患者の安全を守ることはもちろん、看護師自身も安心して働ける環境こそ、質の高い医療を提供するうえで不可欠です。本記事では、医療現場の課題解決や安全性の向上に貢献するサービス・製品をご紹介します。ぜひ、ご一読ください。

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株式会社JMDC

株式会社JMDCは、「健康で豊かな人生をすべての人に」というミッションを掲げ、医療ビッグデータを活用して社会課題の解決を目指す企業です。2002年の設立以来、データとICT技術の力で、個人の健康維持・管理から医療システムの最適化まで、幅広い領域でヘルスケアの未来を切り拓いてきました。サステナビリティを重視した事業活動を通じて、持続可能なヘルスケアシステムの実現に貢献しています。

メンタルヘルス対策と職場環境改善をサポートするサービス「cotree for Biz」

高い緊張感を強いられる医療の現場で働く看護師にとって、自身のメンタルヘルスケアは非常に重要な課題でもあります。しかし、多忙な業務や不規則な勤務形態から、ケアを後回しにしてしまう人も少なくないのではないでしょうか。
そうした医療・福祉従事者が抱える心の負担を軽減し、職場環境の改善をサポートするために開発されたのが、法人向けオンラインカウンセリングサービス「cotree for Biz」です。最大の特徴は、利用者が心から信頼できる高い専門性と、それを支える安全性が両立されている点にあります。

約220名のカウンセラーが登録されており、今では国内トップクラスのカウンセリングプラットフォームへと成長。カウンセラーの約7割が臨床心理士や公認心理師の有資格者であり、実務経験3年以上、セッション実績100件以上という厳しい基準をクリアした専門家のみが在籍しています。ユーザーが簡単な質問に答えるだけで最適なカウンセラーが推薦される「マッチング診断」により、自身に合うカウンセラーをスムーズに見つけることが可能です。

また、採用後もカウンセラーの質を定期的にチェックする体制を整えている点も魅力の一つ。安心して悩みを相談できる環境が保証されていることから、ユーザー満足度は2024年1月時点で95%を達成しました。さらに、サービスはオンラインで完結し、音声・テレビ通話・テキストによるやり取りができる利便性の高さも注目を集めています。時間や場所を選ばずに利用できる手軽さは、多忙な看護師にとっては大きなメリットといえるでしょう。

導入事例

実際に実施した企業や医療・介護施設の事例として、導入のきっかけや選んだ理由、活用後の声などをご紹介します。

• 導入のきっかけ
  ・休職者の増加を背景に、従業員のメンタルヘルスケアに重点的に取り組む必要性を認識したため
  ・サービスの質を向上させ、従業員に安心して長く活躍してもらうため、心身の健康維持が不可欠と考えたから
  ・業務だけでなくプライベートな相談も含め、従業員が気軽に駆け込める専門の相談窓口もあると良いのではと感じたため

• 同サービスを選んだ理由
  ・「書くカウンセリング」が受けられるのが魅力的だった
  ・費用負担が少なく、柔軟に調整できるので導入しやすかった
  ・安全性やカウンセリングの質の高さを感じた

• 従業員の反応
  ・「継続して使いたい」というポジティブな反応が多く見られた
  ・大きなコストや工数をかけずに今後の取り組みを明確化できた
  ・同僚や家族に相談できないことを言語化して解決できる点が良い

質の高い看護を持続的に提供するためには、自身の心の健康を守ることが欠かせない基盤となります。日々のストレスや悩みを一人で抱え込まず、専門家のサポートを活用することも一つの有効な手段です。個人のセルフケアと組織的なサポート体制が揃うことで、より安全で質が担保された医療現場が実現するでしょう。

■詳細情報
株式会社JMDC
cotree for Biz

株式会社シナジーエス

株式会社シナジーエスは、医療機関向けに院内物流を効率化する製品を開発・製造・販売している会社です。キャビネットやカート、点滴スタンドなど、現場のニーズに合わせた多様なハードウェアを提供。自社ブランド製品のほか、OEM供給や別注品にも対応しており、医療現場に幅広く貢献しています。また同社では、貨物運送事業も展開し、物流に関する包括的なサポート体制も構築しています。

