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理容師免許とは?取り方は?試験の合格率や美容師免許との違い

21 hours ago

「理容師免許について知りたい」という方もいるのではないでしょうか?理容師免許とは、理容師として働くのに必要な免許で、取得するには国家試験に合格することが必要です。この記事では、理容師免許の取り方や取得にかかる費用を紹介します。理容師国家試験の合格率や、理容師と美容師の免許の違いも解説するので、ぜひ参考にしてください。

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理容師免許とは

理容師免許とは、理容師として働くうえで必要な免許のことです。理容師免許を取得すると、理容所において理容業に従事することが可能になります。

理容師と美容師の免許の違い

理容師と美容師はどちらも頭髪に関する施術を行う職種であるため、混同しやすいでしょう。
e-Gov法令検索「理容師法」、e-Gov法令検索「美容師法」によると、理容師と美容師は以下のような違いがあります。

項目
理容師
美容師
免許の種類 理容師免許 美容師免許
業務内容 頭髪の刈込や顔そりなどにより、容姿を整えること パーマネントウエーブや結髪、化粧などにより、容姿を美しくすること
就業場所 理容所 美容所

参考:e-Gov法令検索「理容師法」
e-Gov法令検索「美容師法」

各法律によると、理容師は容姿を整えること、美容師は容姿を美しくすることを目的とした施術を行うものであると区別されています。しかし、現在では理容所においても、パーマネントウエーブやヘアカットなどを行うことが認められているため、あくまで法律上の定義として捉えるのが良いでしょう。

一方で、厚生労働省「理容師・美容師制度の概要等について(p.3)」によると、「顔そり」の施術に関しては、理容師と美容師で扱いが異なります。
美容師が行える顔そりは、眉毛や口元の産毛の処理など、化粧の一部として捉えられる範囲に限定されるのが特徴です。そのため、頬やあごなどを含めた広範囲にわたる顔そりは、原則として理容師免許がないとできない業務に分類されます。

参考:e-Gov法令検索「理容師法」
e-Gov法令検索「美容師法」
厚生労働省「第1回 理容師・美容師の養成のあり方に関する検討会」

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理容師免許の取り方

理容師免許を取得するには、理容師養成施設を卒業し、理容師国家試験に合格することが必要です。試験合格後に免許申請を行うと、理容師名簿へ登録され、理容師免許証が交付されます。
ここからは、理容師免許を取得するまでの流れを詳しく見ていきましょう。

理容師養成施設を卒業する

理容師免許を取るためのファーストステップは、理容師養成施設を卒業することです。理容師養成施設は通学制(昼間・夜間課程)と通信制があり、それぞれ修業年数が異なります。job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「理容師」によると、昼間・夜間課程の場合は2年以上、通信課程の場合は3年以上の修業が必要です。

なお、公益社団法人日本理容美容教育センター「理容師・美容師になるまで 通学(昼間・夜間)の場合」によると、理容師養成施設の入学対象者は、高等学校卒業者が原則となっています。ただし、養成施設によっては中学校卒業者が入学できる場合もあるようです。また、中学や高校を卒業後、理容所で補助的業務に従事していることを入学条件としている施設もあります。

公益社団法人日本理容美容教育センター「養成施設一覧」には、養成施設ごとに設けられている課程の種類や入学条件が掲載されています。ただし、最新の情報が反映されていない可能性もあるため、詳細は養成施設のWebサイトで確認すると確実です。

参考:公益社団法人日本理容美容教育センター「理容師・美容師になるまで 通学(昼間・夜間)の場合」
公益社団法人日本理容美容教育センター「養成施設一覧」

美容師免許があれば短期間で理容師を目指せる

job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「理容師」によると、美容師免許を保有する方は、理容師養成施設の修得者課程を修業することで、理容師国家試験を受験可能です。2018年4月以降、一部の理容師養成施設で修得者課程が設けられています。

修得者課程の特徴は、履修課程が大幅に減免され、通常課程より短い年数で卒業できることです。修得者課程の場合、昼間・夜間課程は1年以上、通信課程は1年6ヶ月以上が修業期間となっています。

前述のとおり、理容師と美容師は携われる業務の範囲や就業場所などが異なるため、ダブルライセンスを目指す方もいるでしょう。美容師の方がスキルアップのために理容師免許を取得する場合は、修得者課程が設けられている養成施設を選ぶのがおすすめです。

参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「理容師」

免許の取得に必要な費用は数十万~数百万円程度

理容師養成施設の入学から卒業までにかかる費用の相場は以下のとおりです。

  • 昼間・夜間課程(2年制):180万~250万円程度
  • 通信課程(3年制):70万~120万円程度
  • 修得者課程:50万~100万円程度

理容師養成施設の入学から卒業までには、入学費や学費、教材費などがかかります。独自の奨学金や学費サポートの制度を設けている養成施設もあるため、費用を抑えて通学したい方は利用できる制度をチェックしておくと良いでしょう。

理容師国家試験を受ける

理容師国家試験は年2回、春期(1月下旬~3月上旬ごろ)と秋期(7月下旬~9月上旬ごろ)に実施されています。

公益財団法人理容師美容師試験研修センター「第54回理容師国家試験受験案内(p.1,7,8,16)」によると、2026年秋期に実施される第54回理容師国家試験の概要は以下のとおりです。

