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介護職の志望動機の例文7選!ポイントや注意点を解説

介護職・ヘルパー転職2 months ago

「介護職の志望動機がうまく書けない…」と悩む方もいるでしょう。介護職の志望動機を書くときは、入職後に自分が貢献できる強みに触れることや経験を盛り込んで書くことなど、ポイントがいくつかあります。この記事では、介護職の志望動機を書くときのポイントや注意点を解説。また、経験の有無や転職目的別に介護職の志望動機の例文を7パターン掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

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介護職の志望動機を履歴書に書く際のポイント

介護職の志望動機を履歴書に書くにあたり、気を付けたいポイントがいくつかあります。ここでは、志望動機を書く際のポイントについて具体的にみていきましょう。

応募先の施設や介護職を選んだ理由を具体的に書く

介護職の志望動機において、「なぜ介護業界で働きたいのか」「なぜこの施設形態で働きたいのか」という点を書くことは非常に重要です。介護職という職業や応募先の施設を選んだ理由について、具体的に書くようにしましょう。

「理由」と聞いて難しく感じてしまう方は、魅力を感じている点を取り上げる感覚で考えるのがおすすめです。施設理念や施設で取り組んでいる特徴的なケアなどを改めて洗い出し、魅力を感じる点を見つけてみましょう。

経験やエピソードを具体的に盛り込む

志望動機や入職後の展望について触れるときには、経験やエピソードを具体的に盛り込むことで分かりやすい文になります。今までの経験やエピソードを書くことで、採用後にどのように活躍するか、担当者は想像しやすくなるでしょう。介護職未経験の方であっても、応募先の職場で役立ちそうな他職種での経験・エピソードを盛り込むのがおすすめです。

自分の強みやPRポイントを盛り込む

より魅力的な志望動機にするために、自分の強みやPRしたいポイントを盛り込むのも有効です。履歴書によっては「自己PR」の欄が別に設けられていることもありますが、そのような項目がほかにない場合は、志望動機内に盛り込むと良いでしょう。

「体力に自信がある」「協調性がある」「コミュニケーション能力が高い」など、経験やエピソードを交えながら、介護の仕事に活かせそうなポイントを述べられると魅力的な志望動機になります。

入職後に自分が貢献できるポイントに触れる

採用担当者は、「この応募者を採用したらどのように活躍してくれるか」を考えながら履歴書を見ています。そのため、入職後に勤務先へ貢献できるポイントについて述べて、志望動機のまとめにしても良いでしょう。

「コミュニケーション能力を活かして、利用者さまとの会話を大切にしながら仕事をしたい」「フットワークの軽さを活かして、どの業務にも積極的に取り組んで更なるスキルアップを目指したい」など、実際に介護職として入職してからどのように働きたいかについて触れられると、より解像度の高い志望動機になります。

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介護職の志望動機の例文7選

志望動機は介護職の経験の有無や直近の状況により、人によって文面が大きく異なってくるでしょう。ここでは介護職の志望動機について、ケースごとの例文を7パターンご紹介します。

介護業界未経験者の志望動機

介護の仕事を経験したことのない方の志望動機は、「なぜ介護職に就きたいと思ったか」について詳しく書くようにしましょう。志望動機の例文は以下のとおりです。

私は元々人と接するのが好きで、飲食店の接客担当として3年勤めておりました。特に、年配のお客さまへお食事をお持ちしたときに、お食事に関係のないことでも話しかけていただくことが多く、そういった交流を嬉しく感じながら働いていました。 そのような中で一人暮らしをしている祖母の認知症や足腰の状態が悪くなり、有料老人ホームに入所することになりました。祖母に会いに施設を訪れたとき、利用者の方とコミュニケーションを楽しみながら笑顔でケアを行っている介護職員の方を目にして、「私も介護業界で働いてみたい」という思いが芽生えました。前職は立ち仕事だったため、体力には自信があります。また、貴施設では資格取得支援制度があることを知りました。まずは介護職員初任者研修の取得を目指しながら、前職で身に付いたコミュニケーション能力と体力を活かしつつ、できることから実践的な経験を積んで温かいケアが提供できる介護職員になりたいと思い、貴施設を志望いたしました。

介護職を選んだ理由だけでなく、「なぜその施設を選んだのか」「どのように活躍できるのか」についても触れられると良いでしょう。介護系の資格を持っていない方は、入職しても利用者の身体に触れる身体介助はすぐに担当できないため、転職の際は資格取得支援制度のある施設がおすすめです。

