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2025年の歯科医師の平均年収は?開業医と勤務医の収入の違い
13 hours ago

「歯科医師の年収について知りたい」という方もいるのではないでしょうか?歯科医師の平均年収は、約1063万円です(令和7年賃金構造基本統計調査)。この記事では、企業規模別や年齢別に見た歯科医師の平均年収や、開業医と勤務医の収入の違いを紹介します。歯科医師が「年収が低い」と感じる理由や収入アップの方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
歯科医師の平均年収は?給料事情
政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」によると、企業規模計10人以上の企業における、歯科医師の平均給与額は、以下のとおりです。
- きまって支給する現金給与額:84万9900円
- 年間賞与その他特別給与額:42万8100円
上記の金額から「きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」で算出すると、歯科医師の平均年収は約1063万円となります。
歯科医師はほかの医療職と比べて、年間賞与(ボーナス)が低い傾向にあるのが特徴です。一方で、毎月の固定給や諸手当が高めに設定されているため、年収は高水準となっています。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」
企業規模別:歯科医師の年収
政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」によると、企業規模別に見た歯科医師の平均給与・年収は、以下のとおりです。
| 企業規模 | きまって支給する現金給与額 | 年間賞与その他特別給与額 | 平均年収(※) |
|---|---|---|---|
| 10~99人 | 95万5800円 | 23万9200円 | 1170万8800円 |
| 100~999人 | 82万3300円 | 45万3800円 | 1033万3400円 |
| 1000人以上 | 59万6900円 | 88万9000円 | 805万1800円 |
(※)「きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」で算出
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」
歯科医師の年収は、企業規模が小さいほど高い傾向にあるのが特徴です。小規模な歯科医院の場合、高収入につながりやすい「自由診療をメインに行うクリニック」も多く含まれます。自由診療を行うクリニックは、インセンティブ制度を導入している職場が多く、個人の実績次第で大幅な年収アップを狙うことが可能です。
一方、規模が大きい職場として、総合病院や大学病院、大手の医療法人などが挙げられます。規模が大きい医療機関の場合、給料は固定給で支払われるのが一般的です。インセンティブ(歩合)制度は導入されていない職場が多いため、診療の内容や治療数などによって年収が大幅にアップするケースは少ないといえます。
特に、大学病院は教育や研究を目的とした機関であるため、基本給は安い傾向にあるようです。
そのため、大規模な医療機関(固定給の職場)と比べると、小規模な歯科医院のほうが歯科医師の年収が高くなりやすい傾向にあります。ただし、小規模な職場の給料が必ずしも高いわけではなく、診療の内容や業績によって年収は異なる点にご留意ください。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」
年齢別:歯科医師の年収
ここからは、政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号5)」を参考に、歯科医師の平均給与・年収を年齢別に見ていきましょう。
| 年齢区分 | きまって支給する現金給与額 | 年間賞与その他特別給与額 | 平均年収(※) |
|---|---|---|---|
| 20~24歳 | 20万6900円 | - | 248万2800円 |
| 25~29歳 | 46万6600円 | 3万2000円 | 563万1200円 |
| 30~34歳 | 95万3800円 | 38万7700円 | 1183万3300円 |
| 35~39歳 | 100万4200円 | 9万9800円 | 1215万200円 |
| 40~44歳 | 103万3800円 | 111万4500円 | 1352万100円 |
| 45~49歳 | 94万2700円 | 151万6200円 | 1282万8600円 |
| 50~54歳 | 90万9400円 | 44万1100円 | 1135万3900円 |
| 55~59歳 | 86万9200円 | 107万8700円 | 1150万9100円 |
| 60~64歳 | 62万9300円 | 5万5400円 | 760万7000円 |
| 65~69歳 | - | - | - |
| 70歳~ | 60万6000円 | - | 727万2000円 |
(※)「きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」で算出
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号5)」
歯科医師の給料・年収は、年齢とともに上がる傾向にあります。20代は平均年収600万円未満で、歯科医師全体の平均と比べて低いものの、30代を超えると平均年収は1000万円を超える結果です。30代から50代後半ごろまでは、比較的安定した水準を保っています。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号5)」
開業医と勤務医の年収の違い
厚生労働省「第25回医療経済実態調査(医療機関等調査) 報告-令和7年 実施-(p.28)」によると、2024年度における個人の歯科診療所の損益差額(医院の利益にあたる金額)は約1560万円です。ここから税金や開業資金のローンなどの費用が差し引かれるため、開業医の実質的な手取り年収の相場は1000万円程度となるでしょう。
一方、同資料(p.336)によると、2024年度における、院長を除く歯科医師の賞与を含めた平均年収は、約680万円です。ここから社会保険料や税金を差し引いた金額が手取りとなります。
前述のとおり、歯科医師の年収は勤務先や経験年数などによって大きく変わるのが特徴です。開業医は勤務医として実績を積んだベテランが多いのに対して、勤務医には経験の浅い研修医も含まれます。そのため、全体の年収相場を比較すると、開業医のほうが高いようです。
参考:厚生労働省「第25回医療経済実態調査の報告(令和7年実施)」
歯科医師が「年収が低い」と感じる理由は?
歯科医師は最初は平均や相場より給料が少ないため、「思っていたより年収が低い」と感じる場合があります。
政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号14)」によると、歯科医師における経験年数別の所定内給与額・年間賞与その他特別給与額の平均は、以下のとおりです。
| 経験年数 | 所定内給与額 | 年間賞与その他特別給与額 |
|---|---|---|
| 0年 | 26万9300円 | 0円 |
| 1~4年 | 58万6200円 | 16万9400円 |
| 5~9年 | 104万9600円 | 58万8000円 |
| 10~14年 | 100万3500円 | 7万2600円 |
| 15年以上 | 86万6400円 | 102万2500円 |
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号14)」
歯科医師の平均所定内給与額は、経験年数が0年目が約27万円、1~4年目が約60万円、5~14年目が約100万円と、経験年数による差が大きいのが特徴です。また、年間賞与額は、経験年数を問わず全体的に少なかったり、経験年数が0年目のうちは支給されなかったりする傾向にあります。
そのため、職場や経験年数などの条件によっては、「年収が低い」と感じる歯科医師の方もいるようです。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号14)」
歯科医師が年収を上げる方法
歯科医師が年収を上げるには、以下のような方法があります。
- スキルを磨き、昇給・昇進を目指す
- 給料が高い職場へ転職する
- 開業する
昇給・昇進を目指す方法や開業する方法のほか、給料の高い職場へ転職するのも、歯科医師が年収アップを図る手段の1つです。
特に、ホワイトニングやインプラント治療などの自由診療を多く扱う医療機関は、給料が高めに設定される傾向にあります。インセンティブ(歩合)制度を導入している医院・クリニックもあるため、担当する治療の内容次第で収入を大きく伸ばせる可能性があるでしょう。
いずれの方法を選ぶ場合も、年収を上げるには歯科医師としての診療スキルを磨くことが必須です。日々の診療で実績を積んだり、資格の取得をとおして自身の専門性を高めたりすることが、年収アップにつながります。
歯科医師の平均年収は1063万円程度
- 歯科医師の年収は、年齢とともに上がる傾向にある
- 自由診療を扱う医院で働く歯科医師の年収は、高水準になりやすい
- 歯科医師が年収を上げるには、実績を積んだりスキルを磨いたりすることが必要