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美容師国家試験とは?概要や合格率を紹介
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「美容師国家試験について詳しく知りたい」という方もいるでしょう。美容師国家試験とは、美容師として働くために必要な資格試験のことで、美容師養成施設で所定の課程を修了した人が受験できます。この記事では、美容師国家試験の概要や合格率を紹介します。美容師国家試験に合格するための方法についても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
美容師国家試験とは
美容師国家試験とは、美容師になるうえで合格が必要な資格試験のことです。美容師国家試験に合格することで、美容師免許を取得でき、美容師として働くことが可能になります。
なお、job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「美容師」によると、美容師国家試験の受験資格を得るには、都道府県知事指定の美容師養成施設で、美容師になるために必要な知識や技能を修得・卒業する必要があります。
都道府県知事が指定する美容師養成施設には、昼間・夜間・通信の3種類があり、昼間課程と夜間課程の修業期間は、原則としてそれぞれ2年以上です。通信課程の場合は、原則として3年以上の修業期間が必要となります。
参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「美容師」
美容師国家試験の概要
ここからは、公益財団法人 理容師美容師試験研修センター「第53回美容師国家試験受験案内」を参考に、2026年の春に実施される第53回美容師国家試験の概要を見ていきましょう。
| 試験日 | - 実技試験:2026年2月1日(日)から - 筆記試験:2026年3月1日(日)午後12時50分集合 |
| 試験地 | - 実技試験:滋賀県を除く各都道府県 - 筆記試験:16都道府県(北海道、岩手県、宮城県、群馬県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、愛知県、大阪府、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県、鹿児島県、沖縄県) |
| 試験科目(実技試験) | 美容実技(第1課題カッティング、第2課題ワインディング及び衛生上の取り扱い) |
| 試験科目(筆記試験) | - 関係法規 - 制度及び運営管理 - 衛生管理(公衆衛生、環境衛生、感染症、衛生管理技術) - 保健(人体の構造及び機能、皮膚科学) - 香粧品化学 - 文化論及び美容技術理論 |
| 受験願書の提出 | 2025年11月28日(金)までに郵便局窓口から簡易書留により郵送(当日消印有効) |
| 合格発表日 | 2026年3月31日(火)午前9時 |
| 受験料 | - 実技試験及び筆記試験の両方を受験する場合:2万5,000円 - 試験の一部免除により実技試験のみ受験する場合:1万2,500円 - 試験の一部により筆記試験のみ受験する場合:1万2,500円 |
参考:公益財団法人理容師美容師試験研修センター「第53回美容師国家試験受験案内」
公益財団法人理容師美容師試験研修センター「第53回美容師国家試験受験案内」
美容師国家試験は、例年、秋と春の年に2回実施されています。また、第52回美容師国家試験で実技試験または筆記試験のいずれかに合格した場合、合格した試験は申請により第53回美容師国家試験で免除されます。
参考:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター「第53回理容師・美容師国家試験受験案内」
美容師国家試験の合格基準
公益財団法人 理容師美容師試験研修センター「第52回 理容師国家試験及び美容師国家試験の合格基準」によると、美容師国家試験の実技試験の合格基準は以下2つの条件を満たしていることです。
- 衛生上の取扱試験:減点が20点以下であること
- 基礎的技術試験:第1課題と第2課題の両方において減点が30点以下であること
また、筆記試験における合格基準は、以下2つの条件を満たしていることです。
- 55問中60%以上の正答率であること
- 関係法規、制度及び運営管理、公衆衛生、環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構造及び機能、皮膚科学、香粧品化学、文化論及び美容技術理論のいずれの課目においても無得点がないこと
なお、理容師免許をすでに持っており、美容技術理論のみ受験する場合、美容技術理論の正答数は12問中7問以上で合格とされています。
参考:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター「第52回 理容師国家試験及び美容師国家試験の合格基準」
美容師国家試験の合格率・難易度
公益財団法人 理容師美容師試験研修センター「過去の試験実施状況」によると、美容師国家試験の合格率は以下のとおりです。
| 美容師国家試験の実施回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第48回 | 4,149人 | 2,478人 | 59.7% |
| 第49回 | 19,523人 | 16,888人 | 86.5% |
| 第50回 | 4,763人 | 2,622人 | 55% |
| 第51回 | 19,776人 | 17,427人 | 88.1% |
| 第52回 | 4,569人 | 2,989人 | 65.4% |
参考:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター「過去の試験実施状況」
上記の表から、美容師国家試験は実施回によって受験者数と合格率に差があることが分かります。
受験者数と合格率の変動は、試験が例年春と秋の年2回実施されることに起因しています。具体的には、美容師養成施設を卒業する受験生が主に受験する春の試験(受験者数が多い回)と、再受験者などが主に受験する秋の試験(受験者数が少ない回)があるためです。
また、受験者数が多い回では85%を超える合格率である一方、受験者数が少ない回では合格率が50~60%台に留まっていることも分かります。
美容師国家試験に合格するための方法
美容師国家試験に合格するためには、以下のような対策をとることが大切です。
- 実技試験の反復練習と衛生管理を徹底する
- 筆記試験の過去問を活用して出題傾向を把握する
- 科目ごとの特性に合わせた効率的な学習計画を立てる
実技試験では、カッティングやワインディングといった課題を制限時間内に正確に完了させる技術に加え、衛生上の取り扱いについても評価されます。器具の消毒方法など、本番を意識した反復練習と徹底した衛生管理が不可欠です。
また、筆記試験は関係法規から美容技術理論まで幅広い分野から出題されるため、過去問を解いて頻出分野を把握し、暗記分野と理解分野を分けて効率的に学習を進めることが大切です。
美容師国家試験とは美容師として働くための資格試験
- 美容師国家試験とは美容師として働くうえで合格が必要な、年2回実施される試験のこと
- 美容師国家試験を受験するには、知識や技能を修得して養成施設を卒業することが必要
- 美容師国家試験に合格するには、過去問を活用して出題傾向を掴むことが大切