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革新的な製品・システムで、医療現場の課題を解決!
2 months ago

院内感染対策、リハビリテーションの質向上、そして医療システムの効率化。現場の最前線で働く医療従事者が抱える課題はさまざまです。そこで本記事が注目したのは、衛生的な院内環境を実現する独自開発のカーテン、リハビリテーションの質向上につながるトレーニング機器、そして病院の医用機器を一元管理できるシステムです。これらの革新的な製品・サービスは、現場の負担軽減と患者さんのQOL向上に大きく貢献しています。
それぞれの特長と導入メリットを詳しくご紹介しますので、ぜひ今後の業務にお役立てください。
杉田産業株式会社
杉田産業株式会社は、一般・医療向けのカーテン販売をはじめ、クリーニング・メンテナンス業、内装・リフォーム業、防災用品販売業などの事業を展開しています。
医療向けに開発された「アースプラスカーテン」は、現場のニーズに沿った高い安全性により、多くの病院・福祉施設から信頼を得ている主力製品です。また、医療現場に欠かせない間仕切りカーテンも開発。感染リスクの防止やプライバシーの保護、清掃予算の削減など、あらゆる観点から、業務効率化や患者さんの安心・安全につながる製品づくりに取り組んでいます。
間仕切りカーテン「らくらくチェンジカーテン」
医療・福祉施設では、間仕切りカーテンの衛生管理や、交換時の負担に困っている医療従事者も多いのではないでしょうか。同社の「らくらくチェンジカーテン」は、そんな悩みを解決する画期的な製品です。

カーテン上部は通気性の良いネットタイプで、下部のみ交換・洗濯できます。脚立を使った高所作業や、カーテンレールからの取り外しは不要。ボタンの付け外しだけでスムーズに交換作業を行えるため、現場の業務効率化も実現します。色味は、ベージュ、オレンジ、ピンク、グリーンの4色を展開。幅と丈のサイズを指定でき、1枚(1対)から製作可能です。
また、医療施設での使用基準を満たす、“防炎性能・ウォッシャブル”にも対応しています。カーテン生地は、病院や施設で採用実績のある同社の「アースプラスカーテン」を使用。抗菌・抗ウイルス・防臭機能を持つ、衛生面にも配慮された製品です。
こだわりの生地「アースプラスカーテン」
「アースプラスカーテン」は、株式会社信州セラミックスが開発した『アースプラス™』というセラミック複合機能材料で作られています。アースプラス™は、食品添加物の安全性が認められている、酸化チタン・ハイドロキシアパタイト・銀 (メタル)で構成されたものです。細菌やウイルス、アレルゲンなどを吸着・分解でき、汗臭やアンモニア臭などの消臭効果を期待できる、とドイツの研究機関でも実証されています。
薬剤が使用されていないため安全性が高いこと、溶出しないためクリーニング後も効果が持続することも大きな利点。小さな子どもや高齢者が暮らす環境でも安心して使用することが可能です。

患者さんや施設入居者にとって、療養環境の清潔さは、身体的な回復だけでなく、精神的な安寧にも大きく関わります。安全面に配慮され、業務負担の軽減を図れる同社のカーテン製品は、医療・福祉施設のより良い環境づくりに貢献する、頼もしい存在といえるでしょう。
■詳細情報
杉田産業株式会社
らくらくチェンジカーテン
セノー株式会社
セノー株式会社は、体育器具の製造から始まった長い歴史を持つ総合スポーツ器具メーカーです。創業以来、品質を追求した製品の提供に尽力。体操・バレーボール・バスケットゴール器具は国際大会での採用実績も多く、スポーツ界の発展に貢献し続けてきました。
近年ではトレーニングマシンの製造も手がけ、時代のニーズに沿った製品づくりに注力しています。
今回注目したのは、リハビリテーションの質をより良くすることや課題解決につながるトレーニング機器。患者さんの機能回復、体力増進、より良いQOLに貢献する、医療・福祉の現場の一助となる製品です。
安定姿勢で楽に運動できる全身運動リハビリテーション機器「ニューステップ T4r」

「ニューステップ T4r」の特長は、着座した状態で四肢運動を行えることです。10段階の負荷調整による上下肢の連動運動で弱い部位を補える、幅広い運動機能回復に対応。片麻痺の方でも全身運動・リハビリを行えます。
回転式シートの高さは、車いすの方も乗り降りしやすい低床型。360°回転し、8つの方向から自由に移乗できます。広々とした座面、背もたれ、肘置き付き座席シートにより安定した姿勢を保てるほか、身長や体力に合わせた個別の調整も可能です。負荷レベルは5~800Wattsの間で10段階あり、座ったままの状態でハンドルレバーを操作して簡単に調整できます。
運動データは、歩行速度や歩数のほか、消費カロリー、運動負荷、運動時間、心拍数※など多彩な項目を表示。心肺持久力を維持したい方から筋肉の増大を目指す方まで、個々の体力レベルに合わせた適切な心拍数で運動できるため、効率よく効果的なリハビリトレーニングを実現できます。
※心拍数表示には、別途LD961100トランスミッターが必要です。

