(2025年度) | 2837人 | 1757人 | 61.9% |
参考:厚生労働省「第117回歯科医師国家試験の合格発表について」
厚生労働省「第118回歯科医師国家試験の合格発表について」
厚生労働省「第119回歯科医師国家試験の合格発表について」
2023~2025年度の歯科医師国家試験の合格率は、60~70%の間で推移しています。合格率はやや低めで、医療系資格のなかで難易度が高い試験の1つといえるでしょう。
参考:厚生労働省「国家試験合格発表」
厚生労働省「第117回歯科医師国家試験の合格発表について」
厚生労働省「第118回歯科医師国家試験の合格発表について」
厚生労働省「第119回歯科医師国家試験の合格発表について」
歯科医師国家試験に合格するための勉強方法
歯科医師国家試験に合格するための対策・勉強法には、以下のようなものがあります。
- 受験する回の出題基準や出題科目を把握する
- 過去問を活用して出題傾向をつかむ
- 試験本番を想定し、実際と同じ時間で過去問や予想問題を解いてみる
歯科医師国家試験の出題基準は、4年ごとに改定されるのが基本です。ただし、第119回(2025年度実施)の試験から、XXタイプ(5つの選択肢から正答数の指定なくすべての正解を選ぶ形式)の問題が廃止されたように、4年ごとの改定タイミング以外で内容が変更されることもあります。そのため、受験する回の出題基準や試験に関する情報は入念に確認しておくことが大切です。
また、歯科医師国家試験に合格するには、過去問を活用した対策が欠かせません。過去問を使って試験対策をすることで、出題形式に慣れたり、出題傾向をつかんだりできます。さらに、過去問や予想問題を使って本番を想定した演習を行うことで、時間配分が身につき、国家試験の合格に一歩近づけるでしょう。
歯科医師国家試験は1月下旬~2月上旬に実施される
- 国家試験への合格は、歯科医師になるうえで必須
- 歯科医師国家試験の合格率は、6~7割程度で推移している
- 歯科医師国家試験の出題基準は、およそ4年ごとに改定される