40代、50代から介護職に初挑戦する人の志望動機

介護以外の分野で社会経験を積み、40代や50代から介護職に初挑戦するという方もいるでしょう。そのような方の志望動機の例文は以下のとおりです。

今まで子育てや専業主婦を挟みながら、事務職や食品加工、レジ打ちの仕事に就いておりました。3年前に義父が認知症となり、有料老人ホームへ入所することになったのですが、担当の介護職員の方が自分と同世代の方で、テキパキと丁寧に義父へのケアを行っている様子を目にしました。ケアを受けている義父の安心した表情を見て、自分も介護が必要な方のサポートを行いたいと思うようになりました。 現在、通信教育で介護職員初任者研修取得に向けての勉強を開始しています。体力面に関しては20代の頃から登山が趣味で、現在でも20kg程度のザックを背負って登頂することもあるため、自信があります。 自分の体力や今までの経験を活かしながら、利用者さまに寄り添った介護ケアの提供を行いたいと思い、貴施設を志望いたしました。

介護職は利用者を支えたり持ち上げたりと、体力も必要になります。そのため、40代・50代の応募者に対して採用担当者が考えるのは、「体力的な負担が大きくないか」という点です。介護職を志望した動機だけでなく、体力のいる仕事でも大丈夫という点をアピールできると良いでしょう。

同形態の介護施設へ転職する人の志望動機

すでに介護施設で働いている方の中で、同形態の介護施設へと転職を考える方もいるでしょう。同形態の介護施設へ転職する場合の志望動機は、どのように書くのが良いのでしょうか。

今まで、介護付き有料老人ホームにて3年間勤務しました。利用者さまとコミュニケーションを取りながらケアさせていただくのが楽しく、やりがいも感じていたのですが、利用者さまが150名以上いらっしゃる施設のため非常に多忙で、利用者さま一人ひとりにじっくりと向き合った介護ができないことが心に引っかかっておりました。 貴施設は1ユニット10名以下のユニット型施設で、アットホームな雰囲気の中でケアが行われていると存じております。利用者さま一人ひとりのご希望に沿って、穏やかな環境でケアが提供できる貴施設で、自分自身の経験を活かした介護を行いたいと思い、志望いたしました。

同形態の介護施設へ転職を希望している方は、今の職場に何かしらの不満があるという方が多いでしょう。上記の例文では「自分の理想の介護を実現するために転職したい」というポジティブな志望動機が述べられています。前職に不満があって転職する場合でも、前向きな理由に書き換えるようにしましょう。

転職回数が多い人の志望動機

介護業界で転職活動をしている方のなかには、転職回数が多い方もいるでしょう。転職回数の多い人の志望動機の例文は以下のとおりです。

私は今までの職歴の中で、施設介護と在宅介護の両方を経験しています。夜勤やオンコール対応も経験しながら、さまざまな要介護度の利用者さまのケアに対応しました。どの施設にいるときも、仕事をするうえで私が大切にしていた共通の思いは、「画一的なケアではなく、利用者さま一人ひとりのそのときに合ったケアを提供すること」です。そのため、貴法人の掲げる「利用者さま一人ひとりに合わせたオーダーメイドのような介護」という理念に非常に共感いたしました。自分の知識や経験を活かしながら、自分の考えに合った介護ケアの提供を長く続けていきたいと思い、貴施設を志望いたしました。

転職回数が多い方に対して採用担当者が思うことは、「うちに勤めてもすぐ辞めてしまわないか」「長く勤める意思はあるのか」ということです。そのため、施設の特徴や理念と自分の考え・スキルがマッチしていること、長く勤めたいと思っていることを盛り込めると、説得力のある志望動機になります。

キャリアアップを目指して転職する人の志望動機

介護職員から資格を取得し、ケアマネジャーや生活相談員になって働くために転職するという方もいるでしょう。キャリアアップのために転職する人の志望動機の例文は、以下のとおりです。

私は元々、ヘルパーとして訪問介護事業所に勤務していました。日常の介護業務にもとてもやりがいを感じていたのですが、同施設に勤務するケアマネジャーの姿を見て、「私もケアプランの作成やアセスメントなど、より専門的な技能を持って介護サービス提供の援助がしたい」と思うようになり、ケアマネジャーの資格を取得しました。居宅ケアマネの業務しか目にしてこなかったため、施設ケアマネとして働くことに不安もありますが、介護職員としての経験を活かしながら、利用者さまやご家族に寄り添ったケアマネジャーとして活躍したいと思い、志望いたしました。

