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歯科衛生士の履歴書の書き方は?志望動機の例文も紹介

3 days ago

「歯科衛生士の履歴書のより良い書き方がよく分からない」という方もいるでしょう。歯科衛生士の履歴書は、志望動機や自己PRの項目で、自身の経験やスキルをアピールするのがポイントです。この記事では、歯科衛生士の履歴書作成のポイントや項目別の書き方について紹介します。歯科衛生士の志望動機の注意点や例文についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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歯科衛生士の履歴書作成のポイントとは?

履歴書は、就職時や転職時に応募先から提出を求められる代表的な書類の一つです。履歴書は、採用担当者が求職者の住所や経歴といった基本情報を確認するだけでなく、採用・不採用を判断する一つの材料としても使用されます。そのため、志望先で採用されるためには、ポイントをおさえて履歴書を作成することが大切です。

ここでは、厚生労働省「応募書類の作り方」を参考に、歯科衛生士の履歴書作成のポイントを4つ紹介します。

作成は手書きでもパソコンでもOK

歯科衛生士の履歴書は、提出先の医療機関や企業などからの指定に沿って作成する必要があります。

ただし、指定がない場合は、手書きでもパソコンでの作成でも問題ないとされているのが一般的です。そのため、歯科衛生士の履歴書は、自身のやりやすい方法や自身の強みをアピールしやすい方法で作成すると良いでしょう。

手書き作成のメリットは、人柄が伝わりやすいことです。履歴書を手書きで作成することで、丁寧さや仕事への熱意などをより効果的にアピールできるでしょう。ただし、手書きの場合、誤字脱字があった際は初めから書き直す必要があります。そのため、履歴書を手書きで作成する場合は、パソコンで作成するより手間がかかりやすい点がデメリットといえます。

一方、履歴書をパソコンで作成するメリットは、修正や複製が簡単にできることです。複数の企業や事業所などに応募する場合、パソコンを使うと、複数の履歴書の作成が短時間でできます。また、誤字脱字をした際も、パソコンであれば間違えた箇所のみの修正で済むため、手書きのように初めから書き直す必要がない点もメリットの一つです。

手書きでは黒のボールペンを使用する

履歴書を手書きで作成する場合は、黒のボールペンを使用するのがポイントです。こすると消えるペンは、熱で文字が消えることがあるため、応募書類での使用は避けたほうが良いでしょう。

なお、黒のボールペンで記入し、誤字脱字をした部分に対して、修正液や修正テープは使わないようにしましょう。

また、二重線・訂正印を用いた修正方法もありますが、即席で作ったと捉えられ、余裕のない印象や丁寧さに欠ける印象を与えてしまうこともあります。そのため、提出直前に誤字脱字を見つけ、初めから書き直す時間がない場合を除き、履歴書では原則として用いないほうが良いでしょう。

文字の大きさは統一する

見やすい履歴書にするためには、手書き・パソコンを問わず、文字の大きさを統一することも大切です。氏名や現住所など、大きめの枠が設けられている項目もあるため、履歴書全体の文字の大きさを統一する必要はありません。ただし、同じ項目内の文字の大きさがバラバラだと、見づらいと感じる人も多いため、文字サイズが大きく変わらないように注意が必要です。

ちょうど良い文字の大きさで書くのが難しいと感じる方は、パソコンで作成するのも良いでしょう。

丁寧で読みやすい文章表現を用いる

前述のとおり、履歴書は採用担当者が採用の可否を判断する際の材料となります。そのため、採用担当者にとって読みやすいものにすることが大切です。

たとえば、文体は「です・ます」調に統一したり、学校名や資格名などの固有名詞は省略せずに正式名称で記載したりするなど、読みやすい履歴書にするためのポイントはいくつかあります。項目別の書き方や注意点は、後述の項目をご覧ください。

参考:厚生労働省「ハローワークの相談支援」

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歯科衛生士の履歴書の基本構成と項目別書き方

ここからは、厚生労働省「応募書類の作り方」を参考に、歯科衛生士が履歴書を書く際の項目別の書き方やポイントを紹介します。

日付

履歴書上部の日付欄には、履歴書の記載日ではなく、提出日を記載します。郵送の場合は投函する日、持参する場合は持参する日を書くと良いでしょう。

なお、履歴書には年号を記載する項目が複数あります。年号を記載する際は、西暦か和暦に統一し、履歴書内で表記が混在しないようにするのがポイントです。

写真

履歴書に貼る証明写真は、6ヶ月以内に撮影したものを使用するのが基本的なルールです。ただし、髪型や体形、印象が大きく変わることもあるので、3か月以内に撮影した写真を使用するのがベターでしょう。写真を撮る際は、スーツや襟のついた服を着用し、ラフ過ぎる印象を与えないことも大切です。

