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高齢者のQOL向上に貢献!介護現場を支える組織

本記事では、高齢者のQOL向上に貢献する2つの組織をご紹介します。株式会社メトスは、入浴を通して心身の癒しを提供する介護浴槽を開発・販売。リアル野球盤協会は、誰でも手軽に楽しめるスポーツレクリエーション「リアル野球盤」を普及し、運動機能の維持・向上を促進しています。
一見異なる分野の両者ですが、共通するのは「楽しみながら健康寿命を延ばし、心身ともに豊かな生活を支援する」という思いです。日々のケアに新たなアイデアを取り入れたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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株式会社メトス

「人の心と体をあたためる」をモットーに、製品・サービスを提供する株式会社メトス。1947年の創業以来、「温浴」「暖炉・薪ストーブ」「福祉」の三本柱で事業を展開し、時代と共に変化・成長を遂げてきました。 SDGsや環境問題にも着目し、「住」に関わるプロとして持続可能な未来の実現にも貢献しています。

福祉事業では、介護浴槽の製造・販売・メンテナンスを一貫して行い、顧客ニーズに応えています。介助する側の負担軽減だけでなく、入浴される方の視点も大切にした介護浴槽を開発している同社では、「より多くの人にお風呂を楽しんでほしい」という思いから、モンチッチとのコラボレーションも実現。モンチッチは50周年(2024年時点)を迎えたキャラクターで、インバウンドや20代の人たちの間では、第2次ブーム中です。第1次ブームを知っている世代のファンも根強く、ちょうどその世代は介護が必要になる時期を迎えています。
モンチッチはまさに“ユニバーサルデザイン”なキャラクター。「介護される方々にとってお風呂の時間が楽しみになること」「介護されながら入浴する不安を馴染みのあるキャラクターによる癒やしの時間に変える」といった思いが込められています。

穏やかな入浴を提供できる移動式のリフトバス「エリーゼ・ロス」

「エリーゼ・ロス」は、入浴介助の負担を軽減し、必要なとき、必要な場所で必要な方に寝浴を提供できる、かつてない浴槽です。
座位保持が難しい方や看取り期の方など、さまざまな入浴シーンで活躍します。大掛かりな工事は不要で、既存のシャワー設備があれば、すぐに導入可能です。

移動式のリフトバス画像
▲画像提供:株式会社メトス


同製品は、寝たきりの方でも横になったままスムーズに入浴できる独自機能を搭載。姿勢保持が難しい方や看取り期の方に、温かい寝浴を提供し、QOL向上に貢献します。
移動キャスター付きで、環境によっては居室での入浴も可能。浴室への移動による利用者の体力低下を防ぎます。また、浴槽の高さ調整機能により、洗体介助や移乗時の介助者の負担を軽減し、腰痛予防にも繋がります。

リフトバスの操作画像
▲画像提供:株式会社メトス


操作は、シンプルで簡単。3つのボタンで浴槽の高さやマットベットを調整でき、ボタンは押しているときのみ作動します。非常時は指を離すだけで停止できるので安心です。腹部と足首には転落防止ベルトも備え、入浴中も安全です。マットベットは、跳ね上げ式で清掃しやすく、衛生面にも配慮されています。
同製品は、1回の充電で約34回の昇降、約10人の入浴が可能です。バッテリー残量表示付きで、急な停止の心配もありません。

利用者と介助者の双方にとって優しい設計の同製品。入浴ケアの負担を軽減しながら、利用者の尊厳を守り、快適な入浴を提供します。
介護の質向上と、よりゆとりあるケアの実現を目指す方は、同製品の導入を検討してみてはいかがでしょうか。詳細は、ぜひWebサイトをご確認ください。

■詳細情報
株式会社メトス
エリーゼ・ロス

リアル野球盤協会

リアル野球盤協会は、「リアル野球盤」を通して健康づくりと地域活性化への貢献を目指す団体です。リアル野球盤とは、卓上の野球盤の基本はそのままに、人が動いて楽しむレクリエーションゲーム。楽しみながら運動効果を高め、子供から高齢者まで誰でもプレーできます。
1998年に開発者の鈴木久雄氏が、つまらなそうに散歩する高齢者の姿を見て「楽しみながら運動できるものがあれば」と思いついたことがきっかけで開発が始まり、2005年に「リアル野球盤」と命名。試作と改良を経て、2009年に個人事業「レクール舎」としてスタートし、2010年に普及活動のため「リアル野球盤協会」が発足しました。
現在、全国の高齢者施設やイベントで楽しまれ、プロ野球チームとの連携や被災地支援、障害者施設支援など社会貢献活動にも力を注いでいます。

長寿社会を応援!楽しみながら運動できる「リアル野球盤」

「リアル野球盤」は、ボールを打ち、走塁することで、楽しみながら運動機能の維持・向上を図れるゲームです。

リアル野球盤画像
▲画像提供:リアル野球盤協会


基本ルールは、卓上野球盤とほぼ同じ。ピッチャーが投球器からボールを転がし、バッターがスティックで打ち返します。ボールの行方でヒットやアウトを判定し、成績次第でバッターは体力に合った方法で塁へ進みます。また、ランナーは塁上の椅子に座って待つことも可能です。体力に自信のない高齢者や障がいのある方も安心して参加できます。

同ツールの魅力は、柔軟性。30人程度なら3チームに分かれて「打つ・守る・応援」をローテーションする巴戦形式も可能です。少人数・狭いスペースでもアレンジ次第で楽しめます。例えば、スタッフが投球・守備を担当し、利用者は打撃に集中する形も可能です。

また、同ツールは反射神経のトレーニングにもなると考えられています。転がるボールを打つ動作は、動体視力や反応速度の向上に繋がり、転倒予防にも役立つでしょう。
さらに、子どもから高齢者まで、誰もが簡単にルールを理解し、一緒に楽しめるので世代間交流にも最適です。さまざまな世代の方と触れ合うことで、高齢者の生きがいや楽しみにも繋がります。

導入事例

さまざまな施設で活用されている「リアル野球盤」。導入先での活用の様子を紹介します。

  • 準備や実施が簡単
    ある市のシニアクラブでは毎月2回実施。全員で準備・撤収を行い、各自役割を果たしています。ゼッケンや得点表、応援用太鼓などを用意し、より楽しめるよう工夫を凝らしているそうです。

  • 男女問わず楽しみながら介護予防
    ある市町の社会福祉協議会ではふれあいサロンで活用。「老若男女問わず交流できる」「介護予防の要素がすべて含まれている」と好評で、男性も積極的に参加してくれるそうです。

  • 多世代で楽しめる
    ある医療生活共同組合では、組合員(60〜70代)の班会や地域イベント、職員研修、親子教室などで幅広く活用。「ルールが簡単」「足腰が悪くても大丈夫」「野球未経験でも楽しめる」と好評で、世代間交流も深まっているそうです。室内でできるので、雨天時にも行いやすいとの声も寄せられています。

バンザイと笑顔の画像

▲画像提供:リアル野球盤協会


また、発祥の地である静岡県島田市では、年に1回、リアル野球盤大会を実施。2024年には8回目が開催され、地域活性化に貢献しています。「やっと目標だった優勝ができた」とのうれしい声も挙がっていたそうです。

このように、同ツールは楽しみながら運動機能を高め、世代間交流を促進する、長寿社会にぴったりのレクリエーションゲームです。施設のレクリエーションに取り入れれば、利用者の笑顔と健康増進に繋がるでしょう。

■詳細情報
リアル野球盤協会
リアル野球盤

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