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看護師が海外で働くには?国別の免許取得方法やメリットを紹介
13 hours ago

「看護師として海外で働く方法がよく分からない」という方もいるでしょう。看護師として海外で働く方法には、海外の病院に就職する方法や、ボランティアとして海外派遣されて働く方法などがあります。この記事では、看護師が海外で働く方法や国別の免許の取得方法について紹介します。看護師が海外で働くうえで必要なことやメリットについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
看護師として海外で働くには?
看護師として海外で働く方法には、主に以下のようなものが挙げられます。
- 海外の病院に就職する
- ボランティアとして働く
- 留学やインターンシップの制度を利用する
- 職場の海外研修に参加する
ここからは、それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
海外の病院に就職する
看護師として海外で働く方法の一つは、海外の病院に就職することです。海外の病院に就職する場合、ビザや永住権などが必要となるものの、取得できれば長期的に海外で看護師として働くことが可能になります。
ただし、海外の医療機関における外国人看護師の求人数はそれほど多くないため、希望する地域で希望どおりの働き方ができるケースは稀であるといえるでしょう。
また、現地の病院で採用されるには、専門的な知識や技術に加え、高い語学力も必要となります。そのため、海外の病院への就職を検討している方は、まずボランティアやインターンシップ、海外研修などで、海外の看護師の働き方を経験しておくこともおすすめです。
ボランティアとして働く
看護師が海外で働くには、ボランティアに参加する方法もあります。
海外ボランティアでは、医療が十分に発達していない地域や、紛争や災害、環境問題などで医療が不足している地域などに赴き、医療・看護を提供することが多いでしょう。なお、医療従事者の海外派遣に関するボランティアは複数あり、期間や要件などはさまざまです。
また、海外ボランティアでは、給料の代わりに現地での生活費や渡航費、手当金などが支給されることも多く、その金額は参加するボランティアによって異なります。
そのため、看護師が海外ボランティアに参加する場合は、複数の案件を比較し、自身の状況や希望に合ったものを見つけることが大切です。
なお、看護師が参加できる海外ボランティアでは、滞在中のサポート体制が整備されていたり、同地域に複数人が派遣されたりすることもあります。また、ボランティアの運営団体によっては、海外派遣に備えて、日本で事前研修を実施しているケースもあるため、海外での滞在が初めての方も、比較的安心して参加できるでしょう。
留学やインターンシップの制度を利用する
留学やインターンシップの制度を利用することでも、海外で看護師として働くことが可能です。
看護師の海外留学プログラムには、医療に関する語学力の習得を目的としたものもあれば、現地の看護師免許を取得するためのものもあります。なお、留学期間はプログラムの内容に合わせて設定されているため、語学力の習得を目的としたプログラムなどでは、数週間程度と短いものもあるでしょう。また、留学プログラムによっては、日本の看護師免許を取得していない方も参加できるものもあります。
一方、看護師のインターンシッププログラムの場合、一般的には現地の医療機関でアシスタントナース(看護助手)として働き、知識や技術を身に付けるケースが多いでしょう。そのため、インターンシッププログラムに参加するには、看護に関する専門的な知識・技術が身に付いていることや、一定期間の臨床経験があることなどが必要となることもあります。また、語学の習得や資格の取得などがカリキュラムに組み込まれており、滞在期間が半年~1年程度と比較的長いものが多いのも特徴です。
職場の海外研修に参加する
看護師として海外で働きたい場合は、職場の海外研修に参加するのも一つの手です。海外に提携病院がある医療機関で働いている場合、看護師も海外研修に参加できるケースがあります。海外研修は職場の制度の一つであるため、費用面での負担を抑えられる点や、信頼できる環境で海外の医療の現場を体験できる点がメリットです。
ただし、海外研修では参加できる人数が決められていることが多いため、参加希望者が複数いる場合、参加できないことも。また、看護師向けの海外研修が実施される職場も限定的であるため、そもそも参加する機会がないというケースもあるでしょう。
看護師として海外で働く方法:国別
日本の看護師免許は、日本国内でのみ使用できるのが基本です。海外において、日本の看護師免許がそのまま使用できるところはないため、看護師が海外で働く場合は、その国の看護師免許を取得する必要があります。ただし、日本の看護師免許を取得している場合は、通常より少ないプロセスで、現地の免許を取得できるケースもあるでしょう。
ここからは、公益社団法人日本看護協会「諸外国の看護師資格取得について」を参考に、国ごとの看護師免許の取得方法の概要を紹介します。
アメリカ
アメリカで看護師免許を取得するには、「NCLEX-RN」と呼ばれる正看護師の資格試験に合格する必要があります。また、日本の看護師がアメリカで働く場合、英語力に関する審査も実施されるのが基本です。
なお、アメリカでの看護師に関する規定は、州ごとに異なる場合があります。そのため、アメリカで看護師として働きたい方は、働くことを検討している州における規定をチェックしておくことが大切です。
オーストラリア
日本の看護師がオーストラリアで働くうえでは、個人の状況に合わせた審査・試験が行われた後、オーストラリアの看護師としての登録認定を受ける必要があります。
