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パーキンソン病の末期介護とは?ケアで大切なことを紹介
a day ago

「パーキンソン病の末期介護とはどのようなものかよく分からない」という方もいるでしょう。パーキンソン病の末期介護では、日常生活の介助や服薬管理などを行います。この記事では、パーキンソン病の末期における介護ケアについて紹介します。パーキンソン病の末期介護において大切なことについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
パーキンソン病の末期介護とは?
パーキンソン病の末期における介護では、主に日常生活動作の介助や機能訓練などを行います。具体的なケアの内容は病状によって異なるものの、食事や排泄、入浴、更衣などの介助や移動時のサポート、服薬管理などが中心となるでしょう。また、場合によっては、褥瘡予防のための体位変換や喀痰吸引などを行うこともあります。
パーキンソン病は、主な症状の種類や進行速度などが、患者によって異なるのが特徴です。そのため、パーキンソン病の末期介護では、患者の病状や意思、家族(介護者)の状況などを踏まえ、適切なサービスを利用しながらケアを行うことが重要といえるでしょう。
たとえば、パーキンソン病の末期介護では、在宅で介護を行うケースと、介護施設に入所して介護を受けるケースの大きく2つの選択肢があります。在宅で介護を行う場合、患者自身が住み慣れた環境で生活を続けられる点がメリットの一つです。
デメリットとしては、介護を行う家族の負担が大きかったり、訪問型サービスの利用が必要になったりする点などが挙げられます。パーキンソン病の末期では、これまでとは異なる症状や合併症が生じるケースもあるため、介護サービスを活用しながら、常時対応できる体制を整えておくことが重要でしょう。
一方、施設介護の主なメリットは、介護職員や看護師がいる環境で、24時間安心して過ごせる点や、家族の介護に対する負担が軽減される点などです。ただし、施設介護の場合、患者の生活環境が大きく変わるため、人によってはストレスや不安を感じやすくなることもあるでしょう。また、介護にかかる費用が、在宅介護の場合よりも高くなるケースもあるため、家族の経済的負担が大きくなりやすい点も、施設介護のデメリットの一つといえます。
パーキンソン病とは
厚生労働省「6 パーキンソン病」によると、パーキンソン病とは指定難病の一つで、黒質のドパミン神経細胞の障害によって発症する神経変性疾患のことです。パーキンソン病の発症年齢は50~65歳に多く、高齢になるほど発病率が増加するといわれています。
同資料によると、パーキンソン病の主な症状は以下のとおりです。
- 静止時振戦(ふるえ)
- 筋強剛(筋固縮)
- 運動緩慢・無動
- 姿勢保持障がい
- 同時に2つの動作をする能力の低下
- 自由にリズムを作る能力の低下
パーキンソン病では、上記のような運動症状以外にも、意欲の低下や認知機能障がい、幻覚、妄想などの非運動症状が見られることもあります。また、場合によっては、睡眠障がいや自律神経障がい、嗅覚の低下、痛み・しびれなどの症状を伴うこともあるようです。
なお、同資料によるとパーキンソン病の進行そのものを止める治療法は2025年時点では開発されていないため、薬物療法や手術療法などの対症療法が中心となっています。
参考:厚生労働省「指定難病の概要、診断基準等、臨床調査個人票(告示番号1~348)」
パーキンソン病の末期介護において大切なこと
ここからは、パーキンソン病の末期介護において大切なことを4つ紹介します。
服薬管理を入念に行う
パーキンソン病の末期介護では、服薬管理を入念に行うことが大切です。パーキンソン病患者のなかには、複数の薬を一日に複数回服用している方もいます。患者の状態や薬の種類によっては、飲み忘れだけでなく、服用時間が大きくずれることでも、身体に影響が出やすくなるケースもあるでしょう。そのため、パーキンソン病の末期介護では、毎日決まった時間に薬の服用ができるよう、入念に管理を行うことが大切です。
なお、毎日服用している薬であっても、患者の身体状況によっては、副作用が現れることもあるでしょう。その場合は、自己判断で薬の服用を中止するのではなく、速やかに医師や薬剤師に報告し、判断を仰ぐことが重要です。
リハビリを継続的に行う
パーキンソン病の末期介護では、リハビリを継続的に行うことも重要です。パーキンソン病の末期では、病気が進行するにつれて、身体機能の低下が見られることがあります。その結果、日常生活動作において、介助を必要とする場面が増えることもあるでしょう。
また、運動に関する症状が多く出始めると、日常生活の動作において「できない」と感じる場面が多くなり、精神的なストレスを感じやすくなるケースもあると考えられます。
しかし、病状が進行してもリハビリを継続して行うことで、身体機能を維持・改善できる可能性があります。また、リハビリを続けることで、患者自身に達成感や前向きな気持ちが生まれることも。そのため、パーキンソン病の末期介護においては、可能な範囲でリハビリを継続的に行うことが大切です。
生活環境を整える
パーキンソン病末期の患者の介護を行う際には、患者が快適に生活しやすいよう、環境を整えることも大切です。前述のとおり、パーキンソン病は末期になると、筋固縮や運動緩慢などの症状により、つまずきやすくなったり、一人で歩くのが困難になったりすることがあります。
そのため、パーキンソン病の末期介護を行ううえでは、患者が歩きやすいように生活スペースを広くとったり、段差をなくしたりと、生活環境を整備することが大切です。また、日常生活で使用する道具を見直したり、手すりを取り付けたりと、日常生活の動作を補助するような工夫をすることも、身体機能を維持するための対策として有効でしょう。
パーキンソン病に対する理解を深めておく
パーキンソン病の末期介護を行ううえでは、パーキンソン病に対する理解を深めておくことも重要です。たとえば、パーキンソン病に多い症状について知っておくと、新たな症状が出始めた際に、焦らず対応できることもあるでしょう。
また、パーキンソン病についての情報を集めておくことで、嚥下障害や褥瘡など、パーキンソン病によって引き起こされる可能性がある症状についても知るきっかけとなります。そのため、パーキンソン病患者の介護に携わる場合は、パーキンソン病で起こり得る症状について事前に調べ、多様な症状に対応できるようにしておくことが大切です。
パーキンソン病の末期介護では日常生活の介助を行う
- パーキンソン病の末期介護では、主に食事・入浴・排泄・更衣などの介助を行う
- パーキンソン病の末期介護は病状に合わせて、在宅または介護施設で行う
- パーキンソン病の末期介護では、服薬管理や生活環境の整備が大切
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