                                                                 
項目内容
実技試験試験開始日2026年8月1日(土)~
試験地以下の15県を除く各都道府県で実施
(青森県・秋田県・茨城県・栃木県・富山県・長野県・岐阜県・滋賀県・和歌山県・徳島県・香川県・長崎県・大分県・宮崎県・沖縄県)
試験課目理容実技(※1時間程度で実施)
- カッティング
- シェービング
- 顔面処置・整髪・衛生上の取り扱い
筆記試験試験日時2026年9月6日(日)午後1時20分~午後3時
試験地13都道府県
(北海道・岩手県・宮城県・東京都・石川県・愛知県・大阪府・岡山県・広島県・愛媛県・福岡県・鹿児島県・沖縄県)
試験課目- 関係法規・制度及び運営管理
- 衛生管理(公衆衛生・環境衛生・感染症・衛生管理技術)
- 保健(人体の構造及び機能・皮膚科学)
- 香粧品化学
- 文化論及び理容技術理論
受験費用- 実技試験・筆記試験:3万4700円
- 実技試験のみ:1万8800円
- 筆記試験のみ:1万5900円
合格発表日時2026年9月30日(水)午前9時

参考:公益財団法人理容師美容師試験研修センター「第54回理容師国家試験受験案内(p.1,7,8,16)」

また、公益財団法人理容師美容師試験研修センター「第53回 理容師国家試験及び美容師国家試験の合格基準」によると、第53回理容師国家試験の合格基準は以下のとおりです。

試験の種類
合格基準
実技試験 以下の両方の条件を満たしていること
- 衛生上の取扱試験において、減点が20点以下である
- 基礎的技術試験において、減点が40点以下である
筆記試験 以下の両方の条件を満たしていること
- 55問中60%以上の正答率である
- すべての課目において得点がある(関係法規・制度及び運営管理、公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構造及び機能、皮膚科学、香粧品化学、文化論及び理容技術理論)

参考:公益財団法人理容師美容師試験研修センター「第53回 理容師国家試験及び美容師国家試験の合格基準」

2026年6月現在、第54回理容師国家試験の合格基準は公表されていませんが、第53回と同様の合格基準となる可能性が高いでしょう。

公益財団法人理容師美容師試験研修センター「よくあるご質問」によると、試験の詳細は例年5月上旬と11月上旬に公表されるようです。受験願書の配布も同時期に行われるため、受験する方は理容師美容師試験研修センターのWebサイトをこまめにチェックしておきましょう。

参考:公益財団法人理容師美容師試験研修センター「第54回理容師・美容師国家試験受験案内」
公益財団法人理容師美容師試験研修センター「第53回 理容師国家試験及び美容師国家試験の合格基準」
公益財団法人理容師美容師試験研修センター「よくあるご質問」

理容師国家試験の合格率

公益財団法人理容師美容師試験研修センター「過去の試験実施状況」によると、これまでに実施された理容師国家試験の合格率は以下のとおりです。

実施回 受験者数 合格者数 合格率
第50回(2024年度秋期) 837人 593人 70.8%
第51回(2024年度春期) 1399人 1152人 82.3%
第52回(2025年度秋期) 846人 562人 66.4%
第53回(2025年度春期) 1431人 1171人 81.8%

参考:公益財団法人理容師美容師試験研修センター 「過去の試験実施状況」

第50回~第53回の理容師国家試験の合格率は、60%台後半~80%台前半の間で推移しています。春期と秋期で合格率の差が10%程度ありますが、試験の難易度が異なるわけではありません。

理容師養成施設では、春期に国家試験を受けて、3月に卒業する流れでカリキュラムが組まれるのが一般的です。そのため、春期のほうが合格率が高くなりやすいと考えられます。

参考:公益財団法人理容師美容師試験研修センター 「過去の試験実施状況」

理容師国家試験の対策

理容師国家試験に合格するには、実技試験と筆記試験の両方の合格基準を満たす必要があります。そのため、実技試験と筆記試験の特徴をつかみ、それぞれの対策をバランス良く行うことが重要です。

実技試験の対策としては、規定時間内に作業を終える練習をすることや、減点されるポイントをおさえておくことが挙げられます。施術の技術が高くても、規定の時間をオーバーしてしまったり、衛生面や器具の扱いに関する減点が多かったりすると、不合格になるケースも。一定レベルの施術スキルが身に付いたら、時間を測りながら、本番と同様の流れで施術を行う練習をしておくと良いでしょう。

一方、筆記試験では、 過去問を活用して出題の傾向をつかんだり、苦手課目の対策を入念に行ったりすることが重要です。前述のとおり、筆記試験は無得点の課目がないことが合格基準の一つとなっています。よって、すべての課目の対策をバランス良く行い、苦手な課目を作らないことが大切です。

理容師免許の申請をする

国家試験に合格したら、理容師免許の申請を行います。
公益財団法人理容師美容師試験研修センター 「免許に関する申請手続きについて」によると、理容師免許の申請に必要な書類は以下のとおりです。

  • 免許申請書
  • 戸籍抄(謄)本または本籍が記載されている住民票
  • 医師の診断書
  • 収入印紙(登録免許税):9000円分
  • 登録事務手数料(5200円)の払込票の受領証またはご利用明細票

免許証に旧姓や通称名を併記する場合は、その氏名が記載された戸籍抄(謄)本または住民票の提出が必要です。
なお、理容師免許証の交付にかかる時間は、申請書の受付後2~4週間程度となります(2026年6月時点)。

参考:公益財団法人理容師美容師試験研修センター 「免許に関する申請手続きについて」

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理容師免許を取るには国家試験の合格が必要

  • 理容師免許の取得には、養成施設の卒業・国家試験の合格・免許申請が必要
  • 理容師養成施設での修業年数は昼間・夜間課程が2年以上、通信課程が3年以上
  • 理容師国家試験は年2回、1~3月ごろと7~9月ごろに実施される
  • 免許申請を行うと理容師名簿に登録され、理容師免許証が交付される

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