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園見学のお礼状の書き方は?ポイントや例文を紹介

a day ago

「園見学のお礼状には何を書いたら良いのかよく分からない」という方もいるでしょう。園見学のお礼状では、感謝の気持ちや、園見学をとおして感じた園の魅力などを書いて伝えるのがポイントです。この記事では、園見学のお礼状の書き方や例文を紹介します。園見学のお礼状を送るときのポイントについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

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園見学のお礼状とは

園見学のお礼状とは、就職先・転職先を決めるにあたって、訪問・見学した保育園に対して、感謝の気持ちを伝えるために送るものです。

そもそも園見学は、事前に職場の雰囲気や職員の働き方、子どもの様子などを知ることで、入職後のミスマッチを防ぐために行われます。園見学をし、実際に自分が働いている様子を想像することで、将来のビジョンが明確になることもあるでしょう。そのため、志望先に応募する前に、園見学ができるよう、計画を立てる求職者も多いようです。

なお、園見学のお礼状は、必ず送らなければならないものではありません。よって、お礼状の送付の有無が、直接採用の合否に影響することはないと考えて良いでしょう。

しかし、園見学のお礼状を送ることで、相手に好印象を与えられ、結果的に採用につながりやすくなる可能性はあると考えられます。また、お礼状を書くことで、園見学で感じたことを振り返るきっかけにもなるでしょう。そのため、園見学をした際は、お礼状を送るのがおすすめです。

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園見学のお礼状のポイント

ここからは、園見学のお礼状に関する3つのポイントを紹介します。

園見学のお礼状を出すタイミング

園見学のお礼状は、見学後速やかに送ることが大切です。園見学のお礼状は、園見学のために時間を作り、対応してもらったことに対する感謝の気持ちを伝えるために送ります。しかし、園見学のお礼状を出すのが遅いと、感謝の気持ちが伝わりにくくなることも。また、その園への就職・転職を考えている場合、熱意が足りないと捉えられる可能性もあります。

よって、園見学のお礼状は、可能な限り早く出すのがおすすめです。特に郵送の場合は、相手の手元に届くまでに時間がかかります。そのため、郵送にかかる時間も考慮し、翌日までには投函できるようにしておくと良いでしょう。

メールの場合は、原則当日中に送るのが一般的です。ただし、深夜や早朝にメールを送るのは避けたほうが良いでしょう。園見学の後、お礼のメールを送る時間が夜遅くなる場合は、翌日の業務開始時間を目安に送るのがおすすめです。

園見学のお礼状はメールで送る?手紙で送る?

園見学のお礼状を送る方法は、状況に合わせてメールか手紙かを選択すると良いでしょう。ただし、手紙で送るほうが手間がかかる分、丁寧さや感謝の気持ちが伝わりやすいこともあります。そのため、園見学のお礼状は、基本的には手紙で送るようにするのがおすすめです。

一方で、数日後に面接の予定があり、それまでにお礼状を送りたい場合や、園見学の日程調整などをメールで行っていた場合は、メールでお礼状を送るのも良いでしょう。また、ひとまずメールでお礼を伝えた後、きちんとしたお礼状を手紙で送る方法もあります。

園見学のお礼状での言葉遣い

園見学のお礼状では、正しい言葉遣いができているかチェックすることもポイントの一つです。たとえば、相手への敬称である「貴」が正しく使えていることや、尊敬語・謙譲語の使い分けができていることなどは、社会人としての一般常識が身に付いていることの証明になります。

また、敬語は誤って使用すると、かえって相手に失礼になる場合も。相手に感謝の意を伝えるためのお礼状が、逆に相手に悪い印象を与えることのないよう、正しい言葉遣いができているか、お礼状を送る前に確認することが大切です。

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園見学のお礼状の書き方

園見学のお礼状は、一般的な手紙と同様に、「前文」「主文」「末文」「後付け」の4部構成で書くのが基本です。ここからは、園見学のお礼状の具体的な書き方を紹介します。

前文

前文とは、お礼状の冒頭にあたる部分です。前文では、頭語や時候の挨拶、相手の安否を気遣う言葉を述べます。

頭語とは、お礼状や手紙の書き出しの部分で使用する言葉のことです。頭語は、原則として、本文の末尾に書く「結語」とセットで使用されます。具体的には、「拝啓」や「拝呈」の頭語に対して「敬具」や「敬白」の結語で結ぶ形が一般的です。

また、より丁寧な印象を与えるために、「謹啓」や「謹呈」などの頭語と「謹言」や「謹白」などの結語を使用することもあります。

頭語を書いた後、時候の挨拶と呼ばれる、季節に沿った挨拶を書くのが基本の流れです。時候の挨拶には、主に漢語調のものと口語調のものがあります。
漢語調の時候の挨拶では、「◯◯の候」という表現が用いられるのが特徴です。一方で、口語調の場合、「◯◯な季節となりました」や「◯◯を感じるころとなりました」などの表現が多く用いられます。

時候の挨拶は、使用する種類によって、相手に与える印象が変わります。そのため、よりきちんとした印象を与えたいときは漢語調を用い、より柔らかい印象を与えたいときは口語調を用いるなど、状況に合わせて使い分けると良いでしょう。

そして、時候の挨拶の後には、「皆様いかがお過ごしでしょうか」のような、相手の安否を気遣う言葉を続けます。相手を気遣う言葉は、ほかにも、「先生方におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」や「お変わりなくお過ごしのことと存じます」などの表現を用いることも可能です。

