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作業療法士の資格とは?取り方や国家試験の難易度を解説
2 days ago

「作業療法士の資格とはどのようなものかよく分からない」という方もいるでしょう。作業療法士資格は、作業療法士として働くうえで取得が必要な国家資格で、国家試験に合格することで取得が可能です。この記事では、作業療法士の資格の取り方や国家試験の難易度などについて紹介します。社会人が働きながら作業療法士の資格を取る方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
作業療法士の資格の取り方とは?
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「作業療法士(OT)」によると、作業療法士の資格を取るには、作業療法士国家試験に合格し、免許を取得することが必要です。
なお、作業療法士国家試験の受験資格は、高校卒業後、作業療法士養成課程のある大学・短大・養成施設で3年以上学び、卒業することで得られます。
参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「作業療法士(OT)」
作業療法士国家試験の概要
厚生労働省「作業療法士国家試験の施行」、厚生労働省「第61回作業療法士国家試験受験者留意事項」によると、2026年に実施される作業療法士国家試験の概要は、以下のとおりです。
| 試験日 | 2026年2月23日(月) |
| 試験時間 | - 午前9時50分~午後12時30分(160分) - 午後2時20分~午後5時(160分) |
| 試験地 | 全8都道府県 (北海道・宮城県・東京都・愛知県・大阪府・香川県・福岡県・沖縄県) |
| 試験科目 | - 一般問題 (解剖学/生理学/運動学/病理学概論/臨床心理学/リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)/臨床医学大要(人間発達学を含む)/作業療法) - 実地問題 (運動学/臨床心理学/リハビリテーション医学/臨床医学大要(人間発達学を含む)/作業療法) |
| 合格発表日 | 2026年3月23日(月) |
参考:厚生労働省「作業療法士国家試験の施行」
厚生労働省「第61回作業療法士国家試験受験者留意事項」
作業療法士国家試験は年に1回、例年2月上旬ごろに実施されています。
なお、重度の視力障がいがある方は、筆記試験の実地問題の代わりに「口述試験および実技試験」を受けることが可能です。口述試験および実技試験は、筆記試験の翌日に、東京都でのみ実施されます。
作業療法士国家試験の合格率・難易度
厚生労働省「国家試験合格発表」によると、2023~2025年に実施された作業療法士国家試験の合格率は、以下のとおりです。
| 実施回(実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第58回(2023年) | 5719人 | 4793人 | 83.8% |
| 第59回(2024年) | 5736人 | 4822人 | 84.1% |
| 第60回(2025年) | 5693人 | 4887人 | 85.8% |
参考:厚生労働省「第58回理学療法士国家試験及び第58回作業療法士国家試験の合格発表について」
厚生労働省「第59回理学療法士国家試験及び第59回作業療法士国家試験の合格発表について」
厚生労働省「第60回理学療法士国家試験及び第60回作業療法士国家試験の合格発表について」
上記の3年間における作業療法士国家試験の合格率は、85%前後が平均となっています。
作業療法士国家試験の難易度は比較的安定しているため、過去問などを活用しながら試験対策を行っておくと、合格を目指せるでしょう。
なお、作業療法士国家試験では、一般問題が1問1点(160点満点)、実地問題が1問3点(120点)で配点されるのが基本です。合格基準は例年、総得点の約60%以上かつ実地問題の約35%以上を取ることとされています。
実地問題は配点が大きいうえ、合格基準点も設けられているため、確実に点数が取れるよう入念に対策を行うことが大切です。
参考:厚生労働省「作業療法士国家試験の施行」
厚生労働省「第61回作業療法士国家試験受験者留意事項」
厚生労働省「第58回理学療法士国家試験及び第58回作業療法士国家試験の合格発表について」
厚生労働省「第59回理学療法士国家試験及び第59回作業療法士国家試験の合格発表について」
厚生労働省「第60回理学療法士国家試験及び第60回作業療法士国家試験の合格発表について」
社会人が働きながら作業療法士の資格を取るには?
社会人が働きながら作業療法士の資格を取る場合は、養成施設選びが重要となります。
前述のとおり、作業療法士国家試験の受験資格を得るには、指定の養成施設に3~4年程度修業することが必要です。なお、作業療法士の指定養成施設では、通信課程は設けられていないため、通学しながら必要な知識や技能を学ばなければなりません。
そのため、社会人が仕事と資格取得を両立させるには、夜間コースがある養成施設を選んだり、働き方を変えたりする必要があります。ただし、作業療法士の養成課程においては、現場実習の期間が設けられており、実習は日中に行われるのが一般的です。夜間部に通っている場合も、実習期間は日中の仕事を休む必要があるため、仕事の調整が必要となる点は、事前に職場に相談しておくことが大切でしょう。
なお、社会人が作業療法士の資格取得を目指す場合、条件によっては、「教育訓練給付金」の支給を受けられる場合があります。厚生労働省「教育訓練給付金」によると、教育訓練給付金制度とは、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、教育訓練経費の一部が支給される制度のことです。
教育訓練給付金は、雇用保険の加入期間などの受給要件を満たす方が対象となります。教育訓練給付金制度を活用すると、経済面での負担が軽減されるため、資格取得に挑戦しやすくなるでしょう。
参考:厚生労働省「教育訓練給付金」
作業療法士の資格は働きながらでも取得を目指せる
- 作業療法士の資格を取得するには、国家試験への合格が必要
- 作業療法士国家試験の受験資格は、養成施設で3年以上修業すると得られる
- 社会人が作業療法士の資格を取得する場合は、教育訓練給付金制度の活用もおすすめ