転職ガイド

看護師の転職の進め方を解説!資格を活かせる職場も紹介します

正看護師准看護師転職a year ago

看護師として転職を考えているけど、実際にどのように転職活動を進めていけば良いか分からないという方もいるでしょう。誰でも初めての経験は戸惑うものですが、人生において大きな決断である転職についてはより慎重になってしまうものです。

ここでは転職を考えている看護師の方に向けて、転職の方法や転職先の例、失敗しないための心がけについて解説します。

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看護師の転職方法

看護師の転職の進め方は複数あります。ここでは、転職エージェントを利用する方法と、自分で探す方法の2つをご紹介。それぞれ向いている人や注意点をご説明するので以下で見ていきましょう。

転職エージェントを使って転職する

看護師向けの転職エージェントは、転職に時間を割けない方や、キャリアアドバイザーに相談したい人に向いています。

向いている人1:転職活動に時間を割けない看護師

平日の日中に応募先と連絡を取ることが難しい方にとっては、転職エージェントの担当者に連絡などを代行してもらえる点がメリットとなるでしょう。

また、転職の準備にはさまざまな書類の準備や事前の下調べが重要になるため、そういった手間を省けるという点では転職エージェントを活用する価値があるといえます。

向いている人2:転職に詳しいプローに相談したい看護師

キャリアアドバイザーに相談することで、転職の理想像がより明確になったり、非公開求人や転職先の職場の人間関係を知ったり、ネット上では知り得ない内部情報に触れることができます。

履歴書の書き方や面接などの対策もしてもらえるので、このあたりに不安がある人には転職エージェントの利用がおすすめといえるでしょう。

注意点1:連絡が密で煩わしく感じることも

キャリアアドバイザーに相談できることは多いものの、連絡が多く感じて煩わしく思う可能性があります。

転職エージェントを利用する際は複数の求人を同時期にチェックして応募することが主流となっている面があり、連絡や情報量が多くなってしまうというデメリットもあります。

注意点2:求人内容が聞いていた話と違う場合も

看護師の転職に特化した転職エージェントでない場合は、キャリアアドバイザーが看護師など職業の実務に対して理解が深くないといった場合があります。

また、転職サイトを活用することで多くの求人に触れることができるのも事実ですが、中には転職エージェントで募集をかけずに直接応募という形式を採っている職場がある点にも注意が必要です。

自分で求人を探して転職する

次は、自分で転職先を探すことについて説明します。
転職したい職場が決まっている方や自分のペースで転職準備を進めたい方向けですが、求人を探す時間が必要になったり、キャリアアドバイザーにお願いできることを全て自分で行ったりする必要があります。

向いている人1:転職したい所が決まっている看護師

国公立病院など、直接公募で受け付けている所に転職したい人は自分で応募するのが良いでしょう。

また、興味のある診療科が定まっている人や今後のキャリアが明確に決まっている人は、転職サイトやハローワークを使って求人を探し、自身で応募するのも一つの方法です。

向いている人2:自分のペースで転職活動を進めたい看護師

自分で転職先を探して応募すれば、自分自身のペースを大事にできます。
エージェントを利用した場合は、一人では手に入れられない情報を入手できる可能性もありますが、もともとサポートはいらないと感じている人は自分で応募先を探すほうがよいでしょう。

注意点1:求人を探すのに時間がかかる面もある

自分で応募先を探すと、転職エージェントを使う場合と比べて求人情報を入手するのに時間がかかってしまうという特徴があります。

転職エージェントを利用すると短時間で多くの求人情報を仕入れることができ、場合によっては非公開求人について知ることもできます。

また、医療機関としても、求人をかける際には人材紹介サービスを利用している所が多いのも事実です。効率的に情報収集をするなら、転職エージェントの活用は視野に入れたほうがよいでしょう。

注意点2:交渉などを自分でやる必要性がある

自分で転職先を探す場合はキャリアアドバイザーに頼れないため相談相手がおらず、就労条件なども自分で応募先の担当者に相談する必要があります。

転職経験がある方にとっては問題がないかもしれませんが、初めての方にとっては少し難易度が高く、不安に感じるポイントかもしれません。

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病院やクリニック以外の転職先・職種の選択肢

ここでは病院やクリニック以外の転職先についても、いくつか例を紹介します。
自分でも何がしたいか分からないという方に向けて、看護師の経験を生かせる職場をご紹介します。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションは、訪問看護を行う職場です。病気や終末期などによって、自宅での看護が必要な方の所へ訪問します。
利用者さんの容体が急変しない限り、基本的には予め立てたスケジュールに沿って訪問をする仕事です。訪問中は健康状態や服薬状況の管理、点滴や注射などの処置を行います。

