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お年寄りと関わる仕事は介護以外にもある?14の職種を紹介
3 months ago

「お年寄りと関わる仕事は介護以外にもあるのか知りたい」という方もいるでしょう。お年寄りと関わる仕事は、介護職以外にも相談職や医療職などがあります。また、介護分野でも、介護業務以外でお年寄りを支える職種もあります。この記事では、介護以外でお年寄りと関わる仕事を14個紹介します。それぞれの職種の資格の要否についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
お年寄りと関わる仕事は介護以外にもある?
「お年寄りと関わる仕事」は、医療や福祉など、介護の分野以外にも複数あります。また、介護業界であっても、マネジメントや管理などを主に行う職種であれば、介護業務以外でお年寄りと関わる仕事に従事することが可能です。
そのため、「お年寄りと関わる仕事がしたいものの、介護業務はできるか不安」と考えている人も、自分に合った仕事が見つけられるでしょう。
介護業務以外でお年寄りと関わる仕事:高齢者福祉
介護業務は身体的な負担が大きいこともあり、「介護の仕事は、自分には合わない」と感じている方もいるでしょう。
しかし、前述のとおり、介護や高齢者福祉に関する仕事のなかには、介護業務以外が主な業務となる職種もあります。
ここからは、介護業務以外でお年寄りと関わる仕事を見ていきましょう。
介護支援専門員
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「介護支援専門員/ケアマネジャー」によると、介護支援専門員とは、主にケアプラン(介護サービス計画書)の作成や修正などを行う職種です。介護支援専門員は「ケアマネジャー」と呼ばれることもあります。
介護支援専門員の主な役割は、個々のニーズに応じた介護サービスを提供できるよう、マネジメントを行うことです。そのため、介護支援専門員は、アセスメント(課題分析)をとおして利用者に合った介護サービスを判断・提案したり、関係機関との調整を行ったりします。
介護支援専門員の資格を取得するには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、実務研修を受けることが必要です。なお、受講試験を受けるにあたっては、指定された業務に5年以上かつ900日以上従事した経験が求められます。そのため、介護福祉士や社会福祉士、看護師などから介護支援専門員を目指す方が多いようです。
参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「介護支援専門員/ケアマネジャー」
サービス提供責任者
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「訪問介護のサービス提供責任者」によると、サービス提供責任者とは、主に訪問介護事業所で働き、訪問介護サービスが適切に行われるように管理を行う職種です。サービス提供責任者は、介護支援専門員が作成したケアプランを基に訪問介護計画を作成したり、サービスの提供や利用者の状態の確認を行ったりします。また、事務所の事務作業や訪問介護員の指導なども、サービス提供責任者の業務の一つです。
なお、サービス提供責任者になるには、介護福祉士資格の取得や介護福祉士実務者研修の修了など、介護に関する資格取得や研修修了が必要となります。
参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「訪問介護のサービス提供責任者」
福祉用具専門相談員
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「福祉用具専門相談員」によると、福祉用具専門相談員とは、車椅子や特殊ベッドなどの福祉用具の貸与サービスや販売を行う事業所で、適切な用具の選び方や使い方をアドバイスする職種のことです。また、福祉用具専門相談員は、定期的に利用者の居宅を訪問し、福祉用具の点検を行うこともあります。
福祉用具専門相談員になるには、「福祉用具専門相談員指定講習」を受講することが必要です。ただし、特定の職種(保健師・看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士・社会福祉士・介護福祉士・義肢装具士)については、講習を受けなくても、福祉用具専門相談員の業務にあたれます。
参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「福祉用具専門相談員」
介護職以外でお年寄りと関わる仕事:相談職
お年寄りと関わる仕事には、介護職以外のものもあります。ここからは、お年寄りと関わる仕事のうち、相談職に関する職種を見ていきましょう。
老人福祉施設生活相談員
