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美容看護師になるには?役立つ資格や必要なスキル

資格スキル正看護師10 months ago

美容看護師として働くことに興味がある方の中には、「美容看護師になるには資格は必要?」「どんなスキルが求められるか知りたい」と考えている人もいるでしょう。美容看護師になるには、基本的に臨床経験やコミュニケーションスキルなどが求められます。

この記事では、美容看護師に必要な資格やスキル、向いている人の特徴などを紹介します。転職活動などの際にぜひ参考にしてみてください。

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美容看護師になるには?

美容看護師は、美容に関する医療を施す病院やクリニックで働く看護師のことを指します。

ここでは、美容看護師になるために必要な資格、経験、スキルについて解説します。

看護師または准看護師の資格を取得する

美容看護師になるために必要なのは、看護師または准看護師の資格です。

看護師と准看護師の仕事内容は大きく異なりませんが、資格自体に違いがあります。

看護師は、厚生労働大臣が免許を発行する国家資格です。准看護師は、都道府県知事が免許を発行する資格で、国家資格ではありません。

看護師になるためには、4年制の看護大学、または3〜4年制の看護短大・専門学校を卒業し、看護師の国家試験に合格しなければなりません。資格取得までに最低3年はかかります。

一方、准看護師は、准看護師養成所(2年)または高校の衛生看護科(3年)で学び、都道府県が行う准看護師の試験に合格することで取得できます。准看護師には最短2年でなることができます。

准看護師の場合、医師や看護師の指示に基づいて業務を行う必要があります。自己判断で業務を進めることができないため、看護師に比べると仕事の自由度が低いと感じる場合もあるでしょう。

看護師として1年以上の臨床経験を積む

美容看護師になるためには、看護師または准看護師の資格だけではなく、一定のキャリアが必要とされます。

美容医療での実務経験がなくても美容看護師になることは可能ですが、一般的な看護師としての業務経験がなく美容クリニック・美容皮膚科などで働くのは難しいのが現実です。

美容医療は基本的に、公的医療保険の適用外となる自由診療で行われます。保険診療と比較して費用が高額で、患者が求めるサービスの水準も高いことから、働く美容看護師にも一定の経験・スキルが求められるのです。

具体的には、一般の看護師として少なくとも1年以上の臨床経験を積む必要があるといわれています。

求人に「臨床経験〇年以上」と記載するクリニックもあるため、臨床経験をある程度積んでいれば、美容看護師を目指す際に求人の選択肢が増えると考えられるでしょう。

穿刺や機械操作のスキルを身につける

美容看護師には、穿刺(せんし)や手術介助、機械操作のスキルが求められます。

美容クリニック・美容皮膚科では、注射を使って美容成分を血管に直接注入する美容注射や美容点滴が行われます。医師が担当することもありますが、医師の指示を受けて美容看護師が行うことも。たとえばヒアルロン酸注射などは、美容看護師が担当する仕事の一つです。そのため、穿刺のスキルは必須といえます。

また、美容クリニック・美容皮膚科では、美顔器や脱毛機器など、機械を使った治療が多いのも特徴です。医師の指示を受けてレーザー照射をすることも美容看護師の仕事の一つで、機器の操作スキルが求められます。

ただし、美容専門の機器の操作に関しては、実際に仕事をしながら学ぶことが可能です。美容看護師として美容機器を使用した経験がなくても、過度に心配する必要はありません。

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美容看護師になるために役立つスキルや資格

人気のある美容クリニック・美容皮膚科への転職では、スキルの高い看護師の方が有利になるでしょう。美容看護師になるために役立つスキルや資格として、以下の例が挙げられます。

  • 接客スキル
  • スキンケアアドバイザー
  • 日本化粧品検定

どのようなスキル・資格なのか具体的に紹介します。

接客スキル

美容看護師にとって、接客スキルがあるかどうかは非常に重要な要素です。

一般的な病院やクリニックでは病気やケガの治療が中心であるのに対し、美容クリニック・美容皮膚科では「美しくなること」を目的に治療が行われています。また、美容医療は基本的に自由診療で費用がかかるため、クリニックの患者を「お客さま」として接する意識が求められます。

患者の求めるニーズを的確に把握し、満足してもらえるような優れた接客ができるスキルは、美容看護師に期待される能力の一つです。

スキンケアアドバイザー

美容看護師の転職活動では、美容関連の資格取得が有利に働くこともあります。

美容関連の資格として挙げられるのが、日本スキンケア協会が認定する「スキンケアアドバイザー」。スキンケアアドバイザーは、肌トラブルに悩む人や肌を若々しく保ちたい人などに対し、正しいスキンケアの方法をアドバイスするスペシャリストです。

