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音楽とダンスで笑顔と健康を!高齢者の心を動かす注目の取り組みを紹介

高齢化が進むなかで、高齢者の心と身体の健康をどう支えるかは、介護現場において重要なテーマとなっています。
本記事では、音楽やダンスの力を活かし、楽しみながら健康維持や認知症予防につなげる取り組みをご紹介。どれも現場での実践を重ね、多くの笑顔と前向きな変化を生み出しています。
高齢者の生活に彩りと活力を与えるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

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ミュージックセラピー 白井涼子

音楽を通じて高齢者や障がい者の心身の健康を支える活動を行う、ミュージックセラピーの白井涼子氏。音楽大学在学中に音楽療法と出合い、専門学校へ行きながら精神病院で音楽療法の経験を積み、卒業後は高齢者施設や障がいのある子どもへの個人セッションなど、フリーで活動を行っています。
音楽療法では、演奏や歌唱、体操など、対象者のニーズに合わせたプログラムを展開しています。また、高齢者施設や障がい者施設、保育園など、さまざまな現場での出張演奏・リトミック・献奏も実施。音楽を通して、笑顔や安心感が広がる時間を届けています。

高齢者施設などへの出張プログラム「音楽療法(集団・個人)・出張演奏」

高齢者施設や障がい者施設、保育園などを中心に、音楽の力を活かした出張プログラムを展開している白井涼子氏による活動の詳細をご紹介します。

音楽療法の様子
▲画像提供:ミュージックセラピー 白井涼子


音楽療法では、季節の歌や歌謡曲、民謡、シャンソンなどを取り入れた歌唱を中心に、合奏や音楽を使った体操、ゲームなどを組み合わせて、楽しみながら自然に心と身体を動かせるプログラムを実施。参加者の目的に合わせて構成されており、無理なく心地よく過ごせる時間が提供されています。
特徴的なのは、活動中に出たリクエストに対して、可能な限りその場で対応していること。「そのときに歌いたい」という参加者の気持ちや、その瞬間の出会いを大切にしたいという想いからきているのだそうです。「また次の機会に」と先延ばしにせず、その場の気持ちに寄り添う姿勢から、一期一会を大事にしていることが伝わってきます。また、リクエストを通じて自然なコミュニケーションも生まれやすく、参加型のレクリエーションとしても魅力的なプログラムです。
個人セッションでは、レンタルスタジオなどを利用し、「音楽で心を整えたい」「ピアノを弾いてみたい」といった参加者の希望に応じて、対話を大切にしたオーダーメイドのプログラムを提供しています。

さらに、演奏家として施設やパーティーなどでの出張演奏も行っており、クラシックやジャズ、流行歌、ポピュラーなど幅広いジャンルに対応。ご希望に沿った選曲はもちろん、楽器紹介や曲の解説、一緒に歌う参加型のプログラムも用意されています。

音楽療法の実施にあたって、施設側で準備するものはホワイトボードと電子キーボードのみ。スムーズに導入できる点もうれしいポイントです。また、出張演奏ではフルートやトランペットなどプロの演奏家との訪問も可能で、生演奏による特別な音楽体験を届けています。

参加者の声

音楽療法の参加者や、導入している施設の職員の声をご紹介します。

  • 参加者の声
    ・歌ったり、考えたり、体を動かしたりと、団体ならではの非日常の体験が楽しい
    ・心がアンチエイジングになったかも
    ・新規の参加者も長く通っている方も、すぐに仲間になれる雰囲気
    ・地元に知り合いができ、地域の情報を得るきっかけにもなっている

  • 導入した施設の職員の声
    ・利用者の気持ちや提案を尊重してくれるので、安心して楽しく活動ができる
    ・合奏などを通じて他者との共同活動をポジティブにとらえるようになり、他者への思いやりが育まれた

太鼓などの楽器
▲画像提供:ミュージックセラピー 白井涼子


参加者の方々にとっては楽しみやつながりの場に、そして施設側にとっても安心して導入できる活動として、こうした声が寄せられています。
音楽の力で心を動かし、つながりを生むプログラム。日々のレクリエーションやケアの一環として、ぜひ導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

■詳細情報
ミュージックセラピー 白井涼子
音楽療法(集団・個人)・出張演奏

K-Dance Style

K-Dance Styleは、社交ダンスを中心に、初心者から経験者、プロ志望まで幅広く対応するダンススタジオです。代表の亀山 修氏は、幼少期から社交ダンスに取り組み、20歳で優勝後プロへ転向。クラシックバレエやジャズ、コンテンポラリー、能楽なども学び、ジャンルを超えた豊かな経験を活かした指導がスタジオの魅力です。さらに、生徒一人ひとりの個性に合わせた編成曲も自ら制作し、音楽とダンスが一体となるレッスンを展開。自由で創造的な表現を大切にした環境で、年齢や経験を問わず多くの方に親しまれています。

ダンスをしている亀山修氏

▲画像提供:K-Dance Style


高齢者・車イスの方などに向けたプログラム「社交ダンス療法」

K-Dance Styleが長年取り組んでいる「社交ダンス療法」は、ご高齢の方や車イスをご利用の方、認知機能に不安を抱える方々に向けた、心と身体の健康をサポートするプログラムです。介護福祉施設をはじめとする高齢者支援の現場で、10年以上にわたり継続して実施されており、数多くの方々が笑顔でリズムに乗り、前向きな気持ちを取り戻しています。

プログラムは社交ダンスの要素をベースに、参加者の身体状況に配慮した内容で構成されています。無理のない範囲で身体を動かすことができ、特別な技術や経験がなくても気軽に楽しめるのが特徴です。ステップや型にとらわれず、音楽に合わせて心地よく身体を動かす時間を提供しています。

また、社交ダンスは有酸素運動として、全身をバランスよく動かすことが可能です。ステップやリズムを覚える過程には、記憶力や集中力といった脳機能を活性化させる要素も含まれており、認知機能の維持や認知症の予防・改善につながると期待されています。運動と知的活動を同時に取り入れるこのアプローチは、高齢者にとって理想的な健康づくりの手段といえるでしょう。

K-Dance Style 亀山修氏

▲画像提供:K-Dance Style


現在も、介護付有料老人ホームなど、複数の介護施設にて月1回の定期訪問レッスンを実施しています。施設内に流れる音楽とともに、参加者の笑顔が広がり、自然と動き出すような様子が見られるそうです。

介護施設において、日々の生活に変化や楽しみをもたらすレクリエーションをお探しの方にとって、「社交ダンス療法」は一つの選択肢となり得ます。興味がある方は、ぜひWebサイトにて詳細をご覧ください。

■詳細情報
K-Dance Style
社交ダンス療法

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