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保育補助とは?主な仕事内容や働くうえでのメリットを紹介

6 days ago

「保育補助とはどのような仕事かよく分からない」という方もいるでしょう。保育補助とは、保育施設や児童養護施設などで、保育士をサポートする仕事のことです。この記事では、保育補助の主な仕事内容や資格の要否について紹介します。保育補助として働くメリット・デメリットやスキルアップする方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

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保育補助とは

job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「保育補助者」によると、保育補助とは、保育施設や児童養護施設などにおいて、保育士の業務をサポートする仕事です。保育補助の仕事をする人として、「保育補助者」と呼ばれることもあります。

保育補助の主な役割は、保育士が施設の子どもたちの世話や保育を円滑に進められるよう、環境を整えることです。保育補助は、あくまで保育士の補助の役割を担っているため、保育補助が自ら判断し、行動することは求められていません。よって、保育補助は、保育士の指示の下、受けた指示どおりに業務を行っていくのが基本です。

保育補助は無資格でも働ける?

job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「保育補助者」によると、保育補助として働くうえで、必須となる学歴や資格はありません。そのため、無資格や未経験の方も、保育補助として働くことが可能です。

ただし、職場によっては、保育の経験や保育士資格の保有を採用の条件としている場合もあります。そのため、保育士資格を取得していない方や、保育の経験がない方が保育補助を目指す場合は、応募先の条件を事前に確認しておくことが大切です。

保育補助と保育士の違い

保育補助と保育士の主な違いは、働くうえで資格が必要か否か、という点です。
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「保育士」によると、保育士になるには、保育士資格を取得する必要があります。一方で、保育補助の場合は前述のとおり、働くうえで必須となる資格はないのが特徴です。

また、保育補助と保育士は、主な業務内容や業務の範囲も異なります。保育施設でのクラス担任や行事の企画立案、保護者の対応などは、保育士が行うのが一般的です。そのため、このような業務は、保育補助が中心となって行う機会は多くありません。ただし、状況によっては、保育補助が保護者に連絡事項を伝えたり、電話応対をしたりする場面もあるでしょう。

参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「保育補助者」
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「保育士」

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保育補助の主な仕事内容

保育補助の主な仕事内容には、以下のようなものがあります。

  • 登園時や降園時の対応
  • 遊びや散歩の見守り
  • 子どもの着替えや食事の世話
  • 施設内の片付け・清掃
  • 保護者対応のサポート
  • 事務作業・電話応対
  • イベントの準備

保育補助の仕事は、保育士の業務のサポートです。そのため、施設の状況や方針、預かる子どもたちの年齢層などによって、保育補助が携わる業務の範囲は異なることも。子どもたちと関わる機会が多い施設もあれば、施設内の整備や事務作業など、子どもたちと直接関わらない業務を中心に任されるケースもあるでしょう。

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保育補助として働くメリット

ここまで、保育補助の主な仕事内容を見てきました。では、保育補助として働くメリットには、どのようなものがあるでしょうか。

保育補助はパートとして働ける職場が多い

保育補助として働くうえでのメリットは、保育士と比べると、パートとして働ける職場が多いことです。
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「保育補助者」によると、保育補助として実際に働いている人が多いと感じる就業形態では、「パートタイマー」と回答した割合が71.2%と、最も多くなっています。一方で、「正規の職員、従業員」と回答した割合は35.6%で、パートタイマーと回答した割合の半分程度です。

そのため、ライフスタイルに合わせた働き方がしたい方や、フルタイムで働くのが難しい方も働ける職場が見つけやすいでしょう。また、短い時間から、子育ての経験を活かして働き始めることが可能であるため、出産・子育て明けの方にもおすすめの仕事の一つです。

参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「保育補助者」

無資格でも保育施設での業務に携われる

保育補助として働くメリットには、保育士資格を保有していなくても、保育施設での業務に携われることも挙げられます。
前述のとおり、保育士施設や児童養護施設では、保育補助が中心となって子どもの世話をすることはありません。しかし、保育士の補助として、保育士の指示の下、施設の子どもたちと関わることが可能です。

