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アイリストになるには?民間資格や美容師免許の取り方を解説
15 days ago

「アイリストになるには?」とどうすれば良いのか分からない人もいるでしょう。アイリストになるには美容師免許が必須です。技術を高めるには民間資格の取得も求められるでしょう。この記事では、アイリストになるために必要な美容師免許や民間資格の取り方を解説しています。アイリストの仕事内容や、向いている・向いていない人の特徴にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。
アイリストになるには?
アイリストになるには、美容師免許が必須です。以前はアイリストに資格要件がなく、無資格者も施術を行っていましたが、施術者の知識不足や技術力の低さが問題になりました。具体的には、まつ毛エクステに使用する接着剤やまつ毛パーマのパーマ液などにより、施術後に目のかゆみ・痛みを訴える人や目から出血した人が多く報告されたのです。
そのような状況を受け、2008年に厚生労働省から厚生労働省「まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について」という通知が出されました。この通知では、「首から上の容姿を美しくする」施術、つまり、まつ毛に対する施術も美容師法に基づく美容行為と位置づけられています。この通知をもって、アイリストとして施術を行うには美容師免許が必須と明確化されました。
参考:厚生労働省「まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について」
アイリストとは
アイリストとは、まつ毛に関する施術を行う職種のことです。
アイリストは、主にまつ毛に人工毛を付けてボリュームや長さを出す「まつ毛エクステ」や、専用のパーマ液やロッドを使いまつ毛にカールを付ける「まつ毛パーマ」などの施術を行います。
美容師免許を取るには
アイリストになるために美容師免許を取るには、美容師養成施設を卒業し、美容師国家試験に合格する必要があります。
厚生労働省「理容師・美容師免許の取得まで」によると、美容師養成施設の修業期間は中間・夜間課程の場合は2年以上、通信課程であれば3年以上です。なお、美容師と理容師は求められる技術やスキルが一部重複しているため、理容師免許をもっている人が美容師免許の取得を目指す場合は、修業単位や国家試験の筆記試験科目の一部免除が受けられます。この場合の修業期間は、中間・夜間課程は1年以上、通信課程は1年6か月以上です。
美容師養成施設で指定の単位を修了すると、美容師国家試験を受験できます。公益財団法人理容師美容師試験研修センター「第51回美容師国家試験受験案内」によると、美容師国家試験は実技試験2課題と筆記試験で構成されており、全ての試験に合格することで美容師免許が取得可能です。
美容師国家試験は春と秋の年2回実施されており、春期は1月下旬~2月上旬ごろに実技試験、3月上旬に筆記試験が行われ、秋期は7月上旬~8月上旬ごろに実技試験、9月上旬に筆記試験が行われます。
参考:厚生労働省「理容師・美容師免許の取得まで」
公益財団法人理容師美容師試験研修センター「第51回理容師・美容師国家試験受験案内」
アイリストの民間資格
美容師免許のみでもアイリストとして働くことはできます。ただし、実際にアイリストとして活躍するには、スキルの獲得・向上のために、アイリストに関する民間資格の取得を求められるケースが多いでしょう。ここではアイリストの民間資格について紹介します。
まつ毛エクステンション技能検定試験
まつ毛エクステンション技能検定試験は、一般社団法人日本まつ毛エクステンション認定機構が主催する、まつ毛エクステに関する技能を問う資格です。資格は、3級・2級・1級・認定講師の4段階で構成されています。
一般社団法人日本まつ毛エクステンション認定機構「検定試験スケジュール」によると、検定は日本まつ毛エクステンション認定機構の認定スクールで行われており、受験資格は以下のとおりです。
- 美容師国家資格を有しているか美容学校に在学中の者
- 美容学校および日本まつ毛エクステンション認定機構認定校に通学している者
- 満16歳以上であること
一般社団法人日本まつ毛エクステンション認定機構「まつエク技能検定試験」によると、3級・2級・1級は実技試験と筆記試験ともに80点以上で合格となります。認定講師は理事長および理事の面接、小論文の結果をもって理事会で合否判定が行われる規定です。
参考:一般社団法人日本まつ毛エクステンション認定機構「検定試験スケジュール」
一般社団法人日本まつ毛エクステンション認定機構「まつエク技能検定試験」
資格認定5STAR技術評価試験
資格認定5STAR技術評価試験は、一般社団法人日本ラッシュアーティスト協会が主催する、安全で正しいまつ毛エクステの知識・技術をもつプロフェッショナルを育成するための試験です。
一般社団法人日本ラッシュアーティスト協会「資格認定5STAR技術評価試験 試験要項」によると、資格認定5STAR技術評価試験は難易度によりLEVEL1からLEVEL5に分かれています。それぞれのレベルの受験資格と試験形態、合格ラインは以下のとおりです。