医療現場の課題を解決！患者と看護師を守る「与薬カート」

医療の現場で活躍する看護師の方々は、患者へ安全で質の高い医療を提供するため、日々尽力されています。そのなかにおいて、病棟勤務の看護師は、薬剤の取り違えや与薬忘れといったヒューマンエラーの予防に余念がないことでしょう。しかし、リスク回避を図りつつ、限られた時間内で効率的に業務を遂行するのは、少なからず負担もあるようです。

同社のSEMINAS（セミナス）シリーズ「与薬カート」は、そのような課題を解決に導く製品として開発されました。現場の声を参考に、ヒューマンエラーの予防、業務の効率化、使い勝手の良さを追求した仕様は、患者と看護師を守るツールとして注目されています。

持参薬もたっぷり収納！安全性と使い勝手の良さが特徴

さまざまな工夫が凝らされている「与薬カート」は、現場に多くのメリットをもたらしています。その特徴と魅力を詳しくご紹介します。

• 抜群の収納力
  1つの引き出しに患者1人分の定時薬を1週間分＋1日分、そして持参薬もまとめて収納できる点が最大の特徴です。都度、薬剤を取りに行く手間を省き、投薬業務を大幅に効率化。持参薬も一緒に管理することで、患者ごとの薬剤管理が一元化され、よりスムーズな与薬作業を実現します。

• 安全性へ配慮
  引き出し前面には「号室カード・名札カード」を挿入、引き出し内には「曜日別・時間帯別の配薬ケース」がセットできます。個人情報と薬の確認をしやすくすることで、取り違えや与薬忘れのリスクを軽減します。また、全引き出しをロックできるロットバーを装備し、薬剤の保管も強化。一貫して安全性の高い与薬業務をサポートします。

• 優れた使い勝手
  大径のキャスターを採用することで、スムーズで安定した搬送を実現。動かしやすいのはもちろん、移動中の事故リスクも低減します。また、転がり止め構造の天板にはカセッターや備品を載せることができ、業務効率をさらに向上させます。

• 豊富なサイズとカラー
  複数のサイズ（列・段）を揃えており、各病棟のニーズに最適なカートが選定できます。カラーは、ホワイトが標準色。ピンク・ブルー・グリーン・イエローは別注色として対応中。

病棟の雰囲気に合わせて選ぶことで、看護師だけでなく患者の方々にも明るい印象を与え、カートの管理もしやすくなるでしょう。また、オリジナルカラーの相談も受け付けています。ご希望の場合は同社へお問い合せください。

「与薬カート」は、患者の安全を守り、看護師の負担を軽減するために開発された、まさに現場のための製品です。日々の業務をよりスムーズに進めたい、安全な医療を提供したい、そう願う看護師の心強い味方になると期待できます。

■詳細情報
株式会社シナジーエス
与薬カート

有限会社グッツール

医療現場の安全を確保するため、安全・安心・便利な製品の開発と提供に尽力している有限会社グッツール。「グッツール」という社名には、「good tool＝良い道具」を提供することで社会に貢献したいという思いが込められています。1998年の設立以来、現場の声を汲み取り、ブラッシュアップを繰り返し、ニーズに応える製品開発に注力。実用性と安全性を兼ね備えたオリジナル製品を提供し続け、医療現場の安全性向上に貢献しています。

針刺し防止に！針捨て容器「キーパー２Ｃ」

医療現場では、使用済みの注射針による針刺し事故が大きなリスクとなっています。同社の「キーパー２Ｃ」は、ただ針を捨てる入れ物ではなく、針刺し事故を防ぐための製品です。

製品のこだわり

以下では、同製品のこだわりや工夫をご紹介します。

• 持ちやすい取っ手
  注射や採血の際に、必ず持って行く針捨て容器。安全に持ち運びやすいようにしっかりした取っ手がついています。

• 色で分かるロック状態
  何度も開閉できるフタは、最終処理の際にツメを差し込むだけでロックがかかります。ロックされるとツメの緑色の部分が見えなくなるので、ロック状態を一目で確認可能です。医療従事者は安全に廃棄ができ、清掃作業員も安心して回収できます。

• 一目で分かる使用限度（FULLライン）
  投入口と背面から使用限度が分かるFULLライン。最終ロックのタイミングが分かり、入れすぎによる針刺しを防ぎます。同製品は、半透明でどこからでも使用量を確認可能です。

