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理学療法士の職務経歴書の書き方を解説!自己PRの例も紹介
9 days ago

「理学療法士の職務経歴書の書き方がよく分からない」という方もいるでしょう。理学療法士の職務経歴書は、これまでの経歴や活かせる経験など、自身の魅力をアピールする内容を盛り込むのがポイントです。この記事では、理学療法士が職務経歴書を書くときのポイントや項目別の書き方を紹介します。理学療法士の職務経歴書における自己PRの例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
職務経歴書とは
職務経歴書とは、自身のこれまでの職務経歴や保有スキルなどを記載した書類のことです。職務経歴書は、求職者が応募先の求める職務経験や能力を持っているかを判断する材料の一つとなります。そのため、主に転職をする際の応募書類として、応募先から提出を求められることがあるでしょう。
なお、職務経歴書には、社会人以降の職歴を記載するのが一般的です。よって、学生時代のアルバイトについては、基本的には記載不要となります。
理学療法士が職務経歴書を書くときのポイント
ここからは、理学療法士が職務経歴書を書くときのポイントを3つ紹介します。
職務経歴書は手書きよりパソコンで作るのがおすすめ
職務経歴書の作成方法は、応募先からの指定がない限り、手書きでもパソコンでの作成でも問題ありません。そのため、作成しやすい方法や、自身のスキルや性格がアピールしやすい方法を選ぶのがポイントです。
理学療法士の場合、業務の記録や電子カルテの管理など、業務でパソコンを使用する場面もあります。そのため、理学療法士の転職においては、職務経歴書をパソコンで作成するのがおすすめです。
職務経歴書をパソコンで作成した場合、パソコンスキルのアピールにつながるだけでなく、文字の大きさや体裁が揃えられるため、相手に読みやすい印象を与えられます。また、パソコンの場合、フォーマットを自由に変えられるため、より自身の魅力をアピールしやすい職務経歴書が作れるでしょう。
A4用紙1~2枚程度の長さにまとめる
理学療法士の職務経歴書は、A4用紙1~2枚を目安に作成するのがポイントです。職務経歴書は、枚数が多過ぎると伝えたいことが埋もれたり、間延びした印象を与えたりするおそれがあります。そのため、職務経歴が多い場合は特に、要点のみを簡潔にまとめることが大切です。
一方で、全体の分量が少な過ぎると、雑な印象につながることも。そのため、職務経歴が少ない場合も、1枚目の8~9割は埋めるようにすると良いでしょう。分量が足りない場合は、記載する項目数を増やしたり、履歴書に書ききれなかった内容を盛り込んだりするのがおすすめです。
履歴書と一貫性を持たせた内容にする
理学療法士の職務経歴書は、履歴書とともに提出を求められるケースが多いため、履歴書の内容と一貫性があることも大切です。履歴書と職務経歴書で重複している項目は、記載内容が相違していないか、チェックするようにしましょう。
特に、自己PRや志望動機などは、職務経歴書と履歴書とで全く違う内容を取り上げた結果、矛盾が生じることもあります。そのため、取り上げる内容は変えず、エピソードだけ異なるものを使用したり、職務経歴書ではより掘り下げた内容にしたりするのもおすすめです。
理学療法士の職務経歴書の書き方:項目別
ここからは、理学療法士の職務経歴書の書き方を項目別に紹介します。
基本情報
職務経歴書は、まず中央上部に「職務経歴書」とタイトルを書き、その下に右寄せで、日付や氏名や電話番号、住所などの簡単な個人情報を記載するのが一般的です。履歴書と一緒に提出する場合、電話番号や住所などは省くこともあります。
なお、日付の欄には、書類の提出日を記載するのが基本です。パソコンで過去のデータを活用して作成する場合、日付欄に古い日付が入ったままになっていることがあります。そのため、書類を提出する前に、最新の日付を記入できているか確認することが大切です。
職務要約
職務要約とは、職務経歴を3~4行程度で簡潔にまとめたものです。職務要約は、職務経歴の導入として、職務経歴書の冒頭部分に記載します。
応募先によっては、採用担当者が多忙で、職務経歴書全体に目を通す時間がないというケースもあるようです。その際、応募者の職務経歴の概要をつかむため、職務要約のみをチェックすることもあるでしょう。そのため、職務要約は、短い文章でも自身の魅力や実績が明確に伝わるものにすることが大切です。
具体的には、「どのような企業・業界で働いていたのか」「どのような業務に携わっていたのか」「どのような結果を残せたか」を順に述べるような構成にすると、分かりやすくまとめられます。実績を述べる場合は、説得力が増すよう、具体的な数値を用いるのもポイントです。
職務経歴
職務経歴の欄には、入職・退職した年月や会社名、所属部署、携わった業務内容などを記入します。分量に合わせて、会社の概要や自身の実績などを記入するのも良いでしょう。
職務経歴は、時系列に沿って記入する方法が一般的です。ただし、職務経歴が多い場合や複数の業種での経歴がある場合など、時系列では経歴全体が把握しづらいケースにおいては、職務内容ごとに整理して記入することもあります。
活かせる経験やスキル
活かせる経験やスキルの項目では、過去のエピソードとともに、経験やスキルをどのような場面で活かせるかを具体的に述べます。複数の経験やスキルを取り上げる場合は、「【◯◯スキル】」のように見出しをつけ、それぞれの経験・スキルについて述べると読みやすくなるでしょう。
なお、保有している免許や資格を記入する際は、取得した年月と免許・資格の名称を記入します。その際、免許や資格の名称は省略せずに、正式名称で記入することが大切です。理学療法士の場合、「理学療法士免許」が正式名称となります。
自己PR
自己PRは、自身の長所や強みとなることをアピールする項目です。前職での具体的なエピソードを盛り込むと、入職後に活かせる強みであることが伝わりやすくなるでしょう。
理学療法士の自己PR例
理学療法士の自己PRの一例は以下のとおりです。
入職後も観察力を磨き続け、患者さまの気持ちの変化も汲み取りながら、一人ひとりに寄り添ったリハビリテーションを提供できる理学療法士として活躍したいと考えています。
自己PRは、入職後の様子が想像しやすいようなエピソードを用いるのがポイントです。
なお、自己PRを複数記載する場合は、前述の「活かせる経験やスキル」と同様に、アピールポイントごとに見出しをつけてまとめると良いでしょう。
理学療法士は職務経歴書で自身の魅力をアピールしよう
- 職務経歴書とは職務経歴や保有スキル、自己PRなどを記載する応募書類のこと
- 理学療法士の職務経歴書は、パソコンで作るのがおすすめ
- 理学療法士の職務経歴書には、自身の強みや魅力が伝わるエピソードを盛り込もう