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介護士の服装選びのポイントは?おすすめアイテムや注意点も紹介
6 days ago
「介護士の服装選びのポイントがよく分からない」という方もいるでしょう。私服で働く介護士の場合、服装は動きやすいものや機能性・安全性の高いものを選ぶのがポイントです。この記事では、介護士におすすめの服装について紹介します。服装選びや身だしなみで注意するポイントについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
介護士の服装を選ぶポイント
介護士の服装は、制服が支給される場合もあれば、私服で勤務する場合もあります。施設によっては、トップスのポロシャツやTシャツは支給され、ボトムスや靴は自分で用意するといったケースもあるでしょう。ここでは、介護士の服装選びのポイントを5つ紹介します。
動きやすさ
介護士の服装選びでは、「動きやすさ」が大切なポイントとなります。介護士は、業務のなかで身体を動かすことが多い職業です。服や靴の生地が硬い場合、疲れやすかったり、作業がしにくかったりして、業務に支障が出ることもあります。服や靴の素材は、柔らかいものやストレッチ素材のものを選ぶと良いでしょう。靴は履きなれたものにするのもおすすめです。
機能性の高さ
介護士の服装で大切なポイントは、「機能性の高さ」です。前述のとおり、介護士は身体を動かすことが多く、特に夏場は汗をかく機会も多いでしょう。冬場であっても、暖房の効いている施設内での介護は全身を使うため、汗をかきやすい環境であるといえます。そのため、介護士の服装では、速乾性や通気性のあるものを選ぶのがおすすめです。
また、水回りの業務や汚れが付きやすい業務が多い場合は、撥水性のある素材のものを選ぶのも良いでしょう。業務内容に合わせて、服装の機能性も選ぶことが大切です。
安全性
介護士の服装には、「安全性」も必要です。身体介護を行う場合、介護士は利用者と非常に近い距離で接します。そのため、普段の生活では危険性を伴わないものであっても、介護を行う場面では安全性に欠けてしまう場合もあるでしょう。
たとえば、介護士の服装にボタンやファスナーが付いている場合、利用者の肌を傷つけてしまったり、髪の毛が引っかかってしまったりする危険性があります。このようなリスクを避けるため、介護士の服装は、過度に装飾が施されていないシンプルなものを選びましょう。
また、安全性の観点では、服のサイズ選びも大切です。服が大き過ぎる場合、余った生地が物に引っかかってしまったり、ボトムスの裾を引きずることで転倒してしまったりする危険性もあります。安全に介護を行うためにも、身体のサイズに合った服装を選びましょう。
清潔さ
介護士の服装で非常に大切なのが「清潔さ」です。どれだけ丁寧に介護ケアを行っていても、服装が乱れていたり汚れていたりすると、利用者に不快感を与えてしまいます。また、服がしわだらけであったり、靴下に穴が開いていたりする場合、だらしない印象を与えてしまうでしょう。介護士は人と接する仕事であるため、清潔さには十分に気を付けて服装を選ぶことが大切です。
印象の良さ
印象の良さは、介護士の服装選びで大切にしたいポイントです。服装の色は、顔全体の印象に影響を与えることがあります。
介護の現場では、爽やかさやあたたかさといった印象を与えられる明るい色のトップスがおすすめです。淡い色であれば、汗が目立ちにくく、汚れにも気づきやすいなどのメリットもあります。
介護士が服装や身だしなみで注意するポイント
介護士の服装を選ぶポイントを紹介してきましたが、服装選びや身だしなみでは注意が必要なポイントもあります。下記の4つのポイントもチェックしましょう。
全身黒色は避ける
介護士の服装では、全身黒色の服は避けたほうが良いでしょう。黒色は、喪服や死を連想させる色であるとして、介護の現場では好まれない傾向があるようです。
一方で、暗い色は落ち着いた印象を与えられるため、制服や服装の規定として選ばれるケースがみられます。暗めの色を取り入れる場合は、ネイビーやグレーにしたり、トップスかボトムスのどちらかは明るい色のアイテムを選んだりすると良いでしょう。
装飾の多い服は選ばない
装飾の多い服は、介護士の服装には適さないでしょう。前述のとおり、ボタンやファスナーなどは引っかかるなどして利用者に怪我を負わせる要因になりかねません。室内用の羽織でも、ファスナーやボタンが付いていないものを選ぶと良いでしょう。
トップスでは、ボタンホールの部分(前立て)が二重になった比翼仕立てのものを選ぶと、ボタンが利用者の顔や身体に直接当たることを避けられます。ボタンが付いているものでも、数が少ないものや素材が硬くないものなど、利用者の目線で危険性がないかを確認して選ぶことが大切です。
匂いに気を付ける
身だしなみの面では、匂いに気を付けることも大切です。香水はもちろんのこと、匂いが強い洗剤や柔軟剤、消臭ミストの使用も避けたほうが良いでしょう。可能であれば、無香料のものを使うのがベストです。利用者のなかには、強い匂いが苦手な方や、香りに敏感な方もいると考えられます。シャンプーや整髪料も、なるべく匂いが残りにくいものを選ぶのがおすすめです。
髪や爪を清潔にしておく