上記は、介護職員からケアマネジャーとして転職したい方をモデルとした例文でした。今の職種と違う職種へ転職する場合は、なぜその職種を目指すのかについて、具体的に記載できると良いでしょう。

介護職のブランクがある人の志望動機

何らかの理由で一度介護職を離れた方が、再び介護職に復帰する場合の志望動機の例文は、以下のとおりです。

私は、4年前まで介護老人保健施設で介護職員として3年間勤務していたのですが、頸椎ヘルニアを発症してしまい、手術と療養のために1年間離職しておりました。休養中も介護職復帰への意欲が無くなることはなく、介護業界の情報誌や本を読んで勉強を続けながら、病気が落ち着いたら身体に無理のない範囲から介護職に戻りたいと考えておりました。今までの経験を活かしながら、今後も可能な限り介護の仕事を続けていきたいと考え、志望いたしました。

ブランクがあった期間と理由は、採用担当者も気になる部分になりますので、できるだけ志望動機内で述べるほうが良いでしょう。ブランクがある方向けの研修プログラムを用意している施設もあるため、研修制度が整っている施設に応募するのがおすすめです。また、ブランクの間にも復職に向けて取り組んだことがあれば、ぜひ志望動機に盛り込んでアピール材料にしましょう。

夜勤がない介護施設へ転職する人の志望動機

身体的な負担などを考慮して、夜勤のない介護施設に転職して介護職を続けたいという方もいるでしょう。そのような場合の志望動機の例文はこちらです。

私は特別養護老人ホームに4年間勤務しておりました。要介護度の高い利用者さまの介護を行う機会が多かったため、基礎から応用的なものまで幅広い介護知識やスキルを身に付けられたのですが、意識レベルの高くない利用者さまや寝たきりの利用者さまが多く、次第に「より利用者さまの日常生活に寄り添ったケアを経験したい」という思いを持つようになりました。デイサービスで働くのは初めてですが、介護のスキルを活かしつつ、利用者さまとのコミュニケーションも大切にしながら生活に寄り添ったケアを行いたいと思い、志望いたしました。

上記のようなケースの志望動機では、「夜勤をしたくないから」という内容を書くのは好ましくありません。今までとは違った介護業務を経験したい、など前向きな動機に書き換えるようにしましょう。

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介護職の志望動機を履歴書に書く際の注意点

ここでは、介護職の志望動機を履歴書に書くときの注意点について紹介します。

給与や福利厚生について触れない

給与アップや福利厚生が充実している施設で働くことを目指して、転職活動を行っている方もいるでしょう。そのような方は、前職よりも高給与を見込めることや福利厚生に魅力を感じたことを、志望動機内では触れないほうが好印象となります。給与や福利厚生を主な志望動機としてしまうと、採用担当者からは「介護の仕事に対する意欲はないのか」と捉えられてしまう恐れもあります。

前職のネガティブポイントを書かない

人間関係や待遇など、前職に不満があって転職活動をしていたとしても、志望動機に「前職が〇〇だったから」と前職でのネガティブポイントを書くのは好ましくありません。採用担当者から、「採用してもまた似たような理由で退職してしまうかもしれない」と思われてしまう可能性があるからです。

「新しい環境で一から介護のスキルを磨きたい」「志望する施設の理念に魅力を感じた」など、ほかのポジティブな理由を探して記載するのがベターな対応となります。

志望動機の例文をそのまま引用しない

転職活動についてのハウツー本やネット記事など、志望動機の例文はさまざまなところで目にできます。ただし、自分の状況に当てはまる例文だからといって、それらをそのまま引用するのはやめましょう。

履歴書に書いた志望動機は、面接でも必ず改めて聞かれます。履歴書に記載した内容が自分の言葉で書かれたものでなければ、面接時に内容が一致しない箇所が出てきてしまうでしょう。より突っ込んだ質問が来たときに、うまく答えられないことも。例文を見つけて「このまま使えそう」と思っても参考程度にとどめておくようにして、自分の言葉で考えるようにしましょう。

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介護職の志望動機の書き方をマスターして転職を成功させよう

  • 介護職の志望動機を書くときは今までの経験を交えながら自分の強みなどを盛り込む
  • 介護業界未経験の方は、なぜ介護職を選んだのかを志望動機に具体的に書くと良い
  • 介護職の志望動機を書くときは待遇面などに触れたり例文を引用したりするのは避ける

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