LEVEL | 受験資格 | 試験形態 | 合格ライン |
---|---|---|---|
LEVEL1 Essence | なし | e-ラーニング | 全問正解 |
LEVEL2 Intermediate | 美容師免許を取得していること | - 実技試験 - 筆記試験 |
実技・筆記ともに100点満点中80点以上 |
LEVEL3 Advanced | - LEVEL1を取得していること - 1年以上の実務経験を要していること |
||
LEVEL4 Expert | 3年以上の実務経験を要していること | ||
LEVEL5 Master | 5年以上の実務経験を要していること | 実技・筆記ともに100点満点中90点以上 |
参考:一般社団法人日本ラッシュアーティスト協会「資格認定5STAR技術評価試験 試験要項」
資格認定5STAR技術評価試験のLEVEL1は、美容師免許を取得していなくても受験できます。そのため、アイリストを目指し美容師免許の取得に向けて勉強中の人にも、おすすめの資格です。
参考:一般社団法人日本ラッシュアーティスト協会「資格認定5STAR技術評価試験 試験要項」
アイリストの仕事と勤務先
アイリストの仕事である施術は、カウンセリングから始まります。アイリストは、顧客のまつ毛の長さや太さを見たうえで、顧客の希望を聞き、ときにはエクステの本数やロッドの形を提案することもあるようです。カウンセリングで施術の方向性が決まったら、まつ毛エクステやまつ毛パーマの施術に移ります。施術後は、エクステやパーマが長持ちするよう、アフターケアについてアドバイスするのも、アイリストの重要な仕事です。
アイリストの主な勤務先は、アイラッシュサロンと、アイラッシュサロン以外の美容室・エステサロンの2つに分かれます。
アイラッシュサロンのアイリストは、まつ毛の施術のみを専門的に行うことになります。一方、美容室やエステサロンでは、ヘアカットやフェイシャルエステなどのメニューに並んで、まつ毛エクステやまつ毛パーマのメニューが設けられているのが一般的です。まつ毛メニューの予約がない場合はほかの施術を行い、予約があるときにアイリストとして施術を行うケースがみられます。
アイリストに向いている人の特徴
ここでは、アイリストに向いている人の特徴について紹介します。
手先が器用
手先が器用な人は、アイリストに向いているでしょう。
アイリストは、まつ毛に1本ずつエクステを付けたり、数ミリのまつ毛をロッドに沿わせてパーマさせたりと、細かい作業が多い職種です。手先の器用さに自信がない人も、技術を磨くことでスキルを補えますが、元々手先が器用な人であれば、より活躍できるでしょう。
トレンドを追うのが好き
アイリストに向いている人は、トレンドを追うのが好きな人です。
ヘアスタイルや服に流行りがあるように、目元の美容にもトレンドがあります。流行りの目元を把握し、施術に反映できる人は、トレンドが移り変わっても長く求められるアイリストになれるでしょう。
コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高い人は、アイリストに向いています。
アイリストは、顧客の希望をくみ取り、顧客の理想どおりに仕上げることが求められるため、カウンセリングの時点で顧客とよくコミュニケーションを取ることが大切です。
また、顧客の元のまつ毛の状態によっては、オーダーどおりの施術ができない場合も。そのようなときに「できません」と断るのではなく、現状からできるだけ顧客の理想に近づけるにはどうすればよいか丁寧に説明し、できるスタイルを提案するコミュニケーション能力が求められます。
施術に関する知識や技術も重要ですが、コミュニケーション能力の高さもアイリストに求められる大切な要素といえるでしょう。
アイリストに向いていない人の特徴
アイリストに向いていない人の特徴に関しても、あわせてみていきましょう。
集中力がない人
集中力のない人は、アイリストに向いていないかもしれません。
前述のとおり、アイリストは細かい作業が多いため、集中力がなければ施術がこなせないと考えられます。
特にまつ毛エクステは1人に100本以上のエクステを付ける作業のため、集中して施術を進めなければ仕上がりが雑になったり、施術時間が長くなったりしてしまいます。
向上心がない人
向上心がない人も、アイリストとして大成するのは難しいでしょう。
前述のとおり、美容師免許があればアイリストになれますが、実際にアイリストとして活躍するには、まつ毛の施術について別途勉強したり、民間資格を取得したりすることが求められます。
さらに、トレンドに合ったスタイルに沿って施術を行う技術やセンスも必要です。「美容師免許を取るため以外の勉強や資格取得はしたくない」と考える人は、アイリストには向いていないかもしれません。
アイリストになるには美容師免許が必須
- まつ毛エクステやまつ毛パーマを行うアイリストになるには美容師免許が必要
- 美容師免許を取るには美容師養成施設を修了後、美容師国家試験に合格する必要がある
- アイリストとして活躍するには美容師免許に加え民間資格の取得を求められることが多い
- アイリストに向いている人は、手先が器用でコミュニケーション能力が高い人