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革新的アプローチで医療コミュニケーションの可能性を広げよう!

17 days ago

『患者さんの気持ちに寄り添い、より良いケアを提供したい』という思いを実現するためのアプローチは多様にあります。そこで本記事では、増加し続けることで社会的にも注目の集まる「子どもの発達障がいの支援」と、医療現場のグローバル化に備える「医療英語」、非言語コミュニケーションの一つとされる「ボディランゲージ」、リハビリの一環として期待が寄せられている「ヨガ」のアプローチ方法に注目しました。

ご紹介するのは、重症心身障がい児とその家族を支えるサロンを運営する団体と、医療英語に特化した学習プログラムを提供する企業、医療従事者向けのボディランゲージ講座を開催する団体、乳がんヨガの普及・指導者の育成に取り組む団体です。それぞれの活動を参考に、患者さんへより良い医療サポートを実現するためのヒントを探ってみてください。

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特定非営利活動法人EPO

特定非営利活動法人EPOは、東京都足立区で設立されました。児童発達支援「ここね」を2016年に開所してから、放課後等デイサービスや障がいのあるお子さんやその保護者、支援者に「遊び・学び・繋がり」の機会を提供する【COCOLON】を運営しています。活動の中心にあるのは「もっと子どもたちとご家族に寄り添いたい」「何かできることはないか?」という考えです。その結果、イベントや家族同士の交流会、福祉施設などで働く支援者の知識・技術向上のためのセミナー、事業所の立ち上げ支援など、幅広い事業を担うようになりました。

家族や支援者同士と繋がり、学びを深められる貴重なコミュニティ「COCOLONセミナー」

COCOLONセミナー
▲画像提供:特定非営利活動法人EPO


COCOLONでは、重症心身障がい児とそのご家族、支援に関わる方々に向けたセミナーを開催しています。実際の支援でとても役立つスキルを学べるものばかりと、高い評価を得ています。例えば、色を使って重度心身障がい児が感じること・選ぶこと・表現することを学べる方法をレクチャーする色彩教育、施設や病院などで「こんなものがあったら障がいのある子の可能性がもっと広がるのに」と感じる「こんなもの」をDIYで作るセミナーなど。その日から役立つものがたくさん企画・運営されています。
どのセミナーも医療・福祉の専門的な知見をベースに、日々の子育て・支援に役立つ実践的なヒントが盛り込まれています。障がい児自身やご家族のリアルな声に触れる機会にもなります。支援者としてのスキルアップになることはもちろん、他の支援者と交流できる貴重な場所にもなり得ます。

  • これまでに参加したことのある支援者の声
    「重症心身障がい児が感じていたことに触れて、気付きを得られた」
    「ご家族がどんなことに悩んでいるか分かって良かった。明日からの寄り添い方に活かします」
    「自分にできることがまだまだあると分かって嬉しかった。もっと頑張ります」

セミナーは主に、東京・篠崎の「COCOLON BASE」で開催されています。内容によってはオンライン開催もあり、地方在住の方も参加しやすいのが特徴です。ご自身の都合に合わせて、今の自分に最適なセミナーに参加してみてはいかがでしょうか。COCOLONのWebサイトからお申し込みいただけます。

COCOLONセミナー風景
▲画像提供:特定非営利活動法人EPO


■詳細情報
特定非営利活動法人EPO
COCOLON

めどはぶ(Medical English Hub)

「グローバル人材を育てる」をキャッチフレーズに、英語の語学習得のための研修を行うNCJ株式会社。グローバル人材育成研修をはじめ、新人研修ビジネスマインドセット、英語・日本文化研修のほか、各種公演や出版事業など幅広い事業を展開しています。
また、実践的な医療英語を学べるオンラインサロン『めどはぶ』を運営し、医療従事者の英語力の向上にも貢献しています。

実践的な医療英語が学べる!めどはぶ(Medical English Hub)の「医療英語学習プログラム」

『めどはぶ』では、実践的な医療英語を学べる「医療英語学習プログラム」を開講しています。
同プログラムの特長は、医療現場で活用できる実践的な英語力を身につけられることです。全13回のカリキュラムで、1回あたり約120分〜180分の授業時間を確保し、医療英語の基礎から実践まで段階的に学習を進めていきます。