履歴書に写真を貼る際には、糊や両面テープを使用し、はがれないようにしっかりと貼り付けます。万が一、写真が履歴書からはがれてしまっても誰のものか分かるよう、写真の裏に氏名を書いておくのもポイントです。

現住所

現住所は、都道府県名やマンション名などを省略せずに記載します。なお、正式な住所表記では、ハイフンは用いないのが一般的です。そのため、番地はハイフンつなぎにせず、「◯丁目◯番◯号」のように書くと良いでしょう。

連絡先

連絡先欄には、現住所以外で常時すみやかに連絡が取れる人の氏名と住所、電話番号を記載します。同居家族以外で連絡を希望する人や場所がない場合は、記載不要です。

用いる履歴書によっては、厚生労働省「厚生労働省が作成した履歴書様式例」のように、「(現住所以外に連絡を希望する場合のみ記入)」と記載されているものもあります。カッコ書きがない場合は「同上」と書き、空欄のままにしないのもポイントです。

学歴・職歴

学歴・職歴欄では、経歴を古いものから順に記載します。学歴・職歴欄の1行目の中央に「学歴」と記載し、高等学校以降の学歴を記載していくのが一般的です。高等学校・専門学校・短大・大学は、学部や学科まで記載しましょう。

学歴をすべて書き終えたら1行空け、その下の行に「職歴」と書き、職歴を記入していきます。学生時代のアルバイトは職歴として記載する必要はありません。ただし、歯科助手のアルバイトなど、歯科衛生士の仕事と関連があるものは記載しておくと、採用時に有利になることもあるでしょう。新卒以外の場合で、パートやアルバイトとして働いた期間がある場合は、雇用形態とあわせて職歴に記載するのが一般的です。

なお、転職の場合、履歴書とあわせて職務経歴書の提出が求められる場合も多くあります。その場合、雇用形態や携わった業務内容などの詳細は職務経歴書に記載するため、履歴書には入職・退職のみの記載としても良いでしょう。

免許・資格

免許・資格は、取得した時期が古い順番に記載します。資格名は省略せず、正式名称で書くことが大切です。歯科衛生士の資格は「歯科衛生士免許」、運転免許は「普通自動車第一種運転免許」が正式名称となります。

なお、免許の名称や資格名の後に、免許の場合は「取得」、検定などの場合は「合格」と記載するのが一般的です。履歴書の提出時に未取得である場合は、「取得見込み」として記載しておきましょう。
受講した研修や講座について記載する場合は、「◯◯研修 修了」と記載します。

志望動機・自己PR

志望動機や自己PRは、志望先ごとに作成するのがポイントです。志望動機か自己PRのいずれかの場合も、志望先の特徴に触れながら、入職・入社後に活かせる経験やスキルなどをアピールできる文章にすると良いでしょう。

歯科衛生士の志望動機の例文は、後述の「歯科衛生士の履歴書:志望動機の例文」の項目で紹介します。

本人希望記入欄

入職できる時期が決まっていたり、勤務可能な時間が限られていたりする場合は、本人希望記入欄に記載します。ただし、待遇面での要望を記載するのは避けたほうが良いでしょう。本人希望記入欄には、入職するうえで譲れない条件のみ記載するのが得策です。
なお、面接で勤務の条件について問われることもあるため、要望がある場合はその際に伝えるようにする方法もあります。

本人希望記入欄に特記する事項がない場合は、「貴社の規定に従います」と記載し、空欄のままにしないことが大切です。なお、「貴社」の部分は、志望先によって「貴院」や「貴施設」、「貴事業所」などに変えて記載します。クリニックの場合は、「貴クリニック」や「貴施設」などの表現を用いると良いでしょう。

参考:厚生労働省「ハローワークの相談支援」
厚生労働省「新たな履歴書の様式例の作成について」

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歯科衛生士の履歴書:志望動機の注意点

ここからは、歯科衛生士の履歴書における、志望動機の注意点を3つ紹介します。

志望動機は使い回さない

歯科衛生士への就職・転職をする人のなかには、複数の医療機関や事業所へ応募する人もいるでしょう。どの志望先にも使える志望動機の場合、抽象度が高く、具体的にどのような点に魅力を感じたのか、なぜその志望先で働きたいと考えているのかが伝わりにくくなります。

一方、応募先の特徴と自身の経験や考えを関連付けた志望動機にすると、応募先にこだわる思いが伝わりやすくなるでしょう。そのため、志望動機は使い回さず、応募先ごとに作成するのがおすすめです。