髪や爪を清潔にしておくことも、介護士の身だしなみで気を付けるポイントです。服装選びのポイントでも述べたとおり、利用者との距離が近い介護士にとって清潔感があることは非常に大切です。服装だけでなく、髪や爪などまで清潔に保つことを意識しましょう。
特に爪は汚れが溜まりやすいうえ、利用者の目線にも入りやすい部分です。手を洗う際は、爪の汚れが残っていないか、こまめに確認しましょう。
髪の毛が落ちたり、自分の目や利用者さんにかかったりするのも良くない状態ですので、髪が結べる長さの介護士は髪を1つに結ぶことをおすすめします。髪の毛がさらさらと動かないように、可能であれば団子状にまとめると良いでしょう。前髪が目にかかる場合は、サイドに寄せてピンでとめると邪魔になりません。
施設別にみる介護士の服装
勤務する施設によって、介護士の服装の傾向は異なる場合があります。介護士の服装の傾向を施設別にみていきましょう。
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)は、65歳以上かつ原則的に要介護3以上の認定を受けた方の入所を受け入れている施設です。食事介助や入浴介助などの身体介助を行う機会が多いため、動きやすさを重視した服装が選ばれる傾向があります。制服の場合でも、立ったりしゃがんだりしやすい素材が使われていることが多いようです。
有料老人ホーム
有料老人ホームのなかには、高級ホテルのような施設や自宅のようなアットホームな雰囲気のある施設など、コンセプトや伝えたいイメージを設定していることがあります。そのような施設では、介護士の服装もコンセプトに合った服装の規定があったり、制服が準備されていたりすることも多いようです。
デイサービス
要介護度が比較的低い方の利用が中心であるデイサービスでも、動きやすさや機能性の高さを重視した服装が選ばれているようです。リハビリを行う機会が多い施設では、介護士も利用者のサポート役として身体を動かすことがあるため、速乾性のあるポロシャツやジャージなどが制服となっている場合もあります。
訪問介護
訪問介護で働く介護士は、利用者の居宅で介護ケアを行うため、きちんとした印象を与えるような服装が好まれています。襟付きのポロシャツやチノパン、ストレッチ素材のパンツなど、比較的フォーマルな印象の強いものが選ばれることも多いようです。また、靴を脱ぐ機会が多いため、清潔感のある色の靴下や着脱しやすい靴を選ぶ必要もあるでしょう。
介護士におすすめの服装
ここまで、介護士の服装選びで大切なポイントや施設ごとの服装の傾向について紹介してきましたが、実際にはどのようなアイテムを選べば良いのでしょうか。
ここでは、介護士の服装におすすめのアイテムをジャンルごとに紹介します。服装選びの参考にしてみてください。
トップス
介護士におすすめのトップスはポロシャツです。ポロシャツは襟が付いているため、きちんとした印象を与えられるうえ、機能性が高いものが多く、身体を動かす機会の多い介護士の服装には適しているでしょう。
速乾性や通気性があるものならば、汗をかいた際や汚れが付いて洗濯をした際もすぐに乾くというメリットもあります。ポロシャツは素材や機能性の種類も多く、自分の働き方にあったものを選びやすいでしょう。
ボトムス
介護士のボトムスは、チノパンやジャージ素材のものがおすすめです。よりフォーマルな印象を与えたい場合は、チノパンを選ぶと良いでしょう。
特にジャージ素材のボトムスは動きやすく、身体介護の多い施設などで働く方にはおすすめのアイテムです。なかには、ボタンやファスナーが付いていないものや、身体にフィットするすっきりとした形のものもあります。丈の長さや幅に気を付けて、カジュアルな印象が強くならないようなシルエットのものにすると良いでしょう。
靴
介護士の靴でおすすめのアイテムは、スニーカーやスリッポンです。紐が付いたスニーカーは足にフィットするため脱げにくく、長時間動いても疲れにくいなどのメリットがあります。メッシュ素材のものや靴底が柔らかいものなど、業務の内容に合った機能性を備えたスニーカーを選ぶと良いでしょう。
紐が付いていないスリッポンは、入浴介助が多い施設や訪問介護など、靴を着脱する機会が多い介護士におすすめのアイテムです。比較的重量が軽いものが多いため、足への負担もかかりにくいでしょう。
そのほかのアイテム
そのほかに介護士におすすめのアイテムは、エプロンやウエストポーチです。エプロンは、食事・入浴の介助や水回りの清掃業務など、汚れが付きやすい作業を行う際に着用することがあります。そのため、撥水性のあるものや着脱しやすい形のものを選ぶと良いでしょう。
また、持ち運ぶ荷物が多い場合は、ウエストポーチの使用がおすすめです。荷物を入れるのに服のポケットを使用した場合、荷物が落ちて怪我の原因になるリスクがあったり、入れる物の大きさによっては動きにくく、業務に支障が出たりすることがあります。ウエストポーチであれば腰に固定でき、荷物が多い場合も比較的安定するため、斜め掛けのポシェットなどを使用するより邪魔になりにくいでしょう。
介護士の服装は機能性や安全性の高いものを選ぼう
- 介護士の服装は制服や私服、求められる雰囲気など、施設によって規定が異なる
- 介護士の服装選びは、安全面や与える印象など利用者目線で考えることが大切
- 介護士の服装は、勤務先で行う業務の内容に合ったものを選ぶと良い
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