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mikaruおすすめブログ紹介_vol.8

2 months ago

今後ますます進む超高齢社会。高齢者のさまざまなニーズに対応した質の高い医療の提供が求められるなか、医療機関が果たすべき役割はますます重要になっています。
そこで本記事では、在宅医療や救急医療、予防医療のヒントとなる院長ブログの記事を集めてみました。高齢者の在宅医療に関する課題や、医師のスキル向上への取り組み、高齢患者ならではの注意点などに触れた記事をご紹介します。
これらの情報が今後の医療を考えるうえでの一助となれば幸いです。

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医療法人 根本クリニックのブログ

根本クリニックは、患者さま一人ひとりのニーズに対応している地域密着型の診療所です。1966年に根本内科小児科医院として開業。当時から変わらない院内処方による負担軽減に取り組み、小さなお子さまからご高齢の方まで誰もが安心して通えるかかりつけ医を目指しています。また、往診にも対応し、一人で生活するご高齢の患者さんへの支援にも尽力中です。

支援イメージ


核家族化が進む近年、独居生活を送る高齢者の数は増加の一途をたどっています。2020年時点で65歳以上の独居高齢者数は3,603万人に達し、2040年にはさらに300万人ほど増えると予想されているのです。また、「2022年版高齢社会白書」(内閣府)の調査では、孤立死を身近な問題と感じている独居高齢者の割合は5割を超えていました。
高齢者の孤立は、社会全体で取り組むべき課題です。高齢化が進む現代において、在宅医療の現場では、医療的なケアだけでなく、患者さんとご家族の精神的な支えとなることがますます重要になってくるでしょう。

高齢になり、一人暮らしをしている方の想いはさまざまです。根本院長も一人の高齢男性の患者Hさんの往診を通して、「帰宅願望」の奥底にある深い愛情に触れた体験を、《あなたには、帰る家がある》というブログ記事に綴っています。

あなたには、帰る家がある_記事スクショ
▲画像提供:医療法人 根本クリニック


往診当初のHさんは、清潔できちんとした印象だったそうです。しかし、75歳を過ぎたあたりから身なりを気にしなくなり、人に会うことを避けるようになったのだそう。その変化を心配したご家族が施設入所を決断したものの、入所したあともHさんは帰宅願望を訴えていたそうです。その強い思いの裏には、「子どもたちが困ったときにいつでも実家に帰れるように」という深い愛情が隠されていました。

当記事は、患者さんの人生の最終段階に寄り添う医療・ケアのあり方について、深く考えさせられる内容です。地域医療を担う医師の一人としてできることは何かを改めて問い直すきっかけとなるのではないでしょうか。

■記事詳細
あなたには、帰る家がある

藤田医科大学病院 救急総合内科のイベント・勉強会ブログ

「どんな状況でもベストを提供する」というモットーを掲げる、藤田医科大学病院 救急総合内科。同科で特に注力しているのは、高度急性期を担う “ジェネラリストの育成” です。幅広い知識とスキルを持つ医師を育てるために、若手医師やコメディカルがともに学び合い成長し続けられる場所づくりに取り組んでいます。

どんな状況でも患者さんにベストを提供できるジェネラリスト集団を目指すために行っているのは、豊富な症例による充実した指導体制をはじめ、多様性を重視したチーム体制、知識・技術の実践的な学びの場などの提供です。さらに、楽しく仕事をできる環境や、良好な人間関係の構築などにも取り組み、ワークライフバランスの向上を図っています。

“ベストな医療”を提供するためには、知識・技術のアップデートが欠かせません。そのため、同科では研修プログラムのほかに、スタッフ向けのイベント・勉強会を開催しているそうです。今回は、専攻医向けに行われた、《気道管理ワークショップ開催!》について書かれた記事に注目してみました。

気道管理ワークショップ開催!_記事スクショ
▲画像提供:藤田医科大学病院 救急総合内科


医師にとって確実な気道管理は患者の予後を左右する必須スキルであり、緊急時への冷静かつ迅速な対応のため、定期的なスキルアップが求められます。
そこで、同科では気道管理スキル向上のためのワークショップを開催。1日目は講師陣によるオンライン講座、2日目は模型を使ったハンズオンが実施されました。ワークショップには同科の専攻医だけでなく、他院の先生方にも多数参加していただいたとのこと。ハンズオン講義ではリアルな症例をもとに、全身管理について学べる内容だったそうです。

藤田医科大学病院 救急総合内科には経験豊富な医師が多数在籍しています。医師一人ひとりの成長をバックアップする体制を整えており、きめ細やかなサポートが未来の一流ジェネラリストを誕生させるのでしょう。
研修プログラムや、ワークショップなどのイベント情報は、公式サイトで詳しく紹介されています。ジェネラリストを目指したい方、救急医療に興味のある方は、ぜひ一度ご覧ください。

気道イメージ


■記事詳細
気道管理ワークショップ開催!

しげのぶ整形外科リウマチ・リハビリクリニックのブログ

病気や外傷による整形外科治療をはじめ、通風や関節リウマチなどの診療を行っている、しげのぶ整形外科リウマチ・リハビリクリニック。超音波検査や新型全身骨密度検査機器での診断、院内血液検査を実施し、整形外科学会専門医、リウマチ学会専門医ならではの「効果が実感できる治療」を目指しています。

同院が心がけているのは、患者さんが理解できる言葉で説明を行うこと。これまで学び得てきた知見と豊富な経験に基づき、痛みやしびれがなぜ起こっているのかといった原因に加え、どんな治療を行っていくのかといった説明を丁寧に分かりやすく伝える努力をしているそうです。
運営中の院長ブログでも、読みやすく理解しやすい内容の記事を紹介する様子がうかがえました。今回注目したのは、高齢者に向けて発信された《骨折は痛いです》という記事です。

ブログスクショ
▲画像提供:しげのぶ整形外科リウマチ・リハビリクリニック


高齢になると骨密度が低くなり、骨粗鬆症を発症しやすくなるといわれています。特に高齢者に多いのが、身体の重みや少しの衝撃で生じてしまう圧迫骨折です。さらに、骨粗鬆症では、1つの骨折をきっかけに次々と骨折が起こる “ドミノ骨折” と呼ばれる現象に注意しなければいけません。大事なのは、骨粗鬆症の予防と、骨密度検査による早期発見、そして早期治療だといいます。

当記事では、圧迫骨折の患者さんにコルセットを作成したエピソードを紹介しながら、早期治療の重要性を解説。コルセットによる固定で痛みを軽減すると同時に、高齢者の寝たきりリスクを減らし、活動性を維持することの重要性を唱えていました。

クリニックの外観
▲画像提供:しげのぶ整形外科リウマチ・リハビリクリニック


院長ブログでは、心身の不調における気づきや、自身の診療経験を通して感じたことなど、さまざまな情報を発信中です。そこには、患者さんに分かりやすく伝えるためのヒントが隠されているかもしれません。ぜひいろいろな記事を拝読し、今後の診療にお役立てください。

■記事詳細
骨折は痛いです

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