プログラムは、海外で活躍中の現役日本人医師や薬剤師がメイン講師を務め、ネイティブ講師と語学アドバイザーがサポートします。海外在住の日本人医療従事者から日本人の目線に立ったアドバイスを受けられるため、広範な英語スキルを習得することが可能です。
また、プログラムでは、英語でのディスカッションや模擬診療、プレゼンテーションといった実践的な課題にも取り組みます。学習スタイルは、チーム学習を基本に、ピアラーニングを目的としたグループコーチングを実施。学習意欲が高まるだけでなく、多様な視点から物事を捉え、医療現場で役立つコミュニケーション能力などのスキル向上が期待できます。
受講後には、現場での医療英語の活用はもちろん、臨床・研究留学、英語での学会発表など、幅広い場面でその成果を活かすことができるでしょう。

また、同オンラインサロンは理想的な学習の場であるとともに、情報共有や交流の場としても最適です。講師陣やチームメンバーとの一期一会は、新たな気づきや成長のきっかけとなり、医療従事者としての視野も広がるでしょう。

医療従事者のオンラインサロンイメージ

受講生の声

医療現場のグローバル化が進み、外国人患者さんと接する機会が増加しています。そのため、多くの医療従事者が「英語での対応力を高めたい」と、医療英語の必要性を実感しているようです。
こちらでは、実際に「医療英語学習プログラム」を受講した方が受講後に感じたリアルな声をご紹介します。

  • スピーキングに向き合う姿勢や勉強法について理解を深めることができた(神経内科医)
  • 英語学習において自分に足りない部分がより明確になり、そのためにどのような学習を続けるとよいか考えるきっかけになった(救急医)
  • 緊張しながらも皆さんの前で医療に関する内容を実践できる機会自体がとても貴重だった(麻酔科医)
  • 英語の医療論文を読むリーディングワークショップで今までにない論文の読み方を学ぶことができた(外科医)
  • ネイティブの人や海外で働く医療従事者が使う実際の英語をしっかり覚える重要性について再認識することができた(麻酔科医)
医療従事者と外国人の会話のイメージ

そのほかに、「学習の習慣化が身についた」という声が多くの受講生から届いています。継続的な学習に課題を感じている方は、ぜひ受講生の声を参考にしてみてください。

■詳細情報
NCJ株式会社
医療英語学習プログラムMedical English Hub(めどはぶ)

一般社団法人国際ボディランゲージ協会

一般社団法人国際ボディランゲージ協会は、ボディランゲージの研究や普及活動を通じて、非言語コミュニケーションによる良好な人間関係の構築を目指す団体です。あらゆる分野で必要とされるボディランゲージのスキルアップトレーニングや人材育成に力を注ぎ、円滑なコミュニケーション社会の実現を目指しています。

同協会では現在、ビジネスパーソン向けの講座に加え、医療従事者、教育関係者、お子さままで、幅広い層を対象としたボディランゲージに関する講座やセミナーを開催中です。さらに、習得レベルに応じた3つの認定資格講座も開講し、認定講師へのステップアップも支援しています。
本記事で注目したのは、言葉によるコミュニケーションが難しい患者さんへの対応に役立てられる、医療従事者向けの講座です。

現場ですぐに発揮できる「医療従事者のためのボディランゲージ講座」

ボディランゲージのイメージ画像

ボディランゲージとは、言葉を使わずに身体の動きや表情、視線などで意思を伝える、非言語コミュニケーションのことです。
医療従事者のためのボディランゲージ講座では、患者さんの気持ちや感情を正確に読み取るための、非言語コミュニケーション術を習得できます。
90分の受講時間で学ぶのは、主に以下の3つの内容です。

  • ボディランゲージ(非言語コミュニケーション)の影響力
  • 患者さんの表情を正しく理解する
  • 患者さんの感情に適切に反応する

より適切なケアを提供するためには、患者さんの表情や視線、仕草などから、言葉では表現できない感情やニーズを理解する必要があります。
そこで有効となるのが、ボディランゲージの知識習得と実践です。無言のメッセージを読み取れるようになれば、患者さんをはじめ、患者家族や医療従事者間での円滑なコミュニケーションも期待できるでしょう。