資格試験では、理論や知識を問う試験や「OSCE」と呼ばれる実技試験をとおして、看護師としての知識や技能のレベルを評価されるのが特徴です。
なお、オーストラリアの看護師になるうえでは、看護教育プログラムの受講も必要となります。看護教育プログラムは、オーストラリアの保健医療についての知識を深める内容となっており、オンラインで受講が可能です。
ニュージーランド
ニュージーランドで看護師として働くにあたっては、書類審査やオンラインでの看護教育プログラムの受講、犯罪歴の確認などが実施されます。その後、個人審査を経て、ニュージーランドの看護師として認定を受けるのが基本の流れです。
なお、ニュージーランドは、外国人看護師の受け入れを積極的に行っており、ニュージーランド以外の国で訓練を受けた看護師も多く活躍しています。そのため、日本の看護師にとっても、比較的働きやすいと感じる環境で働けることも多いでしょう。
カナダ
カナダには、複数の州・準州があるため、州・準州によって規定が異なるのが特徴です。そのため、必要な実務経験年数や語学力なども、働く地域によってさまざまです。
特に、カナダでは英語とフランス語が公用語となっています。そのため、フランス語が主として話されている地域などでは、フランス語のスキルが求められるケースもあります。
参考:公益社団法人日本看護協会「海外の看護事情」
看護師として海外で働くメリット
ここでは、看護師として海外で働くメリットを3つ紹介します。
日本の現場とは異なる経験が得られる
看護師が海外で働くと、日本の看護現場とは異なる経験が得られるメリットがあります。
看護の基本的な仕組みは、世界共通です。ただし、海外の医療機関では、日本とは異なる体制や流れで看護ケアが行われているケースもあります。
そのため、働く国や地域によっては、日本の現場では学べない知識や技術などが身に付けられることもあるでしょう。
なお、近年では外国人の方が日本の医療機関を利用するケースも増えてきています。そのため、日本で再び看護師として働く場合、海外で看護師として働いた経験が活かせる場面も多いでしょう。
高い語学力が身に付く
高い語学力が身に付くことも、看護師が海外で働くメリットの一つです。
海外の医療機関で働く場合、医療スタッフとコミュニケーションをとる際は、英語を用いるのが一般的でしょう。そのため、海外の看護師として働くと、日常会話に必要な表現だけでなく、現場で使用する専門的な単語や言い回しなども身に付けられます。
また、海外の看護師として働く場合、一定期間その国に滞在することとなるため、地域によっては、英語以外の言語が身に付くこともあるでしょう。特に、患者とのコミュニケーションは、現地の公用語で行うことも多いため、中・長期的に滞在する場合であれば、簡単な挨拶や日常会話程度の語学力は身に付くと考えられます。
高収入が目指せることがある
看護師として海外で働く場合、国や地域によっては、日本より高収入を目指せることもあるでしょう。特に先進国のなかには、看護師の給料が高い傾向にある国・地域も見られます。そのため、看護師が海外で働く際には、看護師の給料が高い国や地域を選んで、職場を探すのも良いでしょう。
ただし、日本やほかの地域と比べて給料が高い国では、その分物価が高いケースもあります。よって、収入面を重視して働く地域を決める場合は、滞在期間の長さや生活にかかる費用の目安なども考慮しておくのが得策です。
看護師として海外で働くうえで必要なこと
海外で看護師として働くにあたっては、事前に準備しておくべきことがいくつかあります。ここからは、看護師として海外で働くうえで必要なことを見ていきましょう。
語学力を身に付けておく
看護師として海外で働く場合、業務を行ううえで最低限必要となる語学力を身に付けておくことが必要です。看護師は、患者の命や健康を守る重要な役割を担っています。
そのため、実際に看護の現場で働くにあたっては、コミュニケーションがスムーズに行えるレベルの語学力が身に付いていることが必須となるでしょう。
前述のとおり、国によっては、看護師として認定を受けるにあたって、語学力に関する審査や試験が実施されることもあります。そのため、海外で看護師として働きたい方は、早めに自身の語学スキルを磨いておくことが大切です。
臨床経験を積んでおく
看護師として海外で働くうえでは、日本での臨床経験を積んでおくことも大切です。
日本の看護師が海外で働く場合、環境や文化の違いから、思うように業務を行えないことも起こり得ます。しかし、看護師としての経験が十分にあると、これまでの経験を活かして乗り越えられる場面もあるでしょう。
また、海外で働く方法によっては、3~5年程度の臨床経験が必要となるケースもあります。そのため、海外で看護師として働くことを視野に入れている方は、日本での臨床経験を十分に積んだ後、海外での就職や長期派遣などに挑戦するのがおすすめです。
現地の文化に対する理解を深めておく
看護師が海外で働く際には、現地の文化に対する理解を深めておくことも重要です。国によっては、文化に基づく考え方や宗教などが、日本と大きく異なることもあります。そのため、日本での考え方のままで海外で働くと、患者や現地の医療スタッフに接する際に、相手に違和感や不快感を与えるおそれもあるでしょう。
よって、看護師として海外で働く前には、語学や医療の知識を深めることに加え、現地の文化についても学んでおくことが大切です。
看護師として海外で働くには国ごとの免許が必要
- 看護師が海外で働く方法には就職やボランティア、インターンシップなどがある
- 看護師が海外で働くメリットの一つは、日本の現場とは異なる経験が得られること
- 看護師として海外で働くうえでは、十分な語学力を身に付けておくことが大切
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