ハンドルを握るための握力のない方や下肢に障がいのある方は、ウェルグリップやレッグスタビライザーなどのオプションパーツを利用して、安全面に考慮したセルフトレーニングを行うことが可能です。疾患を選ばず運動・リハビリに取り組める同製品。ニューステップ初期モデルの販売開始から27年以上経過した2025年1月時点で、延べ販売台数は約9,600台に上り、多くの施設で導入されています。
導入施設の声

導入事例として、実際に活用している施設の声をご紹介します。
- 導入の経緯
・渦電流方式により電源不要で設置場所を選ばず、安全面に考慮され、サイズもコンパクトだったため
・近隣の施設利用者の方々からかなり人気があるマシンだったから
・ニューステップだと運動できる利用者さまが多いため
・全身のリハビリが1台ででき、セルフトレーニングにも適していたから
- 導入してよかった点
・日常動作のパフォーマンスの維持、改善にとても効果的だった
・低体力の方にも運動量を少しずつ増やして行うのに最適だった
・要介護度が高い方でも楽しく運動している様子が見られた
・変形性膝関節症の方も利用でき、持久力アップの効果も期待できそう
施設管理者からは、「安心して利用できる」「定番マシンとして導入している」といった声も聞かれました。軽度から重度の障がいのある方、要介護度の低い方から高い方まで、多くの方が利用できることが最大の魅力といえるでしょう。
■詳細情報
セノー株式会社
ニューステップ T4r
株式会社アルネッツ
1998年創業の株式会社アルネッツ。技術力・発想力・挑戦力・人材力・チーム力の“5つのチカラ”を育み続けてきたシステム開発会社です。時代の流れに即するべく、2023年には新たなフェーズへと突入。「超速」をキーワードに、顧客のニーズを満たす価値あるソリューションの提供に注力しています。
同社の強みは、ソフトウェアからハードウェアまでワンストップで提供できる高い開発スピードです。社内では各種研修や勉強会などを開催し、社員のスキルアップを積極的に支援。一人ひとりの知識・スキル向上に取り組み、ビジョンである「価値ある未来」の創造を目指しています。
安心のセキュリティで病院の電波課題を解決する「MRD(医用テレメータ電波管理サービスシステム)」
総務省の調査によると、2019年時点で医用テレメータを導入している病院は8割近くに上ります。しかし、その約半数で電波に関するトラブルを経験したといった声が上がっていました。「特定の場所で電波が十分に届かない」という声が最も多く、そのほかにも、「チャンネル設定を間違える」「電池切れに気づかない」「ゾーンを間違える」などのトラブルも多いようです。また、セキュリティ面や導入予算、通信容量、電波干渉など、多くの医療機関がさまざまな課題を感じています。

このようなトラブルや不安要素の解消に役立つのが、同社が提供する「MRD(医用テレメータ電波管理サービスシステム)」。電波管理をWEBで一元管理することで、業務効率化と安全性の向上を同時に実現できる画期的なシステムです。
同システムは、ゾーン管理やチャンネル管理、適正化といった基本機能に加え、CSV入出力、重複チェック、送信機稼働率の確認など、豊富な機能を搭載。これらの機能により、作業時間の大幅な削減、ヒューマンエラーの防止、可視化による的確な判断、情報共有の促進など、得られるメリットは多岐にわたります。
3つのポイントで業務負担を軽減!
医療現場で主に課題となっているのが、「チャンネル管理」「24時間365日の電波監視」「電波環境レポート」の3つです。
これらの課題を解決できる同システムの機能をご紹介します。
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チャンネル管理をWEBで一元管理
情報を1箇所にまとめて管理できるのが「一元管理」の特長。リストの確認のみで空いているチャンネルをすぐに探せるため、大幅な時短の削減が可能です。また、確認不足によるヒューマンエラーを防げるだけでなく、作業効率の向上により安全性も担保できます。 -
24時間365日電波を記録
電波状況を24時間365日自動で取得・記録。ブラウザですぐに確認できるため、異常のある送信機や未使用機を早期に発見できます。 -
ひと目でわかる電波環境の可視化
電波の受信状況は日時単位で記録されるため、時系列で順を追って確認できます。また、現場ごとの稼働率をひと目で確認することも可能です。電波環境レポートを活用すると、データ確認や資料づくりなどの作業時間を削減できます。
医療機器安全管理責任者の配置に課題を抱える医療機関にとっても、MRDは心強い味方です。人員不足の解消にも貢献する同システムは、医療現場にあらゆるメリットをもたらすことでしょう。

■詳細情報
株式会社アルネッツ
MRD