ケアマネージャー

ケアマネージャーの仕事は、ケアプランを作成して、高齢者や障害者が適切な介護サービスを受けられるように支援することです。看護師の国家資格を持つ人の場合は、実務を5年以上経験することで受験資格が得られます。看護師経験を生かした転職ができるでしょう。
なお、ケアマネージャーは平日の日中に働くことが多く、看護師のような夜勤はありません。

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーターとは、新薬の開発にあたって、医療機関で行われる治験業務をサポートする職種です。医療機関側として医薬品開発に関わることができ、医師や患者、製薬企業との間を取り持つことが主な業務です。
基本的には平日の日中が業務時間で土日がお休みのお仕事ですが、患者(被験者)の状態やプロジェクトの進行状況によっては休日対応や出勤することがあります。

臨床開発モニター(CRA)

臨床開発モニターとは、CRCと同じく、新薬開発に関わることができる職種です。
CRAは製薬企業側として医薬品開発に携わり、医療機関で治験が適切に行われているかどうかモニタリングすることが主な業務です。
勤務は基本的に平日の日中で、土日祝はお休みですが、プロジェクトの立ち上げ時期や被験者に何かあった場合には休日対応、出張・ミーティングなどがあります。

助産師

看護師の資格を持つ方は、助産師の国家試験に合格することで、助産師免許を取得することができます。業務内容には出産や分娩だけでなく、その後の妊婦の健康サポートも含まれます。
働き方としては看護師に近く、夜勤や休日に働くこともあります。

フィールドナース

フィールドナースとは、医療機器メーカーなどに勤務し、営業のサポートを行う看護師のことです。
自社の医療機器のプレゼンやデモンストレーションを行ったり、購入してもらったあとのフォローをしたりします。
一般企業で勤務するため、平日の日中に働き、土日祝は基本的にお休みです。

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看護師が転職で失敗しないためにできること

最後に、看護師の方が転職で失敗しないためにできることを説明します。

転職のときの優先順位を明確にしたり、実際に医療機関などの転職先を見学できる場合は足を運んでみたり、キャリアアドバイザーに聞ける場合は内部情報を仕入れておくことが大切です。

転職理由・優先順位を見極める

まずは転職理由や転職において優先したいことを整理しておくことが大切です。
世間一般的に良い条件の転職先があったとしても、自分にとって良い職場かどうかはご自身が求めるもの次第です。

妥協できるポイントを明確にすることにもつながりますので、優先順位は常に明確にしておきましょう。

実際に医療機関を見にいく

気になる医療機関には一度足を運んでおきましょう。スタッフ間の人間関係や職場の雰囲気など、自分の目で確認しておいたほうが安心できることが多いものです。

院内の清潔さやスタッフの身なりなどもチェックしておいて、自分がどう感じるかを確認しておきましょう。

キャリアアドバイザーに内部情報を聞く

転職エージェントを使う看護師は、キャリアアドバイザーから志望先の職場の内部情報を聞いておきましょう。求人で明示されている内容と実態が異なる場合もあるので、できるだけリアルな情報に触れることが、転職を成功させるポイントの一つといえます。。

求人内容で気になる点などは、転職したあとから知っても手遅れになってしまうため、事前にキャリアアドバイザーや面接時点で聞いておいたり、自分でクチコミサイトを調べておいたりすることが大切です。

状況によっては転職しないことも視野に入れる

転職活動の状況によっては現職にとどまる判断も大切です。
現職に不満がある状態だと判断が難しいこともありますが、他の職場について調べると今の職場のほうが良さそうだと感じるケースもありますし、想定よりも選考が進まない場合もあります。
転職先が決まっていないのに勢いで辞めてしまうと、取り返しがつかない事態になるかもしれません。場合によっては現職を続けるという選択肢も持っておきましょう。

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まとめ

看護師が転職する際は、以下の点を押さえておきましょう。

  • 転職する際は自身の状況に合わせて、「プロに相談する」「自分で探す」といった方法から選ぶと良い
  • 看護師経験を生かすと転職の選択肢が広がる
  • 転職する際の優先順位や妥協ポイントを決め、場合によっては転職しない選択肢も持っておく

転職活動や看護師としての人生が、より実りのあるものになれば幸いです。

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