受講生の声

ボディランゲージ講座受講生の声

ボディランゲージ講座を受講した看護師をはじめ、営業職の方や研究職の方など、多様な職種の方々の生の声をお届けいたします。

  • 相手の言葉に隠された感情やニーズを理解し、より効果的な対話を実現できるようになった
  • 受講後は、より自然で誠実なコミュニケーションができるようになり、信頼関係も築きやすくなった
  • 動作や身振り手振りの少しの変化だけでも、その人の印象が劇的に変わるという発見ができた
  • 性別や年齢、関係性を考慮した微妙なボディランゲージの使い分けを学べた

受講した看護師の方は、「患者さんの希望や期待に応える方法を学びたい」という思いがきっかけだったそうです。受講後には、患者さんの細かな表情や身体の動きなどから発信されるボディランゲージに瞬時に反応できるようになった、と喜びの声が聞かれました。
医療の現場では、患者さんから発信される微細なメッセージを読み取る力も必要ですが、すぐに対応できる実践力も重要になります。非言語コミュニケーション力は、これからの医療現場で活躍する医療従事者にとって欠かせないスキルの一つとなっていくことでしょう。

■詳細情報
一般社団法人国際ボディランゲージ協会
医療従事者のためのボディランゲージ講座

一般社団法人BCY Institute Japan

乳がんヨガの普及に取り組む、一般社団法人BCY Institute Japan。全国各地とオンラインで乳がんヨガ指導者養成講座を開催し、指導者の育成とヨガクラスの普及に尽力している団体です。現在では、講座修了生によるヨガクラスを23の都道府県で開催し、活動の輪を広げ続けています。
同法人が目指すのは、47すべての都道府県で乳がんヨガクラスが受けられる環境を実現させることです。乳がん患者さんだけでなく、他のがん患者さん、また医療者にも安心してヨガを活用してもらえるよう、人材育成と医師監修によるプログラムの充実を目指しています。

こちらでご紹介するのは、乳がん・がん患者さんをサポートする医療従事者にも役立つ「BCY乳がんヨガ指導者養成講座」です。

個々の心や身体の状態にあったヨガの指導法を学べる「BCY乳がんヨガ指導者養成講座」

心のイメージ画像

BCY乳がんヨガ指導者養成講座では、乳がん患者さんご本人やご家族、そして医療従事者などさまざまな立場の方々が乳がん患者さんとヨガについて理解を深めることを目的に、プログラムを提供しています。目指しているのは、乳がん経験者への安全かつ緊張や不安を緩和する乳がんヨガ指導を提供するための指導者の育成です。
同講座では、「乳がんヨガ指導者養成講座 ベーシック講座」「乳がんヨガ指導者養成講座 アドバンスド講座」「がん患者さま向けリストラティブヨガ講座」などステップアップできる講座が展開されています。
安心・安全に乳がん患者さんへヨガを提供したい方は、基本を学べるベーシック講座から順に受講するのがおすすめです。

患者さんに安全なヨガを指導する「乳がんヨガ指導者養成講座 ベーシック」

乳がんヨガイメージ画像

乳がんは、身体的な変化だけでなく、精神的な影響も大きな病気であるため、個々の状況に寄り添ったきめ細やかな指導が求められます。患者さんへリハビリの一環としてヨガを提供する場合にも、個々の心や身体の状態にあったサポートを行うことが必要です。

「乳がんヨガ指導者養成講座 ベーシック」では、安全に指導することを前提とした、ヨガの呼吸法や身体の動かし方など基本スキルを習得できます。さらに、その他の学びとして、医師によるビデオ講座で乳がんの病理に関する知識を深め、治療による身体への影響や心の変化を理解したうえで、適切な指導を行うためのスキルも習得可能。また、ヨガの哲学を元に、患者さんに寄り添うヨガ指導者であるための基本的なスタンスも学びます。

定番のヨガポーズのなかには、身体的な負担になったり、合併症などのリスクを高めたりする動きもあるため、患者さん一人ひとりの心身の状態に合った指導プランの作成も欠かせません。そのため、講座では治療中の方も安心してヨガに取り組めるよう、プランの作成方法についても実践的に学ぶことが可能です。

アメリカでは近年、“乳がんとヨガ”の関係性について活発な研究が行われており、睡眠の改善やQOLの向上などに大きな期待が寄せられているそうです。日本においても今後、ヨガへの注目度が高まっていくことが予想されるでしょう。

■詳細情報
一般社団法人BCY Institute Japan
乳がんヨガ指導者養成講座

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