スキンケアアドバイザーは公式テストに沿って課題のレポートを日本スキンケア協会に提出し、合格すると資格を取得できます。スキンケアアドバイザーの資格を取得すれば、スキンケアや化粧品選びなどのアドバイスができます。そのため、美容看護師として美容クリニック・美容皮膚科で働く際にも役立つと考えられるでしょう。

日本化粧品検定

美容看護師として働く際に役立つ資格として、日本化粧品検定も挙げられます。

日本化粧品検定は、化粧品に関する幅広い知識を身につけることを目的に、文部科学省の後援で実施されています。通信講座または公式テキストでの独学が可能で、美容の基礎から皮膚構造、肌の悩みに応じたスキンケア、化粧品成分、法規制まで学ぶことができます。

日本化粧品検定は、理解度に応じて3級・2級・1級・特級があります。美容看護師への転職でアピール材料にするなら、1級以上の取得がおすすめです。

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美容看護師として働くメリット

美容外科や美容皮膚科の場合、病棟のないクリニックが多く、急患対応による残業や夜勤が少ない点が美容看護師として働くメリットです。また、自由診療の美容医療では、クリニックごとに料金を設定できるため収益が高くなり、給与水準も高い傾向があります。

さらに、美容に関心がある人にとっては、美容看護師として働きながら最新の美容の技術に触れ、知識を深められる点も大きなメリットになるでしょう。勤務するクリニックによっては、従業員価格で施術を受けられるケースもあります。

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美容看護師として働くデメリット

まず、美容看護師として美容クリニック・美容皮膚科などで働く場合は、一般的な医療行為に携わる機会が少なくなります。後のキャリアとして一般の病院やクリニックで働くことを想定している方にとっては、デメリットになる可能性は大きいでしょう。

また、働き方に関しても注意が必要です。美容クリニック・美容皮膚科などの場合、土日や祝日に営業していることも少なくありません。営業日や営業時間について、事前にチェックすることをおすすめします。

また、美容クリニック・美容皮膚科によっては、化粧品やサプリメントの販売で、美容看護師にノルマを課すケースもあります。ノルマを辛いと感じる方にとってはデメリットとなるので、転職を考える場合にはノルマの有無についても確認してください。

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美容看護師に向いている人の特徴

美容看護師に向いている人の特徴は、次のとおりです。

  • 美容への興味関心が高い
  • コミュニケーション能力が高い
  • プライベートの時間を確保したい

それぞれの特徴を確認していきましょう。

美容への興味関心が高い

美容看護師として働くには、美容への興味関心が欠かせません。

「美しくなりたい」と思って治療を受けに来た患者は、クリニックの美容看護師の美意識にも敏感です。美容に関して常にアンテナを張り、自身も美を追求し努力できる人は、美容看護師に向いています。

コミュニケーション能力が高い

美容看護師の仕事には、コミュニケーション能力も求められます。

美容看護師の重要な業務の一つが、カウンセリングです。カウンセリングは、クリニックに訪れた人の悩みや希望を的確に把握し、ベストな治療・施術につなげるために行います。カウンセリングにあたる美容看護師には、患者としっかり向き合い、患者の思いを汲み取ることが求められるでしょう。

プライベートの時間を確保したい

美容看護師は、基本的に夜勤がなく、残業も比較的少ないのが特徴です。プライベートを充実させながら働きたいと考えている方に向いている仕事といえるでしょう。

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美容看護師になるために年齢制限はある?

美容業界に限ったことではありませんが、従業員の募集や採用にあたって年齢制限を設けることは、国の法律で原則として禁止されています。そのため、美容クリニック・美容皮膚科などにおける美容看護師の求人にも、基本的に年齢制限についての記載はありません。

ただし、転職活動においては、一般的に年齢が上がるにつれて多くの経験・スキルが求められるようになります。美容看護師への転職を考えているなら、早めに行動すると良いかもしれません。

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効率的に美容看護師に転職する方法

美容看護師への転職を目指す場合、求人サイトで美容クリニックの募集を探せます。

しかし、多くの美容看護師の求人から自分の希望に合った転職先を見つけるのは簡単なことではありません。効率的に美容看護師に転職するためには、転職エージェントを活用するのがおすすめです。

転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーが条件や希望に合った仕事を紹介してくれます。転職の悩みをキャリアアドバイザーに相談できるほか、面接のアドバイスを受けられる点もメリットです。

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美容看護師になるには基本的に臨床経験が必要

  • 美容看護師になるには最低1年以上の臨床経験が必要といわれている
  • 美容看護師に役立つ資格にはスキンケアアドバイザーや日本化粧品検定がある
  • 美容看護師は給料が高い傾向があるが、販売ノルマがある場合も
  • 美容看護師に向いているのは、美容への興味関心が高い人

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