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歯科技工士の資格の難易度は?取得方法や国家試験の合格率を解説
3 months ago

「資格を取得して歯科技工士として働きたい」と転職を考えている方もいるかもしれません。歯科技工士になるには、養成機関で教育を受け、歯科技工士国家試験に合格することが必要です。この記事では、歯科技工士の資格を取得する方法や難易度を解説します。働きながら資格取得を目指す場合のポイントや、歯科技工士の活躍の場も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
歯科技工士の資格とは
歯科技工士とは、歯科医師の指示のもと、人工的な歯の作成や修繕をする専門職です。歯科技工士として働くには、国家資格の取得が求められます。それぞれの使用者に合わせた調整を行うため、細かな手技が必要です。
参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「歯科技工士」
歯科技工士の資格を取得する流れ
歯科技工士になるには、指定の養成施設を修了したあと、歯科技工士国家試験に合格することが必要です。以下では、歯科技工士の国家資格を取得するまでの流れを解説するので、参考にしてみてください。
歯科技工士養成施設(専門学校・大学など)に通う
歯科技工士を目指すには、まず歯科技工士の養成課程がある教育機関に入学します。
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「歯科技工士」によると、歯科技工士として働く人の9割以上が専門学校卒です。専門学校に通う場合、2〜3年で課程を修了することになるでしょう。
歯科技工士の教育機関のなかには、短大や4年制大学もあります。居住地から通える場所に養成施設があるかどうか、調べてみましょう。
歯科技工士国家試験を受験する
養成課程を修了したら、歯科技工士国家試験を受験しましょう。歯科技工士国家試験は例年2月中旬ごろに実施され、養成機関を卒業した人や期日までに卒業する見込みのある人が受験できます。
厚生労働省「歯科技工士国家試験の施行」によると、2025年度に歯科技工士国家試験が実施された地域は、北海道・宮城県・東京都・大阪府・福岡県です。歯科技工士国家試験では、学説試験と実地試験が行われます。
参考:厚生労働省「歯科技工士国家試験の施行」
歯科技工士名簿に登録する
歯科技工士国家試験に合格したら、厚生労働省指定の登録機関である「一般財団法人歯科医療振興財団」に資格登録の申請をします。申請が受理されれば、歯科技工士名簿への登録と免許の交付が行われる流れです。名簿登録と免許交付が完了した時点で、歯科技工士として働く資格が得られます。
参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「歯科技工士」
働きながら歯科技工士の資格を取る難易度は高い?
働きながら歯科技工士の資格取得を目指すことは可能です。社会人が歯科技工士になるルートや国家試験の難易度について、以下で確認してみましょう。
夜間部がある養成機関なら社会人も通いやすい
仕事をしながら歯科技工士を目指したい方は、夜間部のある教育機関を選ぶと両立させやすいでしょう。歯科技工士養成機関の夜間部には3年制の専門学校があり、午後6時~9時ごろに授業が行われます。
なお、養成課程では歯科技工の実技に関しても学ぶため、すべて通信で履修することはできません。通学が必須となるため、キャリアプランを立てて計画的に学習する必要があります。
歯科技工士国家試験の合格率は約90%と高め
厚生労働省「歯科技工士の現状について(p.6)」によると、歯科技工士国家試験の合格率は毎年90%を超えています。直近2年間の合格率は以下のとおりです。
| 実施回 (実施年度) |
受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第10回 (2024年度) |
733人 | 684人 | 93.3% |
| 第11回 (2025年度) |
792人 | 722人 | 91.2% |
参考厚生労働省「歯科技工士の現状について(p.6)」
厚生労働省「第11回歯科技工士国家試験の合格発表について」
歯科技工士国家試験の合格率は比較的高めです。働きながら試験勉強をするのは簡単ではありませんが、養成課程で学んだ内容をしっかりと復習すれば、合格できる可能性は十分あるでしょう。
参考:厚生労働省「第7回歯科技工士の業務のあり方等に関する検討会」
歯科技工士国家試験の合否基準例
歯科技工士国家試験に合格するには、学説試験と実地試験の両方の合否基準を満たす必要があります。
厚生労働省「第11回歯科技工士国家試験の合格発表について」によると、2025年度の歯科技工士国家試験の合否基準は以下のとおりです。
| 合計点数 | 合格基準 | |
|---|---|---|
| 学説試験 | 80点満点 | 48点以上 |
| 実地試験 | 90点満点 | 54点以上 |
参考:厚生労働省「第11回歯科技工士国家試験の合格発表について」
学説試験は、合格基準点を満たすことに加えて、基礎科目群と専門科目群の両方で30%以上得点しなければなりません。
なお、歯科技工士国家試験の合格基準は年度によって変わる可能性があるため、毎年発表される最新の公式情報をチェックしましょう。
参考:参考:厚生労働省「第11回歯科技工士国家試験の合格発表について」
歯科技工士として就職・転職する場合の勤務先
この項では、歯科技工士が活躍する職場を紹介します。資格を取得した際の就職先・転職先としてどのような選択肢があるのか気になる方は、参考にしてみてください。
歯科がある病院・クリニック
歯科がある規模が大きい病院には、歯科技工室が設置されている場合があります。幅広く専門性が求められる症例に関わるため、豊富な経験を積めるでしょう。
一方、歯科クリニックで働く歯科技工士は、患者さんの身近で働ける環境です。歯科がある病院やクリニックで働く歯科技工士は、歯科医師や歯科衛生士と直接連携する機会が多くあります。
歯科技工所
歯科技工所とは、病院やクリニックから発注を受け、義歯や詰め物などを製作して納品する会社のことです。歯科技工士の国家資格を保有している人は、歯科技工の知識・技術や顧客対応のスキルを身に付け、自ら歯科技工所を開業して独立する道もあります。
歯科器材を扱う一般企業
歯科技工士は、歯科技工物の製作を行う以外の場でも活躍しています。歯科技工士として経験を積めば、義歯やインプラントの材料となる歯科器材を扱う一般企業で働く選択肢も見えてくるでしょう。経験を活かして、器材の品質向上や営業サポートといった役割を担います。
歯科技工士として働くには国家資格が必要
- 歯科技工士の資格を取得するには、歯科技工士国家試験への合格が必要
- 歯科技工士国家試験の受験資格を得るには、専門学校や大学で養成課程を修了する
- 社会人が働きながら歯科技工士の資格取得を目指すことも可能