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調理師の平均年収は?条件別の給料事情や収入アップの方法を紹介
a day ago

「調理師の年収を知りたい」という方もいるのではないでしょうか?調理師の平均年収は、約379万円です(令和7年賃金構造基本統計調査)。職場や働き方によっては、平均以上の年収を目指すことも可能です。この記事では、調理師の年収を企業規模別・年齢別に紹介します。調理師の給料が高い職場や年収をアップさせる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
調理師の平均年収はどのくらい?
政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」によると、調理師を含む「飲食物調理従事者」の平均給与は以下のとおりです。なお、企業規模計10人以上のデータを参照しています。
- きまって支給する現金給与額:28万6600円
- 年間賞与その他特別給与額:35万1600円
上記の金額から「きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」で算出すると、飲食物調理従事者の平均年収は約379万円です。
なお、飲食物調理従事者には、調理師以外に、自ら飲食物の調理を行う飲食店主や皿洗い人(調理見習)、バーテンダー、給食調理人などの職種も含まれます。よって、調理師のみの平均給与や平均年収は上記とは異なる可能性があるため、参考程度にご確認ください。
企業規模別に見る調理師の年収
政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」によると、企業規模別に見た調理師(を含む飲食物調理従事者)の平均給与・平均年収は以下のとおりです。
| 企業規模計 | きまって支給する現金給与額 | 年間賞与その他特別給与額 | 平均年収(※) |
|---|---|---|---|
| 10~99人 | 27万8000円 | 28万5000円 | 362万1000円 |
| 100~999人 | 28万7600円 | 39万600円 | 384万1800円 |
| 1000人以上 | 29万5000円 | 38万7200円 | 392万7200円 |
(※)「きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」で算出
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」
調理師の年収は、企業規模が大きいほど高い傾向にあるようです。企業規模が大きい職場は、昇給や手当、賞与の制度が充実している場合が多いことが、年収の差が生じる要因の一つと考えられます。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」
年齢別に見る調理師の年収
政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号5)」によると、年齢別に見た調理師(を含む飲食物調理従事者)の平均給与・平均年収は以下のとおりです。なお、企業規模計10人以上のデータを参照しています。
| 年齢区分 | きまって支給する現金給与額 | 年間賞与その他特別給与額 | 平均年収(※) |
|---|---|---|---|
| ~19歳 | 22万8400円 | 4万5200円 | 278万6000円 |
| 20~24歳 | 24万7600円 | 18万6400円 | 315万7600円 |
| 25~29歳 | 27万6500円 | 27万6200円 | 359万4200円 |
| 30~34歳 | 28万8300円 | 37万7100円 | 383万6700円 |
| 35~39歳 | 29万9400円 | 39万7900円 | 399万700円 |
| 40~44歳 | 30万8300円 | 46万円 | 415万9600円 |
| 45~49歳 | 32万8200円 | 45万7800円 | 439万6200円 |
| 50~54歳 | 30万9100円 | 45万4100円 | 416万3300円 |
| 55~59歳 | 29万5900円 | 42万5900円 | 397万6700円 |
| 60~64歳 | 27万1200円 | 30万1200円 | 355万5600円 |
| 65~69歳 | 23万9500円 | 16万1100円 | 303万5100円 |
| 70歳~ | 20万3400円 | 7万9100円 | 251万9900円 |
(※)「きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」で算出
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号5)」
調理師の年収は年齢や経験を重ねるにつれて高くなり、40~50代ごろにピークを迎える傾向にあります。
特に20代のうちは、見習いとして経験を積む段階にあたるため、年収が低いと感じることがあるかもしれません。しかし、年齢とともに調理師としての経験が増えていくと、スキルアップや責任のあるポジションへの就任など、年収アップのきっかけが増えるでしょう。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号5)」
調理師の年収が高い職場は?
調理師の年収は、職場によって異なります。調理師の年収が高い傾向にある職場は、一流レストランや料亭、ホテルのレストランなどです。一方、一般的な飲食店や病院・介護施設などは、前者と比べると給料が低い傾向にあります。
調理師の年収に影響を与える要因の一つに「専門的・高度な調理スキルや、調理以外のスキルが必須か否か」という点が挙げられます。たとえば、一流の料亭で働く場合、日本料理特有の調理法・技法に対する知識やスキルが求められることもあるでしょう。このように、調理師として働くうえで、よりレベルの高いスキルが必要となる職場は、給料が高いところが多いと考えられます。
調理師が年収をアップさせる方法は?