そのため、子どもが好きな方や、未経験であるものの子どもと関わる仕事がしたい方は、保育補助の仕事から始めてみるのも良いでしょう。

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保育補助として働くデメリット

保育補助として働くことは、人によってデメリットだと感じる場合もあるでしょう。ここからは、保育補助として働くうえでのデメリットを2つ紹介します。

保育士と比べると雇用や収入が安定しにくい

前述のとおり、保育補助は非正規雇用となるケースが多いため、保育士と比べると雇用や収入が安定しにくい点がデメリットです。

保育補助は、保育士の数が少ない職場や保育士の手が足りなくなる時間帯において、施設での保育業務が円滑に進むよう、保育士のサポートを行います。そのため、保育補助が求められる職場や働く時間帯は限定的になることが多いようです。場合によっては、フルタイム勤務や長期的な勤務を希望していても、希望どおりに働ける職場が見つからないこともあるでしょう。

また、非正規雇用の場合、給与の水準が低い傾向にあったり、手当や賞与などの制度がなかったりする場合もあります。そのため、非正規雇用として保育補助で働く場合は特に、収入面でデメリットを感じる方もいるでしょう。

子どもや保育に関する知識が求められることがある

保育補助として働くうえでは、子どもや保育に関する知識が必要となる場面も出てきます。そのため、負担を感じたり、給与や待遇に見合っていないと感じたりすることもあるでしょう。

また、職場によっては、子どもや保育に関する知識をもっていることを必須条件としているところもあります。志望先がこのような条件を設けている場合、事前に講習に参加したり、資格を取得したりする必要があるため、入職までのハードルが高く、デメリットだと感じることもあるでしょう。

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保育補助がスキルアップする方法

保育補助がスキルアップする方法には、「子育て支援員研修の受講」や「保育士資格の取得」などがあります。ここからは、それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

子育て支援員研修を受講する

厚生労働省「子育て支援員研修事業の実施について」によると、子育て支援員研修とは、地域における多様な子育て支援に関する知識や技能を修得するための研修です。子育て支援員研修は、都道府県、または都道府県知事や市町村長が指定した研修事業者によって実施されています。

子育て支援員研修を受講すると、子育て支援分野の各事業に従事する上で必要な知識や技術を修得した「子育て支援員」として認定を受けられるのが特徴です。また、子育て支援員になると、保育や子育て支援に関する知識を保有していることの証明となるため、働ける職場や携われる業務の幅が広がることもあるでしょう。

子育て支援員研修の概要

厚生労働省「子育て支援員研修事業の実施について」によると、子育て支援員研修は、基本研修と専門研修の2つに分かれています。

基本研修とは、複数ある子育て支援事業に共通して必要とされる基礎的な知識や原理、技術などの修得を目的とした研修です。一方、専門研修では、子どもの年齢や発達、特性などに応じた分野ごとの専門的な知識や技術などの修得を目的としています。専門研修では、基本研修を修了した方、および保育士や社会福祉士などの資格を保有している方が対象となるのが特徴です。

また、専門研修は「地域保育コース」「地域子育て支援コース」「放課後児童コース」「社会的養護コース」の4つに分かれており、知識を深めたい分野のコースを選択して受講できます。さらに、地域保育コースでは「地域型保育」「一時預かり事業」「ファミリー・サポート・センター」の3つ、地域子育て支援コースでは「利用者支援事業(基本型)」「利用者支援事業(特定型)」「地域子育て支援拠点事業」の3つの分類があり、より専門的な知識の修得が可能です。

参考:厚生労働省「子ども・子育て支援」

保育士資格の取得を目指す

保育士資格の取得を目指すことも、保育補助のスキルアップにつながる方法の一つです。
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「保育士」によると、児童福祉施設において5年以上(高校卒業者の場合は2年以上)、児童の保護に関する業務に従事すると、保育士国家試験の受験資格が得られます。その後、年に1回実施される保育士国家試験に合格することで、保育士として働くことが可能です。

保育補助から保育士になると、子どもたちと直接関わる業務に多く携われたり、業務を主体的に進められたりと、業務の範囲が広がるメリットがあります。また、保育士は保育補助と比べると、正規雇用が多い傾向にあるため、安定した環境で長期的に働きたい方は、保育士を目指すのもおすすめです。

参考:job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)「保育士」

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保育補助とは保育士のサポートをする仕事のこと

  • 施設での保育業務が円滑に進められるよう、保育補助は保育士のサポートを行う
  • 保育補助として働くうえで取得が必要な資格はなく、無資格でも働ける
  • 保育補助は、研修の受講や保育士資格の取得でスキルアップを目指すのがおすすめ

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