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「老人福祉施設生活相談員」によると、老人福祉施設生活相談員とは、老人福祉施設において、利用者が快適に自立的な日常生活を送れるよう、相談や援助、連絡調整などを行う職種です。施設名称を省いて「生活相談員」と呼ばれることもあります。
老人福祉施設生活相談員の主な業務は、利用者への施設・サービスの説明や入所・通所の手続き、利用者の状況の把握、相談対応などです。老人福祉施設生活相談員は、利用者が適切なサービスを利用できるよう、利用者の主治医や介護支援専門員、地域の行政機関などと連携をとりながら、調整を行う役割を担っています。
老人福祉施設生活相談員として働くには、社会福祉士資格や精神保健福祉士資格、社会福祉主事任用資格などが必要となるのが一般的です。ただし、自治体によっては、介護福祉士や介護支援専門員の資格保有者も対象となるケースもあります。
参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「老人福祉施設生活相談員」
支援相談員
厚生労働省「介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準について」によると、支援相談員とは、介護老人保健施設において、利用者・家族の相談対応や市町村との連携、ボランティアの指導などを行う職種です。施設によっては、レクリエーションなどの計画・指導を行うこともあります。
支援相談員の資格要件は、自治体によって異なるのが特徴です。一般的には、社会福祉士や精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格が求められるケースが多いでしょう。
参考:厚生労働省「介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準について」
ソーシャルワーカー・ケースワーカー
ソーシャルワーカーとは、病気や高齢、貧困などで困っている方の相談を受け、必要な支援を行う職種のことです。ソーシャルワーカーは、主に病院や社会福祉施設などで働いており、働く施設によって「医療ソーシャルワーカー」や「福祉ソーシャルワーカー」などと区別されることもあります。
一方、ケースワーカーとは、ソーシャルワーカーの一種で、主に公的機関で働く公務員を指すケースが多いようです。
ソーシャルワーカーやケースワーカーは、患者・利用者の相談対応や支援の説明、各種サービスの利用手続きなどを行います。ソーシャルワーカー・ケースワーカーが扱う分野は、医療や介護、福祉など職場によって異なり、利用者・患者の属性もさまざまです。そのため、「お年寄りと関わる仕事がしたい」と考える方は、医療機関や地域包括支援センター、福祉事務所など、高齢者の利用が多い施設を選ぶと良いでしょう。
ソーシャルワーカーやケースワーカーとして働くには、社会福祉士や精神保健福祉士の資格が求められるケースが多いようです。また、公的機関で働く場合は、公務員試験への合格が必要となります。
たとえば、job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「福祉事務所ケースワーカー」によると、福祉事務所ケースワーカーの場合、福祉事務所を設置する自治体の地方公務員試験に合格した後、行政職として入職するのが一般的です。また、福祉事務所でケースワーカーとして勤務するうえでは、社会福祉主事任用資格が必要となります。
参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「福祉事務所ケースワーカー」
介護職以外でお年寄りと関わる仕事:医療職
介護職以外でお年寄りと関わる仕事には、医療職も挙げられます。お年寄りと関わる仕事をする職種の一例は、以下のとおりです。
- 医師
- 看護師
- 薬剤師
- 歯科医師
- 歯科衛生士
- 理学療法士
- 作業療法士
- 言語聴覚士
病院やクリニックなどでは、日々多くの高齢者が来院し、医療サービスを受けています。そのため、上記のような専門職として医療機関で働く場合、お年寄りと関わる場面も多くあるでしょう。
また、訪問診療や訪問看護、訪問リハビリテーションなどの訪問サービスは、高齢者の利用も多いのが特徴です。そのため、専門的な知識・技術を活かして、高齢者の生活を支えられるでしょう。
なお、上記の職種はすべて国家資格であり、資格を取得するには、国家試験への合格が必須です。また、国家試験の受験には、大学や専門学校など、指定された養成機関において、一定の年数修業し、必要な知識・技術を修得することも必要となります。
お年寄りと関わる仕事は介護以外にも複数ある
- お年寄りと関わる仕事には、介護職以外にも医療職や相談職などが挙げられる
- 介護支援専門員やサービス提供責任者は、介護業務以外でお年寄りと関わる仕事の一つ
- 介護以外でお年寄りと関わる仕事では、資格や実務経験が必要となるケースが多い