調理師が年収をアップさせる方法として、以下のようなものが挙げられます。
- キャリアアップを目指す
- 調理師の業務に関連する資格を取得する
- 条件が良い職場へ転職する
- 独立開業する
ここからは、それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
キャリアアップを目指す
調理師はキャリアを積むにつれて給料がアップする場合が多いため、キャリアアップは年収を上げる方法の一つといえるでしょう。
調理師のキャリアパスとしては、主任調理師や副料理長、料理長などがあります。職場によっては、役職手当としてスキルに見合った賃金が支払われることもあるようです。
調理師のなかには、若いころから手技を磨き、20~30代で料理長を務める方もいます。そのため、スキル次第で早期のキャリアアップを目指せる職種といえるでしょう。
調理師の業務に関連する資格を取得する
調理師は、業務に関連する資格を取得することで、スキルアップにつなげられます。スキルが認められると、評価につながって年収がアップすることもあるでしょう。
調理師の仕事に活かせる資格には、以下のようなものがあります。
- フードコーディネーター
- フードアナリスト
- 野菜ソムリエ
- 食育インストラクター
- 専門調理師・調理技能士
- ふぐ処理師
- 製菓衛生師
食に関する資格は、高度な調理技術に関するものから、食材の知識やペアリングのようにより良い食事の提供に活かせるものまでさまざまです。「どのような調理師を目指したいか」「どのような知識があればレベルアップできるか」といった観点から、取得する資格を選ぶと良いでしょう。
条件が良い職場へ転職する
調理師が年収アップを目指すには、条件が良い職場へ転職するのも選択肢の一つです。前述のとおり、調理師の給料・年収は、職場の種類や規模によって異なる傾向があります。そのため、転職することで、働き方は大きく変えないまま年収アップを叶えられる可能性があるでしょう。
独立開業する
調理師として一定の経験を積んだ方は、独立開業によって年収が大きく上がる場合もあります。雇用されて働く場合は昇給に上限があり、「これ以上の年収アップは見込めない」という状況も起こり得るでしょう。一方で、独立して自分のお店をもつと、売り上げ次第で上限なく収入を増やすことが可能です。
独立開業するには、開業資金や準備期間、経営に関する知識などが必要となるうえ、場合によっては経営がうまくいかず収入が大幅に下がるリスクもあります。しかし、リスクが大きい分、経営に成功すると大幅な年収アップにつなげられるでしょう。
調理師の年収や給料についてよくある質問
ここでは、調理師の年収や給料についてよくある質問を紹介します。
調理師は年収500万~1000万円を目指せる?
調理師が年収500万~1000万円を目指すには、一般的な「調理師」の枠を超えた成長が不可欠です。職場にもよりますが、年収500万円は、スキルを磨いて役職に就くことで目指せる範囲でしょう。しかし、年収1000万円を超えるのはハードルが高く、一流料理店での料理長に昇格したり、独立開業して成功したりする必要があると考えられます。
年収500万~1000万円を目指す方は、調理師としてのスキルはもちろんのこと、店舗のブランディングや経営に関する知識も身に付け、自身の市場価値を高めることが重要です。
調理師の年収は低い?
政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類(表番号1)」を基に算出すると、全産業(企業規模計10人以上)における一般労働者の平均年収は約545万円です。一方、調理師の平均年収は約379万円のため、産業全体の平均年収と比べると低い結果となっています。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類(表番号1)」
調理師がもらえる手当にはどのようなものがある?
職場によっては、調理師に資格手当や役職手当、早番・遅番手当などを支給する場合があります。資格手当は、専門調理師やふぐ処理師などの専門性の高い資格に対して支給される場合が多いようです。また、役職手当は、料理長のように責任のあるポジションが対象となる傾向にあります。
調理師の年収は平均379万円程度
- 調理師の年収は、年齢や経験を重ねるにつれて上がる傾向にある
- 高度な調理スキルが求められる職場では、調理師の年収が高くなりやすい
- 調理師が年収を上げる方法は、キャリアアップや関連資格の取得など