お役立ち情報
介護現場の業務効率化&負担軽減に取り組む企業・組織に注目!
a year ago
人手不足の問題が年々厳しくなっている介護業界ですが、対策として業務効率化に取り組む施設も多いことでしょう。また、介護者の人材定着につながるよう業務の負担軽減策に尽力している企業もあります。
本記事では、介護者にとって業務効率化を目指せる製品に注目してみました。これからの介護業界に必要とされるのは、介護人材の確保・定着・育成です。製品導入や介護者のスキルアップを目指すことで、より良い職場環境づくりに活かせることでしょう。
株式会社介護サプリ
株式会社介護サプリは、介護事業向けの業務支援を主に行っている企業です。介護現場の声に耳を傾け、より良い環境づくりのための製品化に取り組んでいます。
タブレットやパソコンを使って記録業務の効率アップ!
記録のデジタル化を実現した「ケア記録アプリ」
必ず行わなければいけない介護業務の1つである介護記録。誰が見てもわかりやすく記載しておく必要があるため、時間がかかってしまうことも多いでしょう。とはいえ、事務作業に長い時間を割くわけにはいきません。日々多くの業務をこなす介護スタッフにとって、効率化を図れるのであれば叶えたいのが本音です。
そんな願いを叶えてくれるのは、同社が開発した「ケア記録アプリ」という介護記録専用システム。記録することに特化しているので、画面がシンプルで使いやすさは抜群です。
はじめに管理画面から利用者さまや職員の情報を登録してスタート。タブレットやパソコンを使って介護記録を入力します。タブレットを複数用いることで、別の階で業務を行うスタッフもリアルタイムで最新情報を確認することが可能。また、手書き入力にも対応しているため、メモ書きのようにサッと記録を残すこともできます。データはすべてクラウドで管理。過去の記録も瞬時に発見でき、さらなる業務効率化を図れることでしょう。
介護記録のデータを活用しやすいのも同システムの特長です。管理画面から出力したCSVデータを使って月次集計や報告資料を作成したり、日々の記録データを家族共有のコミュニケーションアプリへ送信したりと、データをフル活用できます。管理者の業務負担も軽減できるケア記録アプリは、施設全体の効率化につながる優れた製品といえるでしょう。
荷物トラブルを解消する「持ち物チェックアプリ」
ショートステイの事業所で悩みの種になりがちなのは、利用者さまの持ち物がわからなくなることです。特に高齢者の方はアレもこれもと荷物が多くなりやすく、2泊3日ほどの短期間の利用でも思った以上に増えてしまいます。帰宅する日に持ち物が見つからずに時間だけが無駄に過ぎてしまうこともあるでしょう。ほかの業務にも差し支えるため、手際よく探したいのが本音です。
そんな介護スタッフの困り事を救ってくれるのは、荷物管理専用の「持ち物チェックアプリ」。衣服や下着など色や模様の特徴を書き表しにくいものや、眼鏡・補聴器といった名前を書きにくいものなど、スマートフォンやタブレットを使って撮影し、アプリ内で画像リストとして管理できるシステムです。
短期入所する場合、入所時に利用者さまの登録と持ち物を登録。退所するときは、そのリストにチェックマークを入れながら持ち物を照合できます。また、施設内で持ち主不明の落とし物が見つかった場合は、管理画面で検索して探せるのも魅力ポイントです。
実際に利用している現場からは、「持ち物チェックにかかる時間が1/3になった」という声が寄せられています。業務の時間短縮にもなり、さらに利用者さまとの荷物トラブルも回避できるため、多くの施設で導入されているシステムです。
■詳細情報
株式会社介護サプリ
JASPA介護リフト普及協会
JASPA介護リフト普及協会は、リフトを活用した移乗・移動の普及に努めている組織です。リフトの有効性を伝えるとともに、フィッティング技術者の育成や実習機会の拡充などにも注力しています。
介護リフトを安全安心に利用するために!