• ペン型インスリン注入器用「リキャップホール®」
  インスリン針のケースを立てて置ける仕様になっています。片手で簡単にでき、複数の患者を介助する際も、ペンが不衛生になりません。交差感染の心配がなく、安心して使うことができます。

• 針外し機能
  差し込み口に注射器を差し込み、安全かつ簡単に針を外すことができます。スリップタイプ、ロックタイプどちらも使用可能です。また、注射器と注射針を分別することで、針の入る量が増え、コスト削減にも繋がります。

• エコマーク認定取得
  注射針廃棄容器カテゴリーで唯一、エコマークを取得。再生プラスチック原料を使用し、二酸化炭素排出量を削減した環境配慮型製品です。環境負荷が少ないことはもちろん、強度などの安全性や有害化学物質などの含有がないといった基準も満たしています。

針刺し事故のリスクを軽減し、安全性や使いやすさ、環境への配慮を兼ね揃えた同製品。導入を検討してみてはいかがでしょうか。

※「リキャップホール®」は有限会社グッツールの登録商標です。

■詳細情報
有限会社グッツール
キーパー２Ｃ

日本シグマックス株式会社

日本シグマックス株式会社は、人々の健康寿命の延伸に貢献するため「身体活動支援業」を事業ドメインとし、骨や筋肉といった運動器に着目した製品・サービスを提供しています。医療・整形外科分野をはじめ、スポーツ分野などのコンシューマー市場でもトップブランドを展開。流通の枠にとらわれず、生活者視点に立ち、製品・サービスを通じて人々の健康で快適な生活を支援しています。
また、運動器に関する課題は世界共通との認識から、積極的に海外へ展開。日本で培った技術・品質・ソリューションを活かし、世界規模で貢献することを目指しています。

日本シグマックスのポータブルエコー「ポケットエコーmiruco」

同社が提供する「ポケットエコーmiruco」は、携帯性と操作性に優れたポータブルエコーです。
医療従事者にとって、患者の状態を迅速かつ正確に把握することは非常に重要です。エコー機器での診断が有用ですが、大型のエコー機器では持ち運びが難しく使用場所が限られることがあります。ポケットエコーmirucoは小型で持ち運びができるため、在宅医療をはじめ、さまざまな医療現場で活用されています。

製品の最大の特徴は、軽量・コンパクト設計です。プローブ1台とタブレット表示器1台をあわせても500g以下と軽量。白衣などのポケットにも収まるサイズなので、持ち運びに便利です。場所を選ばず、手軽にエコー検査を行うことができます。

プローブは2種類用意されています。同製品の深部向きの3.5MHzコンベックスプローブは腹部や膀胱、肺の確認に、浅部向きの10MHzリニアプローブは、穿刺時の針先や表在の確認に最適です。Bモード画像抽出機能と2点間距離計測機能を搭載し、迅速な診断をサポートします。

操作も簡単で、部位・深さ・体型を選び、確認したいところへプローブを当てるだけの2ステップで画像を取得できます。画像を共有する場合は、Wi-Fi使用環境下であれば、メールなどにて共有可能。また、USB接続でパソコンにも画像保存ができます。
リーズナブルな価格設定も注目ポイントです。エコーの画質や機能を必要最低限に絞り込むことで、低価格を実現しています。

お客さまの声

実際に使用したお客さまから、以下のような声が寄せられています。

• 訪問診療の現場で簡単にエコー検査できるというのはとても良い
• 「エコーが使えることで、より良い看護ができるようになる」と仕事に対するモチベーションが高まった
• 製品がない状況では導尿の判断が推測でしかできなかったが、使い始めてからは画像をふまえて判断できるから患者への負担も軽減できた
• 看護師に安心感を与えるツールである
• 患者やその家族にエコーの画像を見せることで状況を共有でき、メンタルケアとしても有効
• 患者とのコミュニケーションツールとしても活用できる

このように、同製品は医療現場の課題を解決するだけでなく、医療従事者のモチベーション向上や患者との信頼関係構築にも貢献しています。医療従事者と患者の双方にとって大きなメリットをもたらす同製品は、これからの医療に欠かせないツールとなるでしょう。

■詳細情報
日本シグマックス株式会社
ポケットエコー miruco

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