条件面を志望動機のメインにしない

歯科衛生士として働く就職・転職先を決める際、給与が高いことや休みが多いことなどの条件面が決め手となる場合もあるでしょう。しかし、志望動機のメインを条件面の良さとすると、「うちのクリニックでなくても良いのではないか」「ほかに条件が良い職場があったら、そちらに行ってしまうのではないか」と受け取られることも。そのため、志望動機の主軸となる部分は、業務の内容や企業理念など、志望先の特徴に関係したものにするのがおすすめです。

前職の退職理由と深く関係しているなど、条件面も重視していることも伝えておきたい場合は、メインとなる志望動機に付け加えたり、面接の際に口頭で伝えたりするのが良いでしょう。

ネガティブな表現は避ける

転職の場合、志望動機の中で、前職の退職理由について触れることもあるでしょう。その場合、ネガティブな表現は避けることが大切です。たとえば、「前職では、◯◯の業務に携われなかった」という事実を述べる場合、そのまま述べるとマイナスな印象を与えかねません。この場合、「◯◯の業務は未経験ですが、これまでの経験を活かし、貴院では積極的に携わっていきたいです。」というように、ポジティブな言い回しに変換すると良いでしょう。

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歯科衛生士の履歴書:志望動機の例文

ここからは、歯科衛生士の履歴書に記載する志望動機の例文を、ケース別に紹介します。

新卒の場合

新卒で歯科衛生士として働く場合の志望動機の例文は、以下のとおりです。

私が貴院を志望する理由は、歯の治療のみならず、予防歯科にも力を入れている点に魅力を感じたからです。
臨床実習では、子どもから高齢の方まで幅広い年齢の患者さまと接し、歯を健康に保つことが多くの方の笑顔や元気につながることを体感しました。
入職後は、予防歯科に関する知識やスキルを磨き、患者さまに寄り添える歯科衛生士になりたいと考えています。そして、患者さまが安心・信頼して通えるクリニックづくりに貢献できるよう、励んでまいります。

新卒の履歴書の志望動機には、歯科衛生士を目指した理由や、臨床実習などをとおして感じたことを具体的なエピソードとして盛り込むと良いでしょう。

経験者が転職する場合

歯科衛生士として勤務経験がある方が転職する場合の志望動機の例文は、以下のとおりです。

私は、歯科治療をとおして、子どもたちが健康的な生活を送れるようにサポートできる歯科衛生士になりたいと考えています。そのため、小児への歯科治療に特化している貴院を志望しました。
前職での勤務をとおして、歯の治療や健康な歯を保つための指導を、子どものころからきちんと行うことの大切さを実感し、小児歯科で働きたいと感じるようになりました。私は、貴院の子どもに寄り添った診療や医院づくりに力を入れている点や、子どもが安心して通院できる環境が整えられている点に魅力を感じています。
入職後は、小児歯科の知識を深めると同時に、子どもの患者への接し方のスキルも身に付け、一人でも多くの子どもに歯科治療の大切さを伝えられる歯科衛生士として活躍したいです。

歯科衛生士としての経験がある場合、履歴書の志望動機では転職を決めた理由や入職後に取り組みたいことについて触れることも多いでしょう。前述のとおり、前職でできなかったことや志望先に望むことは、できるだけポジティブな言い回しで表現することが大切です。

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歯科衛生士の履歴書でよくある質問

ここでは、歯科衛生士の履歴書でよくある質問を3つ紹介します。

ブランクがある歯科衛生士の志望動機のポイントは?

ブランク明けで歯科衛生士として働き始める場合は、歯科衛生士として働いていない間に取り組んでいたことや、得られた経験について触れると良いでしょう。資格の勉強や講座の受講など、歯科衛生士として再び働くために行っていることがあれば、その内容についても触れると、熱意がより伝わる志望動機になります。

パートとして働いた期間は職歴として記載が必要?

パートとして働いた期間も、職歴として記載するのが一般的です。履歴書に記載する際は、「医療法人◯◯ ◯◯歯科クリニック 入職(パートタイム勤務)」のように、パートとして働いていたことを分かりやすく明記しておくと良いでしょう。

履歴書を手渡しする場合に封筒は必要?

履歴書を手渡しする場合は、履歴書をクリアファイルに入れ、さらに封筒に入れた状態で持参するのが一般的です。面接の担当者に直接履歴書を渡す際は、封筒から取り出し、クリアファイルごと履歴書を渡すのが基本であるため、糊付けや宛名は必要ありません。ただし、受付に履歴書を提出する場合は、封筒に宛名を書いたり、添え状を同封したりと、面接時とは異なる対応が必要です。

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歯科衛生士の履歴書では経験やスキルをアピールしよう

  • 歯科衛生士の履歴書は、丁寧で読みやすい文字や表現を用いることが大切
  • 歯科衛生士の履歴書の志望動機は、志望先の特徴に合ったものにする
  • 歯科衛生士の履歴書では、入職後に活かせるスキルを志望動機や自己PRに盛り込もう

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