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健診センター事務はきつい?仕事内容や向いている人を紹介
15 hours ago
「健診センター事務はきついの?」と気になる方もいるでしょう。健診センター事務の仕事は、来院者が多いときなどは忙しいため「きつい」と感じる人もいるかもしれませんが、仕事に慣れるときつさを感じない人も多いようです。この記事では、健診センター事務の仕事内容や向いている人の特徴を紹介しています。健診センター事務と医療事務の違いにも触れていますので、ぜひご覧ください。
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健診センター事務の仕事はきつい?
「健診センター事務の仕事はきつい」という声も聞かれますが、実際には必ずしもそうとは限らないでしょう。もちろん、受診者が多い時間帯や仕事に慣れないうちは、「仕事がきつい」と思う人もいるかもしれません。
ただし、健診センター事務の仕事はある程度仕事内容が決まっているうえ、夜勤や宿直がありません。さらに、受付や検査の時間が決まっているので、絶えず忙しいというわけでもないでしょう。残業も少ないため、仕事に慣れればやりがいをもって働ける職種といえそうです。
健診センターとは
健診センターとは、病気の予防・発見のために行う健康診断や、人間ドックを専門に行う施設のことです。健康診断だけでなく、がん検診や歯科検診など特定の臓器や疾患に特化した「検診」も合わせて行っている場合もあります。
主に健診センターが病院に併設されている場合と、独立した施設として運営されている場合に分かれているようです。
健診センター事務の仕事内容
健診センター事務の仕事内容を「きつい」と感じる人もいるようですが、具体的にはどのようなことを行っているのでしょうか。
予約
健診センター事務は、電話やメールなどで行われる健診の申し込みに対応します。受診希望者の所属する組合や協会を特定し、希望の日時や検査内容、オプション検査の確認を行います。料金案内や当日の服装、持ち物の案内も併せて行うようです。
受付・案内・精算
健診センター事務は、受診に訪れた人の受付や精算、更衣室や各検査への案内も行います。
案内では、各検査室が並ぶフロアの廊下で待機し、受診者に次の検査を案内するのが健診センター事務の役目です。受診者によって検査内容が異なるほか、順番を守る必要がある検査もあるため、受診者の持つ受診票を見て、適切に案内を行うことが求められます。
また、健診が終わった受診者への確認と精算も、健診センター事務の仕事です。健診の費用は基本的に組合や協会が負担しますが、受診者がオプションで個別に検診を受けている場合は、自己負担分を支払ってもらう必要があります。健診が終わった受診者が受付に来たときは、追加精算があるか、規定の検査をすべて受けたかを確認して、精算や検査完了に係る処理を行います。
発送業務
発送業務は、受診者の予約があった後に問診票や検査キットを郵送する場合と、健診結果を受診者に郵送する場合に分かれます。双方の作業においても共通して、宛先や封入物に間違いがないか確認し、郵送します。
請求業務
請求業務は、受診者に自己負担分を請求することとは異なり、健診の費用を受診者が加入している会社の組合や協会に請求することです。
健診の費用は原則、受診者が加入している会社の組合や協会が負担しています。健診センター事務は、受診者の自己負担分以外の費用を集計し、組合や協会に請求する業務も担当しています。
巡回健診への同行
検診センターでは、受診者の多い企業に健診車で出向き、出張で健診を行うこともあります。実際に検査を行うのは医師や看護師、診療放射線技師などですが、健診センター事務も同行し、センター内と同様に受付や案内を行っています。
健診センター事務の1日のスケジュール
ここまで、健診センター事務の仕事内容についてみてきましたが、実際のスケジュール例を紹介します。
午前8時 | 出勤、受付準備 |
午前9時 | 受付開始、案内 |
午前10時 | 予約対応 |
午前11時 | 会計 |
正午 | 休憩 |
午後1時 | 午後の受付開始、案内、予約対応 |
午後3時 | 発送作業、請求業務 |
午後4時 | 翌日の検査準備 |
午後5時 | 退勤 |
午後からも受付があるかどうかはセンターにより異なります。ただし、基本的にどのセンターでも午前中は開所直後から受診者が次々に訪れるため、忙しいことが多いでしょう。午後からは検査数が少なくなるか検査が行われないことが一般的なため、受付や案内以外の業務を進めることが多いようです。
健診センター事務と医療事務の違いは?
健診センター事務と似ている職種と思われることも多いのが、「医療事務」です。それぞれ、職場で受付や会計を担当しており似ているようにみえますが、実際には取り扱う対象や接する人に以下のような違いがあります。
仕事内容 | - 予約・受付・案内 - 発送 - 会計 - 請求 |
- 予約・受付 - 会計 - レセプト作成 |
施設に来る人 | - 健診受診者 | - 患者 |
行われる検査・治療の目的 | - 病気の予防・早期発見 | - 病気の治療・精密検査 |
検査・治療費の請求先 | - 受診者 - 受診者が加入している組合や協会、自治体 |
- 患者 - 支払機関(国保連合会、社会保険診療報酬支払基金) |
必要な知識・スキル | - 接客スキル - PCスキル - 健診に関する知識 |
- 接客スキル - PCスキル - 診療報酬請求に関する知識 |
健診センター事務と医療事務の大きな違いは、診療報酬請求に関わる業務を行うかどうかです。
医療事務は、医療機関に訪れた患者に対して受付や会計を行うだけでなく、行われた医療行為に対してレセプト(診療報酬請求書)を作成し、支払機関に提出します。そのため、医療保険制度や診療報酬請求、疾患に対する知識が必要です。
また、医療事務が働く医療機関では、施設に来る人も病気を患っている患者であるという違いがあります。そのため、接するときにはより患者の体調に気遣った対応を行う必要があるでしょう。
対して、健診センターに訪れる受診者は基本的に健康な方です。医療事務のように気遣いのある対応も大切ですが、よりホスピタリティが求められる場合もあるようです。
健診センター事務に向いている人は?
仕事内容や医療事務との違いも踏まえて、健診センター事務にはどのような人が向いているのでしょうか。
接客スキルがある人
健診センター事務には、接客スキルがある人が向いています。健診センター事務は、受診者と接する機会が多くあり、ホスピタリティも必要です。予約時の電話対応から、当日の受付や案内、会計まで、受診者がスムーズに健診を受けられるように、コミュニケーションを取ることが求められるでしょう。診療報酬請求や疾患についての知識がなくても業務が進められるため、医療系の仕事が未経験の方にもおすすめです。
PCスキルがある人
健診センター事務には、PCスキルも求められます。予約時に患者情報や検査項目を入力したり、受付や会計などもPCで入出力を行ったりします。難しい表計算やマクロなどのスキルは求められませんが、1日に何人もの情報の入出力を行う以上、ある程度タイピングの速度が求められるでしょう。
ライフワークバランスを大切にしたい人
健診センター事務は、ライフワークバランスを大切にしたい人にも向いている職種です。健診センターは健診の受付時間や検査時間が決まっているうえ、検査が長引くことはあまりないため、残業がほぼありません。センターが休みの日も決まっているため、育児や介護と仕事を両立させたい人に向いているでしょう。
健診センター事務はきついながらもやりがいが得られる
- 健診センター事務は受診者が多いときは忙しくなるためきついこともある
- 健診センター事務は予約受付や発送業務、請求業務などを行う
- 健診センター事務は、接客スキルやPCスキルがある人が向いている