身体への負担を軽減する「介護リフト」
要介護者を抱きかかえて介護を行うのはかなりの労力を必要とします。安全面や心のゆとりなど、これまで介護者の負担においてさまざまな問題が取り上げられてきました。
今回ご紹介する「介護リフト」も介護者の負担軽減のために誕生した製品です。介護リフトを使用することで、介護現場の悩みである「腰痛問題」にも向き合うことができます。また、人材不足対策にもなり、人材確保が難しい施設の関心度も高いです。
同協会では、介護リフトを利用することで得られるメリットとして、以下3つのことを伝えています。
・腰痛予防に役立つ
・介護の質を維持する
・安全安心を実現する
また、導入後の注意点として、「正しい使い方」「日常の点検」「適切なお手入れ」についても提示。安全確保の注意喚起もしっかりと発信し、福祉・医療業界での普及活動に尽力しています。
介護・医療現場のリーダーとなる「リフトインストラクター」
同協会は、介護リフトを安全に扱えるフィッティング技術のプロを育成する取り組みにも注力しています。
介護・医療の現場でリーダーとして活躍する人材を育てるために、「リフトインストラクター」という資格制度を考案。介護リフトのフィッティング技能を高めること、導入・運用に関する専門性を身につけること、介護・医療現場の改善に役立てることを目的としています。
試験内容は、筆記と実技です。レベルは初級・中級・上級があり、試験の結果によって認定される階級が決まります。2023年3月時点での認定者数は、全階級を含めて3,256名。再受験で上級へのレベルアップにも挑戦できるため、納得がいくまでプロのリフトインストラクターを目指せます。
資格を取得するメリットは、自身のスキルアップはもちろん、腰痛予防の推進により介護施設の人材確保にもつながることです。また、介護リフトの導入を積極的に検討することで、施設での職員定着率も高まることでしょう。
■詳細情報
JASPA介護リフト普及協会
和興テクノ株式会社
和興テクノ株式会社は、電力資材や環境機材、天然抗菌水などの製品を手掛けている企業です。2010年5月に現社名に変更し、提案型企業として、さらなる環境・安全対応製品の開発に取り組んでいます。
抗ウイルス・抗菌スプレー「W-CAREコート®」
日本を美しくする光触媒
酸化チタンを主成分とする光触媒。光(紫外線)が当たって起こる酸化還元反応により、「分解力」と「親水性」の作用を発揮するのが特長です。空気中にはたくさんの細菌や雑菌、ウイルスなどが浮遊していますが、これらを光の力で分解して無害化できることから、近年では光触媒に注目が集まっています。
多くの特長を持つ光触媒。室内で使用する際には、主に以下の5つのメリットが挙げられます。
・消臭、脱臭効果
・有害物質の分解、除去
・抗菌効果
・防カビ効果
・防汚効果
そのほかに、親水性による防曇の効果も期待できるなど、日常生活においてさまざまな場面で活用されはじめています。たとえば、一般的な家庭の活用例では、冷蔵庫や空気清浄機、外壁塗装など。今ではあらゆる場所で日本のオリジナル技術である光触媒を身近に感じられるようになりました。
なかでもより手軽に活用できると注目を集めているのが、スプレータイプの製品です。散布するだけで環境衛生を整えることができ、コーディング力で長時間にわたって効果も得られるなど、介護・医療業界でも期待が寄せられています。
「W-CAREコート®」の特徴と効果
同社で開発・販売されている「W-CAREコート®」は、光触媒の特性を活かして誕生した製品です。スプレー式で手軽にいつでもどこでも光触媒のコーディングを行うことが可能。何よりも持続性が高いため、常にコーディングの効果を発揮し続けることができます。
また、「W-CAREコート®」は銅イオンを配合しており、従来の光触媒では効果を得られなかった暗所でも使用することができます。
介護施設や医療機関は多くの人が利用する場所です。念入りに手洗いをしたとしても完全に除菌できるわけではなく、施設内の手すりやドアノブ、トイレなど、あらゆるところに菌が残ってしまう可能性があります。
そんなときの予防対策として最適なのが、人が触れる場所に直接散布できる抗菌・抗ウイルススプレーです。持ち運びが容易なため、接触頻度の高いドアノブやエレベーターのボタン、手すりなど施設内のさまざまなところに、移動のついでに気軽に散布できます。再コーディングの頻度は2週間に1回ほどなので業務効率化も図れるでしょう。
※「W-CAREコート®」は、和興テクノ株式会社の登録商標です。
■詳細情報
和興テクノ株式会社
W-CAREコート®
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