主文

主文とは、お礼状の中心となる部分のことです。園見学のお礼状では、主文に園見学のお礼や、園見学をとおして感じたことなどを記載します。園見学で魅力を感じたことや、感銘を受けたことがある場合は、具体的なエピソードを盛り込むと、説得力が増すでしょう。
また、就職先・転職先としての志望度が高い場合は、「貴園の一員として働きたい思いが強くなりました」のように、強く志望していることが伝わる一文を含めるのもおすすめです。

末文

末文では、お礼状の結びの挨拶を述べます。具体的には、「皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます」や「貴園のますますのご発展をお祈り申し上げます」などの表現が一般的です。また、柔らかい表現にしたい場合や、相手への配慮がより伝わるようにしたい場合、「末筆ながら」や「末筆ではございますが」などの、クッション言葉を加えるのも良いでしょう。

そして、本文を書き終えた次の行に結語を書く形で、末文を締めくくります。結語は、行末から一字程度余白を空けた位置に書くのが一般的です。なお、前述のとおり、結語は頭語とセットで使用します。そのため、頭語に合った適切な結語を選んで使用できているか、注意が必要です。

後付け

お礼状を締めくくる後付けの部分には、日付と自分の氏名、宛名を記載します。

日付は、結語の次の行に、一字程度下げた位置から書き始めるのが一般的です。具体的には、年号を含めた「令和◯年◯月◯日」の形で記載します。記載する日付は、お礼状を書いた日または投函日とすると良いでしょう。なお、縦書きの手紙で送る場合、日付は漢数字を用いて記載します。

そして、日付の次の行に記載するのが、差出人の名前です。自身の名前は、行末から一字程度空けた位置に、フルネームで記載します。書き終わりの位置が結語と合うように書くと、バランスが整うため、丁寧な印象につながるでしょう。

後付けの最後の部分には、宛名を記載します。宛名は、法人格などを含んだ園の正式名称で書くのがポイントです。また、園長や担当の先生の氏名が分かる場合は、園の名称の後に個人名を記載します。
その際、「先生様」のような「役職+様」の表現は、敬称が二重になるため使用しないこともポイントの一つです。宛名に先生の名前を記載する際は、「◯◯先生」または「◯◯様」とするのが適切でしょう。

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園見学のお礼状の例文

ここまで、園見学のお礼状の書き方を見てきました。ここからは、園見学のお礼状の例文を、手紙で送る場合とメールで送る場合に分けて、紹介します。

園見学のお礼状を手紙で送る場合の例文

園見学のお礼状を手紙で送る場合の例文は、以下のとおりです。

謹啓 処暑の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日はお忙しい中、園見学の機会を設けていただき、誠にありがとうございました。
貴園を見学させていただき、子どもたちが伸び伸びと過ごす姿を実際に見ることで、貴園の保育方針である「子どもを中心にした保育」を肌で感じられました。そして、先生方のお話をとおして、私も貴園で子どもに寄り添った保育を実践したいという思いが強くなりました。
この度は、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
末筆ではございますが、貴園のますますのご健勝をお祈り申し上げます。

謹言


令和◯年◯月◯日

◯◯ ◯◯(氏名)

社会福祉法人◯◯ ◯◯保育園 園長 ◯◯ ◯◯様

園見学のお礼状を手紙で送る場合は、縦書きの便箋を用いるのが一般的です。なお、お礼状は便箋一枚に収まるように、文体を調整しながら書くと良いでしょう。

園見学のお礼状を手紙で送る場合の例文

園見学のお礼状をメールで送る場合の例文は、以下のとおりです。

件名:◯月◯日 園見学のお礼(氏名)

社会福祉法人◯◯ ◯◯保育園 
園長 ◯◯ ◯◯様

お世話になっております。
本日、◯時より園見学をさせていただきました、◯◯ ◯◯(氏名)でございます。

本日はお忙しい中、園見学の時間を設けていただいたこと、心より感謝申し上げます。
限られた時間ではありましたが、子どもたちが明るく元気に過ごしている様子から、先生方が日々子どもたちに向き合いながら保育をされていることを感じ取れました。
また、先生方のお話を直接伺うことで、貴園の保育方針に対する理解をより一層深められたと感じています。
この度は、このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。

ご多忙かと存じますので、ご返信にはおよびません。
末筆ながら、貴園のますますのご発展をお祈り申し上げます。

◯◯ ◯◯(氏名)
〒XXX-XXXX
住所:◯◯県◯◯市~
電話:080-XXXX-XXXX

園見学のお礼状をメールで送る場合、件名は、メール本文の内容が一目で分かるようなものにすると良いでしょう。

また、メールで園見学のお礼状を送る場合、頭語・結語や時候の挨拶が不要であったり、宛名の位置は冒頭であったりと、手紙で送る場合とは異なる点がいくつかあります。そのため、Webサイトなどの情報を参考にしてお礼状を作成する場合は、自身がお礼状を送る方法に合った内容のものをチェックすることが大切です。
 
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園見学後はお礼状を送り感謝の気持ちを伝えよう

  • 園見学のお礼状は、感謝の気持ちや見学をとおして感じたことを伝える内容にする
  • 園見学のお礼状は、見学当日または翌日までに送るのがポイント
  • 丁寧な印象を与えたい場合、園見学のお礼状は手紙で送るのがおすすめ

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